キック・アスのレビュー・感想・評価
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これぞ21世紀の【POP ART】
オープニングの【落下飛行の顛末】も含めて
『スナッチ』のジェイソン・フレミングと
『24』のザンダー・バークレーの2人が
出ているコトにまず驚いた
日常の身の回りにある《現実のモノや人》が
たくさん出てくる【POP ART】な映画って
本当にゾクゾクする
今作では【YouTube】だとか
SNSの【MySpace】とか・・・
主人公の名前が【一般人の実名】とか・・・
そしてヤッパリ【アメコミ】
観る前からある程度は予想してたけど
膨大な量の【アメコミネタ】が満載で最高
大筋に【スパイダーマン】を持ってきて
【バットマン】の小ネタを続々と放り込み
あらゆるアメコミタイトルがセリフで語られる上に
ついでに『シンシティ』と『アメリカンビューティー』の
【引用の仕方】がズバ抜けてセンスある
そして大好きな『スーパーマン』のネタも多々あって
かなり興奮した
特にニコラス・ケイジが絶叫する【クリプトナイト】には
鳥肌もんだった あのシーンは素晴らし過ぎる
クライマックスの【殴りこみシーン】の
映像と音楽と音響の【融合】の
奇跡はとても言葉では言い表せない
『インセプション』の時と同様に
本当に涙が溢れ出た
カッコ良くて 素晴らしくて・・・
監督はPOPでアメコミフリークな
21世紀のジョン・ウーでしょう
あぁ アメコミ映画って 素晴らしすぎる・・・
これぞ 21世紀の【POP ART】
B級映画史上ってぐらいのクオリティ
年末を悔しい思いで見落とし落胆し切っていたところでの再演、息せき切っていそいそ出かけました。
レディースデーとはいえかなり遅い時間帯でのほぼ満席。
立ち見も出たというのもうなずけました。
9割方は女性陣(単品は少なくてグループが多かったのが特徴でしたが)、僕ら男衆は隅の方でこそっと…、ど真ん中で腹抱えて笑っていました。
周りの女性陣はみな迷惑そうでした。
昔っからのニコラスフリークなんで、この世界に帰ってきてくれて本当にありがとう!って叫んでました、ハードビートなサウンドが流れるちゃちなエンドロール最中にビート取りながら。
降幕で口笛吹いて拍手喝采してました。
両隣の女性陣は、ウザいオヤジって遠撒きにしてくださいました。
ネタ・配役・予算・セット・CG、etc…どこをどうとってもB級です。
自信を持ってそういいます。
淡々とした前説、息を入れる暇なくドラマが展開される中盤、そして今度こそ息を入れたら見落としてしまうぐらいのハードでスピーディなアクションが連発される終盤、しまりのないぐらい空虚でほのかに明るいラスト。
このまま予算10倍にしたら超大作なんでしょうが…。
この規模だから、このちゃっちー造りだからこそ、最高に楽しめるのです。
まさにB級史上最高傑作の一つ、といっても過言ではないと思います。
このセコさ、ダサさ、超安作り、でのこのクオリティ、観なきゃ損損。
「ヒット・ガール」クロエ・モレッツとってもかわいらしくも、最高のアクションとお茶目なセリフがムチャ決まってました。この子、とてもとてもいいですよ!!!
ハッキリ言って、キックアスの成長なぞ、どうでも良い
元刑事の親父のスパルタ教育を受け、殺戮のプロフェッショナルに純粋培養された少女が加勢した途端、猛スピードで畳み掛ける暴力描写の波に呑み込まれ、一気に観てしまった。
本質の主役は間違いなく彼女である。
親父役が実際に私生活がブッ飛んでいる怪優ニコラス・ケイジなのも今作の危険な世界観を盛り上げている。
大ヒットした一方で、肝であるあどけない少女がマシンガンやバタフライナイフ振り回し、ヤクザ共を片っ端から皆殺しにする物語性に賛否両論となり、上映する劇場が制限された原因となったが、アメコミに付き物の超能力を一切省き、平凡な人間が正義を建て前に暴れまくる徹底した血生臭さを観客が娯楽作としてどう受け入れるかに評価の本質が掛かっていると思う。
私も当初は血塗れバトルに戸惑ったが、モラルを無視した狂気の振り切り方に圧倒された。
正にコワイモノ無しの映画と云えよう。
憎しみより羨望が濃いヒールと殺戮にシビアなベビーフェイスと両者の複雑な心理状態が入り混じった背景も、狂った現代社会とリアルにリンクさせ、感慨深くさせている。
殺しが画にキマるのはコミックの中だけにして欲しいなぁ…とリビア内戦のニュースと共に呟く春の頬杖であった。
では、最後に短歌を一首
『英雄や 地獄へ集ひ 網燃(萌)ゆる 牙の目覚めに 纏ふ血飛沫(しぶき)』
by全竜
「マザーファッカー!」と訳したのは名訳中の名訳
2010年アメリカ・イギリス合作映画。117分。今年3本目の作品。同題コミックの映画化で、製作陣にブラッド・ピットの名前が。ヨットの買いすぎで多額の借金を背負ったらしい名優ニコラス・ケイジが出演している。
内容は;
1、オタクな主人公の青年は、アメリカンヒーローになるのが夢。とうとうネットで緑色のコスチュームを買い、夜な夜な困った人を助けるヒーローごっこをはじめてしまう。
2、そんな彼は、ある晩ぼこぼこになりながらも困った人を助ける。その一部始終が通行人に撮影され、YouTubeに。瞬く前に全米の時の人となる。
3、ある日、かねてから恋憧れている女の子の悩みを解消すべく、とある悪党のあじとに乗り込むがまたしてもボコボコ。そこに本物のアメリカンヒーローが現われ救われることに。
一見単純な作品のように思えるが、作品の至る所にブラックユーモアが練り込まれた痛快な映画です。極めつけは本物のアメリカンヒーローとなるニコラス・ケイジ演じるビッグダディと新鋭クロエ・モレッツ演じるヒットガールの迷親子。
ヒーローやってるおかげで財政難なこの2人の場合、マンガの中のヒーローとは一味も二味も違う。悪党をやっつける時も容赦なくやっつけスプラッター状態。金は強奪するわ汚い言葉はどんどん吐くわである意味とてもリアリティがある。ビックダディはどうみてもバットマンもどき。
こんな色々な仕掛けの裏に製作者が込めた隠喩が感じられ、作品全体がなんとなくリリカル。本作はひょっとしたらハリウッド映画を揶揄した作品なのかもしれない。そんな考えが鑑賞しながらちらつき、まったく異なる痛快さが味わえる。
クロエ・モレッツがとにかく最高。最後に悪党の大本のあじとに突撃するシーンは、その選曲も含めてきっとこれから何十年も語り継がれるはず。この作品の成功に一番貢献してるのは間違いなく彼女だと思う。
彼女が成長するまえに速く第二弾をつくってほしい。
これ、今年のNo1になると思います。
単純に一気に観れる!!
面白いけど好きじゃない
見に行くには十分値する
痛快!そして、キュート!
マッチョじゃない主人公
感動だし笑える!女の子かわいい☆
コミック一気読みの満足感
笑える
メチャクチャ面白い!!
GyaOのオンライン試写会当選で見たけど、面白い!!残酷な場面もあるので、驚いたけど。しかも少女が・・。展開が速くて、アクションも激しく、見応えがある。ストーリーも面白い。痛快!!勧善懲悪と言う感じかなあ。悲しい所もあるけど、それを乗り越えて、強く生きていけそうなヒロインがいい。
快作!
これは観たかったんだよね〜。
公開直後は上映館がめっちゃ少なくて、立ち見のお客さんがうじゃうじゃだったらしいんだけど、
年が明けてから上映している所も増えて見やすくなったので、やっと行ってきたよ。
ポスターを見ての通り、原作はアメコミ。
ヒーローに憧れるダメ高校生が、通販で買った正義の味方コスチュームに着替えて、
徒歩でパトロールに出掛け、街の悪に立ち向かっていく。
でも中身はただのダメ高校生だから、もちろんすぐにボコボコ。
そんな姿が却ってネットで話題になり、彼が扮する<キック・アス>は一躍人気者に!
彼と同じように正体を隠して悪と闘う父娘、<ビッグ・ダディー>と<ヒット・ガール>。
出会った彼らがタッグを組んで、さらなる敵に挑む!
…みたいに、軽く作品紹介しているメディアも多いんだけど、
『まったく、知ってるくせに〜!よく言っちゃうよね〜こんにゃろ!』だよ。
『ただのB級アクションコメディだと思ってたら…あんた大ケガするぜッ?!』
って、最初から謳ったってイイじゃん?その期待を裏切らないでくれるじゃん!
主人公のデイブが、
誰もがヒーローに憧れるのに、何故みんな『ヒーローなんて自分たちとは別世界のモノ』と決め付けて『自分がそのヒーローになりたい 』とは考えないのか?…僕はなりたい!
と1人で起こした行動は、ホント子供じみてて突飛ではあるけど、
何度危ない痛い目にあっても諦めない姿を見るうちに、ヘンに共感を覚えちゃうんだよね。
『それ風の衣装を着たからってヒーローになんてなれるワケないじゃん』なんて笑った自分を、ちと寂しく感じたりして。
また、ニューヒーロー<キック・アス>を世に知らしめたのが、
殴られてボロボロになりながらも決して諦めない彼の姿に、興奮し応援の歓声をあげる…けど、それだけで、誰一人として暴力を止めに入ることなくその様子を撮影したケータイ動画…
っていうのも、なんか皮肉で考えさせられちゃうしね。
<ビッグ・ダディー>と<ヒット・ガール>はメッチャ強い!
様々な武器を使って、一瞬にして大勢の悪者を倒していくんだけど…ん?果たして彼等はヒーロー正義の味方なのか?!
いやいや違う!言ってしまえば復讐の鬼なの。
<キック・アス>みたいに困った人を助けるのではなく、
妻を死に追いやったマフィアを叩き潰すコトだけを目的に生きている父と、
その父親に『殺人の英才教育』を受けた11歳の女の子なんだ。
この<ヒット・ガール>が、誰もの印象にいちばん強く残るのは間違いないよ。
子供とはいえ、さながら殺戮マシーン…たった1人で次々殺しまくる。
ワイヤー、スローモーション、フラッシュ等を駆使したアクション映像は華麗で見事で、
空中を泳ぎながら両手に持った銃の弾丸を装填するところなんて、映像も彼女の表情も格好よくて、シビれちゃったよ。
迫力ありながらもスマートで、何よりキュートでたまらんね!
逆に、人によっては
『11歳の少女が復讐に燃えてマフィアを殺しまくるなんて、救いがなくて見ていられない』
って意見もあり。
うん、それも納得なんだ。
これまでのアクションヒーローものでも、その過去や影に触れてる作品って多くあったけど、
ここまで『生身の人間』らしい『心情』の部分をググッと訴えてくるのって、多くないんじゃないかと思う。
『救いがなくて…』と感じた人には、その苦悩や心情の部分がより深く届いていたんだな…と。
ただ、それを押し付けでも辛気臭くも無く、
笑いとアクションを中心にポップな音楽と色彩で描いている中に、ギュッと凝縮して潜ませてあるもんだから、ビックリしちゃうのよ〜!
主人公デイブの、高校生らしい日常生活の悩み。
経験してみて初めて知ったヒーローの孤独感。
目的と勇気を持って行動する事の大切さを知って成長していく姿。
<ビッグ・ダディー>と<ヒット・ガール>の親子愛。
これは『アクションヒーローコメディ』のカタチをした『人間のおはなし』だよ。
…なんて大袈裟かな?
ふぅ〜ッ!興奮して長くなっちゃった!
残酷な娯楽性。
この題名通り(爆)
全体的にイカれた仕上がりで?想像通りの作品。
こういう作品がヒットする限り、アメリカは病んでますね。
黒いジョークに過度なグロさを盛り込みつつ、
まだ幼い少女にバンバン殺戮を繰り返させるという(汗)
いや~^^;一筋縄ではとても笑えない、切ない作品。
しかも殺戮シーンにはとても楽しい音楽がかかるので^^;
これをどう捉えようかと悩んでるオバサン(私)にたいし、
隣の女の子は終始ゲラゲラ笑い。チョ~おもしれぇ~♪
って、彼氏とウケまくっていました。そうですか…(汗)
オタク高校生が突然、正義のヒーローになろう!って、
無理難題を考えもせずにスーツを着込み、街へ出て、
チンピラにボコられ、重傷を負う…っていう冒頭の場面、
すでにここからショッキングな映像満載で、さすがR15+。
妄想におけるエロ度もそこそこで、この年代の男の子の
想うこと総て(ではないと思うけど^^;)が集約されている。
彼の戦いの場面をたまたま通りがかりの市民が動画で
撮って流す…というのも今時で、気が付いたらヒーロー
扱い(弱いけどね)されているという、しかもマフィアから
過去の事件が彼の仕業と目を付けられ、追われる始末。
そこで登場するのが、本来ご本家の裏ヒーロー親子。
ビッグ・ダディとヒット・ガールだって~名前は可愛いv
親父は元警官で、マフィアに恨みを抱いている人物。
壊れた親父に育てられた娘は今では殺人マシーンに。
この…訓練の様子もけっこう凄い。本気で娘にズドン!
と弾を撃ち込むのには、かなりこちらもドキッとなる。
誕生日にバタフライナイフを贈るとか、甘いココアを
飲みながら、日常的にこういう会話をしている親子って
どうなんだろう…^^;(笑えないぞ、決して)
ご紹介が遅れました主人公には、若きJ・レノンを演じた
A・ジョンソンが!?やだー。すっごいバカに見える今回。
キレイな顔してるのになぁ^^;ちなみにもうお父さんだけど。
敵役にはまたコイツだ、M・ストロング。好きだねぇー。
その息子役もよく観る顔なんだけど、ヒーローに程遠い^^;
ちなみにこの子がレッド・ミスト(名前はいい感じの悪党)
顔ぶれと役どころが過去に観たヒーローものとダブるけど、
今作も真相が明らかになるにつれ、けっこう切なくなる。
さすがマーベル!?という感じだけれど、今風に描かれた
残酷な娯楽性には大丈夫なの!?という危機感も感じる。
娘にこんなことを仕込むお父さんは、まずいないと思うが…
(この娘、過去作品でもいい味出してんの^^;イヤなんとも)
久しぶりの興奮!
昨年末、シネセゾン渋谷で観ました。
立ち見が出る映画に行ったのは久しくなかったので
それだけでも興奮しました。
私はかろうじて最前列の席で観ることができました。
映画に関しては、評判が良いことは知っていましたが、
主役があのアーロン.ジョンソンと言うことだけ。
だから、ニコラス.ケイジに、マーク.ストロングが
出てきて本当に嬉しかった。
ニコラス.ケイジはとってもカッコ良かった。
「魔法使いの弟子」の彼も素敵でしたが、映画自体が
いまひとつパッとしなかった。
だから、今回のビッグ.ダディは彼も納得でしょうね。
マーク.ストロングは「ロビンフッド」に出てきたあの
ゴドフリー。いつも立派な悪役!
そして、みんなも絶賛のヒット.ガールのクロエちゃん。
何と切れの良い動き。
あまりのカッコよさに、つい残酷さを忘れてしまいそう。
いえ、すっかり忘れていました。
最後になりましたが、主役のアーロン.ジョンソン。
これからの益々の活躍が期待されますね。
あの若さで1児の父。それも気に入っています。
映画って凄い!
興奮を胸に新年を迎えることができました。
ありがとう!
2010の映画収め
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