毎日かあさんのレビュー・感想・評価
全30件中、21~30件目を表示
母であるかないかの違いで見方が変わるかも
「母さん」であるかそうでないかで、観方が変わる作品だと思います。
子連れで観に来ていた女性は泣いていたようですが、私はまだ母親になっていないので、ちょっと泣けなかったです。
「おとしゃ~ん」っていう娘役の子のかわいさに癒されました。
実話だと思うと悲しいお話なんだろうけど、笑いの部分もあるので、「楽しい」を付けました。
バカ息子◎↑
おとしゃん、おかしゃんの子役のかわいさ特に息子良いね~~~!!
キョンキョンは予定通りキョンキョンなれど、西原タッチはそこここに、ライトにしっとり魅せてくれます。
重過ぎないところも、私には丁度良かった。
RE-FUND!
2月16日、新宿ピカデリーにて観賞。
自分としてはthe townが観たかったのですが、相方の要望であえなくこの作品を観る事に…。
・自分はこの人の漫画も知らないので、この映画のテンポについていけない
・この内容で作品時間が長い、長すぎる
・アルコール依存症の人が身近にいた身にとっては暴れるシーンとかうんざりする
・娘の演技がうっとおしい。
なんかみたあとすごくいやな気持ちになって出ました。このいやな気持ちは「17歳の肖像」以来の感覚。周りを見渡すと涙して退場している女性の方が多数。
なんでこれで涙できるのか?とはいえその人たち依存症のひとが身近にいるようにはまったく見えませんでしたよ?
ただ、柴田理恵さんとエンディングの曲がよかった♪
なんてったってキョンキョン
アル中の元戦場カメラマン・今はニートな夫・永瀬正敏と
妻の漫画家西原理恵子役の小泉今日子。
息子、娘とともに生きる家族のお話。
もっとPOPで、
ぶっ飛んだ話かと思っていたけれど、
結構HEAVYなSTORY。
まさかのこっち系の結末でしたか…
こういうお話はあまり好みではないけれど、
でも温かさに沁みました。
キョンキョンのナレーションによって、
伝えられる子供たちや夫に対する想い。
沁みるんです、それが。
エンドロールでやられた
小さい子供が複数いる家庭はさながら戦場のようだ。そこに炊事だの洗濯や掃除といった家事が加わり、それだけで重労働で、さらに金銭的なやり繰りもある。それでも主人公のサイバラはまだ恵まれている。手に職があり、しかも在宅で仕事ができる。アルコール中毒の夫を持つハンディはあるが、生活に困ることはなさそうだ。だからか、切羽詰まったところがなく映画としてのドラマティックさに欠ける。
ただ、子供たちがかわいい。いまどき珍しくやんちゃだ。そのやんちゃを父親も母親も笑って見過ごす。そして大事なところは、やんちゃと自由奔放を混同せず、人として、してはいけないことをきちんと教えている。この家族には愛がある。
今日は日曜ということもあって、子供連れの観客が多かった。少し騒がしかったが、小さい子たちがこういう映画を観る機会を得ることはいいことだ。
ある家庭の日々を切り取っただけの構成で少しかったるいところもあったが、エンドロールで流れる木村充揮の主題歌『ケサラ~CHE SARA~』と、永瀬正敏本人が撮影したスナップ写真が家族の温かさを豊かに醸し出して、それなりにうまくまとめられてしまった。
*おまけ
作品中にビールや発泡酒がよく出てくるが、日本の主要メーカーの製品がオールキャストで登場する。さすがにアルコール中毒の患者に特定の銘柄を飲ませるわけにはいかなかったのだろう。だいいち、どこもスポンサーにはならんわなー。ママさんたちが集まって楽しく飲む光景は酒造メーカーへの配慮か?
ほのぼのとした家族愛
西原さんの生き方が好きなので見に行きました。小泉今日子さんが肝っ玉かあさんを演じられるかと思いましたが、きょんきょんの肝っ玉かあさんでした。永瀬さんも減量して演じていましたが、カッコイイ永瀬さんでなく、お父さんでした。子供たちもかわいくて笑える場面がありました。深刻な内容なのに、ほのぼのとした家族愛を感じました。
惜しい…。
『う〜ん…キョンキョンは違うな〜』。
それが第一の感想。
サバサバした中に愛情深い、充分魅力的な女性を演じてはいたけど、キョンキョンが何やってもキョンキョンなんだな。
木村拓哉と一緒。
演じる役、しかも実在の人物・西原理恵子の『肝っ玉座った』感が伝わって来ないのが、ヒドく残念だったわ。
キョンキョン演じるサイバラの語りが入るのも…『日常』を表現する手法だったのかも知れないけど、
なんか安易に感じられて、オイラのタイプじゃなかったわ。
さりげなく細かい演出には感動したし、
特に、長男の成長を表すシーンやちょっとしたセリフにはいちいちウルッとさせられて、心強い温かさを感じたりもしたけど…
う〜ん…やっぱりキョンキョン違うぅ〜。
そこに行き着いてしまう。
残念!
淡々とした作品。子育て世代には、共感できるかも?
まずは、主役のサイバラがストーリーテーラーとなって進む展開が気に入りません。サイバラがしゃべりすぎ。語らずとも映像で分からせるのが映画の妙味ではないでしょうか。
なんか雰囲気が似ていると思ったのが、同じ小泉今日子主演の『グーグーだって猫である(2008)』です。彼女には、何か出演作品を客観的に見つめる役割がお似合いと業界では思われているのでしょうかねぇ?
作品自体は、ほぼ原作者の日常を綴られたものですが、毎日新聞朝刊の連載漫画のせいか、原作者ならではの毒々しさが押さえられて、『サザエさん』のようなコミカルなホームドラマとなっています。
同様に原作者の実体験を元に綴られた、『パーラメント野ばら』(原作では『女の子ものがたり』)では、土佐女の「はちきん」と呼ばれる激しい気性と放送禁止下ネタ用語が飛び交うえぐい話でした。さすがに、その辺は押さえられています。
たまたま現在公開中の、西原の夫が著した自伝的小説の映画化作品『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』と併せて見ると、原作者の一家に起こった出来事がより詳しく掴めるでしょう。
前半で描かれるのは、過激にやんちゃな6歳の息子と甘えんぼの4歳の娘をかかえた主人公の子育て奮戦記。淡々と描かれつつも、描かれている子育ての中身は、なかなか刺激的です。まぁ~どろんこまみれは当たり前。加えて、6歳なのにお漏らしはするし、部屋中を散らかし放題だけでなく、食べ物は溢すわ、花瓶の水は倒して蒔き散らすわ、もう散々です。片時も目を放せません。子育てってこんなに大変なものなのか、感じさせてくれる前半でした。
就寝時に絵本を読んであげないと絶対に寝てくれないのよというサイバラのボヤキには、共感を覚えてしまうヤングママさんも多いことでしょう。
そして、おチビさんたちは、なかなか親泣かせなお節介者でした。サイバラがかつて東南アジアを旅したとき、虫を食べた話を聞いた子供たちは、河原でご近所同士がバーベキューを行っているときに、ミミズを大量に捕まえてきて、バーベキューの中に放り込み、親たちに喰え、と真顔で進めるのですねぇ、信じられません(^_^;)
西原には、飲んだくれの夫がいたはずと思ったら、中盤にやっと登場します。夫が登場して、ほのぼのとしたホームドラマは、崩壊していきます。もうこのときにはアル中になっていて、一度妄想に取り憑かれたら、手がつけれないほどに、暴れ回るのです。その果てには、反吐を吐き、大量に喀血までしてしまうのでした。
キレッぷりの演技の凄さは、凄いのひと言。演じている永瀬正敏の芝居の上手さが、目立っていました。
写真家といっても仕事は少なく、プータローに近い夫は、意志も薄弱で、すぐに酒に手を出してしまいます。自分のダメさ加減にほとほと自信を失った夫は、自分から断酒施設への入院を決めます。それでも一向に良くならない夫に業を煮やしたサイバラは、離婚を申し出て、別れてしまうのです。
でも幼い子供たちにとって、どんなダメ親でも、親は親です。父親に合いたい!そうだあれに乗って多摩川を降っていけば、きっとたどり着けるよと、兄妹が無謀にも使ったのは、おもちゃのプールでした。それを漕いで、父親に会いに行こうとするシーンは、子育て中の方なら、涙を誘われることでしょう。
それともう一つ。何とかアル中を克服して、家族との最低限の交流を確保した元夫だったが、今度はガンが見つかって、やがて帰らぬ人に。ダメ夫とはいえ20年間を連れ添った人との別離に哀しむサイバラに、子供たちは必至にあっかんべえをするのです。母親を何とか元気づけたいと思う健気な子供たちの心にもうたれることでしょう。
夫もいなくなったけれど、元からいないことが多かったサイバラの一家は、今日も淡々とした日々が続きます。なんだかんだあっても、私はひたすら漫画を描くだけというのが本作の言わんとするところでした。
子供たちをのびのび育てるという、気は強いが、おおらかで存在感のある母親像を小泉が好演しています。淡々としている作品だけに、いま子育てにある方と、そうでない方とでは、大きく評価が別れそうな作品だと思います。
家事に関心がない旦那に、いかに子育てが大変か分かってもらうには、ちょうどいいのかも知れませんね。子役のふたりも、演技が自然で素晴らしかったです。
全30件中、21~30件目を表示