告白(2010)のレビュー・感想・評価
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叫びすぎで疲れた。。。
原作の小説を読んで、その流れで映像作品も視聴。 ・中学生側の背景(家庭環境)があまり深く描かれてなく、単に最初から猟奇的な子たちのように見える。中学校のクラス、あんなに無法地帯か。 ・男の子2人の演技は叫んでばかりで、あまり伝わってこない。特に松たか子の静かながら恐ろしい演技が竣敏だからなおさら。 ・小説の想像力を掻き立てる表現と、それを実際に映像にされると、惨さばかりが悪目立ちして、ちょっと疲れてしまう。 ・結末を描いてくれたのは、ちょっとスッキリした。映像化しようとする勇気も評価。子役はそうとう疲れただろう。 ・元の作品はすごく家族を感じたのだが、映画ではあまり感じられなかった。
わたしは、シングルマザーです。わたしの娘は、死にました。警察は、事故死と判断しました。でも事故死ではありません。このクラスの生徒に殺されたんです
動画配信で映画「告白(2010)」を見た。 劇場公開日:2010年6月5日 2010年製作/106分/R15+/日本 配給:東宝 松たか子 木村佳乃 岡田将生 西井幸人 藤原薫 橋本愛 能年玲奈 三吉彩花 新井浩文 芦田愛菜 13年前の映画。 「わたしは、シングルマザーです。わたしの娘は、死にました。警察は、事故死と判断しました。でも事故死ではありません。このクラスの生徒に殺されたんです」 中学校の教師、松たか子は娘(芦田愛菜)を生徒に殺された。 松たか子は犯人(西井幸人、藤原薫)を追い詰めていく。 痛い熱血教師ウェルテルを岡田将生が熱演している。 能年玲奈や三吉彩花が何処にいたのかはわからなかった。 木村佳乃、橋本愛が凄惨な殺され方をするのがショッキング。 湊かなえ原作の映画は4本見たが、 見ていてひりひりする感じは同じ。 湊かなえ原作の映画ならまた見たくなる。 満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
おもしろい
原作未読、前にアマプラで見て備忘録のためレビュー。 とてもおもしろいサスペンス映画です。自身の娘を生徒に殺されたという教師の復讐劇。 教師の抑揚もなく淡々とした話出しが長く続くのも、恐怖感や今後の展開を期待させるものでとても良く、 次々と視点(シーンのメインとなる登場人物、語り口)が変わり、それにより徐々に物語の全貌が明らかになるのは、見ていてとても楽しめました。 機会があればまたみたい作品です。
大好き
小学生の時親に見せられて雰囲気が怖くてめちゃくちゃ嫌いだったけど中学の時原作の小説を読んでから映画をもう一度見たらとても面白かったです テーマは復讐と言う暗い物で物語自体見てて楽しいものではありませんが復讐に至る動機から復讐内容、そして結末までのストーリーがとても綺麗で登場人物の点と点が綺麗に結びあって線になっている様なそんな所が大好きです
こんな事がおこると荒むなぁ
松たか子さん演じる中1の担任。 学級崩壊真っ只中、訥々と語りだす。 その尺30分! カットは入るもののこれは長ゼリフなのかと考えると冒頭から圧倒される。 映画はタイトル通り、関連人物たちの「告白」で進む。 少年法で罪に問われない14歳未満。 その問題提起がこの映画の軸だ。 いくつか未成年の悪さをする映画を観るが、一人前でもなく自分で責任も取れないくせに、言う事やる事一丁前。 だから未成年なのだ。 松たか子さんの制裁は「あり」でしょう
見ないことをおすすめする
そもそも復讐というテーマがくだらない。しかも相手は壊れている。壊れている人間に復讐しても意味がない。そして復讐している方も壊れてしまっている。壊れてしまった人間が壊れている人間に復讐するのを見ていて何が面白いのだ?壊れてしまったチープな理由を説明して同情を誘おうとする作劇的意図が見え透いていてくだらない。そしてそんなことをするからサイコホラーにもなっていない。
私の娘はこのクラスの生徒に殺されました
このセリフから始まった恐ろしすぎる教師の復讐劇。 映画の中で複数の人の「告白」が披露されます。その告白では登場人物たちによるまるでその日に起きたことを日記にしているような、そんな感じの文章が飛び交います。一体だれが娘を殺してしまったのか。そういうことはあまり関係なくではなぜ殺してしまったのか、殺人はどうやって起きてしまったのか、お互いに何を思ってたのかよーく作り込まれています。少年法で守られている少年達による巧妙な作戦、互いの気持ち、愛、そして教師の復讐 最後の一言はどっちだったのか、、、 とりあえず、何も考えずにこの映画を見ることをオススメします
再鑑賞
2010年の日本アカデミー総ナメの超話題作。 小説は未読。 上映時、ほとんど前情報無しに見に行った。 兎に角、衝撃的だった。 中島てつやという監督の、デビッド・フィンチャーにも通ずる完璧主義な画づくりが随所に! 子供達の芝居がかった演技が、何ともリアル。 実際の学校の子供達も、語るときはあれくらい芝居かかっている。 何よりも、松たか子。 この作品でオンリーワンの女優となった彼女は、撮影時どれだけ大変だったのだろう。 演出が合わない人は、置いていく作品づくり。 突き抜けた演出。素晴らしい編集。 いま見るとTENET的な演出も。 こういった演出を支えるクォリティーの高さは、CM出身監督ならでは。 必要なところにめいいっぱいお金を使った感じ。 観て損はない、とは言えない。 人を選ぶ作品。枠にはまらない、120点以上の作品。 びっくりしたのが、娘役が芦田愛菜ちゃんだったこと。
偽善に満ちた少年保護法制に対する怒りをぶちまけた復讐劇
1 作品のテーマ=復讐 本作は娘を教え子の中学生に殺された女性教師が、およそあらゆる方法で犯人の生徒を追い詰め、徹底的に痛めつけていくという、恐ろしくも痛快な復讐劇である。いくら中学生だって、悪い奴は悪い。徹底的にいたぶってやるべきだ。そんな見る側の内心の声に、見事に応えてくれるのであるw 2 少年少女犯罪への見方について 少年少女による重大犯罪に対しては、かつては刑法の刑事責任年齢や少年法を盾に保護を第一に考え、犯罪の原因を究明して、それを取り除く社会的な施策を講ずるべきだとする議論が盛んだった。 いわく「何故人を殺してはいけないかが分からない少年少女がいる。彼らを生んだ原因こそ問題だ」、いわく「人を傷つけてはいけないことをしっかり教育すべきだ」…。 しかし、保護や教育だけで片付く問題ではない、少年法などは偽善に過ぎない――そんな疑問の声も拡大してきている。本作はそれを証明する産物だろう。 3 勧善懲悪の池井戸潤と復讐劇の湊かなえ 勧善懲悪と言えば、池井戸潤が代表者だろう。社会悪に貶められた人々の怒りや不満を、最後に善を勝利させることで爆発させてくれる現代の水戸黄門シリーズが池井戸作品である。 ところがいかんせん、彼の作品には公式に認められた、誰が見ても悪いこと、いわば表面的な悪の定型しか登場しない。少年犯罪のような、「悪」かどうか議論の余地あるものは登場してこないし、懲悪も過剰なものは控えた、お利口な懲悪wどまりなのである。 そこを埋めるように登場したのが湊かなえだった。この作家の特徴を一言で表現すれば、「ドロドロしている」。もはや品などに構っている暇はない。「あたしの怒りを、あたしの恨みを、全身を刺し貫く憎悪を晴らさでおくものか!!!」――そんな凶悪、醜悪な感情に満ちていて、それだけ観客の心の深奥に潜む根深いものに訴えかけてくる。本作を復讐譚ではないとする解説もあるが、あれだけ人の死ぬ話が復讐譚でなくてなんだというのかw だから後味は悪いが、奇妙な爽快感があるのだ。池井戸作品はあくまで「悪を懲らしめる」だけだが、湊作品は「恨みを晴らす」。より徹底的でより奥深い。 4 キャスト等 湊かなえ作品にどっぷり浸かってしまうのも人間としていかがなものかと思うwが、本作は危険な原作に挑んで、新たなジャンル切り開いた作品と評価できるのではなかろうか。公開当時はさぞセンセーショナルだったと想像する。 キャストは、その後名を上げた橋本愛が目立つ。本作のコスチュームも格好いいのだが、微妙に似合っていないのが残念だ。能年玲奈、三吉彩花はちょっと登場シーンが分からなかった。芦田愛菜はこんなにガキなのに、こんなに上手いのかと、やはり驚くしかない。 松たか子は被害者かつ恨みを晴らす一種のターミネーターなのだが、無機質であると同時に、我と我が身を斬り苛みながら娘の恨みを晴らす悲嘆を垣間見せ、いい演技だと思う。
ネタバレせずに観たい作品
ネタバレするので書けませんが、最後のとある描写が好み。撮影手法としてはあるんだろうけど、きっと中島監督のこだわりがあるんだろうな。 徐々にストーリーは見えてくるものの、テンポアップして迫ってくる後半は見せ場として素晴らしい。
文章と映像は違う
AmazonPrimeで鑑賞しました。 率直な感想ですが、米アカデミー賞?理解不能です。 小説がおもんないのか脚本がおもんないのかとりあえずおもんないです。 小説は読んでませんが、湊かなえの作品は読んだことがあるので、きっともう少し深い内容だと思います。 おそらく脚本が下手ですね。 ただただ小説を映画化しているような気がします。 文章と映像は違うのでもう少し工夫してください。
母の愛、母への愛
当時、小説もなかり話題になって読んだのですが、中学生の母として、イジメ、不登校など問題が多すぎて映画まで観るパワーもなく、グッタリしたのを覚えてます。 今更ですが、10年以上経って初鑑賞できてとても良かったです。 (まだ中学生役の橋本愛さん、可愛い。) 松たか子さんの演技は半端なく、空恐ろしい先生役でした。娘を失った母は、こうなるのもわかる説得力ある演技でした。 とても恐ろしい事件に繋がってゆく、いや始めからですが、それに伴い空の色んな景色が、何度も出て来て美しかったのがとても良かったです◎ あとは スローモーションも度々あり、無垢な頃のパワーや無残さ、虚しさを、心も頭もゆっくり感じ取る事が出来ました。
復習の仕方
湊かなえの嫌ミスの世界満載。 確かに娘を殺した犯人は未成年。逮捕されても数年で世間に戻り、反省したのかしないのかもわからない。確かに正しい方法ではないにしても. 森口先生の復讐の仕方、アリかも!でも怖い! 2人の少年の家庭環境は普通ではなく、だから犯罪に走ったとは理由にはならないが、要因ではあるだろうな。でも普通、いくらシングルマザーとはいえ、学校に子供連れて行けないだろうけど。 芦田愛菜はまだ子供だし、橋本愛も初々しい。そして松たか子も木村佳乃も若い!
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