英国王のスピーチのレビュー・感想・評価
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国王だって人間だ
望まない王位
前知識なしで観るのが好きで、
ノンフィクション作品ということにビックリ。
周りからの期待とプレッシャー
王族のしきたり、重圧、誇り、プライド
父としての自分、人間としての自分、
王としての自分
2人の出会いから、疑念、立場の違い、和解、
不和、成長、信頼
様々な葛藤と向かいあい、
打ち勝っては挫け、それでも立ち向かっていく姿に
生きる力を貰いました。
最後のスピーチのシーンは喜びと感動でいっぱいで、
ドクターから友となる瞬間に心うたれました。
障碍(病)を持つ夫に寄りそうという事
良い映画だった。
王族でありながら吃音持ちというすごく厳しい人間をあそこまで変えたというのが素晴らしい。
人間がトラウマを克服するには他の人間との信頼関係が必要というのがよくわかった。
最後目があった時これからは任せろというメッセージのこめてスーツを直すシーンが良かった。
ストーリー的にはよくある話だとは思う。
王を支える人々
総合75点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
吃音症の治療をするだけの話なのに、それが国王相手ともなれば単なる治療では終わらない。吃音に劣等感を感じて悩む元々の個人に加えて、それが国政に与える影響を考えたときの重圧が話を複雑にする。愛のために王座を捨てたことで有名な兄のエドワード八世の話も、見方を変えれば自分勝手でけっこうな悪役扱いなのは興味深い。
吃音治療に悪戦苦闘する国王の話も悪くないが、国王を支える献身的な妻と二人の娘を見ると幸せそうで感じがいい。物語の影の立役者はこの妻であろう。そしてオーストラリアからの移民で柄の悪い地域で怪しい治療院を開業しているジェフリー・ラッシュ演じるライオネルのやり方が面白い。王族を相手にいつも通りに対等の立場を要求するなど自分のやり方で相手を治療しようとしつつも、どこまでもそれを押し通そうとすれば彼の機嫌を損ねるし、最高の患者を逃がすことにもなる。そのぎりぎりの線を見極めようとしながら四苦八苦し、信頼を少しずつ得ながら突然相手を怒らせてしまい、再び信頼を取り戻し友情まで築くまでの過程が一番楽しめた。
でも動乱の時代に王族として細々としたことが色々あったといえども、戦争を前にして吃音治療という比較的小さな主題にはそれほど興味を持てなかった。それと演説だけが強調されていたので、もっと彼らの地道な努力の治療の過程を描写してくれればさらに良かった。しどろもどろな吃音に悩む国王ジョージ六世を上手く演じたコリン・ファースがアカデミー賞を獲得したが、自分としてはこのジェフリー・ラッシュの存在感が高かった。主題よりも登場人物の演技と丁寧な演出で楽しめた。
何と言ったら良いか・・・
最後のスピーチ場面は良かったですね。王が部屋から出て、称賛で迎えられるところで、自然と私も笑みが出ました。
スピーチ場面は、密室だし、二人のアップのショットが続くことに必然性があったと思うんです。ただ、『レ・ミゼラブル』もそうなんですけど、このトム・フーパー監督は、どうにもアップを多用しすぎな感じがするんですよね。それによって、どうにもクドい感じが出てしまうような。
アップ以外のショットも、やたらに、文脈関係なしに、キメショットを連発するから、画面から伝わる情緒がガタガタになってる気がするんですよね。「どう、この絵、かっこ良くない?」と言われてる感じがしてしまうといいますか… もっと普通に撮って欲しいって感じちゃいましたよ。
この映画と『レ・ミゼラブル』を見て、やっぱり残念だけど、私にはトム・フーパーは合わないんだなぁと確認したですよ。
設定と演技とカメラワーク
シュールで渋いスピーチ
友情と成長の物語???
最初はマーティの性格が悪くて感情移入できないのだが、根が悪い訳ではないとわかり次第に応援したい気持ちになっていく。ライオネルとの絆が醸成されていき、様々な特訓でマーティのスピーチも改善していく。最後のスピーチのシーンは非常に良かったのだが、中盤までの特訓過程の表現が最後のほうはあっさりで、これがしっかり描かれていたらもっと盛り上がったのにと思う。
友情と成長の物語は日本人好みなんだけど、監督はそう思って作ったわけではないのかも。
演技力
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