借りぐらしのアリエッティのレビュー・感想・評価
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おバカな子はジブリアニメにふさわしくない
後先考えない、人の迷惑より自分の好奇心で行動する翔とアリエッティに全く共感できず。
アリエッティのお母さん、お父さんがひたすら可哀相だった。アリエッティをしつこく誘っておいて別れを告げられた途端、遠い目をして(アリエッティから視線をそらしてるのがポイント)「君たちは滅びゆく種族なんだよ…フッ(含み笑い)」と言い出す翔に、薄気味悪さを感じた。
この少年、飼ってた動物が自分に懐かなかったらアッサリ捨てるタイプだよね。人の心がないのか、それともかまって君なのか。気持ち悪い。
そして、夢ばっかり追いかけてるバカ娘ほど、ダメんずが好きなんだよね…。
借り?狩り?
カマドウマとかダンゴムシとか、やっぱり『風の谷のナウシカ』へのオマージュなんだろうな。探せば色んな宮崎アニメへのオマージュがありそうな気がする。
それにしても、ずっと気になるのが借りぐらし一族というか、仲間がどこかにいなければおかしい世界観。それも一軒家には一家族というルールがあるのだろうか。ネズミ、カラスといった天敵の存在も興味深い。と、思っていたら、スピラーという小人の少年が登場。これが風貌も性格も『未来少年コナン』のジムシィ似。 住み込み女中のハルの声を担当しているのが樹木希林。これがまた実に彼女の雰囲気にそっくりで、動きも似せてあるものだから、途中からは樹木希林にしか見えてこなくなる。そのハルが小人を捕獲しようと躍起になってることからストーリーは佳境に入るが、この緊張感があまり長く続かず、静かに別れのエンディングを迎えてしまう。
絶滅種や絶滅危惧種に対する問題提起(?)もテーマになっているような気もするが、それに対する人間たちの心理が見えてこないのが残念。結局のところ、翔の大叔母の父から4代に渡って小人との出会いを夢見る、どちらかというと変わった生き物に出会えた喜びだけで生きていたような家族。ドールハウスなんかも凝ってはいるが、下手するとドールフェチのようなものに陥りそうなDNAを受け継いでいる家系なのだ。翔が心臓病のか弱い少年じゃなければ、吾妻ひでおの世界に入ってしまいそう・・・
心に余裕をもって観よう。
家の床下に住んでいて、人間の家から少しずつ物を拝借しつつ暮らす小人。通称借りぐらし、その主人公、アリエッテイ。
決して人には見られてはいけない、のだが、父親と初めて行った借りの日に、最近家に引っ越してきた男の子(手術の都合で来ている)に姿を見られてしまう。男の子は言わないというけれど、アリエッテイ家族は引っ越しを決意する。
捕まえられないうちに。
あっさり言ってしまうと、家の床下に住んでいた小人が、人間に見つかったため、新たな家を探して引っ越しをするという話。
小人だからスケールは大きくないけど、小物とかしっかり作ってあるし、小人目線のところを上手作り込んでいて素敵。
家政婦は小人を捕まえようとするけど、その家の奥様はそんなことはしない。奥様は小人に会うことはなかったけれど、小さなポットに入ったハーブの香りに気づき、思い出を語った。小人がいたら素敵だろうな、という奥様にはどことなく気品が感じられる。
男のコが勇気をもらったというシーン、あれは少し唐突過ぎるかな、と感じた。
あと、借りぐらしという設定なんだけど、もの借りるだけでお返し的なところが見当たらなかったような。その点細かいけど、気になっちゃうところ。
奥様はそんなことは気にしないんだろうけど。
ストーリー以外は良し。
アリエッティのような小人が、実はお家の床下に住んでいて、少しだけ品物を拝借、生活している。そして、小人は決して人間に姿を見られてはいけない。という設定。
しかし予想通り、姿を見られてしまったことで色々な出来事が起きてしまう、というような感じですが、事件というほど大きなものではありません。
いわゆる小人目線で人間の家を見るため、新鮮というか、再発見があります。キャラクターも割と可愛らしくて、水滴とか細かな描写や綺麗な庭、素敵なドールハウス?もあったりと丁寧に描かれています。本当に素晴らしいです。
ただ、何というかストーリー的には、結局何が伝えたかったんだろう?という感想です。
この物語の最大のミスは、大筋のストーリーがイマイチだったということです。
借りぐらしのアリエッティは、姿を見られてしまったが故に、お家を引っ越さなくてはならず、現実に引っ越していきました、というストーリーだからです。
また、個人的に違和感を感じていたのは、借りぐらしと言いつつも、必要な品物をただでもらっているだけなんじゃない?というところでした。このような物語では、物を頂いた代わりに何か役に立っています、だからここにいて構わないという、いわゆるウィンウィンの関係が必要だと思うのですが。
これでは、一見悪役の掃除のおばちゃんが、実は正しかった、という展開になるのでは、ないでしょうか?
音楽やキャラや絵はいいので、ごまかされがちなのですが、ストーリーは再考の余地ありです。
好きになっちゃうけど、もう少しドキドキを
良くも悪くも凡作でした
良くも悪くも凡作でした。
前半の屋敷内の冒険は 面白かったです。 が、 後半の冗長さとストーリーの不自然さに興ざめ しました。 家政婦に捕獲された小人を救出する話も理解できませんでした。 家政婦は普通の せいかくの人なので、 話せば説得できる相手です。 少年が [小人とは友だちなので返してほしい] といえば応じてくれたはずです。 ばれないように取り返す必然性が理解できませんでした。
なぜ名前が アリエッティなのか? と思ったら、 原作が外国の作品 (The Borrowers) だからでした。 日本風に アレンジメントするのなら、 主人公もアリエッティから日本風の名前に変更するべきです。 花子などに。 といっても、 原作通り外国を舞台にしたほうが、 遥かに面白かったとは おもいますが。
そもそも、 他人からものを盗むことを [借りる] と主張することは明らかに犯罪です。 私は主人公たちの思想には全く理解できませんでした。
私は最近のジブリ作品を嫌いです。 昔のジブリ作品には、 人生、 覚悟、 努力、 慈しみ、 などが詰まっていました。 だから、 みていて楽しかったし、 共感もできました。 しかし、 最近のジブリ作品には、 そういった要素が欠落しています。 だから薄っぺらく、 共感できません。 この作品も その内の 一つです。
普通、かなぁ
自然の映像が綺麗
音に注目してほしい
音の描写がとってもすてきでした。
見慣れた日常であるはずの人間の世界が
アリエッティの視線から見ることでとても新鮮に感じられたし、
草木がたくさん出てきて、とても優しい印象がありました。
というかあの家、
私の大好きな小説【西の魔女が死んだ】のおばあちゃんちみたい・・・
っと想いながら見てたら、パンフレットに作者のコメントがあった!
まだきちんと読んでないからわからんけど、
なんか関係があるんかなー・・?
ナウシカやラピュタ、魔女やハウルみたいに
展開に大きな流れがないけれど、
本当に人間と小人が出会ったらこんな風になるんじゃないかな?
っと想える、リアリティがあったように思います。
好きな設定!好きな話!
最近金曜ロードショーでやったので久々に観ましたがやっぱり面白かった!
小人が好きなのもあるけどストーリーも好きです!
心臓病で生を諦めていた男の子が、
自分よりも小さな女の子が一生懸命生きてる姿を見て自分も頑張ろう!
ってなる話だった!
なんか周りにはこの話好きじゃない、意味わからんって言ってる人もいたけど個人的には好き!
アリエッティ視点でみれば、家追い出されるし、最後お別れもするしで散々だし、
特にエンターテインメントらしい盛り上がりとか派手さもないし終わりかたが落ち着いてて物足りなさを感じる人もいるかもしんない。
でもやっぱり、小人の暮らしとか人間の物をいろいろ工夫して暮らしてる感じとか楽しすぎる!
二人がいつか再会できるといいな…!
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