劇場公開日 2010年9月11日

悪人のレビュー・感想・評価

全204件中、41~60件目を表示

4.0「悪人」そして「愚行録」と。

2021年2月6日
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悲しい

難しい

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れいすけ(休眠中)

5.0満島ひかり

2020年12月19日
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支持。
満島ひかりの私的ベストアクト。
駄目で陰気で残酷で卑屈で弱い。
でも殺されていいとは思えない極々普通の女。
このキャラ造型が本作の肝。
その他役者全員が儲け役。
逃避行ゆえ暫く洗髪していない風の深津絵里の色気。

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きねまっきい

2.5弱さと強さ

2020年12月16日
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鑑賞方法:VOD

終盤に発せられる柄本明のセリフが全てを物語っているようだった。
弱さに見えることが強さをもたらしたり、強さと見えるものが本当は弱さだったり。

裏と表とが切り離せない人の心を描写するストーリー構成はやっぱり上手だと思ったけど、
さすがに10年以上前の作品だと古さを感じるシーンもちらほら。
前に見たときの感想はヨシノへの嫌悪感だけ覚えてて
「怒り」が良かったもんで再鑑賞したけど、ちょっと古臭さが目に付いちゃった。

ちょっと冗長すぎるし感傷的すぎると感じた部分が多くて、僕としてはこの評価。
特にイカの目玉の中で始まる回想シーンはちょっと笑ってしまった。
もちろん笑うとこじゃないんだけども。

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mar

4.0最高

2020年11月23日
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原作も映画も最高
人のことなんて、1つの角度から見たって
なんもわかんない

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namakemono

4.0音楽が沁み入ります

2020年11月22日
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どこか昭和を感じさせるムードのある、愛についてしっかりと語っていながら、哀愁で包み込んだ映画。
台詞や展開はそう多くないのに、気がつくと妻夫木くん演じる祐一の心の純粋さを私たちも知っていて、そして岡田将生はこんなにも悪人然としている。

自分のことを全部包み込んで受け入れてくれる・幸せを願ってくれる人の存在を、側で感じられることによって、自分にも大切な人ができていく心の移り変わる様
大切な人がいるだけで行動力に繋がっていく登場人物それぞれの決意の瞬間
そういったものが、うまく切り取られた風景や灯台からの朝焼け、さらには私たちに乗り移った感傷や悲哀を撫でるように染み入ってくる挿入音楽によって、非常にまとまりよく描写されていました。

エンドロールを見たら久石譲さんだったので、なるほどやっぱりなと思いました。

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美咲

4.5佐賀在住なので、親近感。引き込まれました。

2020年11月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

佐賀市在住なので、ロケ地が身近に感じました。
役者の演技は本当に素晴らしかった。すごく引き込まれました。

私には小学生の娘がおり、軽い女性にはなって欲しくないし、
3人の女友達が、その場に居ない人に陰口をするという、女性に多いのかなぁ。。。怖くなりました。
どの人を指して悪人と言っているのか?
いや、どんな人にも悪人といえる一面を持っている、ということか。
正直者が馬鹿を見る時代と言われて久しいが、とはいえ虚像ではありたくない。

自分自身、家族に置き換えて、すごく考えさせられました。

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かずじー

3.5愛されたかっただけなのに。

2020年10月6日
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movie mamma

4.5悪人は誰なのか

2020年8月9日
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人間は寂しさ、孤独さとかを紛らわしたいと思った時大切な人を求む。
大切な人を守るのも必死になる。
悪人は誰なのかて見終わった後考えたら、
人を殺してしまった人、殺人犯の親、被害者、殺人犯を愛した人、子供を捨てた親、他人のことを笑って過ごしている人、これは最後まで見れば誰が悪人か分からなくなった。
もちろん殺人犯が悪いってなるだろう。けどそう言う人間にしてしまった捨てた親もどうかとおもう。たどればたどるほど悪人は多く見当たるのかもしれない。
この世界は悪人が多い。悪いことをしたことある人なんてほとんどだと思う。
この作品は今この世界の暗闇の触れていなかったとこを知れて日常見てみぬふりをして過ごしていた部分が胸に刺さる。
樹木希林さんと柄本明さんの演技には圧倒された。記者を目の前にした時のあの心を殺した表情。笑って馬鹿にする男を目の前に足、手が出る時のあの怒りの表情。この二方の演技が特に印象的だった。
この作品で出会い系サイトでの恐怖が伝わった。
とにかく色々考えさせられた。

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映画研究

5.0蛮の気配

2020年7月27日
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むかしスカウスを知ったとき、これはルー入れるまえのカレーだなとおもいながら、よくつくって食べた。その認識が正しいか間違っているか、どっちでもいいが、料理は、なにかをつくろうとしている行程から、いろいろなものに化ける。

近年の日本映画に、韓国映画の影響を感じる。ほとんど潮流であろう。
日本映画とは、半世紀変わらない昭和四畳半の世界なのだが、そこへ韓国映画風の非情、底辺のリアリズム、生々しい表現が加わって、潮流となった。今、ポルノ出身の長老も、鬼才系も、みんな韓国映画の影響下にいる。

それを先導したのは李相日だと思う。きっかけはスクラップヘブンと悪人だった。とりわけ悪人がその後の日本映画に及ばした影響は大きい。──と思う。

ただし、李相日監督自身は、韓国映画に影響をうけた、というより、在日朝鮮人の出自にもとづく独自路線を歩んできたひとだった。
悪人を見たとき感じたのは、まさに血はあらそえないということだ。日本人にはない、大陸へつながっている蛮の気配──なんと言ったらいいかわからないが、荒々しさが、たしかに、そこにあった。チェイサーのナホンジンとまるで兄弟のように近い蛮があった。

すなわち、それは韓国映画の影響下にある李相日ではなくて、生粋の李相日という映画だった。
ゆえに、日本映画が影響をうけたのは、韓国映画というより李相日映画──なのかもしれない。

個人的には、李監督が、こんにちの日本映画の潮流をつくったとみている。なぜなら、この映画の公開2010年は、日本映画に韓国風味が加わった頃合いと一致するからだ。そこでルーを入れた──わけである。

スカウスはルーを入れたらカレーになるし、こんにゃくを入れたら肉じゃがになるし、デミグラスソースを入れたら、ビーフシチューにもなるだろう。むろん、料理に厳格なひとや、神経質なひとにとってみれば、そんなものは邪道だが、遠からぬものはできるし、ぜんぜん食べられる。

ところが映画は、そうはいかない。今、日本映画は、李相日監督の2010年の映画「悪人」に感化された映画だらけである。日本映画のつくり手たちは、おそらく、その説を否定して、内在的なものの発露によって、今のわたしの映画がある──と主張するのかもしれないが、観衆にとって、いや、すくなくともわたしにとって、こんにち、悪人の影響を感じない鬼才系映画はない。

そこで、日本映画に言いたいのは「なんか投入したら、なんかできるだろう」みたいな、ひとり暮らしの食事みたいな調理方法じゃ、結果的になんにもできない──ってことである。
悪人は、もっと深いところ、血脈から生まれ出ているのであって、そんな魂みたいなものを模倣することじたいが、間違いなのである。

悪人には、吉田修一の翻案力もあった。
李監督は吉田修一を李相日風味で、迫力ある人間ドラマに仕上げている。たとえば松本清張を誰が映像化しても、それは松本清張である。見終わって、え、これ原作松本清張だったの、ということは、ほとんどない──わけである。
もちろんこの映画の原作が吉田修一であることは疑いの余地がないが、なんというか吉田修一に加えて、いわば大陸的な蛮の気配──やはりなんと言ったらいいかわからないが、狂おしい情念のようなものが、映画にはあった。
おなじ吉田修一のさよなら渓谷を見ると、描き手の巧拙がはっきりとわかる。

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津次郎

4.0切ない

2020年7月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

知的

切ない

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カネナカ

4.5報道の自由とメディアの品格は両立できない⁈

2020年5月2日
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グレシャムの法則

4.0原作の世界を映像化

2020年4月22日
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鑑賞方法:TV地上波

ただ、原作読んでないと、きついかも。読んどくと、あああの場面と頷ける感じ。
どの役者さんも原作の登場人物にはまってあまり違和感ない。それぞれ実力者なんだ。
際立つ柄本明のお父さんと樹木希林のおばあさんが示す裏表のない愛情と、主人公二人の愛はその純粋さで重なる。殺された女性と置き去りにした男性の憐れさ・哀しさと対比してしまう。

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Bluetom2020

5.0樹木希林が最高

2019年12月28日
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私も夫も九州の西の方出身。
この映画の樹木希林を見て二人で
「ほんとにああいうおばさん 百人以上いるよね」
という感想。
ヘアスタイルから服装から喋り方まで完璧。

方言が無理で九州モノがダメな事はよくある。
これは逆。

樹木希林だけで
原作がどうのとか もうどうでも良くなって
さすがの女優さんだったなあと思う。

吉田修一さんが大好きで原作のコアなファン。
東京湾景だけは 映画化しないでね。

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asica

1.0禍愛

2019年11月28日
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邦画界の宿痾を見た。
思い入れが強いのだ。
一歩下がれば、もっと良くなる。

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たろっぺ

3.0原作読んじゃうと

2019年11月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

どうしても映画ではトーンダウン。

人物描写の深い原作の方が、感情移入はし易い。

そもそも原作が長いから、2時間枠では無理。

原作からのイメージの2人は、
オダギリジョーと田畑智子。

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クリストフ

4.5この世界に善人なんているのか

2019年10月27日
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導入から物語に引き込まれてしまった。

悪とは一体なんなのか。

みんな“悪人”
ただそれに気付いていないだけ。

気づけば、自分と向き合うきっかけになる映画になっていました。

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MitsuKi

3.0満島ひかり、、出演作品。同名ベストセラーを妻夫木聡&深津絵里主演で...

2019年9月13日
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鑑賞方法:映画館

満島ひかり、、出演作品。同名ベストセラーを妻夫木聡&深津絵里主演で映画化した人間ドラマ。

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てかる

4.0あとを引く映画

2019年7月14日
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悲しい

最後まで暗くて重苦しい、その分ラストは底から這い上がるような強さや勇気を感じる。
ふだん見て見ないふりしているような私たちの社会の暗い側面が浮き彫りにされて辛い
シリアスだから気楽には見られない。
しかし、よく作ってくれた、と言いたくなる映画。

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あま・おと

4.0悪人はやはり悪人なのか

2019年6月4日
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jeromisun

4.0幸せとは

2019年5月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

お母さんをずっと待っていた灯台に、自分を好きでいてくれる彼女とやって来た。

その 喜び と 懐かしさ。

それを 映像を通して 感じた。

フィクションではあるが 想像する。

彼女がずっと彼を待って 彼と 一緒になること。

彼は殺人犯であるが 、であるからこそ 幸せに なってほしい。

その為の二人の出逢いだと思う。

誰かを愛したい。

それは自分を愛する決意。

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まゆとよ