神様のカルテのレビュー・感想・評価
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一体何が言いたいのかわからない
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やたらと情のある医者である桜井が、大出世のチャンスを蹴って、
自分を頼ってくれた患者の加賀の死を見取る話。
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情があるのはいいが、他にも患者はいっぱいいるのでは?
全患者にそんな事してたら、まるで仕事が回らないと思う。
人間が優しいのはいいことやが、あまり共感は出来なかったなあ。
しかも徘徊型映画やし、一体何を訴えたいのかがわからない。
出世よりも人の命の大切さが大切って事やったのかも知れないが、
それさえもあんまり伝わって来なかった。
あと変な旅館の仲間とのエピソードも中途半端で、不要やと思う。
また嫁のあおいも何のためにいるんかがようわからん。
嫁の支えがそれほどクローズアップされてたわけちゃうし。
それから、音楽とセリフのバランスが最悪。
何言うとるかわからんのでTVを大音量にするんやが、
音楽のシーンになると異常にうるさかった。
加賀まりこさんと松谷卓さん
偶然かもしれないが、時々、ハッとこの音楽、いいなあ。あの映画と似てる!と気づくことがあります。
そんな時調べてみると、松谷卓さんが音楽を担当してました。
多分、この方の音楽、私にとってぴったりくるんだなと思います。
いつか、この方のライブに行ってみたいなと思います。
この映画は、加賀まりこさんの演技が、本当に素晴らしいです。もちろん、他の方もとてもいいです!
この映画、素敵なところは、いい人しか出て来ません。
そんな映画が私は大好物です。笑
真摯さこそ、最も大切なものではないか?
「神様のカルテ」シリーズ第1作。
「金曜ロードSHOW!」で鑑賞。
原作は既読です。
福士蒼汰主演のスペシャルドラマを観たので、ちょうどいいから本作を思い出しレビューしようかなぁ、と…。
地域医療が抱える問題や現場の状況がリアルに描写されていて、さすが原作者が現役医師なだけあると思いました。
医師の数が絶対的に不足する環境でも、患者と真摯に向き合い続ける主人公・栗原一止が成長する姿にグッと来ました。
そんな一止を見事に体現した翔ちゃん。本来の頭の良さが役に反映されていたからなのか、医師役は板についていたし、古風な口調にも違和感が全くありませんでした。
役者としての櫻井翔のことを見直しました。これまではイマイチだなと云う感想しか抱きませんでしたが…やれば出来るんじゃん! ―髪型はヘンだったけど…www
妻・榛名役の宮崎あおいとの相性も抜群でした。ふたりの関係性をセリフだけでなく、動きのひとつひとつ、仕草の端々からも読み取れるような細やかな演技が秀逸でした。
ドラマの風吹ジュンの安曇さんも良かったけど、本作の加賀まりこ版もすこぶる良かったです。心に沁み入る名演でした。
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医療の最前線において尽力する医師や看護師の葛藤のドラマは、コロナ禍の今だからこそ、余計に心に響いて来るものがあるし、改めて感謝の念が湧いて来ました。本作も見直したい。
キャラクターがいい
想像してた通りのお話といえばそうなんですが、評価でたたかれているよりは
思ってたより結構よかったなーという印象の映画です。
私医者もの弱いっていうのもあるけど。
変人のイチ。
その奥さんのハルはすばらしいよき奥様。
同居人との友情、
医者としての葛藤、迷い、
余命宣告を受けている患者とのかかわり。。
とか、よくある内容なんやけど
それぞれのキャラクターがよかった。
全体的にのんびりとした空気。
柄本さんと池脇ちゃんと加賀さんがよかった。
2は借りてみようかな。
ハルさん、いい!
観終わった後、なぜか幸せな気分になれた。加賀まりこ演じる患者が幸せな感じで逝ったのと、主人公が最先端医療現場にいかず、予想通り患者のそばで働こうと決意したからなのだろうか。ハルさんが妊娠したというのもあるかもしれない。
あと、同居人との関係やハルさんとの関係がいい感じだった。特にハルさんはゆったりとしたやさしさで非常に魅力的。
日本映画の演出って。。。
どうして日本映画の演出ってこう、しらじらしいのか。。門出を祝っての「万歳」。ありえねー。ガン末期の患者の誕生日を病院の屋上で病院の関係者大勢で祝う。ありえねー。いつも廊下で遊んでる女の子。ありえねー。(なんで入院してるの??遊びに来てるの??)唯一つらかったのは来てない親族が来るまで心拍停止させないために肋骨全部折ってまでの措置、何やってんだろう、ってところ。
悩め、悩め、悩め。悩まない若者は生意気だぁ。
映画「神様のカルテ」(深川栄洋監督)から。
物語後半、そう言うことか、とタイトルの意味を噛みしめた。
主人公、栗原一止(イチ)は若手の医師、妻の榛名(ハル)は写真家。
人気アイドルグループ「嵐」の櫻井翔さんと宮崎あおいさんが、
絶妙の間合いで、この夫婦を演じていく。
この夫婦、全く違う分野で仕事をしながらも、
なぜか「寄り添う」という単語が似合う夫婦、という感じがした。
ところが、今回選んだのは、主人公が自分の進むべき医療の道を
研究中心の大学病院か、寝る暇も与えられないほど忙しい最前線か、
悩んでいたところ、先輩医師役の柄本明さんが、ホロ酔い気分で叫ぶ。
「悩め、悩め、悩め。悩まない若者は生意気だぁ」
最近、社会全体で、とことん悩むなんてことが少なくなった為か、
この「悩まない若者は生意気」というフレーズが心に残った。
「悩むこと」は決して悪いことではないし、むしろ思慮深くなる。
若い時には、仕事にも、恋愛にも、そして人生にも、悩んだ方がいい。
「若きウェルテル」のように、婚約者のいる身である女性に恋をし、
叶わぬ思いに絶望して自殺してしまってはまずいが・・(汗)
男でも女でも、悩んでいる顔って、意外とカッコいいんだよねぇ。
毎日が
医療従事者は人に癒しを与えないといかん職業なのかもしれないのですが、自分自身が多くの悩みやジレンマにぶつかりやすくて、自身をどこで癒すのかも課題ですよねぇ。
映像も綺麗だし、病院以外のシーンもあたたかくていい映画だな〜って思いました。
髪型のカルテ。
冒頭から作品の深みをぶち壊すようで申し訳ないが^^;
あの桜井君のパーマは、なんとかならなかったのか??(汗)
予告からかなりの違和感(あれじゃどう見てもオバサンパーマ)
幾ら朴訥な青年医師とはいえ、ないですよねぇ、あの頭は^^;
さて、原作未読且つ、友人待ちで、やっと鑑賞できた一本。
待った甲斐あったかというと、確かにほわっとしたいい話で、
これといって大事件が起こるわけでなく、地方医療の在り方を
声高に問うような押しつけ感もない。地方病院の医師が日々を
淡々と迎えながら、医療と向き合い、患者と向き合う話である。
ヒーロー感もなければ、うわ♪カッコいい(あの髪型ですからね)
なんて間違っても、ない^^;…ジャニーズですけどねぇ。
原作がどうなのかはまだ未読なので分からないが(読んでみよう)
本屋大賞にノミネートされたくらいだから、かなり興味がある。
夏目漱石をモチーフに、やたら古臭い言い回しをする主人公と
一風変わったアパートの住人など、登場人物は変わり者ばかり^^;
また全体のトーンがかなりゆったりめで鈍いので(プーさんか?)
私の映画ライフを引き延ばしてくれた友人も、隣で寝てしまった…
なんだかなぁ~^^;と思うところだが、
この作品、観所は脇を固める名優たちで、彼らの演技を堪能する
に尽きる。主人公はボソリボソリと喋るだけの存在であるため、
キビキビとした動きは看護師や大学病院での風景くらいである。
とはいえ、中身は優秀な医師!という設定なので、大学からの
研修のお誘いは引っ切り無し!担当日は患者が列を作るほど!の
主人公・イチの魅力がもっと描ければ…観応えあったかも知れず。
タイトルの「神様のカルテ」、その実体がラストに明かされるが、
患者にとって、病と真摯に向き合ってくれる医師は確かに心強い。
何ができるか、助けられるか、まずはその選択なのだろうが、もし
手遅れになり手術不可能になっても、死ぬまでその命は患者の物。
性格にも因るのだろうが、最期をどう迎えたいかは人それぞれだ。
医師は患者の深層心理までは入り込めないだろうが、できる範囲、
その分野で精一杯の尽力を施すことが使命なのではないだろうか。
年中無休365日体制で救急医療をこなす医師がいる一方で、矛盾が
生じるリアルな現場体制、頼られるも恨まれるのも医師の側である。
だけど。何とかせめて、受け入れ拒否だけは…
生きたいと思う人間がいて、命を助けたいと思う人間がいる。
それだけで成立する関係がビジネスを念頭に置くと途端に変わる。
今作にはその描写がまるでなかった。経営者も出てこない^^;
ホッとするような、んなわけないだろうがというか、不思議な感じ。
昨年亡くなった義母も、間際にはナースステーションのすぐ近くの
部屋になった。あのシーンを観ていたら思い出して涙がこぼれた。
監督の演出と脚本の設定にもう少し、頑張りが欲しかった気がする。
名俳優陣の演技だけに頼ってしまった感のある作品。
(何を大切に思うかは人それぞれ。才能と本能は重なったり離れたり)
宮﨑あおいの台詞が不思議な雰囲気でいい
死と隣り合わせの病院が舞台で先が読める展開で、脚本は特に賞賛すべきところはなかったのですけれど、宮﨑あおいと櫻井翔の夫婦が、病院とは全く別次元に存在するかのような設定で、実に暖かい関係でホットする気分になります。彼らが住んでいる旅館と住人もいい雰囲気を出しています。
原作は読んでいないので演出かどうかはわかりませんが、宮﨑あおいの台詞が夫婦間なのに敬語を使っているところがなぜか不思議に二人の暖かい関係を感じさせ、この映画で一番気に入っているところです。
ラストで彼女が桜井翔に耳元で何かささやくのですが、ここがこの映画一番のお勧めシーンです。ただ、その直後に言った内容がわかる櫻井翔の台詞があるのですが、それは蛇足でした。
評価は、この映画を死を扱う病院映画として見るなら3です。夫婦の愛情映画と見るなら5つです。
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