毎日かあさんのレビュー・感想・評価
全30件中、1~20件目を表示
アルコールは熱があっても健康診断前でも365日欠かさず飲んでいます...
アルコールは熱があっても健康診断前でも365日欠かさず飲んでいます。改めてアルコール依存症の怖さをクローズアップしたストーリーだが,それ以上に小泉今日子の強いかあさんが魅力的でお酒が進んでしまいました!!
元夫婦が演じきった愛情溢れた夫婦の姿は凄みがありました。 小泉今日...
元夫婦が演じきった愛情溢れた夫婦の姿は凄みがありました。
小泉今日子は最強でした。永瀬正敏のクズっぷりは胴に行っており見事でした。真っ直ぐに優しく成長する兄妹は可愛らしく印象的でした。気持ち良く優しい気持ちになれる秀作でした。いい雰囲気がとても良かったです。
それでも君たちがいてくれたから
同時期に「酔いが覚めたら家へ帰ろう」と言う浅野忠信と永作博美の映画が公開していて、どちらも観た結果、こちらの方がよりリアリティを感じたので自分の中で評価が上がった所は大きい。
元夫婦が演じた、という触れ込みが大きかったとのことでそこは評価が分かれる所のようだが個人的には映画にプラスになっていたのではないかと思う。
「君のおかげで父親でいられた」と小泉に背中を見せて永瀬が語るシーンには説得力が見えたし、酔って狂った永瀬を冷静に見ていた小泉の視線からも”二人が一緒にいた時間”と言うのがうかがえるようだった。
しかし、この映画のなにより特筆すべき所は子供達のたくましいかわいさだろう。
ママ友と言ったバーベキューで鉄板に子供達が無邪気に注いだ○○○…。子供ってこういうことやるよね~ってところは外さず描き、最後に夫の死に涙を見せる小泉の周りに心配してやってくる子供達。
悲しみも悲しみで終わらない。
エッセイマンガをそのまま映画化した為のエピソードのバラツキは見えるものの西原作品の魅力を生かすことが出来た作品ではないかと思う。
戦場カメラマン
『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』の視点を妻の側から描いたもの。映画自体、元夫婦の小泉と永瀬が同じく元夫婦役で共演していることが話題になった。「おかしゃん」「おとしゃん」と呼ぶ娘の声が上記映画を思い出してしまう。
原作が漫画であるだけに、子どもたちの無邪気さと子育てに奮闘する主婦の現実を面白おかしく描いている。息子が大人になったら何になりたい?と問われると「コンビニのアルバイト」と答えるシーン。笑わせていただきました。子供がいると、面白い発想を発見するのは日常茶飯事なのだろうけど、映像化されたものを他人事のように見ているととても新鮮だ。
(元)夫ががんに冒されても子どもたちには悲しい思いをさせたくない。ところが、その辛さを慰めてくれたのは子どもたちであった。可笑しさ、楽しささえあれば、苦労も乗り越えられるというか、気の持ちように関しては学ぶべきことさえある。
キョンキョン
本物の西原さんの方が迫力があってどすこい感がある(失礼)ので、キョンキョンはちょっと可愛すぎると思いましたが、西原さんを知らなければキョンキョンはハマり役だと思いました。正司照枝のお母さんも良かったです。
鴨志田穣の小説(だったかな)読んだことあるし、元夫婦共演も気になっ...
鴨志田穣の小説(だったかな)読んだことあるし、元夫婦共演も気になって見に行ってみた。
フミが怒られようとしたら、ブンジが「怒られるのはボクだけでいい」。
穣が亡くなった時、子どもたちが最初にやってくれたのは、笑わせること。
子どもたちがすばらしい。
穣がダメ人間だけど、見捨てることができないかんじがすごく伝わってくる。
元バックパッカーだけに、穣の気持ちも分かる。平和ボケした日本では、おもちゃであっても銃に怖さとかを無造作に放置している気がする。それがトラウマになっただけで・・・。
小泉今日子演じる西原理恵子、ちゃんとご本人っぽさが出ていて、意外や...
小泉今日子演じる西原理恵子、ちゃんとご本人っぽさが出ていて、意外や意外合っていた。
いたずら盛りの子供達とアル中の夫を抱えて悪戦苦闘する様子からは、描ききれないほどの大変さと同時に幸せが伝わってきた。
心に鋭く響くセリフが全然に散りばめられており、そのたび引き締まる。
子供達の演技もとても自然で良かったし、エンディングの選曲もバッチリ。
●家族の絆の強さ。
元夫婦ふたりの共演。同時期に公開された「酔いがさめたら、うちに帰ろう」。なんか、一悶着あったのかなと勘繰ったりして。話題先行型が嫌で、どちらも観なかった。ともあれTV放映で鑑賞。
小泉今日子の姉御ぶりがいい。永瀬正敏のダメっぷりも秀逸。毎日かあさん。子供たちとダメな旦那と。
泣いて笑えるいい作品。家族の絆というか。
ラスト、病室でのふたりの会話が沁みる。その後の子供たちのいい子ぶりはもっと泣ける。エンドロールでこっそり本人たちが写ってるのもよい。
小泉今日子、良かったです
特に期待もせず観たから良かったのだろうか…
原作が漫画なので、でも漫画は読む気がせず映画で楽しみました。
概ねの粗筋は存じてましたが、百聞は一見にしかずといった感じでした。小泉今日子さんの母親役とても良かったです。
ストーリーは漫画から抜粋されたものだと思いますが、上手に漫画てきな描写を取り込んでいて良かったですm(_ _)m
20140104-190000-週末指定席 「毎日かあさん」
この映画を一言でいうと
強い母にはダメ夫が必要!
客観的にみるとなんか悲しい家族だなって思うんだろうけど
主観的になると楽しくて幸せな感じになれる。
居心地のいい、くつろげる映画でした。
軽い興味で、なんとなく選び出し、出会えた映画でした。期待をイイ意味で裏切る佳作。軽い様で深い!!夫が亡くなるーーと云うセツナイ内容。それも幼い子供を残してーーなのに夫は元妻に感謝して死んでゆきます。鴨志田さんには生きずらい世の中だったのかな〜優しい彼に戦場はキツかった。死は彼を西原理恵子を楽にーーというか必然の様でした。本当になんか心地よい居間のような映画でした。
毎日家族
西原理恵子の同名漫画の映画化。
腕白で可愛い兄妹とだらしない戦場カメラマンの夫・鴨志田との日常エピソードが綴られる。
前半は家族のあるあるネタをふんだんに取り入れコミカルに描き、後半の癌に犯された鴨志田の闘病も決してお涙頂戴な展開になり過ぎず、その一つ一つのちょっとしたエピソードがホロリとさせる。
元夫婦の小泉今日子と永瀬正敏が夫婦に扮し、心地良い演技を披露。
二人の名演も二人の名子役あってこそ。とにかくこの幼い二人が驚くほどの自然体の演技を見せ、作品に最高のスパイスになっている。
腕白子供たちがどんなに面倒起こしてイライラしても怒っても、アルコール依存症の夫に愛想尽きても、やっぱり家族は繋がっている。
しみじみと”家族“を思える好編。
ほのぼの
原作のほうが好きです。
小泉今日子と永瀬正敏が実生活で離婚した夫婦が 劇中でも離婚する夫婦を演じて、キャスティングの段階で驚きました。
まだ私がお母さんになってないので、ちょっと理解しがたい部分もあるのですが、
子供達とのやり取り、ほのぼの笑えて 涙を誘う事も無く、それで感動出来る作品。
演技ではない。本物の家族がそこにいた。。。
やっべぇ、
終盤、泣きっぱなし
エンドロールの○○の
2人の子供の笑顔を見て、
肩を震わせて泣いちゃったんですけど!!
☆心に残ったセリフ
〈 神様、子供たちをありがとう 〉
『いけちゃんとぼく』(09)
『女の子ものがたり』(09)
『パーパネント野ばら』(10)
西原さん原作映画を
3本鑑賞してきましたが、
今作が断トツでよかったです。
脚本の良さもさることながら、
息子・娘を含めた西原さん4人家族のキャストが
今回の顔ぶれに決まった時点で、成功は9割方確定していたのではないでしょうか。
小泉今日子さんの西原先生役、
私の勝手なイメージと一致しているだけかもしれませんが一番西原先生っぽかったです。
『酔いがさめたら、うちに帰ろう』(10)では、
永作博美さんが演じられていますが、演技はお上手なのですが、
西原先生には失礼な話し、少々おしとやか過ぎました(苦笑)
一番、驚いたのは、
永瀬正敏さん。だって、
シーンが進むにつれて、
段々と痩せていくんだもん。
仮に順撮りで撮影を進めていたとしても、
信じられません。さらに驚いたのは、その痩せて行きかたが、
実に不健康なこと。顔色もどんどん悪くなっていくし、肌艶も落ちていく。
果ては髪の毛を剃り落とし、眉毛まで薄くして、メイクの力だけではないはずです。
エンドロールで鴨志田さんの写真がスクリーンに
映し出されるのですが、永瀬さんの姿とあまりにも似ており、
驚きのあまり、わたくし、一瞬固まってしまいました。
◇ ◇
上述した
『酔いがさめたら、うちに帰ろう』(10)が夫である鴨志田さん目線で、
今作は、妻である西原さん目線で、描かれていることを想像していました。
『酔いが~』は、今作と比較すると無骨と言いますか男っぽい。
今作は、女性の柔らかさと言いますか、子供を見つめる視線、
鴨志田さんを見つめる視線にぬくもりがあり、毒があるように、
見えるシーンですら、そこからは愛情を感じ取ることができました。
それは、鴨志田さんの描き方にも通ずるものがありまして、
鴨志田さん、アルコール依存症(おそらく戦場カメラマンがゆえの
PTSDもあったのではないかと思います)です。自宅で酔った勢いで
「バカにしやがって」と暴れるシーンがあるのですが、西原さんは決して
鴨志田さんを否定しない、そして怖がらない。怯えた目つきで父親を見つめる
子供たちをそっと優しく守る。その落ち着いた姿は、手こそ触れていないものの、
鴨志田さんにも、子供たちと同じ愛情を注いでいた姿勢の表れだと感じたのです。
『酔いが~』では男性ならではの照れがあったのかもしれませんが、
今作は、そのあたりの心情が実にストレートに描かれておりました。
「アルコール依存症。そんな夫の苦しみに気づいてやれなかった」
終盤に心情を吐露する小泉今日子さんのナレーション。
故鴨志田さんに対する西原さんご本人の後悔の念を、
西原さんになりかわって訥々と話されているように感じ、
涙なしに観ることができませんでした。
★彡 ★彡
エンドロールに映し出されるあるもの。
こちらからは、鴨志田さんを演じた
永瀬正敏さんの、妻・息子・娘への、
役を超えた愛情を感じてしまい、止まったはずの
涙が、一体どこから出るんだと、聞きたくなるくらい零れ始めてしまいました。
スクリーンの中には、演技ではない。
本物の家族が、そこには存在したのでした。
と、思い出し涙を必死にこらえながら書くレビュー。
西原理恵子さん原作漫画作品、最高点の4.5点でございます(感涙まじりの笑顔)
全30件中、1~20件目を表示