ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコルのレビュー・感想・評価
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話は大きいが、スリルはそれほどでもない
核弾頭がアメリカを襲う!
ではありますが、そのスリルはリアリティがないので、ダメなんでしょうね。
それよりカーアクションとか、格闘シーンのようなリアルなものじゃないとね。
個人的には、殺し屋のお姉さんをもっと見ていたかったです!
ミッション完了
王道ですが、初めて観ました。
あの名曲が流れてくるとワクワクします。
今回はインド調になってて笑いました。
オープニングの導火線に火をつけてからの入りが好きです。
音の聴かせかたとかが。
チームそれぞれの個性がいい。
予告でよく流れていたビルを登るシーン、
砂嵐の中を必死に追いかけるシーンも好きです。
最初から最後までハラハラドキドキでした。
アクション的にも心理作戦的にも。
でも不快感はなくてサッパリなのがいいです。
安心の良作シリーズ
面白いとわかってるシリーズだけあってハードルが高い分
その期待を超えるおもしろさでないと満足できないですが、
終始テンポのいい感じでアクションもストーリーも楽しめました。
最新の車や諜報員ならではの特殊なアイテムもわくわくしましたし、
見とれるほどの美人なエージェントや暗殺者が出てくるのも
男としてはうれしいですね!
ただひとつ欠点が・・・放映時間が長い やはり映画は2時間がベストだと思います 集中力と腰の痛みが限界に達しそうでした
総じて安心の面白さであることは間違いないので、見に行く価値はあると思います。
トムさんシリーズどこまでも。
デ・パルマ監督の一作目以降、ぜんぜんスパイ大作戦していない本作。
すっかりトムさん映画(あ、寅さんみたい)にシリーズ化され、様々な
監督で毎回楽しませる、っていう趣向になっているみたいなんだけど~
まぁそれはそれで、頭を空っぽにして楽しめるところが今回はアリアリ。
小ネタ満載、パロディ満載、ジョークまで飛ばしてるし^^;これホントに
スパイたちの会話なの?と思える面白さ、監督はかなりの映画好きねぇ。
だけどトムさん、49歳にしてあの走りだ(今回は真正面撮り!大爆笑!)
腕振り腿上げ運動としか思えない^^;もう体操のお兄さんと化している。
そこで笑わせておいて、あのブルジュ・ハリファ…やめてぇぇぇ!うぇぇ!
(高所恐怖症の皆さま、大丈夫でした?)私は手のひらに汗がびっしょり。
やめようよ~そういうジャッキーみたいなことするの~なんて思いつつ、
それでもあのシーンで笑わせてしまうんだから、これまたスゴイワケで。
私はあの、手袋がピュルピュル~っと飛んでいったのが好きで堪らない。
いい、あの動き!あれはマンガだ。
アニメ監督だけに小道具で笑える。そう、スパイには小道具必須なのだ。
いつも用意周到なトムが、土壇場で機転を利かせるところも活きている。
ゴーグルも最高だったね~。
ご本家と比べると断然スマートさに欠ける本作だが^^;
チーム戦、そして変装(軽いけど)、いたちごっこのような騙し合いが
これでもかと続くので、テレビで放映されても面白そうだ(早いですか)
そこでもったいなかったのが、J・レナーと、M・ニクヴィストの使い方で、
二人とも並々ならぬ演技力の持ち主なのに、これといった見せ場がない。
キムタクの映画に出てしまい行き場を失った有名俳優みたいな感じで、
トムさんのオーラに飲まれるわ消されるわ、もう可哀相なことこの上ない。
まぁ深みを魅せる作品でもないんだけど、ちょっと勿体なかったかなぁ。
ちなみにミカエルは本家「ミレニアム」の主人公。リメイク公開に向けて、
ワタシもハリウッドに呼ばれちゃいましたぁv的な扱い方だったのかな。
けっこう巧くメイクしてたけど、この人の悪役って観たことないのよね~。
S・ペグはうるせーうるせー(爆)もう喋りっぱなしで面白すぎ。
P・パットンはキレイでしたが、あの殺し屋L・セドゥーどうなんでしょう。
可愛すぎじゃないですか。あれで殺し屋って^^;
ちなみに冒頭のシーンはとある名作のとあるシーンの再現かと思うほど。
(殺される方が逆でしたが^^;)
絶対この監督、映画好きだと思います(いや、もちろんそうでしょうけど)
観終えて、やっぱりデ・パルマ作品は超えてないと思うけど^^;
今までの中では面白かったですねぇ。こんなに笑えたのはシリーズ初v
(ラストのサービスも活きてました。さぁ寅さんを追い越せ!トムさん!)
もっと上手くできたんじゃないかと…
トム、君が主演なのは十分承知しているが、『ハートロッカー』のジェレミー・レナーや 『プレシャス』のポーラ・パットンなど 演技派が揃っているのだから、そちらを少し立ててくれても。。 そうすれば もっと上手く・もっといい作品になったんじゃないかと… 思うのは私だけ?
製作にトムが加わると どうも(欲張って)ロケ地が増えてる気がする。 『ナイト&デイ』とかぶり気味の 笑いを加えたシーンの数々は、前作の『M:i:III』とは比べ物にならないくらい“軽かった”。 もしかして、目指せジャッキー・チェン? それともジェレミーに主演を交代する 前ふり?(だったら 納得できる。)
舞台を ドバイ、チェコ、ロシアやインドと巡って 旅行した気分になれるのはお得感あるなと思いました。 でも 『M:I-2』の(前半・ダンスシーンのような)スマートさはなかったし、スポンサーなのか ドバイの世界一の建物宣伝も ちょっと無理やりな感じがしましたね。
悪役の俳優さんも 良かったけれど、なんだか… せこい。。
ハイテクな現代において、どうもアナログ臭い エージェント・ハント。 わたしなら迷わず ボンドに仕事依頼してると思う。 改善するなら、まずはトムを 短髪にすることと 恋愛を加えること(モチベーション上げないとねぇ、戦いに身が入らないし)
全体的に見たら それなりに楽しめた3.5 + これからも外さないでほしい ジェレミー・レナー0.5ポイントの 4.0評価。 年始の娯楽として観るには お勧めの一本です。
ミッション;インポッシブル/ゴースト・プロトコル 今年の憂さを晴らすには一番の映画。
子供の頃のヒーローは映画の中の主人公。自分もスクリーンの中で大活躍して観客から拍手喝采を浴びたい、皆の心を感動でうち振るわせたい、そう思っていた。現実にそれをやっているトム・クルーズには嫉妬するぐらい羨ましい。彼の映画への思い、情熱が見るものにストレートに伝わってくる、見所満載のアクション・エンターティメント作品だ。
もちろん、監督のブラッド・バードの力量も半端じゃない。ピクサーでアニメを撮っていて、実写映画はこれが始めてとはいっても、その実力は並ではない。132分たっぷり楽しませてくれる一級の娯楽作品で、男女、年齢関係なく誰もが楽しめる内容だ。いろいろあった今年一年。年末のこの時今年の憂さを晴らすにはもってこいの映画だ。
ぜひ、劇場で楽しんでもらいたい。
緊迫感がすごい!
緊迫感の連続でそれがすごく伝わってきました。トム・クルーズがスタントなしでブルジュ・ファリファのシーンを良くできたなあと思いました。サスペンス、アクションで最初から最後まで目がはなせなく、とても面白い作品でした。
スキのない面白さ
アクション場面以外にも笑いやちょっとしたドッキリ、ドラマを入れている感じ。そのため最初っから最後までまったく退屈せずに見ることができました。エンタメの面白さをピンからキリまで押し込まれている様な作品です。その上このシリーズファンにも楽しめる作品で、1に出てきたあのマスクやシリーズでおなじみのあの人、さらにあの宙吊りなどファンは思わずにやりとさせます。
しかしトムクルーズ、さすがに歳だからおっさん化しすぎて大丈夫かなと不安でしたがいくつになってもかっこいいですね・・・。
これが「ミッション・インポッシブル」の正しい在り方だ
最初のクレジットで監督がブラッド・バードとあった。エイブラムスではなかったことに感謝である。
恋愛や人間関係は二の次でいい。誰も思いつかないスパイ装備を巧みに駆使し、無茶な展開にも積極的に対応する。敵と面と向かわずにパソコンを使った頭脳戦などは入らない。そこが「007」シリーズの共通点であり、反して「スパイゲーム」との相違点である。そして「ミッション・インポッシブル」の正しい在り方であると思う。
冒頭から激しいアクションシーンでとても安心した。少し気になった事を言えば、まだいけたこと。ただでさえあのスリリングなアクションシーン満載でありながら、もっとスリリングにできた箇所がいくつかあった。「スピルバーグならこうしてたな…」などと色々思考を巡らせたものだ。抜目なくひきつけられるアクションシーン満載でありながら、さらにスリリングにできる兆しのあったとても濃密な2時間半だった。
俳優の方も納得だった。我々は今作では演技派トムを見たい訳ではない。「レインマン」のトムではなく「ミッション・インポッシブル」のトムを見たいのだ。クールでかっこよくありながら尚且つ場合によっては泥臭い行動に踊り出るイーサン・ハント健在で大満足だ。
期待どーり
MIシリーズファンとしては満足。
ミッション失敗→失敗で三カ国目にしてよーやくコンプリートでした!
これでシリーズ完結となってほしくないです。
トムが動けるうちにまた続編みたい。
楽しけりゃいいよ
M:I3でスパイが結婚してどうするの?と思い、
挙句の果てに彼女に全部話して・・・
この先どうするの?と思っていたのですが
全部忘れて没頭して、楽しんで見ていたら
最後に泣かしてくれました。
連れ合いもそのシーン見たさにもう一度見たいと・・・
女性の気持ちをつかんだトムでした。
どんだけ手に汗握らせるんや!!!
今話題のMi
ストーリーを読んでみて
んー
そんなにぉもろいのかな?
て感じやったんやけど
気になるあの子が見たというので鑑賞
まず見て思ったのが
相変わらずの
超ウルトラグレイトハイテクスーパー秘密道具には
心が踊りますょ😁
開始05秒くらいで
いきなり初対面の道具使って下さって
Miはやっぱこれょ!!
とニヤリとさせてくれます
ストーリーは
今までのに比べると
全体的に引き込まれる感がないとゆーか
謎があったりとか
裏切りものが誰かとか
そーゆぅ
深い作りではありません
展開が早すぎて若干
追いつけなかったりもします
でも
イーサン・ハントとその仲間が
かつて無いほどピンチなのは
ビシビシ来ますし
その中で彼らが見せる行動は
ハラハラドキドキで
目が離せないのは間違いなし
さて
この映画で01番の魅力は...
なんといってもやはり
アクションですね〜
他の人のレビューを見せてもらっても
点数が低い人でも
世界最高のビルのところはすごいと
そう書いてありますが
すごいですょ
ほんとに
迫力ありすぎて
高所恐怖症の俺にはもぅ…
3Dじゃなくてょかった 笑
他にも戦闘シーンの
スピード感はハンパないですょ!!
あと全体的に
ほどょく
緊張感を失わない程度に
笑いがちりばめられていて
楽しかったょ
Mi1では初々しく
Mi2では長髪+キラースマイルで余裕を感じさせ
Mi3ではでもまだ熱くなるところが残ってて...
そんなイーサン・ハント
本作では
完全にベテラン
至高のスパイに成長していました
トロイの時にブラピが40歳って聞いてびっくりしたけど
50歳でこんだけ動くかトムょ!!
恐らく今作も
ほぼ全シーンを
スタント無しで演じたであろう
トム・クルーズに脱帽の映画です
ぜひご視聴ください
シリーズの中では最高
クリスマス正月休みは、家族や親しい友達と映画でも観て ゆっくりしたいと思う人は多いだろう。そんなときに観る映画は 豪華にたっぷりお金や人手をかけて作られた大型映画に限る。
トム クルーズの新作「ミッション インポッシブル ゴースト プロトコル」は それにうってつけのゴージャスな映画だ。トム クルーズって50になる、おじさんでしょう、1980年代の映画の人じゃない、などと言うなかれ。実はわたしも この人のことはすっかり忘れかけていたが、この映画を観て すっかり見直した。
やっぱりトム クルーズは ハリウッドの中心、メジャーなスターなのでした。たまたま2,3本主役をやって ちょっとの間 持てはやされて消えていく小粒のスターとは ひと味もふた味も違う。
彼は 単なる役者ではなく、主演もプロデュースも行う。普通、映画界では監督は神様のように偉くて、役者をオーデイションで選んだり、テストをして落としたりするが、トム クルーズの場合は自分が監督を選ぶ立場にある。
というわけで、第4作目のミッション インポッシブルは監督ブラッド バードがトム クルーズによって選ばれた。
ピクサー映画の「ミスターインクレデイブル」(2004)と「レミーのおいしいレストラン」(2007)で2度もアカデミー賞長編アニメ賞を受賞した監督。受賞作は二つともデイズニーアニメと違っておもしろかった。「レミーのおいしいレストラン」では、レストラン街に住みついていて、すっかりグルメの舌をもったネズミと おちこぼれシェフとの友情物語で、笑わせてホロリと泣かせもする よく出来た映画だった。
ミッション インポッシブルは 米国極秘スパイ組織IMFのエージェント、イサン ハンド(トム クルーズ)のスパイ映画。これが第4弾だが、シリーズの中で、これが一番良い。 今回の「ゴースト プロトコール」では 一番の悪役、核兵器テロリストを、スウェーデンの高倉健というか、渡辺謙のマイケル ニクビストが 演じた。スウェーデン映画で大人気を得た「ミレニアム ドラゴンタットーの女」、「火と戯れる女」、「眠れる女と狂卓の騎士」3部作で、主役のジャーナリストを演じた人だ。さすがスウェーデン映画を代表する主演男優、ハリウッド映画に出てきても堂々として立派だ。
ストーリーは
ブタペストの刑務所に潜伏、服役していたイサン ハントがIMFの仲間のよって脱獄に成功。次の新しい仕事は クレムリンに潜入して核兵器に関する最新の情報を盗み出して破壊することだった。
3人のチームを組んで、首尾よくクレムリンの情報室に侵入するが、すでに破壊すべき情報は 何物かによって盗まれていて、作戦は失敗。辛うじてチームは追手の逃れてクレムリンから脱出するが、その瞬間、クレムリンが爆破される。おびただしい死傷者が出て、ハント自身も大怪我を負い病院に収容される。IMFは自分達がクレムリンの爆破犯人にされることを恐れて、ハントたちのチームを「ゴーストプロトコール」によって、IMFとは全然関係がないとして、抹消する。ハントたちは 爆破犯人を捕らえて、自分達の容疑を晴らさなければ、生き延びることができなくなった。
ハントはクレムリンを脱出する直前に爆破犯人とすれ違っていた。彼は核兵器テロリストだった。ロシア警察の追手から逃げながら、ハントのチームは真犯人を追って、モスクワ、ドバイ、ムンバイと移動する。次の 核兵器テロリストのターゲット、米国への核弾頭発射を阻止すべく チームは奔走する。
というお話。
ナポレオン ソロが同じテーマソングでテレビシリーズのミッション インポッシブルを放映していた頃から このシリーズの面白さは スパイの使う武器や小道具の数々だった。
ハントがクレムリンに忍び込むときは ロシア軍将校の制服だが、逃げる時は 制服を裏返すと みごとにフードつきのジャンパーに取って代わる。世界一高い ドバイのビルデイングの130階から 外のガラスの壁に手袋だけで吸い付いて、ぶら下がったりするハイテク手袋。走っている車のフロントグラスに、手をかざすと携帯電話から地図が移ってきて、それを見ながら敵を追うことができたり、さびれた街角の壊れた電話器とか、貨物列車が IMFの司令塔だったり、コンタクトレンズを装着すると 変装していても人を見分けることが出来たりする。コンタクトレンズが、コピーマシンになっていて、文書を読むそばから コピーが送られて行くハイテクコンタクトレンズは 意表をついていておもしろかった。
スパイの使う武器や道具類を軽快な音楽と共に、トム クルーズが、息もつかずにものすごい速さで使いこなすところが、見ていてハラハラドキドキ おもしろい。スパイが使う、こうしたハイテクな道具類を 思わせぶりに じっくり見せながらスローテンポでやって見せたら 嫌味なミスタービーンみたいで、ただの喜劇になってしまう。
追われながら、一刻の猶予もないところで トム クルーズがボールペンで 手のひらにササッと 男の似顔絵を描いてみせ「これ 誰だ?」と聞くと、即座にどこそこの核兵器研究所の誰とかで、その人の経歴までスラスラと 仲間のメンバーが答えてくれる。そんなことは、あり得ないと思うが、映画を見ている時は 完全にスパイ映画の興奮とテンポの早さに巻き込まれているから 疑問に思う暇などない。何でも信じてしまう。
トムが100メートル以上ある高さのカーパークから 車ごとしたに飛び降りたり、大怪我をした身でビルから走っているトラックの屋根に飛び降りたり、川に車ごと落ちて銃弾を浴びせられても 長い間息をせずに潜っていられたり、もう、普通の人だったら20回くらい死んでいるところが、しかし、なんと言ってもトム クルーズだ。絶対に死なない。頭脳明晰で強い男も代表。核弾頭もいったん発射されたが、阻止ボタンを押した為、大事に至らずに済んだ。核爆発は防げてもシェルだけでもハドソン河に落ちたのだったら それなりに結構な被害が出ていたはずなのに、これも、何といってもトム クルーズだ。彼が作戦を成功に導いて 被害など、なかったことになってしまう。そしてそれを皆が信じてしまう。大した娯楽作品なのだ。
昔はスパイものというと、悪人はいつもロシアで、正義はアメリカだった。今回、悪い核兵器テロリストというのが、ロシア人でもアメリカ人でもアラビア人でもパキスタン人でもなく、アルカイダでもヒズボラでもない。資本主義の物質至上主義の社会で、欲にかられた大富豪の資金をもとに、個人が仕掛けたテロだった というところが この時代の世相を反映している。
何の役にも立たないのだけど、痛快で面白い。この映画、一見の価値がある。
個人技ではなく、チームプレーで魅せるスパイ芸
期待値のハードルが低くなっていたためか、かなり面白かった。
シリーズで一番の出来かな。
冤罪のおかげでフォローしてくれる後ろ盾のIMFが解散してしまったのが幸か不幸か、従来のイーサン個人の神憑りプレーより仲間とのチームプレーが際立っている。
息の合った連携の妙技が重視されたミッションはこれまでのシリーズと一線を画す迫力と面白味を生み、2時間があっという間に過ぎてしまった。
前作で結ばれたハズの奥さんとの恋仲は、既に破綻していて、未だに未練タラタラなのも、スーパーヒーローらしからぬ人間臭さが光り、興味深い。
メカニック担当のダン、男勝りの紅一点ジェーン、ワケありの分析官ブラントとの個性的チームメイトとの堅い結束力が巨大組織と張り合える唯一のエネルギー源であり、スパイモノでは付き物の仲間内の裏切り・騙し討ちの要素は意外と薄い。
“絆”が鍵を握る点も、今年を象徴しているのかもしれない。
故に、PVで必ず登場する超高層ビルのクライミングシーンは、その前後で繰り出されるチーム内の掛け合いを含めたうえで、今作の目玉と成していると評としても過言ではなかろう。
また、敵が見る奥行きまで計算された擬似スクリーンや、強力吸着手袋、人間浮遊ラジコンカーetc.ドラえもん顔負けのハイテクマシンが目白押しなのもオタク心をくすぐる。
更に、インドでのジェーン(ポーラ・パットン)が仕掛ける罠をメインに、美貌の殺し屋モローetc.女性陣の醸す危うい色気がオトコ心をくすぐらせる抜かりのなさも秀逸。
(個人的にはジェーンの活躍シーンはもう少しジラして欲しかったかな)
ハラハラドキドキのアクション、連携プレー、ハイテク危機、お色気、騙し討ちetc.etc.スパイモノの醍醐味がバランス良く詰め込んでいる点からも、本家の『スパイ大作戦』に最も近い作品であると云えよう。
ボリューム満点の食べ応え故に、「何じゃそりゃ!?」って唐突過ぎるサゲに面食らっちまうのは、チョイと難儀だが、そういう大風呂敷のバラまきを含めてスパイ映画の愛嬌やと割り切れば、クリスマスにゃあ〜なかなか結構な贅沢ディナーではなかろうか。
では最後に短歌を一首
『落城の 濡れ衣背負ひ 天を蹴る 砂場の目利き 太陽を読む』
by全竜
これぞハリウッドの底力:映画の醍醐味
通常ならエンドクレジットの背景に持ってくる、本篇から抜粋したスチールによるスライド・ショーを、この作品はオープニング・クレジットで見せてしまうという斬新さにやられた。
ブラッド・バード監督、実写映画が初めてとはいえ、アニメで培った技が導入部から全開だ。そのカメラワークとカットの構成が全篇にわたって生き生きとしている。
とくにドバイのタワービル、ブルジュ・ハリーファの壁面を昇ったり降りたりのスタント・シーンにはお尻がムズムズする。
イーサンとテロ組織「コバルト」の首謀者ヘンドリクスによる立体駐車場での一騎打ちも、駐車場の構造がまるでスーパー・マリオの仕掛けのようで、息を呑む面白いアイデアだ。49歳になったトム・クルーズがよく動いているが、「ミレニアム」のミカエル・ニクヴィストも頑張った。
脚本に無駄がない上、ほかの役者もいい。IMFメンバーの顔ぶれには文句なし。ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、ポーラ・パットンともに演技がうまい。女性暗殺者のレア・セイドゥは幼い顔とのギャップで余計に怖い。
また今回の特色は、けっこう笑える演出が多いことだ。台詞のやり取りや小道具にジョークが光る。これまでのシリーズとは違った路線を走りだした。まさに、貨物列車を追いかけながらの個人照合にはゲラゲラ笑ってしまう。
とはいっても、シリーズの踏襲に怠りはない。前作を偲ばせる伏線がきっちり張られているから、観ていない人はDVD/BDでチェックしてからのほうがより楽しめる。
CGやアクション満載の映像に対し、サウンドは意外に控え目。
予告CMが映画鑑賞を誘う
公開前の予告CMがガンガン流れていて、ダイブしながら敵を撃ちまくるシーン。
イーサンと思いきや。。。
ロストのソーヤーだったとは!
ダイビンングしながら、空を仰ぎながら敵に向かって撃つって
イケテル~!しばらく脳裏に焼き付きました。
主役はトム様でしたが、主役を食ってしまうシーンだと思います~。
でもやっぱり、MIは、トムクルーズに楽しませてもらえる、究極の作品だと思います!
アクション満載で満足。
あの音楽と共に、イーサン・ハントが帰ってきた。
トムは、やっぱり第一線で活躍する俳優さんなんだな~と、改めて思った。
そんな作品だった。
第1作を思い出させるシーンがあり、≪これよ!これ!≫なんて思い、何だか嬉しかった。
トムが自ら挑んだあの世界一の高層ビルのシーンも、あれだけのアクションではなく、もっと見応えのあるものだった。
「ブルーは、グルー(接着剤)」
「レッドは、デッド(死)」
だなんて、そんな装備もあって、すごく楽しめた。
砂嵐があんな風になって・・・、だからこんなふうになって・・・。
ふむふむ・・・見事だなあ~。
派手な火薬に頼らないアクションシーンの数々は、お見事。
監督の感性でしょう。素晴らしい見せ方だと思った。
ロシアから、ドバイ、インドと各地の特徴を生かしたアクションも良かった。
チームに途中参加の分析官ジェレミー・レナーの存在が、新しい息吹を吹き込み、新鮮さが増した。
随所にユーモアもあり、それが息抜きとなり良かった。
人間らしいミスや執着や、情がいいスパイスになっていてとても親近感を感じました。
シリーズ前作よりも、初監督したブラッド・バード監督のたたみ掛けるようなスピード感が素晴らしい!ブダペスト、モスクワ、中東ドバイ、インド・ムンバイと、めまぐるしく舞台を移動しながら、息もつかせぬ展開が続くのです。気合を入れて鑑賞しないとおいてけぼりを喰らいます。
トムのノースタントのアクションと相まって、最高のエンターテイメント作品だぁと、すっかり魅了されました。
最もハラハラするのは、ドバイの地上828メートルの超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」の壁を登る場面。保安管理室に入り込むため、イーサンは吸い付く手袋で目もくらむ高さをよじ登っていきます。それはCGでも合成でも、スタントマンでもない!命綱のケーブルがあったとはいえ、クルーズ自身が本当にビルに貼り付いているというから驚きです。普段CGに慣れっこになって、大抵の映像には驚かなくなっているけれど、やっぱり本物は迫力満点ですねぇ~。
なぜトムはこれほどまでに命懸けのアクションに挑むのでしょうねぇ?それだけ観客に対して、とことんサービス精神に徹しているかからでしょうか。脱帽ものです。
アクションばかりでなく、今回は妻を殺されたイーサンが復讐のためセルビア軍人を、任務とは関係なく殺してしまい投獄されるというプライベートなストーリーも伏線で進行します。ラストでイーサンがどれくらい妻を愛していたのか、表情だけでちらりと暗示させるシーンには、グッと来ましたね。(ネタバレになるから書きづらい)精密機械のような、ストイックなイーサンの内側には、人を愛してやまないホットな赤い血が流れていたということでした。
成り行きでイーサンのミッションに協力することになった、分析官のブラントが、実はかつてイーサン夫妻の警護を極秘任務で担当していて、妻の死を自分の責任として悔やんでいる設定も、ちゃんとラストまで活かしておくところがなかなか憎いです。
さて、物語はロシア・クレムリン爆破のテロ容疑をかけられたイーサンが、スパイ登録を抹消されながらも、次なる核テロの阻止に挑むというもの。ミッションの難易度も高くなって、今回は政府の支援を断たれ、協力者は部下3人のみ。現地に残された資材しか使えない不利な条件をものとせず、イーサンのチームは手がかりを追って、クレムリンの内部など侵入不可能な厳重警備の場所にも果敢に飛び込んでいきます。核テロのリアルティにもこだわっており、『24』よりも説得力を感じました。
毎度お馴染みの宙づりアクションは、今回はイーサンでなくブラントが冷や汗を流します。ドバイのシーン以外、イーサンの役回りは、もっぱらターゲットの確保がメイン。そのため往来で、ターゲットと追いかけっこのシーンが続きました。トムは相当全力で走り込んでいると思いますよ。
完璧すぎた前作と違って、今回は随所にちりばめられた人間らしいミスや執着や、情がいいスパイスになっていてとても親近感を感じました。
全212件中、181~200件目を表示