レクイエム
解説
1975年、北アイルランドのプロテスタント過激派組織に所属する少年アリスター・リトルがカトリックの男を殺害し、被害者の弟であるジョー・グリフィンがその現場を目撃する。それから30年後、2人はテレビ番組で対談することになり……。「ヒトラー/最期の12日間」のオリバー・ヒルシュビーゲルがメガホンを取り、サンダンス映画祭で監督賞を受賞した社会派ドラマ。リーアム・ニーソン、ジェームズ・ネスビットらが出演。2009年・第22回東京国際映画祭「WORLD CINEMA」部門では、「5分間の天国」のタイトルで上映された。
2009年製作/88分/イギリス
原題:Five Minutes of Heaven
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2021年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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原題は「天国の5分間」・・・復讐心を隠せない被害者の弟ジョー(ネスビット)と殺人犯として12年の刑期を終えアドバイザーとして社会復帰したアリスター(ニーソン)がテレビ局の和解をテーマにした企画で対面することになった。
ジョーのトラウマは殺人そのものよりも、殺人現場に居ながらも何もできなかったことを母親に責められ続けたことにあった。トラウマのおかげで卵を詰める単純労働者にしかなれなかったこと、とにかくアリスターに復讐することだけが生きがいになったような男。
贖罪や和解といったテーマではあるけど、現代のイスラム社会のテロリストたちにメッセージを送りたい意図がわかる。アフリカの内紛でもそうだけど、子供たちが銃を持つ姿は痛々しく感じる。
ネスビットの感情の起伏の激しさは見もの!テレビ局の番組では結局彼のドタキャンで、ニーソンの優しさが彼に再会を促す。ナイフを持って現れたネスビットとニーソンの格闘シーンはとてもリアル。組み合って窓から落ちたときには本当に心配したぞ!しかし、最後はあっさり赦してしまったところが、う~む。
2020年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
1975年北アイルランド紛争で人を殺し、服役していた主人公(リーアム・ニーソン)が出所、殺人を見ていた被害者の弟に赦しをもらおうとする。
弟は、自分が見ていただけで何もしなかったために兄は殺された、と思い苦しんできた。
罪を犯し、反省し、悔い改めても赦しを得ることは難しい。
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