劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロムのレビュー・感想・評価
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別視点から描いた2作品同時公開!ポケモンアニメ映画第14作
~ポケモントレーナーみゆきは、90点の経験値をもらった!~
2011年に公開されたポケットモンスターアニメ映画の第14作。
ポケットモンスターベストウィッシュとしては初の映画で、ゲームで言うとポケットモンスターブラック•ホワイトに当たるポケモン達が登場します。
また、サトシと一緒に旅をする仲間が一新し、「ポケモンソムリエ」を目指すデントと、「ドラゴンマスター」を目指すアイリスが初登場です。
実は、今回は2作品同時公開で、ゲームのブラック・ホワイトのパッケージにもなっているゼクロム・レシラムのどちらともメインに据えた描かれ方がされています。
この「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム」はゼクロムがメインとなっています。
大地の民と呼ばれる人々の復興を願い、一人で懸命に行動するドレッド。
それは遥か昔にゼクロムとレシラムを使った争いを、伝説のポケモン「ビクティニ」の力でおさめたことが、大地の民のエネルギーの源を抑え込んでしまう結果になったことが発端です。
ドレッドは人々のためだと信念を持ってやっていますが、それは本当に良い結果になるのか。
正義と悪は表裏一体だとポケモントレーナーみゆきは思いますが、見る視点によって良いことと悪いことは紙一重です。
今回の声優界のレジェンド山寺宏一さんの出演は、「モーモント」。
ドレッドを支えるキーとなる人物です。
ストーリーテラーのようになる場面がありますが、この声で語られると聞き入ってしまいます。
ここで、ポケモントレーナーみゆきのひっそり気になるポイント2点。
一つ目は、最強の10歳サトシが振るうパワーと新しい仲間アイリス。
サトシは何度もお話させていただいていますが、最強の10歳。
今回も崖から落下しそうなシキジカ2匹、およそ39kgを片手で持ち上げます。
イメージですが、米10kgの俵4つが落下しそうになっているのを大人でも片手で持ち上げられるでしょうか。
伊達にポケモンマスターを目指していませんね。
そのパワーでビクティニを引っ張りまわしてしまうので、ビクティニも驚きます。
いい加減自覚して欲しいものです。
そんなサトシの新しい仲間のアイリスも超人。
肩に常にパートナーのキバゴ、およそ18kgを乗せた状態で平然と歩いています。
類は友を呼ぶとはこのことですね。
二つ目は、サトシのポケモントレーナーとしてのセンス。
テレビアニメ放送を含め、何年ポケモントレーナーをやっているのかという経験値があるはずですが、水タイプのポケモンに対して、”こうかはいまひとつ”の”ひのこ”をポカブに連発させます。
それには、デントとアイリスも若干呆れ気味。
そんなに”ひのこ”が好きなのかなと思いきや、映画終盤で凍えてしまうようなシーンでは一切ポカブを繰り出さない漢気を魅せます。
ポケモンマスターを目指すサトシの先をいくセンスにまだ追いつけないポケモントレーナーみゆきです。
同時公開の白き英雄レシラムは、また別の視点でレビューさせていただきます。
両作品ともぜひ観てみてくださいね。
★本作のサトシの”キミにきめた”手持ちポケモン情報★
ピカチュウ、ズルッグ、ミジュマル、ポカブ
★大好きなポケモンに例えると★
ゼクロム
ポケットモンスターブラック・ホワイトを象徴する黒きドラゴン。
理想の世界をつくる人を補佐すると言われるポケモンは、世界の壊滅を防ぐことができるのか。
ドレッドがなぁ
ドレッドが下手くそ 肝心な役なのに 怒っても謝っても薄っぺらい 脇役も地上に問題がおきたらまずはドレッドに伝えて レシラムに伝えてどうするか相談しましょう 白と黒を出さないといけないので相談前にポケモンに頼るとは情けない 最後お城をどこへ持っていった もとの土地でも無ければもとの街でもない そこに刺してどうするのか、なんの説明もない 白と黒も空に飛ばして終わりなんの説明もない
グランディアの様な美術!!
無国籍な山岳都市と大地の民のエスニックな服装、メカや古代遺跡のパワーで往年のグランディアのような雰囲気で、この美術レベルで内容はポケモンの一作という域を出ないのが勿体ないです。この頃のサトシは国際化を意識してか褐色の肌で元気なアイリス、白人で控えめな性格のデントと旅をしていて、バランスが取れたパーティだと思います。余計なゲストキャラがおらず、サトシが主体的に物語に関わっていて好印象でした。黒と白の違いは分かりませんが、黒を選んだのに白い竜ばかり出て、黒の印象が無くて笑えます。また、サトシは20年以上旅を続けているのにポケモンマスターになれていませんが、オープニングのナレーションで「心の奥の真実にたどり着くために」旅を続けると言っているのも、結局のところ自分探しの旅だという事で笑えました。
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