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売れないSF作家草なぎの妻の竹内がガンになり、余命1年を宣告される。
でも笑う事で思わぬ改善の可能性もあるという話を聞いて、
草なぎは妻のために毎日物語を書く事を決意する。
そのまま5年くらい、竹内は生き延びた。
そしてガンの進行が止まったと医師に言われ、2人で北海道旅行に行く。
帰った後竹内はまた悪化、実はガンの進行は止まったわけではなく、
これ以上良くはならない事を聞いた竹内が医師に懇願し、
死ぬ前に草なぎと旅行に行くために強い薬で一時的に止めていただけだった。
こうして竹内は死亡。
変態の草なぎは葬式を手伝ってくれる親族らにもろくに挨拶もせず、
アホみたいに最後の物語を書き続けた。
竹内が幽霊やからペンで書かんでも見えんよねとか言いながら。アホか?
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うーん、正直草なぎが変態過ぎて感情移入できないってのが感想。
ろくに人と接する事もできない人間が、妻のために物語を書く。
単なる自己満足にしか見えんくなってまうわのう。
生きてるうちならともかく、死んでからも書いてるし。
葬式関係の作業とか、他にやる事たくさんあるやろうっての。
なのに行動が全て自己満足のためのもので、単なる変態にしか見えん。
まあ草なぎ自身が変態っぽいんで、そう見えるんかも知れんけど(場)
けどなあ、どうせ竹内が死ぬのがわかっとるにも関わらず、
死にそうでなかなか死なんかったり、死んでからも話が続いたり、
無理矢理感動させようとしてるような感じがするんよな。
あと、竹内の入院してる病院でも気味悪がられてた草なぎが、
妻のために物語を毎日書いてるってわかっただけで周囲から支持される、
そんなクダリもいらんやろ。単なる変態なんやから。
周囲から理解されようとは草なぎも思ってないはずやし。
妙に美化するというか、そういう部分が見え見えなんよなあ。
それにしても衰弱して行く竹内は、何か色っぽいというか、
男を引き付ける艶のようなものがあったな。