劇場公開日 2010年4月10日

幸福(しあわせ)の黄色いハンカチのレビュー・感想・評価

全58件中、1~20件目を表示

4.0一家そろって見た思い出

2025年1月17日
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鑑賞方法:その他、映画館、TV地上波

不朽の名作だと思う。シンプルなストーリーに、ていねいな芝居。

刑期を終えて出てきた男を高倉健が熱演。
うまそうにビールを飲み干すのに、絶食したとか、いろいろ伝説を耳にした。
武田鉄矢の出世作でもあり、この映画がなければ、のちの『金八先生』もない。

桃井かおりのモタモタした煮え切らなさは、演出とは思えず、子供心に好きになれなかった。はつらつとしたお姉さんキャラが好きだったのだが、そんなキャラ、この映画のどこにも居場所がない。

ハンカチが飾ってあるかどうかは、ドキドキしながら見たものだ。今でもはっきり覚えている。子供でも、よく理解できるストーリーでも、なぜ、出所するのを待っていられないのかは、子供には理解できなかった。親に聞いても、要領を得なかった。ビデオ化された時にもう一度見て、なるほど、そういうことかと納得した。

とにかく、いい作品は、子供心にも響くのだ。

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うそつきかもめ

5.0「ミットもない」のとこ好き

2024年12月21日
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一番好きな映画はと聞かれたらこれって答えます。
私、感動して泣くってことがほとんどありませんが、この映画のラストの、特に桃井さんがハンカチ見つけて「ほらぁ!」って絶叫するところからの、一枚じゃなくて万国旗みたいに大量に掲げてあるシーンは何度見ても泣ける。
あと、件名にあるとおり、「お前みたいなやつ俺らの方で何ていうか知ってるか。草野球のキャッチャーって言うんだ。(右拳で左の掌をパシッ)ミットもない、っちゅーこった。」のとこ好き
ていうか、このシーンが好きっていう人あまりいない気がするし、ここを好きという自分、好き。

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ロッキー羽田

5.0美しいロングショット

2024年12月20日
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この作品の主人公は驚くことに映画初出演の武田鉄矢が演じてる若者でありヒロイン役の桃井かおりである。だから最初のカットが欽也の部屋で始まり、最後のカットも二人のキスシーンで終わるのです。この2人の若者が主人公であると山田洋次監督自身がインタビューで語っています。そしてこの映画は、まさしく名作です‼︎

この作品の原作はアメリカのカントリーソングの歌詞からでした。原作ではハンカチでは無く黄色いリボンです。この歌詞から山田監督がインスパイアされ脚本を作成しました。この年、山田監督は寅さん2本とこちらの作品の3本を作成しています。なんとも凄い事です!

健さんが素晴らしい演技をしています。これの前に東映のヤクザ役を卒業され模索している時に山田監督からのオファーがあり二つ返事で受けたとの事です。

ラストの夫婦の再会シーンのアップは涙目をした妻のワンカットだけです。そして向かえ合う姿はロングショットで遠い所から撮っています。この遠目のショットが堪らなくいい!泣き崩れる妻を抱えるようにふたりで家へ入っていきます。これ全てが遠いロングショットなのです。ふたりのアップは一切映しません…素晴らしく美しい映像です。会話もいらないと共にアップのふたりの顔ももはや要らないのです。。

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えーじ

4.5「自分、不器用ですからこんなレビューになってしまいました」←うそ!「厚顔無恥にもほどがあるレビュー」

2024年6月8日
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鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波、VOD

泣ける

楽しい

幸せ

ネタバレもクソもない名作中の名作。『猿の惑星』の「ここは地球だったのか!」みたいな?

ファーストシーンの欽也(武田鉄矢)の部屋。スーパーカーのポスターまみれで「あぁ、時代だなぁ。懐かしいなぁ」と思いました。
どうでもいい話なのですが。私は『サーキットの狼』の劇中で登場する車の中では、トヨタ2000GTシルエットフォーミュラーという架空車が一番好きでした。カウンタックのGr.5も。主人公のフェーリディノRSとかの“でっちあげ”車って、外連味とロマンあるじゃないですか。
スーパーカー♪スーパーカー♪スーパーカー♪スーパーカー♪ランボルギィーニ!カウンタ―ック!ポルシェー!ナイ―ンワンワンターボォー!フェルッラーリ!ヴェルリネッタボクサァ!マセラッティボーラァ!イッツナンバァーワーン!スーパーカー♪スーパーカー♪スーパーカー♪スーパーカー♪僕の憧れ♪僕の恋人♪スーパーカー♪
ごめんなさい。当時を懐かしんで、ついYouTubeで『対決!スーパーカークイズ』のオープニングテーマを聴いてしまいました。スーパーカー♪スーパーカー♪スーパーカー♪力は機関車よりも強く!高いビィルディングもひとっ飛び!(もうええっちゅうねん!)
挿入曲にピンクレディーがいくつか流れていたり。キャンディーズの話題がでてきたり。懐かしぇ。どうでもいい話で500文字以上を浪費してしまいました。

ごめんなさい、本題です。オープニングクレジットの“原作=ピート・ハミル”で初めて知ったのですけれど、元はアメリカ新聞誌掲載のコラムだったのですね。いかにもな人情話なので、かなり意外です。米国人に人情がないって言ってるわけじゃないんですが。

武田さん、ロン毛にテンガロンハットよく似合っていました。「百姓みたい」(笑)な白のジャンパー、結局は気に入って買っちゃったんだ。
勇作(高倉健)の初登場、食堂でビール一気に飲み干すシーン。出所後あるあるですよね。私はアルコールがさっぱりダメですし、幸いにもまだ収容されたことがないので、その格別の美味さはよくわからないのですが。
ふっかふかのおふとぅんに感激するシーンも「きっとそうなんだろうなぁ」と胸が締め付けられる思いでした。

この作品、記念すべき第1回日本アカデミー賞では最優秀主演男優賞で故・高倉健さん、最優秀助演男優賞で武田鉄矢のお名前が挙がっていますよね。
私が思うに、この映画の主役って、むしろ欽也(武田鉄矢)だったと考えたんですよ。
贅沢にも、高倉健さんが演ずる勇作を狂言回しにして、武田鉄矢が演ずる、うだつの上がらないダメ男の成長譚を描いたのだと感じたので。
鉄矢さん、映画初出演に関わらず、ド素人とは思えない好演技でした。すっとこどっこいでお調子者でドスケベなんだけれど妙に憎めないヤツ。そういうヤツっているじゃないですか。ここに。“憎めないヤツ”だかどうかは別として(笑)そんな欽也を見事に演じ切っていらっしゃいました。
もちろん健さんの唯一無二の存在感のサポートあってのことなのですが。
桃井かおりの、情に厚いけれどちょっとトロい朱美のキャラ設定も活きていたのも勿論なのですが。←言い方!
そんな3人の珍道中が、この上なく面白くて感動的な物語として描かれていました。
勇作、欽欽、朱美の奇妙な凸凹トリオが、いつしか本音でぶつかり合える間柄になっていく過程が微笑ましくて、涙ぐましかったです。

勇作の欽也への説教に痺れました。
「おまえそれでも九州の人間か」
「いいか…女子(おなご)ちゅうのは弱いもんなんじゃ。男が守ってやらにゃいけん」
これって、いくら年月が過ぎようとも、男女間の普遍的な価値観だと思うのですが。昨今のポリコレて何様のつもりなんですかね?

かつて住んでいた我が家を目前にして、怖気づく勇作に欽也の活が入ります。
「ここまで来たんだろう、なんだよ今さら女々しいこと言うなよ。この間俺に偉そうに説教したくせにさ」
ここでの欽也の成長っぷりに思わず頬が緩みました。
朱美の慰めの言葉も、とことん優しくて涙が出ます。

テレビ放映などで何度も観ているはずの映画なのに、ラストもわかりきっているのに。今回観直してみても、黄色いハンカチが上がっているかどうか、三人の目線でハラハラしながら観ている自分がいました。
なので、黄色いハンカチの列を見つけた時の欽也と朱美の喜びようが、他人ごととは思えなくて。
勇作を送り出してやる時の幸せな気持ちが、じーんと胸に染みて。
邪魔しないようにさっさと車を出した後、陰に隠れて勇作と奥さんの再会を見守っていた二人の優しさが素敵でした。
たった数日間の出来事なのに、何だか長い長い旅だったように思えた勇作の旅がハッピーエンドで締められてとてもよかったです。
欽也と朱美のハッピーエンドも含めて。愛車のファミリアは結構ポンコツになっちゃいましたけれど。
欽也、朱美に惚れられてもいい、素敵な男になりましたよね。

借り物の言葉を使えば、“ロードムービー”の傑作中の傑作だと思いました。
ロードムービーって言葉、この作品について調べるまで知らない言葉でした。←マジでΣ(oдΟ;)!!

一個だけ難点があったんですね。それ、今さら言っちゃダメなんですが。さすがに音楽が古すぎるなぁと思って。
これだけは仕方ないからマイナス点にはしないです。
2011年の日本テレビドラマ版ではどうだったんだろう?テレビ観なくなって久しいから、観逃しています。
阿部寛の勇作役、かなり興味があります。1982年TBSドラマ版の菅原文太さん版もあったのですね。
この映画、海外でのリメイクあってややこしいことになっているんですよね。
アメリカが原作発祥の地→日本にて映画化→アメリカでリメイク。って逆輸入映画なの?
タイトルは『イエロー・ハンカチーフ』っても蓋も無いの(笑)
「まさか!」と思ってアメリカ版をアマプラで探すと!ありましたありました!これも“観なきゃ映画”の候補に入りました。
タイでも、リメイクがあったそうで。『もしあなたがまだ私を愛しているなら』こちらもかなり観てみたいかも。独特の宗教観が色濃く出ていそうで興味あります。「仏様を大切にしろ!大切にしないヤツは死ぬべきなんだ!(名言)」とかの台詞がありそうで怖そうですw

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野球十兵衛、

1.0時代背景はありますが

2024年5月9日
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移りゆく時代とともに朽ちていきそうな考え方の多い映画だなと感じました。

古い映画にも時代関係なく感動できるものがあり、そうでないものもあると思います。

現状のじぶんの感覚的にみると浅はかだったり、ださいなと感じてしまう部分が多いように感じました。

言い方が悪いかもしれないけど、単なる当時の話題作という感じました。

名作と持ち上げ過ぎかもと思いました。

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ボタもち

4.0古過ぎていい感じ

2023年12月31日
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プライア

4.5【山田洋次監督による見知らぬ男女三人が不思議な縁で、共に赤い車で北海道を旅するロードムービーでありヒューマンドラマの逸品。何度観ても、ラストシーンは涙する作品でもある。】

2023年12月17日
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鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波、VOD

泣ける

知的

幸せ

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NOBU

5.0タイトルはつけられない

2023年10月23日
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高校生の時に、あまりにも褒められすぎていたので却って見逃していました。
恥ずかしながら、確かに大傑作です。

健さんも倍賞先輩も桃井先輩も金八先生もそれぞれ名演ですが、それを引き出す演出力はさすが山田先生ですね。

何となくオチは聞いていたような気がするので予定調和な話の展開ですが、ラスト20分くらいから、わかっているのに泣きそうでした。

クライマックスのカメラアングル、カット割り、間のとりかたが完璧で圧倒的な感動を生みました。

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越後屋

4.5タイトルなし(ネタバレ)

2023年10月1日
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笑える

楽しい

萌える

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Don-chan

5.0愛と「おかえり」を知るロード・ムービー

2023年8月6日
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鑑賞方法:TV地上波、VOD

泣ける

幸せ

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しゅうへい

5.0高倉健といえば「不器用ですから」だけど俳優だからわりと器用

2023年7月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

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野川新栄

5.0ほら‼️勇さん見えるー❓ちゃーんとあったじゃないのー‼️

2023年7月2日
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泣ける

笑える

興奮

山田洋次監督作、高倉健主演作のみならず、日本映画を代表するロードムービーの名作ですね、これは‼️高倉健扮する刑務所帰りの男が、北海道を旅する若いカップルと繰り広げる珍道中‼️健さんは別れた元女房に、もしまだ俺を待っていてくれるなら庭先に黄色いハンカチをかけておいてくれと伝えてあった・・・終着地である夕張を目指すクライマックスはスリリングに盛り上がり、その後訪れるすがすがしい感動のラストは一生忘れることができません‼️モテない、冴えないを体現した武田鉄矢のコメディエンヌぶり‼️カニや下痢のエピソードは、何度見ても大爆笑させられる‼️都会の娘を妙演する桃井かおりのアンニュイ感たっぷりの存在感‼️そして粗野で不器用で自分の想いをストレートに伝え切れない高倉健のイメージは、この作品でまさに決定付けられましたね‼️そんな高倉健の俳優としての特性を一番わかっていたのは、山田洋次監督じゃないでしょうか❓そういう意味で高倉健が不幸だったのは、この作品と「遙かなる山の呼び声」の2作のみで山田洋次とのコンビを辞めてしまったことですね‼️お互いに不幸だったと思います‼️

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活動写真愛好家

4.0リアリティ欠如はなんのその、映像芸術の魅力を遺憾なく発揮したエンディングに…

2023年6月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

山田洋次のキネマ旬報ベストテン第1位作品
がTV放映されたので改めての鑑賞。

NHKの再放送ドラマ「男たちの旅路」での
桃井かおりの特異な名演技を見ていたので、
彼女の魅力にも注目して観始めたが、
そんな想いなどは
すぐに消し飛んでしまうような、
ただただ、高倉健のたたづまいに魅了される
作品だった。

口数の少ない演技は
スティーブ・マックイーンにも
通じるものがあるが、
特に、刑務所を出たばかりの所作は、
まるで、高倉は経験者であるかのようだ。
そして、
押し殺したような女性への深い愛情表現は
この作品に限ったことではないが、
見事な“高倉健的”名演技に感じた。

そして、
エンディングの分かっての鑑賞ながらも、
事前に配されたタンポポや道路の車線境界線
等の黄色い映像シーンを改めて目にすると、
自然に涙腺が…。

あの多過ぎる数の黄色いハンカチは、
もちろん、妻の愛情の表現として
毎日コツコツくくり付たとか、
彼女に同情する近所の方々に
お手伝いしていただいた結果だとか、
ある程度の理由付けは可能だろうが、
あそこまでしなくても、と感じさせる
描写ではある。

しかし、原作ではどのような
記述になっているのかは分からないが、
そんなリアリティ欠如への邪推などは
消し飛ぶような、
映像芸術としての利点を生かし切った
山田洋次監督の見事な演出だったのでは
ないだろうか。

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KENZO一級建築士事務所

5.0幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ

2023年5月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

知的

幸せ

70年代の素晴らしき人間ドラマです。

高倉健さんをはじめ、他の俳優さんも若い。

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Y&M

3.0タケテツのポテンシャルを見抜いた山田洋次

2023年3月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

タケテツファンなのでちょっと冷静な採点はできないが、後に彼が役者として発揮する全てがこの映画に詰まっていたように感じられ、山田洋次の眼力に感服した。

コメディを演じるも、そのセリフや動きもさることながら、それ以上にメタ的に「それを演じてる僕、面白いでしょ?」感がうざくて笑えてしまう、刑事物語に顕著なタケテツコメディ。

女に振られるのも似合うし、次の女を口説くのが下手なのもよく似合う、「101回目」でも全く同じ構造を見せたタケテツシナリオ。

時代の現れでもあろうが、北海道の人々をことある度に百姓呼ばわりしたり、女性に襲いかかった挙句「俺だって処女じゃないよ!」という、暴言とイミフでお馴染みのタケテツサイコパス。

これらは、後にミュージシャンではなく役者として名を上げていくタケテツの大枠の要素がほぼ揃っているように思える。
海援隊のボーカルにこれをやらせてハマると見抜いた山田洋次の眼力は一体どうなっているのか。天才の所業に頭が下がる思いであった。

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wutang

4.0タイトルなし

2023年2月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

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ソルトン

5.0「珠玉の個性」

2022年11月23日
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高倉健さん、武田鉄矢、桃井かおり、倍賞千恵子・・・四人の巨大な個性が何故か不思議なまでに上手く調和され、面白いと感動するが同時に味わえる稀な作品だと思います。

健さん演じる勇作が欽也と朱美に感謝の気持ちを言葉ではなく、ただただ無言のまま握手をかわす場面・・・とにかくかっこよく、とにかく泣けてきて、とにかく美しいのですが、これは三人の珠玉の個性が作り上げた日本映画史に残る名場面だと思います。

不器用なる主要登場人物たちに各々頑張れ!と応援した後、ありがとうと伝えたくなる・・・何回見ても、そんな幸せな気持ちにさせてくれるのです。

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トンヌラ

2.5これが名作?

2022年10月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

今まで何度か見た事がある映画。本日BSで放送していたので、あらためて見た。
正直「これが名作?」というのが率直な感想。

まず、ストーリーのオリジナル性。タイトルにもある、クライマックスの黄色いハンカチは元々日本でもヒットしたドーンの「幸せの黄色いリボン」の歌詞を題材にしている。
その歌詞もオリジナルではなく伝承に基づいたもの。

そのクライマックスに結び付けるために武田鉄矢と桃井かおりの絡みなど創作ストーリーでつなげて映画にしたもの。感動するべきクライマックスにオリジナリティがなく、初めからわかっている。

武田鉄矢が桃井かおりに絡む態度もしつこく見苦しいし、高倉健が犯した殺人も擁護できるものではない。刑期を終える男を黄色いハンカチを掲げて待つその理由や女心にしても十分に描かれているとは思えない。

全てが、たった1曲の歌詞・伝承の通りのクライマックスにつなげるための「つなぎ」。
結果がわかっているため感動する要素もない。

山田監督はじめ俳優陣は皆好きだが、この映画は名作と呼ぶのにふさわしいのだろうか。

「幸せの黄色いリボン」のヒットがなかったら、山田監督がこま映画をつくる事もなかっただろう。

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ひろ

4.0男らしさの定義

2022年3月1日
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昔の漢は「不器用」=「男らしい」の印象。

平成生まれの俺が、30歳でこの映画を観るまでは、そんなのが「男らしい」とは「時代が違うわ」と思っていた。

昔の人の男らしさって、とことん男目線で見ての男らしさなんやろうなー

口下手で、人には厳しく、自分は逃げて、キレたら歯止めが効かんくなって‥それでも女が待ってる。

女に気を効かせんでも、自分勝手やっても女が離れん。

細かいことは抜きにして、男として凄い。

これこそまさに、"男らしい"

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Daichi Kitakata

5.0ラストシーンが最高過ぎる

2021年10月20日
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trico