英国王のスピーチのレビュー・感想・評価
全216件中、101~120件目を表示
綺麗なピアノの音で始まり、終始これぞ英国王室という気品が漂う、そん...
綺麗なピアノの音で始まり、終始これぞ英国王室という気品が漂う、そんな映画であった。流れるようにスムーズに話が進んでいきとてもわかりやすい。その中でもジョージ6世とライオネルがぶつかり合うシーンはきちんと印象に残る。
最後のスピーチのシーンでは観ている側も緊張してしまうような緊迫した空気があった。
癇癪持ちだが真面目、実直で家族思いのジョージ6世であったり、臆さずに意見をぶつけては失敗したと呟くライオネルであったり、登場人物はとても人間らしくて魅力的だ。エリザベス妃の夫への愛やユーモラスな部分も素敵だ。
だんだんと微妙な形でバーティとライオネルの間に信頼関係が築かれていくのが見ていて微笑ましい。
それは危ういようで実際はとても強固なものなんだろうと感じる。
もっとちゃんと英語を聞き取れたらさらに面白くなると思う台詞回しだった。
勇気付けられる
幼少期のトラウマから吃りの問題を抱える英国王の話。言語療養師のライオネルとの友情も良いが、時代背景や英国における人と人の距離感が分からないので、チョットしっくり来ない。
そちらよりも、英国王になる人物でさえ、不安を抱え、身にあまる立場に尻込みし、緊張に対峙する姿が、とても親近感が湧き、勇気つけられた。
雰囲気好きだった
一環として洗練された雰囲気
コリン・ファース自体が洗練された感があるんだけど。
深刻過ぎず、かといってラフ過ぎず。
丁度いい。
ときにプッと笑える場面多々あり。
汚い単語を連呼して、階下から「なにごと?」ってなってる場面や、
ラストのスピーチ前の、自分なりのリラックス方法とか。
コリン・ファースの巧みさが見えた。
辛くて泣いてる場面も、絶妙な演技
ほんっとに繊細な演技。惚れ惚れする。
コリン・ファースに拍手
観るなら絶対に字幕版にしてください。
機内で吹き替え版しかなかったのが命取りとなった。
観るなら絶対に字幕版にしてください。
わざと詰まらせる話し方が聞いていて気分が悪くなった。
内容は、実際にあった歴史上の出来事なので、観て損はないと思うが、
少し淡々としすぎてるかな。けどあまり誇張しすぎたらそれは歴史をゆがめることになってしまうし、、。映画として取り上げるほどの内容ではない気がします。
2011/03/07 @機内
満足度75%
第83回アカデミー賞作品賞、脚本賞を受賞した。この作品は実在した人物、イギリスの王ジョージ6世の史実を基にしている。ジョージ6世(ヨーク公)がライオネルと喧嘩をしつつもエリザベスなどの支えをうけながら吃音症を治療していくという話。俳優さんたちの演技も上手で声優さんもバッチリだった。見て後悔する作品ではないけれど、アカデミー賞作品賞を受賞した作品に良くある衝撃が走る作品ではなかった。だから満足度が75%。
過去レビュー
芸術的
英国王であった父の逝去と、兄の度重なる不良行為?によって急遽新王に即位することになった(アルバート・フレデリック・アーサー・)ジョージ。
彼は幼い頃から重度の吃音症に煩わされており、公務でのスピーチに毎回苦労していた。
これまで受けてきたいかなる治療も功を奏さず、諦めかけていたジョージのために妻が見つけてきたのが、言語障害治療専門のライオネルだった。
彼の元に通い始めたジョージは、しばらく経って音楽を聴きながらあるいは歌うように喋れば吃音が出ないことを発見する。
ナチスの暗躍を受けて戦争に向かっていくイギリス国家において、ジョージはライオネルと共に、国民へ威厳ある「王の声」を届けるべく奮起する。
一番好きだったやり取り!
Lionel: I believe sucking smokes into your lung will kill you.
Bertie: My phisitians say it relaxes... a throat.
L: They are idiots.
B: They've all been knighted.
L: ...Makes it official, then.
ライオネル: タバコの煙はやがて命を奪う
バーティ: 私の医者は「喉が楽になる」と言った
ラ: バカな
バ: 爵位を持つ
ラ: 爵位級のバカだ
「爵位級のバカ」www
無駄のないリズミカルな字幕がさすがプロだなぁ。
そして何も言い返せずタバコを置くバーティ。
診療所の壁の模様、年季が入ってパッチワークみたいになってるだけかもだけど、抽象画やモザイク柄のようで素敵だった。特に最初のカウンセリングで、その壁の前にジョージが座ったときの絵が油彩画のようで芸術的。ジョージが左側に座って右3/4くらいが壁の柄になってるの。
{F3DE1710-DC06-4FCD-9940-229362A0EBE1:01}
同じ構図が、父の死後バーティがライオネルの診療所を訪れたシーンや、載冠式のリハーサルのシーンにも出てくる。私はこういう構図が好きなのかも!自分で写真撮るときもこういう感じで撮ることが多い気がする。人物やモチーフが左右に寄ってて、背景(ぼやけてない方が好き)が占める割合が多いの。
全体を通して映像が淡い色合いなのも、レトロな感じで好き。インスタで私が一番選びがちなフィルターに近いw
バーティ役のコリン・ファース。有名な俳優だから今までもきっとスクリーン観たことはあるだろうけど、特に印象に残ってなかった。座り方とか視線とか細かい仕草で性格を表すのが上手。載冠式リハーサルのとき、王座に座るんだけどつま先がめっちゃ内股になってて、それを観たとき彼の性格を象徴しているなぁと思った。本来は王にふさわしい人材なんだけど自信がなくて、内向的で、ソワソワしてしまう。
映像も音楽も俳優も建造物も、何もかもが芸術的に完成されている映画だった。年末に観た「007 スペクター」は、芸術的にしようとしすぎて内容が薄っぺらくなってたけど、この映画はちゃんと内容もメッセージ性もあるし、感動するから素晴らしかった!
全体的にバランスのいい素敵な作品です!
生まれた星の下が皇族ってだけで、あれほどの重圧を抱えながら生きていかねばならない国王に同情しました。
幼い頃からの過剰なプレッシャーで吃るようになったのなら、その親はとても罪深いと思います。けれど、一人の人間である前に皇族であらねばならない世界だから責められようもないのが、辛いとこです。
実話ということで、びっくりするような展開はありませんが、丁寧な演出から時代背景や空気感が伝わってきてよかったです。
ところどころ映画なのに絵画に思えてしまうような目を見張るとても素敵なカットがあらわれます!そのアングルにもうっとりです!
全体的にバランスのとれた素敵な作品でした!
イギリス人にこそ良さがわかるのかも
この映画、字幕で見るような人にとっては、吃音具合がいまいちわからないという根本的な問題がある。
吹き替えもあるけどアカデミー賞の演技までコピーすることはできないと思うので。
話自体は淡々と進んでいく地味なものだが結構楽しめた。
いい映画です
英国王がスピーチをする。「そんだけ?」と思ったのですが、
キャストの演技が素晴らしく、吃音の演技も自然で、
二人の友情を深めていくストーリーも良かったと思います。
吃音の人が見ても自然な演技、と評判らしいですね。
私には吃音の辛さは分かりませんが、この映画で
その辛さを少しだけ理解できたような気がしました。
全216件中、101~120件目を表示