アンストッパブル(2010)のレビュー・感想・評価
全109件中、101~109件目を表示
観せ方の妙!!!!!
クライマックスの大きなカーブのシーン!
あのシーンで久々、劇場で思い切り踏ん張ってしまいましたよw
数年に一回は、トニー・スコットで踏ん張らないとw
いやあ、題材も勿論トニー・スコットらしいんだけど、どんな内容の映画でも、この人の手に掛かれば全部トニー色に染まりますな~w
事態が動くまでの手に汗握るタイトな進行!
クロスカッティング!
やたらとキメてくる細かいカットの嵐!
そしてラストの爽快感!
いつもの彼らしい映画でしたけど、と同時に、これってかなりの冒険でもあったなあ、と思います。
これって基本、列車がずっと走ってるままの内容じゃないですか。
場面、場所、風景は変われど、言ってしまえばワンシチュエーション。
そこに人間模様を上手く絡ませて大仰な演出で味付けしちゃう。
こういうノンストップなアクションの見せ方もあったのか、と感心させられながら鑑賞しました。
脚本も上手かったんでしょうな。
こんな実話がまた生まれないことを祈りつつ、続編期待したりしてw
デンちゃん×トニー。
デンゼル・ワシントンとトニー・スコット監督。
これだけで、期待は大きく膨らむワタシ。
この二人との相性が良いのか、ハズレがない。
この作品も同様、良かった。
「サブゥイ123」に続く鉄道パニック物。
熟練機関士と新人車掌。
そこに、ミスにミスが重なって、とんでもないパニックが巻き起こる・・・。
なんだけど、デンゼルが演じると、トニーが監督すると、味がある。
とっても感銘深い味が出る。
ちょっとした表情がすごく良い。
困った顔、なんだよそれ顔、何してるねん顔、やったぜ顔、嬉しい顔、ちょっとふざけた顔・・・
すべてが良い。
クリス・パインも、可愛さが良い。
そして、緊迫感の合間に見える、二人の笑顔がとてもステキ!!
だんだんスピードが上がる、暴走列車の緊迫感も良い。
ぜひ、大画面で。
悪い奴がいて、良い人がいて、それぞれの思惑が絡み合って・・・ 人間模様が良い。
ただ、老齢に差し掛かったデンゼルの機関士が列車の上を歩いたり走るのが、ちょっと軽快過ぎた感あり。
でもデンちゃんだから、許しちゃおう!!
警笛が鳴るたびアドレナリンが噴き出す
暴走する列車の重量感が堪らない。そのスピード感や間一髪で衝突を避ける描写テクニックも絶妙だ。
コンパクトにまとめた編集はオーソドックスだが、主役二人の家庭問題や職場環境などのサブストーリーの挿入に無駄がない。
ハリー・グレッグソン=ウィリアムズの緊迫感溢れる音楽もいい。
この3点セットは「サブウェイ123 激突」(09)で実証済み・・・というか実験済みで、警笛が鳴るたびに全身からアドレナリンが噴き出す。
事件の発端はマヌケだし、解決方法も強引なところがあるが、リアルタイムに襲ってくるアクシデントに立ち向かう現場職員たちの奮闘ぶりに手に汗握る。
特別なタフガイでもなんでもない、普通の男たちの勇気に最後の希望を託す。ごく普通の人間だからこそ、絶体絶命、死を覚悟したとき、最後の一言を家族に伝えるシーンにはじわっとくる。
そして、日々、安全な鉄道運行を目指す鉄道関係者に対する、作り手の敬意が見てとれる。
トニー スコット監督も暴走
これまで「トップガン」や「クリムゾンタイド」さらには「サブウェイ123激突」等で様々な人間模様を描いてきたトニー スコット監督の次なるプロジェクトは暴走した貨物列車とそれを止めようとする2人の男たちの真実に基づいた物語を描くという事で期待は高かったです。その結果トニー スコット自身が暴走しなければもっと良い作品になっていたであろう物の全体的にはまあまあ面白い作品ができたのではないでしょうか?
舞台はアメリカ・ペンシルベニア州のスタントン周辺。数人の男たちによって化学兵器がを乗せた貨物列車が突如無人のまま暴走。様々な作を講じる鉄道会社や警察ですが状況はどんどん悪化していきます。そこで登場するのが黒人で28年のキャリアを持つフランクと新人で白人のウィル。二人はお互いの考え方の違いを捨てチームとして仕事に望む事を決意します。
注目所はこれと言ってないのですが、あるとすればトニー スコット作品らしいテンションの保ち方くらいですかね。デンゼル ワシントンもクリス パインもそれほど熱演を魅せていたわけではないですしそもそもこういったタイプの作品でアカデミー賞並みの演技を魅せる方が難しいですしね。
では、なぜ私がトニー スコットが暴走していると思ったのかと言いますと例えば、わざと列車が通過する際に障害物を置いたりパトカーを必ず1台はスピンさせたりと思わず「うッそ~」と言ってしまうような場面があるからです。忘れてはいけないのはこれは実際に起きた話だという事であり、トニー スコットが過剰な演出によって捻じ曲げてはならないという事です。
しかし、私の冷たい心のどこかでこの作品を楽しんでいる部分もありましたのでギリギリオススメ致します。
暴走列車の恐怖と絶望
圧巻の一言に尽きます。
人為的ミスにより全長800mの化学薬品を積載した貨物列車が無人で暴走。
2001年に実際に起こった事件を元に製作された映画です。
この映画
「息をもつかせぬ」とは正にこの事だなと思うほどのアクション&パニック。
カメラワークも巧みです。
機関車の圧倒的質量を持った鉄の塊が時速百数十キロで、無人のまま弾丸の如く疾走する様は
恐怖以外の何物でもありません。
そして、スピーディ且つスタイリッシュな映像を撮らせたら恐らく右に出る者はいないであろうトニー・スコット監督が、
これでもかとばかりの迫力ある映像をみせてくれます。
2011年お正月が過ぎた矢先にこのような良質な映画を観てしまい
今年、後々観るであろう映画の評価が低くならないか心配ですらあります(笑
あっと言う間の100分間。
ご家庭での視聴より、劇場での観賞を強くお勧めします。
加速VS減速!!
ベテラン機関士と新米車掌の交流を軸に,
絶妙なさじ加減のカタルシスをまぶして,
ワクワクとハラハラで突っ走る99分。
スピーディなアクション演出に長けたトニー・スコット監督の真骨頂。
おもしろい!
今年いちばんのアクション映画!
まだ1本目やけど。
CGを押さえたガチなクラッシュシーン。それに立ち向かう人間ドラマにスカッとした爽快感を味わえました。
デンゼル・ワシントンの『サブウェイ123 激突』に続く鉄道パニック作品。但し今回登場する貨物列車には、大量の化学薬品とディーゼル燃料が搭載されているという、前作よりもデンジャラスな設定です。暴走の先には、脱線必至の大曲なレール部分が待ち構え、しかもその箇所が、住宅密集地の中にあり、もし脱線して爆発したら、10万人規模の死亡者が出てしまうという、単に鉄道事故では済まされないパニックに突き進んでいたのです。
いかにも映画的な筋書きですが、事実に基づく映画化というのが驚きです。しかもきっかけは、暴走する貨物列車777号の運転手が、ちょっとポイントを変えてやろうと運転台から降りたことから。その隙に、777号は無人で走り始めます。本作でも、あり得ない無人列車の暴走の始まりを、説得力ある展開で描き出していました。こんなささやかなミスで、10万人規模のパニックが起こるのが本作の妙味ですね。
これまでの暴走列車ものは、テロリストによる列車乗っ取りが多くて、暴走シーンそのものは、意外と単調でした。しかし本作では、無人列車だけに、走る凶器と化した777号がまるで意志を持ったかのように、行く手を遮る物をはね飛ばし、押しつぶしながら猛進します。踏切で立ち止まった大型のキャンピングカーや衝突を回避しようとした対向する貨物列車の最後部。そして暴走を止めようとレールに仕掛けられた脱線器。それらを火花を激しく飛ばしながら突破していくクラッシュシーンは、極力CGが押さえられ、実物のガチンコで撮影されているのばかりですから、すごい大迫力で圧巻です。
なかでも圧巻は、暴走列車を止めようと正面から連結してブレーキをかけた2連の機関車が脱線転覆して炎上するシーン。実際の線路上で、よくぞこんなシーンが撮影できたものです。
この走る狂気を、当局の制止も振り切って、旧式機関車で追い掛けて何とかとめようとしたのが主人公の勤続28年のベテラン機関士フランクと僅か就職して4ヶ月の新米車掌ウィルでした。
会社から、強制的な早期退職を命じられたフランクと、鉄道一家の子息故に縁故採用され、会社に優遇されているとやっかみで思われているウィルには、ぎこちない雰囲気が漂っていました。事故に直面して、777号を止めようとするフランクにウィルは猛反対するものの最終的には、フランクの経験とカンに敬意を表し、命がけの作業に同意するのでした。
ふたりを突き動かしたのは、鉄道マンとしてのプライドでしょう。777号と間一髪正面衝突を避けたのに、またしても命掛けの危険に立ち向かっていく男気が心地よかったです。
しかし、777号に追いついてからも作業は難航します。連結してしまうと普通は一件落着ですが、本作では、ここからがホントのヤマ場。仕掛けの多さに惹き付けられました。 連結器を固定しようとしたウィルは、足を挟まれて大けがを負い、連結してもブレーキが焼き切れてしまい、777号は一向にスピードは落ちません。やがて列車は問題の大曲にさしかかります。果たしてふたりは列車を止められるのか、大惨事が起きてしまうのか、劇場でお確かめください。
ところで、本作では人間ドラマも秀逸です。ぎくしゃくしていたフランクとウィルに事故を通じて男同士の固い絆が芽生えていくところがなかなか感動的です。
また、フランクにはふたりの娘とぎくしゃくした関係をかかえ、ウィルも妻と別居中でした。かけがえのない家族との愛情を取り戻したいと願いながらも鉄道マンとしての使命果たそうとする姿をテレビカメラが追い掛け、テレビ報道に気付いたそれぞれの家族の表情がシリアスに変わっていくところも良かったです。
会社にクビを言われつつも、職人根性で命がけの作業に取り組むフランクの渋さや男気は、やはりデンゼル・ワシントンならではと思えました。
ど派手なアクションの末にスカッとした爽快感が味わえる傑作として、お勧めします。
体温上昇!
プレビューからも伝わる 緊張感。 でも「期待しすぎてはダメだ」と自分に言い聞かせ 冷静な気持ちで鑑賞。 …ぜんぜん冷静でいられません、ドキドキの連続で体温上昇! 内容こそ違えど、昔観た『スピード』を思い出させる作品。 実際に起こった出来事を基に作られたと聞いて ますます興奮しました。 また、シリアスなストーリーなのに ところどころウィットにとんだセリフが飛び交ったり、エンディングのキャスト紹介(実際の人物についての記述)の一番さいごは 笑えました。
米北東部のペンシルバニアで、大量の化学薬品とディーゼル燃料を搭載した貨物列車が、整備ミスにより 無人暴走してしまう。 ベテラン機関士のフランクは、初めてコンビを組むウィルとともに 暴走列車を止めようと奔走する(作品情報より抜粋)。
フランクを演じた デンゼル・ワシントン。 彼の作品で“ハズレ”を見つけるのが難しいほど (私とは)相性が合います。 今回もちょっと疲れた ベテラン機関士を好演。 男気で、心やさしいオッサンを演じさせたら おそらく右に出る者はいないでしょう。 今回は演技だけでなく スタントもこなして大活躍!
フランクと乗り合わせる車掌(コンダクター)・ウィルに クリス・パイン。 イケメン・モンチッチは、ケンカっ早い・皆に馴染めず 突っ張ってる“はみ出し者”役が お上手。 心やさしいという点でフランクと通じ合い この列車事件に挑むというシーンでは 胸が熱くなりました。 モンチッチ、カッコイイ☆
フランクとウィルを頼みの綱に 列車を止めるため本部(事務所)から指示を送るコニー役に ロザリオ・ドーソン。 上司から圧力をかけられる 中間管理職。 聞き取りやすい英語、彼女の演技も よかったです。 『7つの贈り物』でウィル・スミスと恋に落ちる エミリーを演じた彼女。意外と?若い 31歳。
その他、脇役の皆さんも よかったです。 コニーの上司・ガルビンを演じた ケビン・ダンは、『トランスフォーマー・シリーズ』で シャイア・ラブーフのパパを演じていた人です。
効果音もそうですが、撮影方法(カメラアングル)も 暴走列車を体感できる迫力で 臨場感あります。 ビッグ・スクリーンでの鑑賞を お勧めします☆
全109件中、101~109件目を表示