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見放題やレンタルなどサブスクで「スプリング・フィーバー」を楽しむ方法をまとめて紹介します!
「スプリング・フィーバー」の配信サービス一覧
配信サービス | 配信状況 | 月額料金 | |
---|---|---|---|
| 見放題 / レンタル / 購入 | 月額550円(税込)~ | 今すぐ見る |
「スプリング・フィーバー」の配信サービス詳細
おすすめポイント
配信本数業界最大級、見たい作品がきっと見つかる!
配信状況
見放題 / レンタル / 購入
無料期間
初月
月額料金
プレミアムコース550円(税込)/プレミアム&見放題コース1,078円(税込)
ダウンロード可否
可能
※セル作品をダウンロードすることが可能
特典
(ポイント付与等)
毎月550ポイント発行/クーポン50枚付与
支払い方法
クレジットカード(VISA/MASTER/JCB/アメリカンエキスプレス/ディスカバー/ダイナースクラブ)、キャリア決済、Googleのアプリ内課金
全作品数
250,000本以上
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
作品紹介

解説・あらすじ
天安門事件を題材にした「天安門、恋人たち」で2006年に中国当局から5年間の映画製作禁止を言い渡されたロウ・イエ監督が、当局の目をかいくぐって手持ちカメラによるゲリラ撮影で撮りあげた心理サスペンス。現代の南京を舞台に、2人の男と1人の女が繰り広げる錯綜した関係をスリリングに描き出す。カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したが、タブーとされる同性愛を扱っていることから中国では上映禁止となった。
レビュー

詠み人知らずさん
投稿日:2023-11-16
男同士のラヴシーンを、しばらく我慢することさえできたら、思いがけぬ収穫が得られる映画と思う。舞台は、現代の南京で、出演者はまだ若い5人。主人公は、旅行代理店に勤めるイケメンの男、ジャン・チョン。彼の愛人で、本屋に勤めているワン・ピンと、その妻の教師、リン・シュエ。リンがワンの不倫を疑って雇った探偵のルオ・ハイタオとその恋人、リー・ジン。
探偵は、ワン・ピンの相手がジャンであることを突き止めるが、妻リンが逆上してジャンを追い詰めたことから、彼はあっさりワンの元を去りワンは苦しくなる。その過程で、何と今度はルオがジャンを慕うようになり、その恋人リーを加えた3人の旅が始まる。
南京と聞いて、まず思い出されるのは、1937年作家の林芙美子が、上海から陸路で南京に入った時のこと。日本軍の侵攻により当時の中華民国の首都、南京が陥落した直後だった。この映画は手持ちのデジタル・ビデオカメラで撮られていることもあり、夜の室外は暗く30年代とそれほど変わっていないようにさえ見えた。一方、室内では、特に男たちの根城であるナイトクラブの眩いような明るさが際立つ。
ジャンは、魅力ある人間が、しばしばそうであるように、相手の男、一人ひとりに対する執着心が薄く、ルオもやがて遠ざけられる。一方、ジャンは女性たちには恨まれる。自分の愛すべき相手を奪ってゆくからだろう。多分に、儒教的なこだわりが感じられる。最も際立つ場面は、おそらく、ジャン、ルオ、リーの3人が夜中にカラオケに行き、それぞれの思いを心に秘めながら3人で歌をうたうところか。
それにしても、濃密な人間関係を背景に、男たちの愛欲シーンがあれほど目立つのに、画面からは静謐さが伝わってくる。それは何故だろう。映画の中で、繰り返し縦書きで出てくる漢字の短文と「1923年7月15日 郁達夫」という記載が心に残る。彼は戦前日本に留学して東京帝大を卒業し、日本で文学的出発をしている中国人の文学者だった。この映画の原題もこの作者の書いた「春風沈酔の夜」であるようだ。敢えて読み下せば「春風も(に)酔う夜」か。映画のはじめの方で、ワン・ピオがジャンに読み聞かせる「春風に酔って、やるせない夜は、いつも明け方まで彷徨い歩く」という意味の日本語字幕が出た。中国語を正確に読み下せないことがもどかしい。映画の最後の方で、ジャンが回想するシーンとしても出てくる。これがこの映画の究極の印象を形作っているのだ。
長い中国の歴史、儒教、かつての首都の上に築かれた現代の南京で、孤独と闘いながら何とか生き抜こうとして、もがく個人の存在がこの静謐さの背景なのだろう。驚いたことに、郁達夫は彼が幾度も再来日した時に、林芙美子と席を共にしたことがあったようだ。もっと多くの人たちに観て欲しいと思った。
探偵は、ワン・ピンの相手がジャンであることを突き止めるが、妻リンが逆上してジャンを追い詰めたことから、彼はあっさりワンの元を去りワンは苦しくなる。その過程で、何と今度はルオがジャンを慕うようになり、その恋人リーを加えた3人の旅が始まる。
南京と聞いて、まず思い出されるのは、1937年作家の林芙美子が、上海から陸路で南京に入った時のこと。日本軍の侵攻により当時の中華民国の首都、南京が陥落した直後だった。この映画は手持ちのデジタル・ビデオカメラで撮られていることもあり、夜の室外は暗く30年代とそれほど変わっていないようにさえ見えた。一方、室内では、特に男たちの根城であるナイトクラブの眩いような明るさが際立つ。
ジャンは、魅力ある人間が、しばしばそうであるように、相手の男、一人ひとりに対する執着心が薄く、ルオもやがて遠ざけられる。一方、ジャンは女性たちには恨まれる。自分の愛すべき相手を奪ってゆくからだろう。多分に、儒教的なこだわりが感じられる。最も際立つ場面は、おそらく、ジャン、ルオ、リーの3人が夜中にカラオケに行き、それぞれの思いを心に秘めながら3人で歌をうたうところか。
それにしても、濃密な人間関係を背景に、男たちの愛欲シーンがあれほど目立つのに、画面からは静謐さが伝わってくる。それは何故だろう。映画の中で、繰り返し縦書きで出てくる漢字の短文と「1923年7月15日 郁達夫」という記載が心に残る。彼は戦前日本に留学して東京帝大を卒業し、日本で文学的出発をしている中国人の文学者だった。この映画の原題もこの作者の書いた「春風沈酔の夜」であるようだ。敢えて読み下せば「春風も(に)酔う夜」か。映画のはじめの方で、ワン・ピオがジャンに読み聞かせる「春風に酔って、やるせない夜は、いつも明け方まで彷徨い歩く」という意味の日本語字幕が出た。中国語を正確に読み下せないことがもどかしい。映画の最後の方で、ジャンが回想するシーンとしても出てくる。これがこの映画の究極の印象を形作っているのだ。
長い中国の歴史、儒教、かつての首都の上に築かれた現代の南京で、孤独と闘いながら何とか生き抜こうとして、もがく個人の存在がこの静謐さの背景なのだろう。驚いたことに、郁達夫は彼が幾度も再来日した時に、林芙美子と席を共にしたことがあったようだ。もっと多くの人たちに観て欲しいと思った。
鑑賞日:2023年11月14日 映画館で鑑賞
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