インシテミル 7日間のデス・ゲームのレビュー・感想・評価
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藤原竜也を楽しむ映画
この映画は主役である『藤原竜也が好きな事』が見て楽しむための条件です。
何故かと言うと、
・ストーリー? → いや引きがあまりない。
・設定? → 生かし切れて無いような・・・
・ヒロイン? → あんまり可愛くないし魅力が・・・
・主人公? → 良い奴だし、良い奴過ぎてかわいそう。応援したい!!
という映画だからです。
主人公以外の人物背景エピソードの映し方がちょっと弱い。
主人公が善い奴すぎて他の人へ感情移入出来ないのもありますが、
よくここまであんまり好きになれない人物ばかり集めたな、という感じがします。
人物に感情移入出来るといい映画、とも一概に言えないですが、物足りない感はありました。
ラスト、主人公は金を放りなげて去っていくのですが、その金を主人公宅まで届ける、いつの間にか口座に振り込まれている、など後日談的な組織の不気味さを強調するエピソードがあればなー。
まだ終わっておらんよ!という恐怖の中でエンドロールと言うのが理想的だったのじゃないかな。
今回は終わりだよ、とにかく終わり!!と言われているようで不満です。
ちょっと穿ってみればストーリーは予測がついてしまいますのでサスペンスに期待するのではなく
主人公がどのように人々を助けようとするのか、という事にご期待ください。
謂わば、サスペンスジャンルに紛れ込んだヒーローもの?みたいな感じです。
私は面白かったです。
なんにせよ主人公さんかっけー!
惚れます。
単純すぎるトリック
邦画の癌
駄作も駄作
ストーリーに無理があるし展開もだらっとしてる。
原作はどうか知らないが映画見る限りだとライアーゲームやカイジを見ると
真新しいものはひとつもない。
役者の豪華さと殺人シーンの絵力だけの作品。
典型的嫌いなアメリカ映画の感じ。
ホリプロ50周年記念作品らしいが実力派の役者の黒歴史となることは確実。
こんな映画が大々的に宣伝されてそこそこの売り上げを記録してることが、
邦画が馬鹿にされる一因になっている。
アメリカでもこういう宣伝だけ立派で中身のない作品はあるかもしれないが、
日本には多すぎると思う。
こういう映画が邦画代表みたいに語られるから邦画が馬鹿にされる。
邦画ファンとしては
面白い邦画が正しい評価を受け、たくさんの人に知られるようになってほしい。
どうしてこうなっちゃったかなぁ~?
宣伝文句に釣られてしまった
思ったよりも悪くない
インシテミル?
原作を知っているとガッカリ
なんだかな~
あ~あ~
あまりの低評価にびっくり
あまりの低評価にびっくり、僕にとって2010年で5本に入る作品なんですが…。
とにかく次何が起こるのかまったく読めませんでした(原作を読まずに何の気なしに観ていたので、読めなかったのでしょうね。原作の愛読者の方からの辛辣なコメント読むと、きっとそうなのでしょう。きっとすばらしい原作なんでしょうね)。
したがって奇想天外の連続となり、スリラーなんだから怖さ増幅されるの必至ですよね。
またおどろおどろしい風を装いながら実はとってもちゃっちーセット、なんかしらん恐怖感がいや増しにつのります。
カチャカチャとやたら動くアナログメーターも不気味。
今まで余り評価していなかった石原さとみさん好演、見直しました。
ここのボードの他の方にははるか劣る、僕の脳みそにはピッタリの、お子様向けホラーだったということでしょうか。
ラス前のネタ証し、ラストの主演2名の短い会話、ラストOFラスト、みんな納得できる仕掛け、なかなかの作品だったと思うのですが…。
不勉強が奏功???
これだけの題材で
“時給11万2千の高額バイト”の広告につられて集まった男女10人が、奇妙で危険な究極のゲームを繰り広げるスリリングな心理サスペンス。
ある事がきっかけで全員が疑心暗鬼になっていきます。
ここから心理戦が始まるはずだったのだが・・・・・
全然心理戦になっていません。
徐々に伝わっていくべきはずの恐怖が感じられないのです。
非常に分かり易い展開で進みすぎます。
なんでこんなことになってしまったのでしょうか?
そもそも“恐怖”とは?
7日間の心理戦を描くのに107分で短すぎるのです。
原作では忍び寄ってきた恐怖が映画では全然伝わってこないのです。
もちろん人と人との間が全然ないのも問題です。
1日の中で夜という闇が重要な役割を果たすべきことなのに全く有効的に描かれていません。
ときおり登場するアイテムもちゃちな出来で更にムードを盛り下げています。
そして疑心暗鬼になっているにもかかわらず人を疑っていないような行動には全く理解できません。
最大の問題は矛盾だらけってことではないでしょうか?
あまりにも都合が良すぎるのも考え物です。
これらのことで物語がお粗末になってしまっています。
題材は面白いのに非常に残念な結果です。
加藤武がいっぱい
市川昆監督の金田一耕助シリーズでは加藤武演じる名物キャラが毎回登場していた。
事あるごとに「よしッ、分かった!」と手を叩き、笑っちゃうほど単純な論理で的外れな犯人を指摘する、ヒゲの素敵な楽しい刑事さんである。
この手のキャラはミステリにはよく登場しますね。『名探偵コナン』の毛利小五郎とか。殺人などの陰鬱なテーマを扱う物語にユーモアを吹き込むキャラとして重宝されてるんだろう。
よもや本作の製作陣がこの手のキャラを登場させようとしたとは思わないが、実際この映画では“楽しくない加藤武”的キャラがわんさか登場してとても面倒臭い事になる。
彼らが披露する推理の底が浅い浅い。
事件現場に遅れてきたから犯人!
ミステリ好きだから犯人!
凶器を手に持っていたから犯人!
それだけの理由で人殺し扱いされちゃ堪らない。
藤原竜也は登場人物の中ではまだ思考がマトモな方だが、「人の命がかかってるんだ、もっとよく考えましょうよ!」という彼の至極真っ当な意見は皆から全力で無視される。というより、彼の意見はなぜかことごとく無視される。
『凶器を探す為に皆で各部屋を確認しよう』という提案は『犯人を刺激する』という理由で却下。『各人に配布された武器を見せ合えば』という提案も『互いの抑止力だから』という妙な理由で却下。
……きっと犯人を探す気が無いか、また誰かが死ぬのを待ってるんだろう。死人が出た方が物語が面白くなりますからねぇ(皮肉です、念の為)。
こりゃとても“心理ゲーム”と呼べる代物じゃない。
疑心暗鬼の恐ろしさや欲に駆られた人間の醜さみたいなものを描きたかったのだろうが、それを論じる前に、登場人物の思考が浅過ぎて少しも人間らしく見えない。
そういや序盤で「ここは世界の縮図です!」みたいな台詞があった。
もしも世界がこの映画みたいな人間の集まりだったら、人間はキューバ危機の頃あたりでとっくに絶滅していただろう。人類をナメるのも大概にしていただきたい。
10人中5人は演技が大袈裟過ぎるし、セットは安っぽいし、警備ロボットはグリコのお菓子に付いてそうな奴だし、正直褒める要素が殆んど見当たらないのだが、危険因子が全員居なくなる終盤は次の展開が予想しにくく、面白い。あとは暗く冷たい『棺桶室』のセットも良かった。
あとは……ええと……以上です。
最後に加藤武さん、勝手に引き合いに出してすみませんでした……。
<2010/10/23観賞>
たとえ数億円損害が被る結末でも、人が死なない心理ゲームのほうが、やはりホットしますね。
さすがにホラーの巨匠・中田秀夫監督だけに、登場人物と同じ目線で恐怖感を演出するところはさすがで、いつ襲われるかわからないというスリル感はたっぷり味わえました。 監督と出演者が頑張って、なんとかエンターティメントとして一定水準の作品に仕上げたものの、いかんせん原作の設定が現実離れしすぎていて、突っ込みどころ満載。
せっかくの緊迫感溢れる演出を殺してしまっているのが残念です。
演技面でも、10人の出場者が感情をむき出しにして、熱演しているのは伝わってきました。これまでの心理ゲーム作品と大きく異なるのは、北大路欣也の存在。重鎮の参加で、画面の重みが違うものだと感じました。
藤原竜也も頑張っていますが、『カイジ 人生逆転ゲーム』の主人公と設定からキャラまでそっくりなんです。ヒットした『カイジ』にあやかろうとしているのでしょうか。少しは違いを持たせてあげないと、藤原竜也がワンパターンの演技しかできないような錯覚に陥りました。
それでは、ストーリー上の疑問点を羅列していきます。
まずは、ゲームそのものの存在理由があり得なすぎます、殺人映像をネットで公開して、課金収入を得ることが目的とされているのは全くのナンセンス!そんなことしたら、ネット上でも大騒ぎだし、警察も緊急出動してゲーム遂行を阻止するはずなのに、黙認されているのはおかしすぎます。
次にゲームのルールが説明される段階で、まだ殺人ゲームとネタバレされていないのに、参加者が恐怖感を募らせるのは、時期尚早だと思います。何か事件が起こって、ゲーム参加者が、ゲーム内容に気付くという展開があって然るべきでしょう。ストーリーが予定調和になってしまい、強引に進んでいくのは、いただけない展開です。
そしてゲームのメインとなる殺人の犯人捜しでは、参加者による多数決の評決は一度しか行われませんでした。後は続々と殺人が繰り返されていき、評決どころではなくなってしまうのです。多数決による評決は、結果的に冤罪を生んでしまうというところが、今の裁判員制度や検察審査会制度への皮肉に繋がっているのではないでしょうか。
ゲームには、殺人を促すために主催する機構側が送り込んだスパイもいました。スパイが煽って殺人を唆したとしても、序盤で参加者が殺人ゲームにのめり込んでいくモチベーションが弱すぎます。もう少し決定打が欲しいところでした。
加えて、参加者を管理し、ルール違反には容赦なく制裁を加える「ガイド」と呼ばれる警備ロボットの制裁内容に、対象によってブレがあることも気になりました。
さらにラストに連続で用意されたドンデン返しも、返し方が強引で、何でも有りなのかと思えてしまいました。特に、北大路欣也演じる安東の死んだと思わせるところ、そして主人公結城をゲームに誘い、いい仲となる祥子のトンデモない秘密など、すっきりしないシーンが目立つのです。
まぁそれでも、ライアーゲームみたいに、超高速な裏切りとウソの連続で頭の中がこんがらがるようなストーリーよりはわかりやすいとは言えます。
それでも『バトルロイヤル』同様に人の命がゲームの対象となってしまうのは、後味がいいものではありません。そんなにスプラッターではないのですが、たとえ数億円損害が被る結末でも、人が死なない心理ゲームのほうが、やはりホットしますね。
なんのために作ったのかわからない
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