127時間のレビュー・感想・評価
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勝手にはしゃいで・・・
だから何??ってなります。
わかります。
人間の追い込まれた時の感情や、それでも生命に固執する本能、過去への後悔など。
それはわかるんですが、そういったことを観客を退屈させずに表現している作品が山ほどある中、勝手にはしゃいで腕挟まって・・・
同情できねー
感情移入できねー
って感じでした。
極限
追い込まれてからの主人公の精神状態が、とても面白く描かれていた。
特に観ていて面白かったのは、主人公がTV出演して、司会者とそのゲストの両役をやるシーン。
追い込まれた時に浮かんだ走馬灯が、最後に現実になるのも、また粋だなぁと、感じた。
諦めない心、圧倒的な自然スケール、見所はたくさんあります!
ほぼ良作
最後で目を背けてしまったのは残念でしたが、あの空間であれ程の演出を可能にする監督さん、俳優さんは流石の一言です。
ただひとつ、気になって仕方ない点が……
岩に挟まって右手が使えないのにどうやってリュックをおろしたのか気になってしまいました。
そういうところもあって、☆4で。
やっぱダニーは動きでしょ
見て思ったことは「ダニー・ボイルの映像演出で大自然を舞台にした動的な映画を見てみたくなった」ということです。
何故かというと、岩に挟まるまでの映像の連なりが見ていて非常に楽しかったというのが1つあります。
まずスプリットスクリーンを使ったオープニング映像(音楽もイイ)ですよね。某U丸さんが『最強のふたり』はオープニングだけで作品全体に良い印象を持ったと言っていましたが、僕の場合はこれがそれです。めちゃくちゃカッコイイです。この作品における僕にとってのクライマックスです笑
次に出発準備のシーン。作品への期待も相俟って、とてもワクワクしながら見ていました。持っていくものを色んなアングルでテンポよく見せてくれて楽しい。
夜が明けて岩に挟まるまでなんですが、ここは単純に私が見たことのないアメリカの峡谷を観光映画として楽しんでいたというのが大きいかもしれません笑
で、もう1つ、岩に挟まってからなんですが…。序盤はまだ僕が以前見た映画『リミット』で見たかったもの、つまり手持ちの道具を駆使してなんとか脱出を試みるというシークエンス、を見られたので楽しかったんです。が、しばらくして頑張る元気がなくなってくると内的なシーンが増えて退屈になっちゃったんですよね。解決法も結局それかいっていう。実話を元にしてるので想像の上を行かないのは仕方無いんですかね。
やっぱりダニー・ボイルは『トランス』やこれみたいに難しいことやらずに、『トレインスポッティング』や『スラムドッグ$ミリオネア』の子供時代にみたいに、カッコイイ映像と音楽に合わせてキャラ走らせとけばいいのにって思いました。
すごい表現力
岩に腕を挟まれて127時間、たったこれだけのこと(動きがないという意味で)からここまでの表現をするのがほんとにすごい。食欲、孤独、性欲、後悔、懺悔、そこからの足掻きは圧巻。何があってもアーロンさんに比べればこんなもの!と頑張れそうになるそんな映画。
登場人物はアーロンほぼ一人、冒頭で出会う女性二人とアーロンの回想に出てくる家族や同僚、昔の恋人なんかも数分ずつ。
一人芝居見事です。喉の渇きから徐々に追い詰められて行く、その様は分かるのに全く悲壮感がなくて、むしろどこか笑えてしまって、その心理を細かく描いてたことにも驚いた。正直ここまですごい映画だとは思ってなかった。
ドキュメンタリーすぎない作りが爽やかなラストに持って行ってくれて衝撃のシーンの苦しみを忘れさせてくれる。
孤独って怖い、自由ってすごい、それからやっぱりこの経験をして笑って済ましているアーロンという人物がどれだけ凄いのかを映画を通して表現していたのがすごい。
痛いシーンがあるけど苦手な人は是非目を瞑りながらでも見て欲しい作品。
ラストの音楽がすんごい好き。
直視出来るかによる
何より映像美。トレッキングを本当に楽しそうに描く。
自転車で疾走する荒野、岩の割れ目から飛び込む水の青さ、それと身動きが取れなくなった地面の亀裂から助けを叫び、声と共にカメラも上昇して今いる場所を上空から映し出す。とどれも美しい。
しかし個人的失敗はあまりにハードルを上げ過ぎてしまったこと。
考えてみりゃ動きが少ないのは当然だ。
腕挟まれてんだから。
そしてもう一つにして最大の失敗。
あのシーンで目を背けてしまったこと。
直視できなかった。
あれを見れていればまた映画の評価も変わったのだろう。
だから評価が3.0なのは今作のせいではない。
私の意気地のなさだ。
結末は、分かっているはずなのに
予告を見たときから結末は予想出来たのに、こんなに感動させられたのはどうしてだろう。
「もし、これが自分だったら」と思わずにはいられない。
期待以上に良かったです~勇気を貰いました(^▽^)v
これが実話とは!!!
怖い。平凡な人生を生きている自分にはあり得ないような話しで新鮮でした!
主人公の方の演技が物凄く良かったと思います!!
取り込まれました!!見る価値あります!!
すぐそこにある危険を思い起こす作品。
個人的には色々と考えさせられた作品。
レビューでも自業自得ってかいtええる人もいるが
こういう日常に潜む偶然が生む危険は存在する。
その時に生きるという目的の為、ここまで覚悟して
行動できるのだろうかと自分に問うてみても
正直、自信がない。
観る者にとってそこまでの感想を問いかける主人公の演技力。
メッセージを画面を通じてぶつけてくる、ジェームズ・フランコの
その俳優としての魅力と監督のダニー・ボイルが素晴らしい。
実話の映画化なのだがまさしく小説より奇なりを見ているようです。
人生のちょっと調子がいいときに自分をもう一度見つめなおす、
そんなときに観てほしい映画です。
ただ、人によってはラストシーンへの感情は色々でしょう。
私は正直に助かってよかったという安ど感でした。
秀作ですね!
自業自得
ダニーボイル監督らしい作風。事故そのものもそうだけど、回想や幻覚のシーンも力を入れている。
そのぶん、リアリティが薄れたのも事実かな。まぁワンシチュエーションなので、なかなか退屈しない映画に仕上げるのは難しかったと思うけど。
ところで、本作では脱出に成功した主人公をまるでヒーローのように描いていたけど、それは違うだろ(笑)
心にも体にもイタ~イ映画!
登山映画だと思っていたので、タイトルバックから驚かされた。三分割のスプリットスクリーンだし、都会の雑踏が映し出されていたからだ。てっきり大自然の俯瞰映像から入るだろうと思っていたので、ビックリ! さすがダニー・ボイル監督、のっけからこちらの予想を裏切ってくれる。音楽も全般的に快調だった。主人公が山へ向かうまでをトントン拍子に観せてくれる。そして事故が起きる。やっとタイトルが出る。タイトルが出るまでが長かった。実話ということなので、本当に「事実は小説より奇なり」だなと思った。たぶんビデオ映像が残っていたので、映画作りに役立ったんだろうなぁ。自分も春から秋だけだが登山を楽しんでいる。でも登山届を出したことはない。自分だったらどうするか、何ができたかを考えながら、映画を観続けた。主人公の決断はすごい。私にはとてもできそうにない。人間って死ぬ前にそれまでの人生が走馬灯のように頭をよぎるって言うけど本当なのかなと思った。その時、自分は何を思い出すのだろうか? 悔いのないように生きたいと改めて思った。
たかが物でも異様な存在感に
さすがダニーボイルさんという感じで、ワンカットワンカット壮大で印象に残るものばかりでした。岩に挟まれるシーンから出てくるロープや水が監督の腕によってとても存在感を感じ、それらがいかに重要なアイテムなのか身に染みてきます。それぐらいこの作品はインパクトのあるシーンが多く、人間や動物、そのほかのモノに生命力を感じずにはいられなかったです。
それになんといってもジェームズフランコさんの演技はとても上手で、基本彼一人のシーンが多いけど何の不満もなく退屈することなく見ることが出来ました。他の登場人物が少ない分、彼はそれらを見事に補っていると思います。
・・・後どうでもいい話なんですが、あるシーンで主人公がオレンジジュースを想像したとき、私の口の中にオレンジジュースの味が広がった気がしました(笑)
こういうやり方か!
観る前にこの作品のタイトルに不安あったので(単純な物語)少し期待感薄で観る事にしたが、そこはダニーボイルそんなもんじゃないだろうの期待感も少し頭の片隅に置いて観た。
感想はやられたの一言。良い方の意味で。
腕を挟まれてからのタイトルバック、そこからの生と死の物語、そしてもうひとつの127時間の物語、実に上手いです。
今までの自分の無鉄砲な性格、そして愛する人達への冷たさを思い知らされる1もうひとつのストーリー、腕をどうやって脱出させるかのストーリー、それが交差させての映像、本当に上手いです。
自転車でむちゃな走行、女の子達に危険な遊びをさせる冒頭、そこから始まる1過酷な127時間。
美しい映像と大自然、自分がいかにわがままで無鉄砲だったかを知る。
そしてラストの大自然に対するサンキュ!本当に良く出来た作品でした。
人間の生命力の強さを感じた
ダニー・ボイル監督の、「スラムドッグ$ミリオネア」に続く快作。
ハイセンスな映像、音楽、編集を駆使し、この衝撃的な実話をノンストップで見せる。
事故は突然に起こり、本当にドキュメンタリーのよう。
そこからほぼジェームズ・フランコの一人芝居で、見る側に孤立感を実感させる。(「キャスト・アウェイ」を思い出した)
脱出劇と並行して、家族や愛する人への思いも描き、人間の盲目的な生命力、時として脆さをも描く。
ダニー・ボイルの演出が冴え渡り、ラストの衝撃のシーンまで演じたジェームズ・フランコの迫真の演技は一見の価値有り。
好き嫌い分かれそうだが、僕はオススメしたい作品だ。
最後の描写はあまりにキツ過ぎ
崖から落ちて、手を岩に挟まれて動けなくなってしまった男を描いた作品。
少し前に、ワンシチュエーションものの『リミット』を見たので、身体を拘束されて動けない人を描くという点では共通する部分が多いと思いました。
そして、生き延びるための究極の選択という点では、『岳 ガク』を思い出しました。
話の内容は結構シリアスなのですが、映像はデジタル動画編集ソフトのエフェクト使いまくり!という感じで、かなりイマドキな効果が使われていました。意外とポップな作品なのかと思ったら、最後の描写はあまりにキツ過ぎ、直視できないほど。なので星3つ。
個人的には最高でした。
上映前に移動中の機内でみました。
ご存知のとおり、ちっちゃな画面での鑑賞でしたが、
そんなことは 気にならない程のリアリティーでした。
個人的に主人公同様に多くの冒険をしてきましたので
自分ごとの様にハラハラでした。
感情移入せず、客観的に醒めた状態で鑑賞してしまうと
もの足りなさを感じる人もいるでしょう。
しかし、ごく限られた空間、極限の心理状態を
刻々と描いて行く様は、近年まれに見る思いです。
上映映画館が少ないのがとても残念ですね....
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