プリーストのレビュー・感想・評価
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可もなく不可もなく。
ポール・ベタニー目当てで鑑賞。
近未来が舞台の普通のダークファンタジー。
『レギオン』よりはマシ。
全体を通してアクションはいまひとつ。緊張感や興奮もなく冗長。荒廃したとはいえ近未来設定なんだから対ヴァンパイア用のアイテムや武器にもう少し工夫が欲しかった。
また個人的にヴァンパイアや感染者の設定をもう少し凝って欲しかったかな。ヴァンパイアにわざわざ収容所っていう居場所を作ってあげてんのが変な感じ。ヴァンパイアに自我があるとかコミュニケーションが取れるとかならともかく。ただの獣じゃん。
それと支配階級の神父の無能な糞っぷりが敵より怖い。
俺達の戦いはこれからだ的なラストは若干不完全燃焼だけど、無難な終わらせ方だよね。
修道会とヴァンパイア
教会に支配されている防護壁に囲まれた巨大なシティ。プリーストは過去の戦争で勝ち、ヴァンパイアをいくつもの居留区に追いやったという功績があったが、ヴァンパイアの脅威が去った今となってはプリーストは邪魔な存在。戦いという特技以外に何も持たない彼らは閑職に追いやられ、死んだも同然の職種?だったのだ。顔には大きな十字の刺青。そして、シティの外に出ることは“教会に背くことは神に背くこと”として固く禁じられていたのだ・・・
シェリフであるヒックス(ジガンデイ)はプリースト(ベタニー)に姪のルーシー(リリー・コリンズ)がヴァンパイアにさらわれたと伝え、彼女の恋人でもあったヒックス自身もルーシー捜索の旅にでる。教会はプリーストを連れ戻すため4人のプリーストを送ったが、その一人プリーステス(マギー・Q)は彼らと行動を共にすることになった。
なぜルーシーという特定の娘だけをさらっていったのか?という謎は、やがて、ルーシーがプリーストの実の娘であり、ヴァンパイアは誘拐によってプリーストたちをおびき寄せ、その隙にシティを襲うという計画だということがわかる。ヴァンパイアの中ボス的な存在、通称ブラック・ハット(アーバン)はかつてプリーストの仲間で、ヴァンパイアの巣の中に落とされ、人間ヴァンパイアとして生まれ変わったのだ。しかも最強の戦士プリーストよりも強い!!
ヴァンパイアの造形はまるで『ディセント』に登場する地下の怪物のようでもあり、『LOTR』の怪物のようでもある。眼が退化して無くなり、とても共感できない姿形ではあるが、ブラック・ハットに言わせれば、人間のように汚れなき清らかな魂の持ち主だということだ。でも、あの姿じゃいやだ・・・噛まれたくない(笑)。
クライマックスは列車でシティに向かうヴァンパイアの御一行。プリーストたち3人はルーシーを救いつつ、列車を爆破するという作戦。ニトロ搭載の未来型バイクで列車のはるか先まで進むなんてのは無茶で凄い。
それにしても、ヴァンパイアの女王(女王と言う時点で虫扱いだな)の姿はついに登場しないし、育ったシティに逆らってしまったこともあり、続編に期待か・・・枢機卿のクリストファー・プラマーも続編には出てこないだろうな。
新種のヴァンパイア?
かつて、仲間のプリースト達とヴァンパイア退治に向かった巣窟で、助けきれずに死んでしまったと思っていた仲間が、ヴァンパイアとして蘇り、人々の住む街を支配しようと企んでいるお話。
女王アリならぬ、女王ヴァンパイア(エイリアン?)が、人間に目を付けてヴァンパイアとして蘇らせるとか…チョッと無理があったかな。そこまで計算出来る生物には見えないけどなー(笑)。
知能の欠片もなさそうだし、本能だけで生きてそうなのに…。
クリストファー・プラマー演じる枢機卿のゴミ加減が良かったかな(笑)。
世界観には入り込める
長い歴史の中で人間とヴァンパイアが戦争を続けて、まるで「進撃の巨人」よろしく防壁に囲まれた中で人々が生活をしているという設定だが、本作の世界観はなかなか魅力的である。
ストーリーは簡単で、小難しい事は一切無い。それでもプリーストらの不遇な境遇であったり、娘を拐われたことで奪還を誓う主人公らの姿など、ドラマ部分も意外としっかり作り込まれている。
最大のポイントは、何と言ってもヴァンパイアの襲撃シーンや、戦闘シーンがスタイリッシュな所だ。
ビジュアル面も良く、ニトロ搭載のバイクもマニア心をくすぐる様な仕上がりで思わずニヤリとしてしまう。列車での最終決戦というのもお洒落ではないか。この当たりなどは特に製作者らのセンスの良さを感じる所だ。
ラストも続編を匂わす形で終わるのだが、今現在特にその様な情報は出ていない。恐らくは製作されないと思われるが、近年はオリジナル作品よりもリメイクや続編といった作品の勢いがある為、可能性はゼロではないはずである。
引き込まれる世界観の割にはストーリーがありきたりで残念だったため、もっと上手くこの世界観を使って欲しい思いが残った。もし続編をやるとしたらその辺を発展させて欲しい限りである。
日が沈む限り終わらない戦い
何世紀にも渡るバンパイアvs人類の戦い。
人類の最大の切り札は、神から授かった?高い身体能力を持つpriests (& a priestess)。
神の名のもと独裁的な権力を振るう教会、デジタル化した告解、聖書から飛び出す十字架の手裏剣!
「女王」により蜂のような繁殖?で、エイリアンのように産まれてくる目のないバンパイア、彼らの餌食になった元人間の感染者、そして人間の3種が出て来ます。感染者は日光が比較的大丈夫みたいです。
宗教が押しつける自己犠牲や忍耐に対し、欲望に素直なバンパイアという、思想的にも設定が面白いです。Priestsの亡骸は火葬なのね…(^^)。
舞台は"Madmax"のような荒廃した土地で、アクションは"The Matrix"の動きを悪くしたような感じでした。映像や世界観は美しくて、これでもう少しキレのある戦闘シーンが多ければ良かった。空中シーンがダサいです。
世界観はいい!
なかなか壮大な世界観であったので、一作というのはもったいない気がする。リリーコリンズ目的で観ましたが、リリーコリンズ以外の所にも目がいってしまいました。なので、まぁまぁ面白い映画だと思います。
従来のヴァンパイア・アクションとは異なった趣向だが、結局はB級路線へ…
プリーストと呼ばれる戦士の活躍で、数世紀に渡る人間とヴァンパイアの戦いに終止符が付き、人間たちは司祭が支配する高い防壁に守られたシティで暮らしていた。だが、シティの外で再びヴァンパイアが現れたとの噂が…。
「レギオン」のスコット・スチュワート監督&ポール・ベタニーのタッグで再び贈るアクション・ホラー。
前回は神VS人間のオカルト風アクションだったが、今回もほんのり匂わせつつ、敵はヴァンパイア。さらわれた姪を助け出す為、ポール演じる戦士プリーストが戦う。
雰囲気は、荒廃した世界を舞台にした「マッドマックス」もしくは「北斗の拳」のようなアウトロー・アクション。ヴァンパイアは、ヴァンパイアと言うよりもはや異形のモンスター。
従来のヴァンパイア・アクションとはちょっと違った装い。
原作が韓国の漫画だから??
ヴァンパイアの中に異端の存在が。プリーストと因縁があり、一連の事件は全て仕組まれた罠。
司祭が支配するシティは管理社会・独裁国家の構図。(ちょい役だが、司祭を演じるのは名優クリストファー・プラマー!)
かつて世界を救いながらも今は忘れ去られたプリーストが存在意義を問う。
…なんて書くと、何だか深みがありそうにも思えるが、正直ドラマ部分は薄っぺらく、ケレン味たっぷりのB級アクションがメイン。
「レギオン」よりかは分かり易く、すんなり見れたかな?
今作は微妙だが次に期待できる
世界観も荒廃した世界に近代的な乗り物と街 シナリオは意外とありがちな内容 敵や武器の種類ももっと縛らずに豊富に用意して、もっと少数精鋭ならではの頭を使った戦闘が見たかった が、撮り方や演出、世界感の表現などは見てて引き込まれる部分があったので、次回作に期待したい
独自の世界観のヴァンパイア映画だけど、衝撃的な真新しさはない。
冒頭、この映画の世界観を語るところが、アニメパートになってる。原作は日本ではあまり知られてないが、欧米では人気の韓国のコミックだという。
太古より人類とヴァンパイアが戦争を続けてきたパラレルワールド。人類側に対ヴァンパイアの人間兵器プリーストが登場して、その抗争に終止符が打たれた…はずだった。
ヴァンパイアは荒廃した大地の居留区に追い込まれている一方、人類は高い壁に囲まれた超高層の近未来都市の中で、絶対的権威をもつ教会の管理の下、平穏に生活していた。
壁の外の荒野でも一部の人間は、西部劇のような暮らしをしていたのだが、封じ込めていたはずのヴァンパイアがそこを襲う。その事実を認めない教会に反旗を翻して、閑職に追いやられていた一人の元プリーストの男が立ち上がった。
凶暴なヴァンパイアと戦う修道士姿のプリーストは、ジェダイの騎士のようであり、荒涼とした砂漠をハイテクメカのバイクで疾走する様は「マッドマックス」の世界をみているようだ。
ヴァンパイアの造形も人間とは異なり、バイオハザードの怪物かエイリアンのよう。プリーストは手裏剣を武器にしたり、アジア的アクションで戦う。
独自の世界観のヴァンパイア映画だけど、衝撃的な真新しさはない。ラストは続編を予感させる。
局所的なダイナミズム
この監督の前作『レギオン』には「超絶に色々勿体無い映画だなー」という感想を抱いていました。
神やら天使やらと、やたらと規模のでかい未曾有の終末世界を提示しながら、舞台の局所感と巻き起こる騒動がやたら小規模という。
消化不良気味というか。それでも「勿体無い」と思わせる力量はあるというか。
この監督の次回作が再びSFなら、また観てみたいなあと思わせる魅力は確かにあって。
このザラついた画造りとVFXで以って、もっと大規模な作品を作って欲しいなあ、という。
『プリースト』にはそこら辺を期待して鑑賞に望みました。
んー、変わらないですねえ。
物語の大風呂敷拡げました感と舞台スケールのでかさ。
ヴァンパイアの大群が居ることを示唆しておきながら、そこまでの数を表に出さないというか。
戦いのダイナミックさも、あるっちゃあるんですが、ガジェットというかギミックというか、意味の分からない武器に頼らないで、破格的に強い肉体描写で格闘術描いた方が良かったんじゃないかなー、という。
だから、ダメなのか?というと、そうでもなくて。
前作『レギオン』よりも「大規模な世界観の中、小規模な舞台展開を繰り出しつつも、如何にしてダイナミズムを表現するか!?」的手腕が数段パワーアップしてるなあ、と。
ああ、このスコット・スチュワートという監督はそういう人なんだ、と。
この物語展開が彼のブランドなんですかねー。
結局、何だかんだで次回作も観ちゃうんだろうなー。
もう…
まぁ…これも原作コミック知らないからかもだけどつまらなかった。アクションも中途半端、ストーリーも中途半端、ロマンス失笑もの、バンパイヤ…ってかバイオハザードのリッカーにしかみえなかった。
挙句の果てに、ブラックハットが、おれはヒューマンバンパイヤになったんだ!って言うとこでは吹いてしまった。ようは一般的なイメージの吸血鬼じゃねぇか!もっとやばいやつになれよって観ながら突っ込んでしまった。そもそも元プリーストのくせに人間に復讐する理由が陳腐。
ま、たくさん突っ込んで楽しませてもらったから映画料金のもとはとれたか。…ちなみにこれも3Dへぼい。
シラスじゃないのよ、プリースト
すっごい勘違いしてました。 青白いポール・ベタニーを見た瞬間、「『ダ・ヴィンチ…』続編か、シラスだな」と思ったのです。 違います! まったく違う、パワフル司祭 現る☆
何世紀にもわたり バンパイアと戦い続けていた人類は、高い防壁に囲まれ 教会の司祭たちが住民を支配する都市 ディストピアで暮らしていた。 教会の司祭で伝説の戦士と名高い プリーストにある日、兄とその家族がバンパイアに襲われたという一報がはいる。 バンパイアは絶滅したと主張する教会の制止を振り切って、プリーストは 街の外へ出てバンパイアを追う。
主人公・プリーストに ポール・ベタニー。 ジェニファー・コネリー夫くん、青白い顔の聖職者を演じさせたら 右に出る者はいないでしょう。 始まりに“3分間スタディ”のような部分があって、ストーリーに入っていくので(演技は良いのに) プリーストの心の揺れが イマイチつかみ難い。 でもでも、『ダ・ヴィンチ・コード』のシラスよりは 扱いも良いので 「よかったね、ポール」という感じです。
バンパイアに狙われる少女・ルーシーを演じた リリー・コリンズ。 可愛い~♡ 終始 怯えている演技 + 真っ白な衣装が純潔さを アピールしてました。 『しあわせの隠れ場所』でサンドラ・ブロックの娘役をしていた子です。
ルーシーを慕うヒックス保安官役に カム・ジガンディ。 今回は 皮ジャンにピストルホルダーとウエスタン・スタイルで セクシーな胸板は拝めません(ガックリ。。) ビビりだけどルーシーを助けたいと奮闘するヒックスを 好演。
プリーストと同じく 司祭・プリーステスを演じた マギー・Q。 『M:i:III』以来、あまり出演作を見ないなぁと思っていたのですが、今回は ナイス助演。 プリーストに想いを寄せているのも見え見えだけど 「我慢してます」ってところが 健気なプリーステス。 カッコいいです。
プリーストの仲間だったブラック・ハットに カール・アーバン。 『ロード・オブ・ザ・リング・シリーズ』で 騎士団長・エオメルを演じていた彼です。 プレビューで見た時とは違った展開になっていて ちょっと複雑な気分になりましたが、まあまあ 誰かがやらないとね(ストーリーが進まない)。お疲れさま。
最近、進化系バンパイアは原型(人間の形)をとどめないのが増えてる気がします(『デイブレイカー』とか)。そして日向と日陰が分かりやすい廃墟や洞窟、砂漠などのロケーション。『ザ・ウォーカー』や『レギオン』を思い起こさせます。。 あ、そういえば『レギオン』もポールでしたね。 上記の作品が好きな方向きの 一本です。
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