ソーシャル・ネットワークのレビュー・感想・評価
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フィンチャー監督作品の好みは自分の中で二分することが分かりました
自分の大好きな映画の1つにフィンチャー監督でマイケル・ダグラスさん主演の「ゲーム」があり、これは生涯ベスト10本に入ると思います。同監督作品では「セブン」や「ゾディアック」、「ゴーンガール」、「ドラゴンタトゥーの女」なんかはかなり好きです。
一方、世間の評価が高い「ファイトクラブ」はブラッド・ピットの生き様とか音楽とかがおそらく自分に合わないようで全然ピンと来ませんでした。
そして、今更初めて見た「ソーシャル・ネットワーク」はザッカーバーグ氏のカリスマ性や頭の回転の速さをひけらかす感じ、ショーン・パーカー氏のキャラクターなどがどうもイラついてしまってダメでした。あと話の軸が訴訟に関連する出来事ということもあり、FBの成長ストーリーが描き切れていないように思いました(この映画は成長性ではなく初期の葛藤を描いているのだと思いますが)。
さりはさりとて、話の展開で飽きることはないし退屈するシーンもないのでほんとに感性がハマる人が観たら名作なんだろうと思います。案外フェイススマッシュを一晩で作るあたりが一番面白かったかも。
天才の頭の中
面白かった!今、当たり前のように使われているSNSはこのようにして作られていったのか…と感慨深かった。特に登録者数がどんどん伸びていく様子は観ている私もワクワクした。
天才ってやっぱり変わっていて面白い。会話のテンポとレベルが全然違う。
離れた所から付き合うには刺激が貰えていいだろうけど、常に天才の近くにいる人間は色んな意味で大変だなあと思った。
何の事かまるで分からないが劇的な展開に引き込まれた!宣伝か?デイズリか?もりもりか?等身大か?
Facebookどころかインスタ、ライン、ミクシー、ツイターどれもした事無いし、分からん。
でも、この映画のやりとりは良く理解できた。
監督が監督なだけにデフォルメは有るだろうが、実在する人物だけなんで、実話とすれば面白すぎる。
ニワトリにチキンを餌にやる話など興味深いエピソードがてんこ盛り。
ザツカーバーグの造型も面白すぎる。
誰も殺されないし、ドラマチックな恋愛もないのに、まして共感出来る部分も無いのに、本当に引き込まれた。
くどいけど、Facebookのことは何も知らないのに。
結局なにが良いか
マークザッカーバーグはFacebookを立ち上げ成功し、巨額の富を得た。しかし、親友を失い、元カノへの未練タラタラで虚しげ。
親友のエドゥアルドは不憫だなと感じた。けどあまり役立たず、実力主義の中で淘汰されただけだし、持株割合減らされたけど、結構な額だろうし。
ショーンは物語の流れを変えるいい役割してたし、彼の意見はあながち間違っておらず、発展に大きく貢献した。けれど、薬物問題と人間性が…
この作品でなにが言いたかったのかよく分からんけど、ルーニーマーラ演じるエリカを傷つけたことは許せん笑。
【”スーパーギフテッドの孤独” ジェシー・アイゼンバーグの”超高速モノローグ&セリフ”が、マーク・ザッカーバーグのシナプス伝達スピードと同調しているのではと思ってしまう作品。】
冒頭のマーク(ジェシー・アイゼンバーグ)とエリカ(ルーニー・マーラ)とのバーでの何気ない会話からのマークの知性ヒケラカシとも取れる数々の言葉による破局シーン(マークはハーバード大学、エリカはボストン大学)から、一気に物語に引き込まれる。
更に憤懣募るマークが、数時間でハーバード大学の寮名鑑にハッキングして、数時間で女子学生の顔写真をコピーし、”右か左か”フェイスマッシュゲームを作り、ハーバード大学の回線が午前4時にダウンしてしまうシーンは、何度観ても痛快である。(しかも、その間に、エリカに対する嫌味な投稿もしている・・)
ーここまでで、マーク・ザッカーバーグの”スーパーギフテッド”振りと彼の性格が十二分に分かる。見事なイントロである。-
・ここからは、彼の才能に付いていけなかった人々
1.ウィンクルボス双子兄弟(アーミー・ハマー)
2.親友だったエドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)
・彼の才能に気付き、影響を与えた
1.ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク:ナップ・スターを作り、音楽業界を震撼させた男を好演。)
とマークとの学生時代とマークを訴え、訴訟交渉とのシーンが重層的に描かれる。
■印象的なシーンは数々あれど、
・”ザ・フェイスブック”の共同経営者だったエドゥアルド・サベリンがマークの身勝手振りと才能に複雑な気持ちになり、銀行口座を凍結するシーン
ー器が小さい・・。-
・ウィンクルボス双子兄弟が”ハーバード・コネクション”のアイディアをマークにパクられた事をハーバード学長に親のコネを使って会い、訴えるが一蹴されるシーン。
ーそもそも、マークとのブレインレベルが違うのだよ・・。マークが訴訟交渉の場で彼らの事を”今まで、挫折をしたことがないんだよ・・”と一蹴するシーンも痛快である。-
■沁みたシーン
・訴訟交渉の後、女性2年目弁護士から”貴方は嫌な奴を振舞っているだけよ・・”と言われ、”フェイスブック”を使って、寂しそうにエリカに“友達申請”をするシーン。
ーエンドロールで流れる、”フェイスブック”の世間的信用を落とさないため”に、マークが彼らに支払った和解金(エドゥアルド・サベリンは非公開)と、現在のマーク・ザッカーバーグ及び”フェイスブック”の資産価値が示されるシーンはかなりアイロニーが効いている。-
<何度も観ていると、ジェシー・アイゼンバーグの無機質に思える高速モノローグとセリフが、マーク・ザッカーバーグのシナプス伝達スピードと同調しているように思えてしまう作品でもある。>
ウィンクルボス兄弟、え、え!?
全体的にフィクションと思ったほうがいいのだろうけど、とりあえずエドゥアルドが気の毒で…
経営やお金のことは分からないけど、お金出したり、フェイスブック直結ではなくともアルゴリズム教えたのも彼なのに。
会社を潰しかけたとか言うけど……(悲)
ショーンの影響か、冒頭よりますます早口になっているマークが印象的だった。
…と書いたあと、ウィンクルボス兄弟役は一人二役とか、どのシーンも何十カットと撮影していると知って、星を0.5高くし直した。唖然。
マーク・ザッカーバーグに訪れた「青春の終わり」
Facebookの誕生と、その創業者マーク・ザッカーバーグに対する訴訟を描いた作品が、事実から大幅に脚色されているとはいえ、ここまで面白くなるとは!!
アーロン・ソーキンによって緻密に組み立てられた脚本は、当然のようにアカデミー脚色賞を受賞。120分の超高速会話劇は、一切テンポを落とすことなく最後まで走り抜け、思いもしなかった切ない余韻を残してくれます。
彼の脳内は一体どうなってるんだと言いたくなるほどの完成度と切れ味。字幕で追いかけるのは結構大変なので、吹き替えでの視聴がオススメです。
また、一度では全てを把握しきれない、多層的な演出が大きな魅力なので、見返すたびに新たな発見を与えてくれると思います。
ハーバードの社交クラブには認められず、承認欲求を肥大化させていた主人公マークが自らのスキルのみで成功を果たす展開には大きなカタルシスを覚えるとともに、友情の終わり・青春の終わりを迎えざるを得なかった彼の喪失感が痛いほど伝わってきます。あの「F5キー連打」の哀しさと言ったら…
キャストは皆素晴らしいのですが、特筆すべきはショーン・パーカーを演じたジャスティン・ティンバーレイク。中盤では物語のギアを入れ直す役割を果たし、その後「ある人物」の居場所を徐々に奪っていくクソ野郎っぷりは見事なはまり役です。
「その人物」の顛末は、あれだけの天才集団ならそうなって当然だと感じる一方、最後まで友情を信じ続けた彼の独白には、彼が確固たる才能もない凡人サイドの人間だからこそ、心の底から共感してしまいました。
ショーン・パーカーの話の方が面白かった
いや、実際のところ、どうしてそんなに儲かるのか映画を観てもわからなかった。というか、フェイスブックほとんど使ってないからや~と、たまに開いてみるのが怖い。誰かが死んでたりしたら、気づきませんでしたとしか謝るほかない。
親友やウィンクルボスに訴えられても平然としているザッカーバーグ。そして時系列通りに進むサクセスストーリーが交互に描かれていて、どうして6億ドルも?!という疑問を追っていくのがメインとなる。
ジェシー・アイゼンバーグの早口と、話題をすっ飛ばしてまた戻るといった独特な会話術が面白いけど、対するガーフィールドの真面目っぷりも何とか報われないかとハラハラするばかり。普通に考えれば広告収入メインの方がまともだし・・・
個人的には同窓会目的でしか使ってないけど、匿名性のあるSNSの方が気楽でいいな。
天才であり、僕らと同じ人間
回想のシーンと訴訟のシーンを交互に織り混ぜているのが巧妙であり、切なくもありました。絶大な富を手に入れたものの、愛や友情は失うばかり。何かに振り切った者は何か欠落している、その切なさが伝わって来ました。
ハーバード大生同士の、会話に詰め込まれた情報量の多さが彼らの頭のキレを存分に示していて、やはり天才の集まりなんだなと感じました。
ただ、常に合理的に振る舞うザッカーバーグでしたがラスト、元カノへの未練からFacebookでリクエストを送る場面は彼の人間らしい一面が垣間見えて安心しました笑。
天才が作ったアプリ。 マークザッカーバーグの半生。 きっかけは彼女...
天才が作ったアプリ。
マークザッカーバーグの半生。
きっかけは彼女に振られたこと。
そこからのこんちくしょうだ。
天才だけど人間味があり、そしてやはりどこか壊れている。
そんなマークに魅了される。
今、僕たちのつながりを支えているインターネットサービスの原点をしる。
Facebookは今や
おじさんおばさんのツールになっているというのは本当ですか??
もう10年近く前の映画になるんだなぁ。
SNSを取り巻く環境は日々進化しているので、今観ると多少古さを感じるかしら?と思いましたが、当時感じたスタイリッシュさはそのままでした。
なんか全体的にマーク、性格悪いなぁ…って思うのですが嫌いになれないんですよね。
人としてどうかはともかく言ってることは正論だし正直に話しているだけ。
身近にいたら嫌なやつ〜って思いそうだけど側から見る分にはその変人っぷりも全てがクール!
(実際のマーク・ザッカーバーグとは違うところもあるみたいですが)
そうそうこの映画、ハンドメイズ・テイルのニックが出ていた!!
ニックファンなので嬉しかったです。
学生起業家の参考になる、かも?。
一言。「想像した展開とは、ちょい違ったけど」。
◎よかった点◎
・私がFBを始めて7年位。その始まりの舞台裏が興味深い。
ハーバード大って、秀才というか難しい大学のイメージだったけど。
主人公のちょっとした失恋が発端なんて、若いなあ。
・学生起業ビジネスものとしても、いくつも見所あり。
ただコードを書いていればいいんじゃない、資金だって必要。
得るものも失うものもある。
それが彼らには後から分かるのが、皮肉。
・大学の仲間内のサイトから、どんどん広がり複雑な面を持ち始めるところ。
「本当に主人公がしたかったのは、これなの?」と、ついつい親目線で見てました。
△いまいちな点△
・FBが成長していく時間軸の中に、訴訟問題が随所に挿入されていくので。
わかりにくいのが正直。
・サクセスストーリーかな?と思って見始めたので。
ちょっと肩透かし。
といいつつも、あっという間の2時間弱。
つまり見応えはあった、ということかな。
ジェシー・アイゼンバークが、主人公にぴったりでした(結構好き)。
⭐️今日のマーカー・ワード⭐️
「この世界は先駆者が勝つ」by主人公。
人を突き動かすのは失恋?
ザッカーバーグが作ってくれたFBのおかげで、我々は昔なら会えなかったかつての友とコミュニケーションができる。そしてそのFBでザッカーバーグは巨万の富と世界最大の情報支配力を得る。その原動力になったのは失恋と仕返しだった。。
ハーバード大学のコンピュータオタクのビジネススピードの速さを思い知り、「これは勝てんわ」と思う世界がそこにある。これからは老若男女、年齢に関わらずこういった生き方をする奴が勝つんだろうと思った。私もその世界に入れるのか。。
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