僕たちは世界を変えることができない。 But, We wanna build a school in Cambodia.のレビュー・感想・評価
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もっと早くに観たかった
ただただありきたりの大学生活を4年間過ごしてしまった自分が虚しくなった。それと同時に、自分も若さを生かして何かをしたいと思った。若さと行動力はとても大きなエネルギーを秘めている。たくさん考えさせられる素晴らしい映画だった。
桃李君 素晴らしい!
カンボジアの子どもたちの澄んだ瞳が印象的でした。
日本がどれだけ平和か、勉強出来る環境が整っているか再確認出来る作品です。
日本の学生さん、もっと勉強しましょう。
桃李君はもちろんステキでした。
若い力!
大きな何かを変えることができなくても、直接変化につなげられなくても、それに向かって踏み出した一歩で変わるものって、あるんだよなぁ。まっすぐ動くって、わたしはとても苦手なことだけど、少し、やってみようかな、なんて、勇気をもらいました。カンボジアのロードムービー的な一場面も、良かったです。
タイトルのまま
ドキュメンタリータッチで描かれているカンボジアのシーンはリアルで見ていて本当に切なくなります。キャストの方たちも演技ではなく素になってしまったシーンもあるのでは、と思うほど。ひょんなことからカンボジアに学校を建てることを決意した彼らな訳だけれど、登場人物それぞれの心情の変化が手に取るようにわかるから尚更心に突き刺さる。個人的にはエンドロールの彼らの後日談にグッときました。この映画を観てからボランティア活動について調べ出したのはきっと私だけじゃないはず(笑)
全ては子供たちの笑顔の為に
いくら実話とは言え、向井理や松坂桃李らイケメン俳優共演なので、よくある青春ドラマかと思ったら、これがなかなか良かった。
カンボジアの子供たちの為に学校を建てようとする大学生たちの奮闘劇。
勿論、ベタな展開もある。
物足りない毎日を送る主人公がたまたま“カンボジアに学校を”というパンフレットを見て思い立つ動機。
スポンサーが不正で捕まる。
偽善者呼ばわり。
大学の単位も危うい。
失恋。
仲間割れ。
挫折。
…などなど。
また、資金を集める為にクラブでイベントを開くなど、今時でチャラい。
しかし、彼らが実際にカンボジアに赴き、そこでの体験は真に迫っていた。
HIV、内戦、虐殺…カンボジアの現状と悲惨な歴史を知る。子供たちも満足に教育を受けられない。
ガイドのプティさんが両親について語るシーンは目頭が熱くなる。(このプティさんの人柄がとてもいい)
目の当たりにして、浮ついた考えが物の見事に打ち砕かれ、初めて、責任が重くのしかかる。
動機なんて単純でいい。
文句しか言えない奴には言わしておけばいい。
いっぱい挫折して、いっぱい悩め悩め、若者よ。
全ては子供たちの笑顔の為に。
僕たちは世界を変える事は出来ない。
でも、何かは出来る筈だ。
いいテーマなのに
映画が始まってすぐの画像など揺れて揺れて、
(手持ちのカメラで撮影された部分もあるそうですね)
若者たちが大勢集まっているシーンなどごちゃごちゃしすぎてたり、
せっかくの美しい景色のシーンも早送りで、
気分が悪くなってしまいました。
また、人物を至近距離から映してることが多く、画面を直視できませんでした。
もっとゆったりとして観られたらよかったのと残念です。
笑顔は誇り。
そういえば少し前、タイトルだけは聞いたことがあった作品
「マジでガチなボランティア」はこの作品と連動していたのか、と
あとになって気付かされた。
今作の主人公は、向井理が演じる葉田甲太(役名:田中)の方で、
カンボジアに150万円で小学校を建設するまでの内容となっている。
そしてこのサークルはその後期を追って拡大し、医師不足を補う
診療所建設にも乗り出していたようである。
今作が良かったので、そちらのドキュメンタリーも観たくなった。
さて。。
冒頭から繰り返される医大生の優雅で退屈な毎日^^;
お金だけは(親からだろうが)あるもんだから、マンションに住んで
パーティー三昧、こんな怠慢な大学生活もあるんだ?とおばさんは
観ていて情けなくなってしまった(爆)何のために学校行ってんの?
うちにも大学生の息子がいるけど、あぁ~こんなことしてるんなら
どっか行って働け!(バイトしてたけども^^;)とケツひっぱたくわな。
そんな中ふと目にとまった「カンボジア学校建設基金」のパンフレット。
150万で学校が建つ!?なんてあり得ない面白さ(ぐらいだろうな)に
心を奪われ、田中甲太は仲間に呼びかけてサークルを結成させる。
そこへホストか?^^;と見紛う本田充(松阪桃李)が加わったことで
資金集めのパーティーがさらに激化、仲間が増え、実現に向けての
足がかりを徐々に広げていく彼らだったが…。
日本も今年、大変な災害に何度も見舞われたが、その際にTVで
ボランティア活動にいそしむ若者たちの姿が何度も映し出された。
昔ヤンキーだった、とか、学校にも行っていない、とか、いわゆる
はみ出し者のような目で見られていた彼らが、災害後の現状を身を
持って体験することでこんなに成長した…という内容が多かったが、
彼らが泣きじゃくっていたその顔が、今作の向井をはじめ、俳優の
泣き顔と見事にダブった。あれは演技じゃ出せない顔だろうと思う。
カンボジアのポル・ポト政権時代の惨劇が残るツールスレン博物館、
キリング・フィールドでの映像は、俳優がそのままガイド役・プティ氏
(ご本人)の案内で見学した様子をそのまま映したものなんだそうだ。
どんな演技を持ってしても、あの場面で涙を堪えるのは無理だろう。
日本の震災被害の現実が、遠い異国にまで映像で届くのと同じで、
カンボジアの今の現状が克明に、私たち観客にまで伝わってきた。
これをさらに若い人たちが観たなら、強い衝撃を受けるに違いない。
とても必要なことだ。絶対にこういう惨状を風化させてはいけない。
今ある幸せも生活も過去に難壁があって成り立ってきたという事実。
見た目はチャラい(爆)若者たちも、その団結力と行動力に於いては
ボランティア活動の現実を見ていても凄いと思う。
私らおばさんがとても出来ないようなことを(口ばっかりでゴメンね)
ガンガン成し遂げていくんだもんね。これは本当に誇れることだぞ。
今作や実際のボランティアに関わった若者たちのリアルな姿勢を
もっとメディアは流してほしいなぁ。汚職や不正はもうたくさんだ。
汚ない政治家の顔などいいから、爽やかな若者の笑顔を報道してよ。
(人は金なり。復興財源は助け合う人間の心から生まれるものかも)
カンボジアの現実を知りました
カンボジアに学校を建てようという支援活動はよく耳にしますが、そんなプロジェクトに参加した医大生たちの話でした。
貧しいカンボジアの子供たちは、満足に学校にも行けないということくらいは知っていましたが、歴史的にこんな酷いことになっていたとは知りませんでした。
学校の建設費用をパーティイベントなどで集めようなどと全体的にチャライ現代学生たちを描いていますが、カンボジアへの行ったときの彼らは違ってました....。
カダフィによる恐怖政治の歴史、今もエイズに苦しんでいる方たち、地雷による恐怖.....どれをとっても私たちの平和な日本からは考えられないことです。
カダフィ.....許せないです......。
現地で案内してくれたKor Vurthyさんですか?...感動しました。
「笑って下さい。笑うのは皆さんのいいとこです!」
リリーも嵌り役でしたね!
おっと...IT関係の社長が出てました....ホリエモンかな???
テレビドラマサイズが合っていたのでは?
原作を大切に、真面目さと爽やかさを重視して作られた作品だと思います。そこをどう捉えるか、で評価は変わるのではないでしょうか。
撮影はドキュメンタリータッチ、演技も応じたものになっており、自然な感じで見ていられます。エイズ患者を前にして「何を聞きたいですか?」とガイドに聞かれたときの沈黙・・・この時は私も一緒に悩んでおりました。
このシーンをはじめ、カンボジアの風景描写は丁寧で、見ている私も感情移入できるものでした。
それだけに、見終わったときの満足感の薄さがもったいない。
おそらく原作を大切にされたのだと思いますが、主人公は本当に「普通」の大学生でした。彼らが遭遇するアクシデント(と表現するほどのことも無いのですが)は、手伝ってくれた某IT企業社長(細身な役者を充てたのは皮肉?)が不正経理で捕まること(この辺、実話ベースらしさがあるところ)と、仲間内でのちょっとした意見の相違くらい。
(客観的には小さく、本人達にとってだけ大きな)迷いを断ち切り「やるぞ!」となってからエンディングまでが早く、すごく簡単に達成してしまったような感じなので、見ているこちらの満足感も物足りなかったように思います。
最後の数十万円を貯めるところで、もう少し苦労とか汗臭さなどが感じられると良かったのですが、本作が爽やか路線を目指しているためか、クラブイベント開催の裏側は描けなかったのでしょう。
ネタの大きさから考えても、広く見てもらうという意味でも、2時間ドラマで良かったのではないでしょうか?
でも、見て本当に良かったと思えることが一つ。
ボランティアなどははっきり言えば自己中で良いのだ、ということがわかったことです。自分が知り合った人が喜んでくれることで良しとしないと、果てしなく考えが広がってしまい、かえって動けなくなってしまいます。ここを割り切ってしまえば、出来ることは増えますから。
世界を変えられなくても、できることはあるかもしれない。
カンボジアには一度だけいったことがありますが、現地の子供達が観光客に群がってみやげ物を販売したり、ねだったりする姿が印象的でした。
この映画では、実話が元になった作品ですが、途中カンボジアでのロケのシーン、ところどころにドキュメントタッチのところが入ってます。
向井君が泣いてるのは、リアルだろうなぁ。。。TBSの某ドキュメンタリー番組でカンボジアに行ったときもやっぱり同じように泣いていた気がするけど。。。彼は意外と涙もろいのかも。
でも、ポルポト時代の被害だとか、HIVが蔓延していることとか、カンボジアの現状が、真っ直ぐ描かれていて、ちょっと勉強みたいでもあり、こんな色んな環境の中、学校をひとつ建てることによって、何かが変わるのか。。。って考えてしまうのは必然かもしれない。
学校作ったって、働かされる子供達はやっぱり学校ではなく、仕事をしなくては駄目だったりするんだろうな。。。と。
だからこそのタイトルになるんだろうなぁと。。。
偽善かもしれないけど、たいした役に立たないかもしれない、それでも何かをすることが、何もしないことよりはいい。
この映画を見終わるころ、東北の震災の時、東南アジアの日本が今まで支援してきたお返しにって、お金を集めて送ってくれたりした時、すごく胸熱だった。。。支援って、基本的にはそういうことかなと思いました。
純粋に共感できた
向井くん見たさに映画館へいきました。
ストーリーは単純だろうと軽い気持ちで、内容にはあまり期待をしてなかったのですが、やられました。
みんなが大学時代に経験したことのあるような気持ちが上手く描かれていて、共感でき、そしてホロリと涙し、心温まるいい映画でした。
明るい気持ちになれる映画。
俳優や監督からのメッセージが、等身大でぶつかってくるような作品でした。
向井さんはじめ俳優陣が、役としてでなく等身大の自分自身としてカンボジアで様々な体験をして、この映画に臨んでいたんだろうな、ということが伝わってきました。
映画の中で、セリフじゃなく向井さん本人の言葉で語られた部分が沢山あったのだろうと思います。
俳優陣が泣いたり叫んだりするシーンがあるのですが、そこでは心から、彼らは泣いたり叫んだりしていたんだと思います。
高校生、大学生の世代には特に、真っ正面からぶつかってくるテーマがあると思います。
(でも、私が映画を見た時は、近くの席におじいさんやビジネスマンもいて、一緒に感動していたので、世代を問わず何かを感じることのできる映画だと思います。)
エイズ、地雷、ポル・ポトの大虐殺など…この映画が扱っているテーマは重いのに、重苦しい映画にならず、見たあとに、明るい気持ちでスッキリとした気持ちになれるのは、俳優陣と、ポルトガルの出演者たちの実力だと思いました。
見てよかったです(^^)
人生の岐路に立つ人に、是非見て欲しいです。
実話を元にしてるから
感動的なシーンも少ないし、泣けるわけでもない。友情が全面に出てるわけでもない…。けども、なにやら沢山の勇気を貰える映画だった。何も変わらないかもしれないけど、変えようと努力したコトは事実だ!みたいな
観せる、ために
「同じ月を見ている」などの作品で知られる深作健太監督が、向井理を主演に迎えて描く、青春群像劇。
ノンノ、アンアン、MORE・・・。様々な現代を代表する女性誌に登場し、読者の目を釘付けにしている人気俳優、向井理が満を持しての映画主演デビューである。観客層を見てみても、見事なまでに女性の割合が高い、高い。
「ゲゲゲの女房」や「パラダイス・キス」でも、主役を完全に喰ってみせてきた演技力と存在感に、期待と憧れの眼差しは熱いようだ。
さて、本作である。ありきたりの毎日に欲求不満を抱えていた医学生が、ふとしたきっかけからカンボジアに屋根のある学校を建てるまでを描く物語。最近では下火になりつつある「自分探し」作品を連想させるが、いざ蓋を開けてみると、その荒々しくも真っ直ぐにカンボジアという国を見つめる視線が強く打ち出されているのが興味深い。
エイズ、HIV、地雷の恐怖。国際的に見ても発展途上の国家として数えられているカンボジアの辿ってきた歴史、課題、そして未来を手持ちカメラを振り回し、役者が現地で直面する困惑、関心をそのまま掬い上げるように作られている。
もちろん、作り手も本作を観に来てくれる多くの客がファッショナブルな女性陣であることを重々理解しているので、その部分の配慮は成されているが、それでも扱うテーマは深く、重い。
そこで動き出すのが、向井をはじめとするキラキラ輝く若手俳優陣。シリアスな問題に観客が関心を無くしそうな瞬間を見計らって、イケメン俳優達に踊らせ、脱がせ、バスケさせ。「人に、観てもらう」という視点をきちんと考えた作り方もしっかり働き、最後まで笑顔と憧れを失う事無くストレートな感動物語を追いかけていける。
中でも、やはりの俺様、向井様。美しく魅せる笑顔に、鍛えられた体。低い声で、甘い猫なで声。もう、女性は完全にその魅力にノックアウトだ。それで、まさかのクラブでダンス。好きな女性の彼氏います発言に「・・いつからあ?」とふにゃけた声。「可愛いぜ・・」向井をいかに描けば良いか作り手は試行錯誤を重ねたのだろう。見事の一言に尽きる。
俳優のもつ個性と輝きを無駄なくスクリーンにぶちまけるサービスと、社会派としての硬質な語り口。その両輪で観客を楽しませてくれる、良心的な佳作として評価したい一本だ。
誰かの希望になる
もうはじめからストーリーと映像に吸い込まれてしまった!
些細なことがきっかけで始めたボランティアだけれど
様々な困難を乗り越えたことも自分の力になったり
人の為に何かをたことにより、その人が希望を感じてくれたりする
そしてその人たちのしあわせな笑顔に自分も希望をもらう
世界を変えることなんてできないんだろうけど
ほんの小さな希望で小さなしあわせが生まれて
その積み重ねが少しづつ何かを変えていくのかもしれないなぁ・・と
カンボジアの景色はとても美しく
一緒に観光している気分で観ていました
辛いシーンも多々あり向井くんたちが演じているのではなく
ドキュメンタリーを観ているような気がするほどリアルでした
みなさんの演技に心をぎゅっとされました
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