エクスプローディング・ガール

劇場公開日:

エクスプローディング・ガール

解説

「ソルト」のブラッドリー・ラスト・グレイ監督・脚本による青春映画。遠く離れて暮らす彼氏を想いながら幼なじみの青年と共に休暇を過ごすことになった女子大生アイビーの揺れ動く心を繊細なタッチで綴る。巨匠エリア・カザンの孫娘としても知られる「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」のゾーイ・カザンがヒロインを演じる。共演に「シルク」のマーク・レンドール。ベルリン国際映画祭フォーラム部門上映作品。

2009年製作/79分/アメリカ
原題または英題:The Exploding Girl
劇場公開日:2009年11月21日

スタッフ・キャスト

監督
製作
ソヨン・キム
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映画レビュー

1.5ここまで行っちゃうと芸術ではなく、自己満足の世界かな・・・

2009年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

う~ん、
ここまでやっちゃうと
自己満足の世界に入っちゃうかな・・・

◇   ◇

作品上映前、
小津安二郎監督を意識した、というような
ニュアンスの監督メッセージがスクリーンに映しだされ、
そこには、日本的なモノが伝わればうれしい、とも書いてありました。

どこかそうだったのか。
食事の風景なのか、階段なのか、
それともラストの、手をソッと握りあったところなのか。
まだまだプロフェッショナルではない私にはわかりませんでした。

“女の子の日常に密着。
 事件らしい事件は起こらない“

作品解説の一説に書かれてありますが、
それにしても起こらなさすぎ(苦笑)

ヒロインが、ある病気に罹っており、
薬を飲んでいること、突発的に発作を起こしてしまうこと。

それ以外、
ヒロインがらみの
恋愛と友人関係だけを淡々と
まるでドキュメンタリーのように描いていくだけ。

さらに、イラッとさせるのが
ヒロインの彼氏と、親友の男の人物像。

二人の男、
自己中心的で、彼女のことを
思いやっているようにみえて、
ちっとも思いやっていない。自分のことしか考えていない。

彼女が、
どうしてこんな男と
つきあったのか、親友になったのかが理解できない。
また、作中にそれを観客に納得させるシーンもありませんでした。

主人公のヒロイン役を演じた
ゾーイ・カザンさんの心情演技は
とても上手かったですが、肝心の脚本が、
彼女のよさを完全に引き出す所までは行っていませんでした。

☆彡     ☆彡

上映終了後、
いつも通り、拍手はおきましたが、
わたしは、意志表示の意味を込めて拍手はしませんでした。
実際、これまで鑑賞した東京FILMeX作品の中で一番、拍手が少なかったです。

“アート系”
そうくくってしまえば
聞こえは良いですが、これは
ちょっと自分の世界に浸りすぎでしょう。

まぁ、中には、
こういう作品がど真ん中のストライクの人もいるんでしょうけどね。

わたしはダメでした。残念です・・・。

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septaka

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