劇場公開日 2011年9月23日

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「従来のヴァンパイア・アクションとは異なった趣向だが、結局はB級路線へ…」プリースト 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5従来のヴァンパイア・アクションとは異なった趣向だが、結局はB級路線へ…

2013年2月2日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

プリーストと呼ばれる戦士の活躍で、数世紀に渡る人間とヴァンパイアの戦いに終止符が付き、人間たちは司祭が支配する高い防壁に守られたシティで暮らしていた。だが、シティの外で再びヴァンパイアが現れたとの噂が…。

「レギオン」のスコット・スチュワート監督&ポール・ベタニーのタッグで再び贈るアクション・ホラー。
前回は神VS人間のオカルト風アクションだったが、今回もほんのり匂わせつつ、敵はヴァンパイア。さらわれた姪を助け出す為、ポール演じる戦士プリーストが戦う。
雰囲気は、荒廃した世界を舞台にした「マッドマックス」もしくは「北斗の拳」のようなアウトロー・アクション。ヴァンパイアは、ヴァンパイアと言うよりもはや異形のモンスター。
従来のヴァンパイア・アクションとはちょっと違った装い。
原作が韓国の漫画だから??

ヴァンパイアの中に異端の存在が。プリーストと因縁があり、一連の事件は全て仕組まれた罠。
司祭が支配するシティは管理社会・独裁国家の構図。(ちょい役だが、司祭を演じるのは名優クリストファー・プラマー!)
かつて世界を救いながらも今は忘れ去られたプリーストが存在意義を問う。
…なんて書くと、何だか深みがありそうにも思えるが、正直ドラマ部分は薄っぺらく、ケレン味たっぷりのB級アクションがメイン。
「レギオン」よりかは分かり易く、すんなり見れたかな?

近大