ブルーバレンタインのレビュー・感想・評価
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ま、ありがちだよね、見せ方はうまいけど…
男と女の考え方の違いっていうか、恋人同士とか間柄問わず、人間みんなそれぞれだから求めるものも違うし、時と共に変わってゆくのも当然。
お互いが気持ちを素直にぶつけ合うだけが正解ではないことぐらい分かるでしょ。歩みよったり受け入れようよ!2人とも自己中じゃない?!気持ちも分からなくないけど。なんか若いなって思ってしまう。
結婚しても相手は自分のものじゃないし、お互いを認めてあげるしかない。人を動かしたかったらそれなりに考えないと!
人の道に外れた訳でもないんだし、尊重しあえて尚、一緒にいれたら最高だよね。だから無理に一緒に居なくてもよいし、気持ちの問題。
じゃ、どうするかだよ。信頼とか覚悟とか自分も変えてかないと。捨てるのは簡単なのかなぁと。
「本当の愛」っていうと結局、人それぞれだから一口に言えないけど、言えなくていいんだよね。
あの頃感じていたことは錯覚だったのか。錯覚していたからこんな結婚に...
10年ぶりに鑑賞。
あ〜〜〜〜〜〜〜。やっぱ好きだ。
再度見て良かった。それを確認し、噛み締めた。
一瞬として、飽きる瞬間がない。
表情、感情、セリフになってない部分に集中させてくれる映画だ。
見てて気持ちいい。
細やかであるけれど、俳優陣の実力あっての潔さも感じる。
ゴズの作品の中でも、このディーンのゴズがとても好きだ。
もちろん、朝から酒浸りで仕舞いには妻に暴言、暴力沙汰になってしまう姿は魅力的とは言い難い。でもそれ含め、昔のようにいきたくてもいかない一人の人間の葛藤、もどかしさ。
ロマンスだけではない、嫌な部分・憎らしいと思う感情を含めた、そんななんともいえない「愛」と「情」。
それを、この映画は終始絶妙に描いている。俳優陣は演じ切っている。
この映画は終始、セツナい。
輝きと苦しみ、両方の愛の話を見ることになるからだ。
昔の2人の姿、特にゴズ演じるディーンがすごくすごく魅力的だ。おそらく私にとって、映画、ラブストーリーものに出てくる男の中で、ディーンはかなり上位なんだろな。ディーンうわー好きだーとなる部分多々。
個人的にめっちゃタイプなんだろう。
ああいう、気になると思った瞬間の行動力。
辛い状況には全力で寄り添う姿、相手を楽しませようとするサービス精神。頼れる。この人とならこれからの人生、大丈夫だ。
当時のシンディがそう思った瞬間、ってのが、セリフはないけれどひしひし伝わってきて。そういうセリフはないけれど伝わってくる感情、ってのがこの映画には詰まってて。なんともセツナい。
未来(現在)の彼らはより一層、
セリフになってる言葉よりも、言葉になりきらない彼らの表情の方が「真実」だっただろう。言葉にすればするほど、すれ違い、ぶつかり。
そうじゃないのに。
どう伝えれば良いんだろう。
自分の感情が、言葉が、固まる前に相手に投げつけてしまう状況。
そういうのって、あるよなあ。
ディーンのシンディを思う気持ちと、
シンディのディーンを思う気持ちが、
どちらも愛しているのに、それだけでは、いやそれ以外のことが作用してか、うまくいかない時がある。
その、愛情があるのに上手くいかない末期の状況を、ここまで絶妙に表現できている物語が、なんとも言えない。
ゴズも、ミシェル・ウィリアムズも、上手いなあ。
「俳優は、感情のアスリートだ」とアルパチーノが言ってたけど彼らの演はほんと、アスリートの技術を見てるようで気持ちよかった。
どの瞬間も見事なのだけど、個人的に
飼い犬のゴールデンレトリバーが死んで庭に埋めたあと、本気の男泣きをしてるあのディーンの演技。泣きすぎて鼻水出過ぎて、鼻呼吸出来なくなってる状況の感じになってるあれ。あの泣きの感じって、本気で泣かないとあの感じ(もう鼻じゃ何も吸えない鼻パンパンの感じ)にならないと思うんだけど、結構泣いたのか?あの少しのシーンに、どれくらいの時間をかけてあの泣きにもって行ったのか?!
とか、シーンは一瞬だったが、巻き戻して何度か見た。
埋める時にはなんてことなく「作業」として埋めてる感じだったのに、そんなに悲しんでたんかい、となるのも愛おしかったし(ディーン好きだ)背後から抱き寄り添うシンディ、二人の姿がよかった。
争わず仲良さげそうに見える瞬間はどこか自分も嬉しくあった。
自分の実の子どもではないけれど、すごく愛して子煩悩で。
でも本当は自分の子どもも心の底では欲しいと思っている、とか。
せつないね〜
でも、今の夫の状況で2人目ができることは、気が進まないシンディの気持ちもわかるから切ない。愛してないとかじゃない。そういうことじゃない。
愛したいのに、前のように愛せない。
愛してるけど、前とは同じとはいかない。
自分のせいなのか、相手のせいなのか、誰のせいなのか、なんなのか。それがわからなくて、わかってるけどどうしようもなくて、もどかしくて、腹が立って。
でも、愛している。変わらず、愛している。
そして、愛を通り越して憎くなる。
その、心の描写が完璧な映画だ。
最後、あの離れていくシーンも切なすぎる。
本当に切ないでしかない映画だが、すごく愛すべき映画だ。
また観るだろう。これからも観るだろう。
アスリートたちが感情を詰め込んだ、作品。
かっこよかった。
p.s.
ゴズの禿げ方、ほんと絶妙だけど、監督の禿げ方を参考にしたって話
いいよな〜〜笑
絶対禿げ方注視する時間あるもんな、この映画。
結婚とは夫婦とは
夫婦と結婚を
嘘なく超リアルに描いた作品
私からしたらパーフェクトな夫婦に見えるけど
お互い本音を言ってるし
言い合いできる夫婦って良くない?
って感じでした
ディーンのプラトニックな愛と
それに対するシンディの理性が
妙に重なり合ったり離れたりして
もどかしかった
ディーンが女は夢見がちと話すシーンや
シンディがおばあちゃんに朗読するシーン
すべてがストーリーだった
ひっさびさに素晴らしい映画
観た後ご機嫌になるくらい
いや全くそういう雰囲気の映画では無い
むしろ切ないくらいの映画なんだけど
この映画に出会えたこと自体がハッピーすぎて
脚本構成俳優台詞色彩すべてが良すぎて
ほんとに映画に酔った
全く飽きさせないし、素晴らしい。
恋愛映画ではベスト3に入る
こーゆう映画を待っていた
マンチェスター・バイ・ザ・シーを鑑賞して、ミシェル・ウィリアムズの演技に感動し、彼女の他作品を見たいと思い本作を鑑賞。
ストーリーは過去に囚われ、現在でも苦悩している二人の男女を描いたもの。
偶然か、マンチェスター・バイ・ザ・シーに通ずるものを感じた。一つめは過去に囚われ、現在も生活している主人公を描いていること。拭えない過去の出来事が現在にどう影響しているかがわかる。
二つめは回想シーンの滑らかさ。現在のキャラの心につっかえるものを滑らかな回想を通して、過去と現在を照らし合わせている。
カメラワークや情景描写が良く、特にラストシーンは最高であった。音楽をあまり使わない演出もマッチしていたし、どこかニヒルなのに情熱的でもある夫役を演じたライアン・ゴズリング、過去の悲惨な出来事を挟んだ2つのキャラを演じたミシェル・ウィリアムズには脱帽であった。
どちらかというと恋愛映画というよりヒューマンドラマの要素が強いようにも感じる。どうなるのか読めない展開がとても良い。
どうしてこうなった…
上手くいかない夫婦生活が、昔2人が出会った馴れ初めの回想シーンが途...
二つの愛
メーガン!メーガン!
シンディ…なぜなんだい?!
バレンタイン用じゃなかった(^^;)
リアルすぎるラブストーリー
つらいですね。
お互い、決定的にダメなところがあるわけではないんだけど…
夫の仕事に関しても妻の気持ちと合わないだけで、
家族のことは大事にしてるし。
自分の子どもでない子どもをしっかり愛情込めて育ててるし。
よく、浮気とか、DVとかあったりするけど、
きっと、そんなん無くて、お互い頑張ってるんだけど、
こういう、気持ちのスレ違いみたいなのが積み重なる、
お互い悪くないのに…ていうのがリアルなんだろうな。
最後、お互い泣きながら謝ってるところが、
そう言ってる気がする。
結婚へ向かう二人、離婚へ向かう二人、
この構成、すごい。
ホテルのシーンは、男からすると、怖すぎます。
古傷が開いて出血多量で死にそうです。
女は、成長していく愛が欲しかった。
男は、永遠に変わらない愛を求めた。
夫ディーン(ライアン・ゴズリング)は朝からお酒を飲んで仕事に行くタイプ、妻シンディ(ミシェル・ウィリアムズ)は必死に勉強して看護師の資格をとったりするキャリア志向。この夫婦の出会いから、破局までを描いています。
ほんと、愛が冷え切る瞬間が、リアルに描かれてますよ。
例えば、夫婦仲をどうにか修復しようと、「小さな娘を義父に預けて夫婦でラブホへ(取り敢えずエッチという発想が、既に駄目なんでしょうね)」という計画を、ディーンがたてます。
でも、ディーンがその気になってる時の、シンディが固く、固く、固く、握る拳の図。うわー。ちょとここ、怖すぎて吐きそうになりました。温度差、私も本気で気を付けたいです!
また、出会った頃のラブラブ状態と、現在の冷え切った夫婦仲が交差する構成で、なんとも言えない息苦しさです。ディーンが弾くウクレレでシンディが踊る神シーンの後に、現在の刺々しい関係がドーン!あのー、かなり、ダメージ受けるんですけど。夫婦喧嘩のシーンなんか、双方の気持ちが分かるだけに、鳩尾が痛くなりました。
もうね、駄目な時って、どんどん駄目な方向に加速して行くんですよねー。分かります。
ラスト、花火の下を去って行くディーンの背中を追う、幼い娘。弱った男が好きという性癖がある私としては、あのままディーンを行かせることができないかもなーと思ったりしました。てか、いくら頭が後退した駄目男でも、ライアン・ゴズリングですもの。追います(笑)
本作は古傷が疼くどころか、全開となります。
今、私、出血多量で死にそうです。
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