カウボーイ&エイリアンのレビュー・感想・評価
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コンセプトがいいのに
本格西部劇で宇宙人とのバトルを描くというコンセプトがとてもいいのに、物語の構成や設定が非常にご都合主義で、コンセプトの志に実力が追いつかなかった印象だった。宇宙人が何のために人間をさらっているのか意味が分からないし、金を取りに来たと言うのもしょぼい。しかし、西部の荒々しさや開放感がとても魅力的に描かれていた。ダニエル・クレイブは人殺しなのにまったく悪人の感じがないのも開放的でよかった。
ベタが際立つ西部劇。
今頃感想を書こうとして(観てからだいぶ経っている^^;)
チラリと評価を観たらまぁ!低いこと、低いこと!(爆)
え?そんなにつまらなかったかしら~?この作品。
オバサンはとっても楽しめたんだけどな~この西部テイスト。
エイリアンなんていうから凄いのが出てくるのかと思ったら、
金を採掘して何に使うんだか分かってんのか!?ぐらいの(爆)
ただむやみに粗暴で残虐なので、やはり闘うしかないんだわ。
カウボーイ&エイリアン(この&、ってのが気になるんだけど)
007&インディ(これを魅せたかったんだよね~きっと)
なんかこう…^^;安易に組み合わせちゃったんだけど、これが
意外と合っているというか、エイリアンって(造型はともかく)
どんなキャストとも違和感なく溶け込めるところがスゴイ!!
まず、あり得ないだろ?的な時代と町に現れておいて、何を
するのかと思えば人間捕獲^^;連れて行かれた人間たちは例の
青い光~(霊○の光とは違う)を見ちゃうと途端に洗脳、あぁ~
あのシーンもこのシーンも、どこかで観たことのある映像ばかり!
なんだけど…面白かったな~、私的に。
そもそも昔の西部劇なんてほとんど皆同じストーリーで同じ結末。
水戸黄門がズバッと印籠でキメるあの番組と同じでございます。
悪役といえばインディアンか、ギャングか、酒に溺れた放蕩息子、
…全部出てきてるんだもの、これには!^^;
だからこの作品も(おそらく)こう終わるんだろうな~的な予測が
できて(高感度の映画を観てハイテク慣れした若者には辛いよね)
ホントに古臭いんだけど、そのベタなドラマ性がハリソンに似合う。
だって~ナニあの、苦虫食ったダラーハイドの顔^^;
冒頭のシーンから彼の老けっぷりと、それでも頑張っている姿と、
ニヤリと含んだ顔と、馬にまたがる姿が、やはりいいな~と思い。
ダニエルは私的にカウボーイにはまるで見えないんだけど^^;
(顔が小さすぎて耳がびよーんと横に出るから宇宙人みたいなの)
終始ニヒルにキメようと頑張っていて、まぁあれもあれで良しと。
エラ役のオリヴィア、名前がエラだけにエラが張ってんな~なんて
思いつつ^^;お前だろ!お前が早く告っておけば(爆)と突っ込んで。
なんかホント、昔の人間があんな空から降ってきたものに襲われて
連れて行かれる~なんて想像もつかないから、ああいう間の抜けた
表情になるんだな、と納得もでき^^;(そこいくとインディアンは凄い)
ダラーハイドと孤児だったナットとのなれそめには泣けた…。これも
ありきたりだけど、こういう繋がりが西部劇には欠かせない要素だ。
何気に全編を通して観応えあるのがドクことS・ロックウェル。
酒場の主人で妻をさらわれて、それから銃の特訓を受けるという…
強いわけでもないのに変わっていくサブキャラを見事に演じている。
西部劇のもう一つの醍醐味は、仲間意識(爆)
人種、差別、偏見を超えて信頼で結ばれた仲間たちが一致団結し、
(弱いもの同士が集まれば強くなって宿敵をも倒せる→荒野の七人)
戦々恐々挑んでいく姿に観ている方も胸が熱くなる。…というわけで
西部劇の醍醐味はなんとなく味わえるけど、エイリアンはイマイチ?^^;
な不思議な作品であることは間違いないのかもしれない。
(保安官も好きだ。神父も良かった。とりあえずみんな出てくるぞ^^;)
アイデアが面白い
カウボーイとエイリアンが戦うというアイデアが面白いと思った。金がエネルギーというアイデアも、映画として見たことが無かったので、それも面白いと思った。オリビア・ワイルドがセクシー。仲間と協力してエイリアンとの戦いに挑むところが良かった。最後の爆破シーンは気分爽快。
コリン星から
カウボーイがエイリアンと
意外な設定 そして 二大スターの顔あわせ
それでもったようなお話
内容はいまいち ツッコミどころはいっぱいあり
だから○級映画クラスってな話ですけど
一番残念なのは、あのヒロインが甦るシーンのカメラワーク
後ろじゃないでしょ(怒)、前がみたいのに(涙)
最近 宇宙人が襲ってくる映画が多いが
きっと
小倉優子が裏切った事が原因に違いない…(涙)
たのむよ ゆうこりん!
ハリウッドの冒険!あり得ない組み合わせ~♪
時は19世紀、舞台はアリゾナ。
まさかの~カウボーイとエイリアンが戦っちゃうSF作品です。
物語は~
左手首に不思議な腕輪をした記憶をなくした男・・。
彼、ジェイク・ロネガン(ダニエル・クレイグ)がたどり着いた町は
非情な実力者ダラーハイド(ハリソン・フォード)に支配されています。
ある夜空に閃光が走り飛行物体が町を襲撃。
ジェイクの腕輪が敵を倒す武器となることがわかり
さらわれた人々を助け出すため、ジェイクやダラーハイドたちは
敵を追跡し始める・・・というストーリー。
エイリアンの襲撃シーンまでは、展開がユルユルで物足りませんが
敵の存在がハッキリして、ジェイクの記憶が戻るあたりからは
ちょっとワクワクしてきます。
奇想天外な設定、ひねりのない脚本ですが
キャストによって助けられてますよねぇ。
さっすが~~~!のダニエル・クレイブ&ハリソン・フォードですぞ。
ハリソン・フォード、まったくの悪人なのか?と思いきや
いやいやなになに、やっぱりイイ所あるじゃん。
そうじゃなくっちゃって安心したりしてね。オホホ~。
エイリアンは、この作品でも、グチュグチュしていてキモいです。
お腹がパクっと開いて触手がコンニチワする系。ヒエ~~~!!!
私の幼い頃の火星人のイメージ、宇宙人はあ~であってほしいケド・・・
怖くなくちゃダメなのよね。ハイ、諦めます。
単純明快でハッピーエンド。う~~~ん・・まずまずといった作品です。
【カウボーイ&エイリアン】星は~2つです。
カウボーイ&エイリアン
一言で‘子供騙し’のストーリー。重厚なジョン・フォードの名作「駅馬車」に突然奇妙奇天烈なエイリアンが出現して白けてしまう。いくら娯楽映画とはいえ、そもそも西部劇にエイリアンは全くの不釣り合い。奇を衒ったその荒唐無稽のストーリーに途中から生あくびが出てしまった。
アイディアが旨く活かされた映画
西部開拓時代に侵略目的のエイリアンが地球に来るなんて、ありそうでなかった映画。
エイリアンを異星人ではなく「悪魔」と認識するなど、当時の人類の限界をそれっぽく演出していたのが良かった。
主人公の過去が次第に明らかになってくることもあり、だれる展開はありません。
しかし主人公の記憶喪失期間(?)が他の捕まった人々に比べて長い気がするのですが、あまりつっこんではいけないのでしょう。
西部劇?
時間調整で上映していたのが、これとスマグラーでした。スピルーバーグとハリソンホードで期待感を持って鑑賞しました。ダニエルクレーブがかっこよかった。話は期待感を持って進んで行きましたが、エイリアンが出てきたら、そのグロテスクさでがっかりしてしまいました。もう少しスマートにえがけなかったのかと思いました。後は見る気がしなくなりました。ハリソンホードは今回存在感がなかった。
これは西部劇だ
現代の地球にエイリアンが現れるのなら、西部時代に来襲してもおかしくないという発想はいい。ただ、最近のどの映画もエイリアンのデザインがグロテスクなのはいただけない。もう少し洗練されたデザインのエイリアンがあってもいいではないか。だいいち、あの形状と性格で、宇宙船だのハイテクなマシンを造りあげるような技術的文化が発展するとは到底思えない。あれではただのモンスターだ。
ただ、敵として野蛮な性格のモンスターがほしいというのは分からないでもない。
ジョン・ウエインが出ていた頃の西部劇は、決闘ものかインディアンものが主流だった。騎兵隊によるインディアンの討伐を描いた通称「騎兵隊三部作」などがそうだ。ただ、これらの作品でもインディアンと交渉するシーンが度々描かれており、インディアンを必ずしも悪役とは描いていない。ましてや昔と違って、娯楽作といえども白人対インディアンという単純な図式は成立しづらい。
そこに人類共通の敵として、エイリアンはうってつけの素材だ。この場合のエイリアンは「E.T.」などと違って、暴力的で人類に対して容赦のないキャラの方が合う。その結果がモンスターのようなデザインに集約されてしまうということなのだろう。
さてこの映画、エイリアン来襲の話だからSFアクションと謳われているが、その実、まっとうな西部劇である。
ふらりと現れたよそ者が、悪いヤツらから町を助け、ひとり静かに町を去っていくというのは西部劇の王道だ。
ほかにも西部劇にはお決まりの、酒場の喧嘩、強い男に成長していく少年、武器を持つ神父などが盛られ、インディアンや列車強盗団も出てくる。もちろん、砂塵舞う町には綺麗どころのご婦人方がいる。キーパーソンのオリヴィア・ワイルドのほかにも、バーの主ドクの妻マリア役アナ・デ・ラ・レゲラが南米系の美しさで魅せる。
ダニエル・クレイグのシャープな動きは、今作でも独特のアクション・スタイルを打ち出し、それをハリソン・フォードが老練な落ち着きでがっちり受け止める。
この作品をSFとして観たら物足りないかも知れない。
けれど、西部劇として観たなら、ガン捌きや馬の扱いを垣間見せつつ、クロマキーによる合成であることを敢えてちらつかせた作風は、「駅馬車」や「アパッチ砦」など往年の名作に対するオマージュが見てとれる。
このところ、「サブウェイ123 激突」や「アンストッパブル」など硬派のアクション映画が続いている音楽のハリー・グレッグソン=ウィリアムズも、これぞ西部劇というスコアをつけている。
可も無く不可も無く
西部劇とエイリアンの組み合わせという事で、取り合えずあまり期待をせずに見て来ました。結論から言うと、期待せずに行って良かった~というところですw。ですのでそれなりには一応楽しめました。
まぁ題名通りにカウボーイ達とエイリアンの戦いなのですが、物凄く無難な作りなってます。良い意味でも悪い意味でも、予想を裏切る事が一切無かったですね。
まぁちょっと方向性は違いますが、プレデターの西部劇バージョンで、更にそれを劣化させた感じというと分かり易いかも。もっと全体的に派手にしても良かったんじゃないかなぁ。戦闘にしても何にしてもいまいち地味なんですよね。もっと、ひゃっほい!的な感じで攻めた作品にして欲しかった。
それとネタバレになっちゃうので、詳しくは言えませんがヒロインについて一言。「おまえ自分の所から、もっとちゃんとした武器持って来いや!」って突っ込みたくなってしまいました。普通にその時代の銃使ってるんだもんなぁw
ダニエルクレイグは正直あまり好きな役者ではありませんが、この作品には良く合ってましたね。ハリソン君については、出演する必要あったか?って思いましたが、久し振りにその姿を見れたので満足です。
色々書きましたが、見て損する作品でもありません。ただ期待して行くほどでも無いです。仕事帰りのメンズデーやレディースデー、もしくはレイトショー利用で見る分にはまぁいいんじゃないかと。
う~ん・・・・
ここに出てくる「エイリアン」は怖いです。前「シガニー」がやっていた「エイリアン」と少し似てます。このエイリアンはお腹から「手」が出てくるけど・・・。でも何となく物足りないです。
マカロニの方がうまい
ロン・ハワードいわくSF西部劇。監督いわくいままで誰もみたことのない世界。前宣はフロシキ広げすぎ。この作品は少し変わった西部劇だ。だって、エイリアンが投げ縄で人間を捕獲するんだもん。
元祖エイリアンはそれまでにない異星生物をみせてくれた。以降のエイリアンの造形に新鮮味はない。ブレイドはバンパイアだったけど口から口がとびだした。あの口の開き方は元祖エイリアンの生まれるところに似ている。今作は口から手が出てくる。まあ、どれも似たようなものだ。
もうけ役はダラーハイドにひろわれ育てられたネイティブ・アメリカン。おいしいところをひろっている。あの役者は「父親たちの星条旗」もネイティブの役でおいしいところをもっていった奴じゃないかな。あと、保安官の孫のこわがり顔がよかった。ジェイクが他人のハットでキリリとしまる。これも映画のいいところ。
真面目な西部劇にエイリアン登場。
「カウボーイ&エイリアン」だんなんて、とんでもない邦題を付けたものだな~と思っていた。
が、しかし、原題も「カウボーイ&エイリアン」だった。
なんなんだ、この作品名は・・・。
直球過ぎるじゃないの。
でも、エイリアンが現代だけに来るとは限らず、西部開拓時代に来ていてもおかしくないよね。
それならそれで、その戦いぶりを中心にするとか。
西部劇要素をふんだんに取り入れ過ぎたように思う。
ダニエル・クレイグのカウボーイは、意外と似合っていた。
汗と土にまみれ、少々キタナイけれど、勇者の威厳あり。
ハリソン・フォードの街を牛耳っている悪い男は、イメージにそぐわず、似つかわしくない。
まあ、良き男ではあったけれど。
ふらりと現れた男が、悪党どもをやっつけるという西部劇のパターンをなぞっている。
クレイグvsハリソン。
ハリソンvs原住民。
親と子。
妻と夫。
絆の描き方も、イマイチだった。
盛り上がらないのだ。
西部劇も、vsエイリアンも面白いのだけど、どちらも中途半端で、ワクワクドキドキの高揚感がない。
≪次はどうなるんだろう?≫が、≪そのままかい!≫だった。
それにしても、
最新の武器を持っているはずのエイリアンって、相変わらず弱過ぎ。
もうちょっと派手でも
西部劇の世界にエイリアンが…。
どうせそんな荒唐無稽な世界観なのだから、もう少し弾けちゃってくれてもよかったとも思うんですが、これが思いのほか真面目。
そこはやはり主演がダニエル・クレイグだからか?
なにをやってもカッコよく、ニヒルでクールになってしまう。
もう少しコミカルさ、軽快さもあってもいいような。
あるいは、アクションにもっと超人的なものを取り入れるとかしてもよかったのかなと。
敵の戦闘機に対して馬で並走し飛び移る…というくらいしか、大きなアクションがない気がした。
あの時代、銃くらいしか武器のないカウボーイたちが、本来なら対抗すらできないエイリアンに対するにあたり、唯一有効な武器があのブレスレットだけだから…というのもわかるけど。それを撃つばかりだしなぁ…。
何かもうちょっとあればと。そのへん、そんな真面目にリアリティ追求しなくてもいいですから…と。
プロデューサーのスピルバーグといえば、インディ・ジョーンズに核爆発を冷蔵庫で防御させちゃうくらいですよ。そんくらいの荒唐無稽さが、この映画にも欲しかったな…という気がしたのでした。わりと宇宙戦争とかの真面目リアル系SFの色を与えてしまったのかと。
ジョン・ファブローも「アイアンマン」でみせたような軽妙洒脱な感じがいきてないなぁ…と思ったのでした。
しかし、ダニエル・クレイグのカッコよさは健在です。
それがこの映画にあっているか否かというだけの問題で。
正直言って微妙
高速で飛び光線を撃ちまくる、超高性能な戦闘機を開発できるようなエイリアンが、姿を現したとたんまるで原始的。
ラガーマンかレスラーみたいに飛びかかったり暴れまくり。あれだけの知能があるはずなのになんでよ。
ストーリーもいまいち、アクションシーンもなんか眠くなった。ていうか実際何回か寝てしまった。
水と油…だけど嫌いじゃない////
ネタバレで書きますね。
結論から言うと、嫌いじゃないです。
おふざけを大真面目に映画にしてるのって好きです。
まぁまずタイトルで「混ぜちゃったから観てよ!」って言ってる訳ですから
観に来てる客はある程度覚悟して観に来てるわけでしょう。
その覚悟が前提なのだから、バッサリ酷評することは出来ないですね。
最も致命的に残念なポイントは、
カウボーイとエイリアンが水と油のように分離していた
ということです。
確かにSF的なニヤっとしてしまう場面もあり、
西部っぽい渋くてかっこいいビジュアルも楽しめる。
だけどエイリアンが出てこない場面では完全に西部劇、
エイリアン出てきたとたんにSFパニック劇。
これはちょっといただけない。非常に残念な点であります。
エイリアンの「SF感」が強すぎるので、無理矢理にでもカウボーイ側にもっと振らなきゃいけなかったんじゃないかと。
どうして、カウボーイvsエイリアンで早撃ちをさせなかったのかと!!
1対1の決闘のシーンがあればわたし80点つけてましたね。
もちろん枯れ草が転がる誰もいない町でね。
うん間違いないわ。面白すぎる。
あと、これも納得できない点なんですが、
結局主人公はカウボーイじゃなくてエイリアンの武器で戦ってるじゃん!と。
そこはカウボーイならではの戦い方で勝利しなくちゃいけないんじゃないか?(一応、インディアンと協力してエイリアンをおびき出したりはしてますけども)
そして、あんなすげー武器を開発する程のエイリアンが、戦う時は何故か獣のように肉弾戦。むう。なぜもっとカッコいい武器とか乗り物を出さないのだ。アイアンマンのファブローたんだから期待していたのに。
あとは、いろいろ細かい部分での矛盾とか、
唐突に美女がエイリアンなのよなんて言い出したりとか、
言いたいことはたくさんたくさんあるんですけど、
最初に言ったように、ある程度覚悟して観に行く映画ですから…
ちまちまとした部分をつつくのはナンセンスですね。
というわけで…
ダニエルクレイグとハリソンフォードのかっこよさ、それからエイリアンのプププなディティール等を楽しむために観てください。
おすすめです。あれ?本当におすすめになってんのかな。
でもでも嫌いじゃないんですよ本当に。
はい。西部劇でしたよ
渋くてカッコいいオヤジさんが大活躍してましたね。「宇宙戦争」の西部劇版かな?
しかし、なんで敵役で出てくる宇宙人は最新技術を持ちながら、毎回アホなんだろう・・・とツッコミ入れてました^^
荒唐無稽を荒唐無稽のままに
この映画、自分は好きですねえ。
在り得ない展開を大真面目に、まるで週刊少年漫画誌的(原作コミックあるんですねw)な強引路線で以って、西部劇&SFコンセプト、インパクトから物語を起こしましたみたいなムリヤリ感。
一見ミスマッチな要素、その組み合わせに臆することなく、荒唐無稽を荒唐無稽のままに、且つコメディ要素は入れず、飽くまでシリアス方向でストーリーをゴリ押してるとでもいいましょうか。
んまあ、本当、ゴリ押しなんですよね。
エイリアンが頭良さそうで実際そうでもないし、謎の美女の正体も「はあ!?」な物語展開が続く中、ダニエル・クレイグとハリソン・フォードが燻銀の渋さで牽引してくれるので、そこら辺が上手く拮抗していまして。
衝撃的真実が明かされる中盤から終盤に掛けてなんか、明らかにトホホ(エイリアンの真の目的、例の武器を手に入れる経緯 等)で、如何にも週刊連載モノの後付け設定感、軽いやっつけ臭まで漂って来るんですけども、そこもダニエル&ハリソンのニヒル演技で押し通してるというか。
何か、この映画のそういったムリヤリ感が好きなんですよね。
アクションだって「戦車VS竹槍」的な展開が胸を熱くさせるし、何だかんだ云ってもキャラクターの掘り下げ方が丁寧で、感情移入させてくれるし。
いやあ、滾りましたよ。満足です。
映画なんざぁSFはSF、西部劇は西部劇ってぇ分けてみるに限る。ゴチャ混ぜにしたらロクな事ぁ無い
ハッキリ云うて中身は予告編で充分。
意外とオーソドックスな活劇で、SFアクションとしても西部劇としても中途半端感がハンパやない。
主演コンビに加え、監督がジョン・ファブローで、製作総指揮がスピルバーグ、製作がロン・ハワードという天下の豪華布陣が何くだらない代物創ってんだってぇバカバカしさを笑うのも映画の楽しみ方の一つかもしれないが、大先輩の『宇宙戦争』がとっくにやらかしてしまってるからね。
あの大コケぶりには、かないっこないよ。
宇宙人が人間を次々誘拐する目的は、地球人の生態系を調査、肉体を解剖するための標本作成なのだが、冒頭から片っ端に問答無用で殺しまくっているんやから、いちいち研究する必要性がサッパリわからない。
この矛盾も『宇宙戦争』で既にツッコミ済みである。
頑丈なUFOにガンマン達の拳銃なんざぁ効くワケがない中、唯一通用する武器は記憶喪失のダニエル・クレイグの手首に装着された謎の腕輪型バズーカのみ。
消去された背景を蘇らせていくのが物語の鍵なのだが、あまりにもバズーカの威力が強過ぎて、どんなピンチでも簡単に切り抜けるから緊迫感なぞ皆無。
インディ・ジョーンズ親分がクリスタルスカルをボンドに譲ってるようなもんじゃねぇか。
水戸黄門の印籠レベルの安心感すら漂う。
しかも、最初はライフルで撃たれても平気やったくせに、後半じゃインディアンが槍で刺したぐらいの攻撃でくたばっちまったのは拍子抜けした。
その決戦自体、おもいっきり地上戦、いや地底戦を繰り広げ、もはや宇宙人である意義すら見失う有り様だから批評の仕様がない。
クライマックスに連れて急激に弱まっていく御都合主義も『宇宙戦争』で実証済みなので、全編通して云えるのは、
「勝手にしやがれ」
の一言である。
こんな茶番なんかより、血ダルマで拘束されたカダフィ大佐のニュース観てた方が面白ぇや。
生け捕りにしたハズなのに何でマイッちまったんだろう?
宇宙人共もそういうミステリアスな恐怖見習って生け捕りにしやがれってもんだ。
相変わらず云いたいこと喚き散らしているテメェが一番残酷な生物やとツッコまれる前に短歌を一首
『愛さらふ 閃光はぐれ 追ふ荒野 道(未知)を貫く 手錠の覚え』
by全竜
娯楽と痛快に欠ける。
途中で明らかになる主人公の過去が,
驚きを伴わない普通そのもので拍子抜け。
感じ悪い大佐が,”実は良い人”
も含めて,主要キャラの人物像が安っぽい。
ただ爆発させるだけのアクションと,
予定調和にしか見えない展開が退屈。
娯楽と痛快が少な過ぎて物足りなかった。
全66件中、41~60件目を表示