麗しのサブリナ

劇場公開日:2013年9月28日

解説・あらすじ

オードリー・ヘプバーンが「ローマの休日」の翌年に出演した作品で、ビリー・ワイルダー監督によるロマンティックコメディ。大富豪ララビー家に仕える運転手の娘サブリナが、富豪の次男に恋をする。父親や使用人仲間は不毛な恋を忘れさせるため、サブリナをパリへ送り出す。2年後、サブリナは洗練された淑女となって帰国。その変貌ぶりに、次男やその兄は使用人の娘であることに気がつかず……。2013年、特集上映「スクリーン・ビューティーズ Vol.1 オードリー・ヘプバーン」にてデジタルリマスター版が公開。

1954年製作/113分/G/アメリカ
原題または英題:Sabrina
配給:マーメイドフィルム
劇場公開日:2013年9月28日

その他の公開日:1954年9月17日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

4.0 なんて可愛いんだろう‼️

2025年2月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

幸せ

名作を初めて鑑賞。

オードリー・ヘプバーンはなんて可愛いんだろう!

パリに出発する前の愛くるしい姿、パリから帰国し洗練された淑女に変身した姿、どちらも見惚れてしまった。
さらに、1950年代のモノクロの映画がその美しさを一層際立たせた。

また、ラブロマンスにコメディの要素が加わり何度か笑ってしまった。
特にデイビッドがシャンパングラスを尻ポケットに入れたまま座って大怪我をするところ。

結局、デイビッドは本当に諦めたのか?
なぜ、ライナスにサブリナを譲ってしまったのか?
疑問が残ってしまった。
大好きなら貫き通すけどね〜、私なら。

ストーリーはどうでも良かった。
オードリー・ヘプバーンのすべてに目を奪われてしまった。

2505

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まーさん

3.0 なぜサブリナはライナスを好きなのか

2024年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 今作は、ビリー・ワイルダーが監督を務め、オードリー・ヘップバーンが主演であるのに興味を持ち鑑賞。

 今作は駆け落ちをテーマにしている。資産家と使用人の身分違いの恋愛、そして1954年公開という時代背景を前提に観ると、ストーリーが理解しやすくなる。やはりビリー・ワイルダー監督らしく、昔の映画にしてはストーリーがテンポよく進む印象で、意外性のある展開もあり面白い。

 ただ、弟のデイビッドが尻を怪我するのが、兄のライナスとサブリナを恋愛関係にするための、ややご都合主義的展開に思えた。また、ライナスとサブリナが相思相愛になる展開、そしてデイビッドの最後の行動の理由がいまいちよく分からなかった。デイビッドはサブリナをそこまで好きではなかったのか。

 以上の理由から、何だか中途半端なストーリーという印象で、観ていてもやもやする感情が残った。

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根岸 圭一

4.5 麗しやオードリー

2024年8月18日
スマートフォンから投稿

オードリー出演の作品は数あれど、彼女の美しさが1番引き立っているのは本作品ではないかと思っている。
その洗練された姿、若さ、洋服の着こなし。
パリから帰国したサブリナはとても素敵だ。
でもこの作品に惹かれるのは、彼女の美しさだけじゃない。

三角関係に発展する財閥の兄弟とその家族。
娘の幸せを憂い、人生を諭す父親や、暖かく見守る仲間。素敵なレディの道へ導いてくれた伯爵。
みな個性豊かでユーモアに富んで楽しい。
特に会話はお洒落だと感心する。

ハンフリー・ボガートの魅力も相まって、どの場面も素敵だ。
「では皆さん失礼。先約がありますので」
あくまでもクール。
いや、ボギーの魅力にも脱帽です

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ニモ

3.5 誠にお金目当てではない高潔さと美貌と料理スキルと伸びしろを持ち合わせるサブリナ

2024年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ナタリー・ポートマンじゃないオードリー・ヘップバーン扮するサブリナが、財閥ララビー家の二人息子のライナス&デイビット兄弟の弟デイビットへの憧れから、兄ライナスへ氣持ちが変化する様子が見どころ。

サブリナがパリで洗練されて帰ってきてモテ始める。
ララビー兄弟それぞれと共に過ごし、タイプの異なる男性の魅力を知るサブリナが最終的に選んだのは、不器用だが誠実で包容力あふれる兄。ビジネスセンスは抜群であるが恋愛は疎く母性本能をくすぐるような可愛さも持ち合わせている。
多分、年の差なんて関係ない。

結婚や恋愛の考え方も、社会の評判などの世間体に関しての価値観も、詳細はわかりかねるが、劇中のファッションなどオードリー・ヘップバーンが世の中に与えた影響が大きかったとの記述(Wikipedia)があるので、文化の歴史を感じて面白い。

恋愛物語だが『ローマの休日』のような爽やかで単純明快なわけではなく、特に男性陣の立場や兄弟の駆け引きが入り混じり複雑であった。
サブリナを追い払うことがララビー家にとってベストだと信じていたライナスが、誠にお金目当てではない高潔さと美貌と料理スキルと伸びしろを持ち合わせ、お互い愛し愛される将来が容易に想像できる唯一無二のサブリナを大事な会議を投げ出して追いかける展開と、確かに両想いであると思わせるラストの抱き合うシーンがとても良かった。
それにしてもナタリー・ポートマンはオードリー・ヘップバーンに似ている、と視聴中何度も思った。

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Don-chan