告白(2010)のレビュー・感想・評価
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面白かった。でも苦しかった
怨念というか誤解というか、内にこもって考え方を変えられない感じが怖かった。日本だと思った。
日本の集団は手を繋いで団結して協調して色んな意見も合わせて市民として前進する、のではない。日本の集団は互いに見張って異なる考えや価値観を下に見たり排除する。
この映画見てからだいぶたっているので上に書いたことは映画と殆ど関係ないです。ごめんなさい。ただ、学校が舞台で生徒と教員と親がからむ、という映画はなんでも苦しいです。なぜ授業中に日本の生徒や学生は静かなんでしょう?それは先生が授業中は静かにしなさい、と言うからです。なぜ静かにしなければならないのだろう?それが身体に染み込むから、日本人は授業中静かで、意見、感想、反論何を求められても話すのがとても苦手で、なおかつなんであれ目立ちたくない人達になってしまう。それが残念でならない。若い人達も誰でももっと生意気になって言いたいことを自分の顔だして言って欲しい。自分にも言い聞かせながら、そう思います。
映画と関係なくてすみません。
原作既読。
原作の語り手が変わっていきながら、事件の別の側面を映し出す構成を踏襲している。中学生の浅はかさと残酷さは映像化することでより強く感じられる。松さんのブッ壊れ感、岡田将生のウザさ、橋本愛の貫禄…。
最後のセリフが何を指しているかととるかによって印象も違ってくるか。
純粋に面白かったと思う
この作品は本当に賛否両論分かれる作品だろうと観ながら思っていました。
公開されて早8年、今更ですが同時に戻った気分でレビューしたいと思います。
この作品を映画から入る人、湊かなえさんの小説から入る人、人により入り方は様々かと思います。
私は映画から入り、作品に惚れ込んでしまい、小説を読み、3周するくらい惚れてしまいました。
湊かなえさんの独特の作品の書き方、あの表現が当時の私には新鮮で、新しい文化に触れた感覚をいまだに覚えています。
湊かなえさんの書き方は独特で、少し説明すると、章ごとで語り手が変わり、語り手は登場人物本人、というものです。章ごとに語り手が変わるので、読み進めて行くと、キーとなる人物の章になり、全貌が見えてくる、という仕掛けがある書き方です。
その作品の表現を最大限に活かして、映像化したこの作品を素晴らしいと表現せず、なんと言うのでしょうか。
内容も申し分ない、キャラ設定も無理がない、オチも違和感がない、私は素晴らしいと思います。
賛否両論がある前述したのは、その独特な湊かなえさんの書き方を活かした映像化が好きな人と嫌いな人に別れるからだと思います。
2010年、私は中学生でした。
作品の登場人物と私自身を投影して重ね合わせて見ていた作品でした。この作品は紛れもなく私の青春の1つです。
告白
人物ひとりひとりに焦点をあてて展開していくが時の流れは(戻ることなく)そのまま進んでいく映画というのは初めて観た。とても面白かった。原作は読んでいないがかなり映画の出来は良かったと思う。胸くそ悪い感じ、でも全く理解できないかというとそうではなく理解できるところもあり、人の黒い部分が沢山つまってる作品だなと思った。
ただの漫画だな こううまくは行かないね
子供を殺すところあたりまではないこともないかなと思える。
しかしその後の精神的に追い詰めていく行に関しては稚拙としか言いようがない。
中学生ってここまで影響されない。これぐらいで狂わない。
賢いならなおさら。
あと、あのサイズの爆弾で鉄筋コンクリの建物はあそこまで壊れない。
想像の中の演出だとしても、これは明らかにものを知らないからこういう演出になったのだと思われる。
無知がにじみ出た時点でしらける。
こうでもしないとエグい話が作れないのかと思う。
復讐 とは
自分の一人娘を殺した2人の生徒に対して、復讐をする松たか子演じる女性教師。
少年法に守られ、自分が死ぬことに対してなにも思わない青年に対してどうしたら命の重さ、死ぬ以上の復讐をすることが出来るか。
最初の松たか子が淡々と話すシーンはすごく好きです。所々結構過激なシーンが多いので血とかグロいのが苦手な方は見ないのをオススメします。
原作がしっかりしてるとここまでの完成度になるんだなあと思いました。終わり方は後味悪いので、完成度は高いと思うし、俳優陣の演技も素晴らしいのですが、3.5(笑)
ちょっと独特過ぎたかな。
サイコ的、サスペンス的なストーリーを際立たせる音楽、演出が意図的に使われることが多いんだが、今回に関してはあまり好きではなかったかな。
正直、結末も納得行かず、じゃあどうすべきだったの?となってしまった。
映画内で何も解決しない、後味の悪い映画という評価になってしまいました。
演出の良さと役者の演技が圧巻
凄い映画だ。終始暗い重苦しさがある。少年法に守られた少年たちに、どうすれば復讐できるのか。命をどう思うのか。誰かのは軽んじ、また誰かのは重じる。グロいのが苦手な人はご注意を。
映像美と残酷さ
ラストは小説を超えた衝撃を与えました。あらゆるいじめシーンや心の闇の表現は生々しいですね。美月役良かったです。
余談ですが、子供のごろに同じ監督の嫌われた松子の一生という作品を見たことがあり、あまりにも映像が華麗すぎて今でも忘れられないぐらい印象深かったです。
ずっと気になっていた映画
劇場公開当時のテレビ予告編からずっと気になっていた。
その予告編の印象から怖そうで鑑賞を後回しにしてきた。
で、先日原作から先に読んでみた。いきなり映像では衝撃が強かろうと思い。
話を知った上で鑑賞。
結果としては原作知って無い方がインパクトはあったろうなと思った。
ただ、映画化するっていうのはこういう意味があるのねと感心した。
原作では順に告白が語られるが、映画では各告白が錯綜しながら進む部分があった。
映画化成功例なのでしょう。
僕がイメージしてた生徒の印象と演者の実際にずれがあった。
そこは映画化の難しいところか。
大好きな映画だけど、好き嫌いわかれるかも
物語は告白から始まる。というか、告白で物語は成り立っている。
娘は殺された、とクラスの生徒に告白する
担任。そこから、娘が殺される前の話に戻ったり、現実に戻ったり、一人ひとり、どんなことを考えているのかというのが、わかりやすく描かれている。
どっかーん‼︎
演出とはこういう事だ!と言ってるような、盛り上げるために演出はこうするのだ!と言ってるようなお手本のような作品。
モノトーンで画面の色は抑えめなのに、飛び込んで来る情報は刺激的で激しく色鮮やかだった。
原作も読んだし、2度目だけど展開力もあって、話も面白く俳優の演技力も相まってドキドキしながらラストまで観れた。
一つの告白から展開して行く物語に派手な演出と学校生活のリアルな雰囲気が恐怖を倍増させて、原作物の映画化の大成功例のように思います。
愛娘を殺された主人公を自分に当てはめると、復讐したくなる気持ちがわ...
愛娘を殺された主人公を自分に当てはめると、復讐したくなる気持ちがわかる。
承認欲のために殺人してしまう生徒や母から振り向いてもらうために殺人を企てる生徒。
またサイコパスの残虐さが鮮明に描かれていた。
主人公が復讐をどんどん果たしていく場面は気分がスカッとした。
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