レバノン

劇場公開日:

レバノン

解説

1982年に起きたレバノン戦争を題材に戦争の恐怖と人間の狂気を描き、2009年ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した戦争ドラマ。自らイスラエル兵としてレバノン戦争に従軍したサミュエル・マオス監督の実体験をもとに、レバノンに侵攻したイスラエル軍の戦車に乗る4人の若き兵士たちが目撃する生々しい戦場の実態を、閉塞した戦車内の映像とスコープ越しに見える外部の光景のみでスリリングに描き出す。

2009年製作/90分/イスラエル・フランス・イギリス合作
原題または英題:Lebanon
配給:プライムウェーブ・ネクシード
劇場公開日:2010年12月11日

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映画レビュー

4.0映像が新鮮

2015年7月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

最初から最後まで戦車の中だけで描かれる、戦争映画。戦車の中という密室の圧迫感が、なんとも言えない緊張感を生んでいる。戦争映画ではストイックな情景が描かれがちだが、実際に戦争に行ってる人達は、こんな風に思ってるんだろうな、と、改めて気づかせてくれる。絵描き方が新しいし、上手い映画だと思う。

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サケビオース

4.0渋い戦車映画

2013年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 映画の本編がほぼ戦車の中で、外の様子はスコープのようなもので覗く映像のみという大変ストイックな映画だった。レバノン戦争の開戦当日が舞台。

 戦車の中は安全で安心なイメージがあったのだが、中は便器の中のように不衛生で狭苦しくとても居心地が悪そうで驚いた。また兵隊同士の雰囲気もとても悪く最悪だった。外の方がずっとましなように思えた。

 指揮官も部下も未熟で、命令をぜんぜんきいてもらえず、規律がめちゃくちゃで、常に判断が遅く戦場での機能が低かった。外の人が時折訪れると、砲弾係を指揮官と勘違いするほどであった。

 実際どうなのか分からないのだが、いくら未熟な指揮官とは言え、上官のいう事をまったきかないなんてことあり得るだろうか。また、階級章のようなものもないのだろうか。

 スコープの動きがやたらと機敏で、あんなに素早く動くものなのだろうか。

 戦車の中に、味方の死体や敵の捕虜を運び込まれるがそんなことは実際にあるのだろうか。

 砲撃手が「命を奪うのは嫌だ」と言い出すのは非常に首をかしげる場面だった。

 いろいろと疑問点はあるのだが、戦車の中の事なんて知らないので、そうだと言われれば納得するよりない。滅多に見ることのない戦車の中の様子が知れて面白かった。

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吉泉知彦

3.0ん~…。

2010年12月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

12/22 渋谷にて観賞。1000円だからなのかシアターNでここまで人が多いのは実は始めてでした。
結構期待していたのですが…
言われているほど戦車内の若い兵士達の気持ちを表現してくれてないような気がしました。故にそれほど感情移入できず…。
でも自分に置き換えて観ていたら、着任初日で「狙撃できなかった」のは致し方ないとか思ったり、んで今度は狙撃したのに民間の人を撃ってしまって更に落ちこむところとか楽しめました。

でもなんか消化不良だったなぁ…

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ゲオルゲ・ハジ