宇宙戦艦ヤマト 復活篇のレビュー・感想・評価
全20件を表示
死を美化するべきでない
ヤマトの大村とエトスの艦、2回も特攻シーンがあるのが受け付けません。
まず大村。「ひとり者の俺に怖いものなんかないんだよ」みたいなことを言って死んでいきました。独身者の命は軽いと言われたような気がして、私はひどく傷つきました。「若い新隊員ではなくベテランが特攻する」というところに泣いて欲しかったのでしょうが、一切泣けませんでした。
そしてエトス艦。特攻するなら乗組員は退避させて艦長一人で死ねよ。なんで多くの乗組員を道連れにしなきゃいけないんだよ。「エトスの人もきっとわかってくれる」じゃないよ。秘書みたいな奴が「艦長あなたと働けて幸せでした」と言うんですが、これがプロの書いた脚本だとは。薄っぺらく胸糞悪い。イライラしながら帰途に着いたものです。
西崎義展の狂気が生んだフィルム
ヤマトはもともと荒唐無稽なものだったし(完結編では「さらば」の特攻シーンが回想シーンに出てきたりとか)、その点では良くも悪くも「変わらない」というべき。
本作で特筆すべきはストーリー。シナリオ原案に石原慎太郎を迎えたことにより、「宇宙アラブをいじめる悪い宇宙アメリカをヤマトがやっつける」という感動的なストーリーが宇宙にそびえ立つのである。これだけで10億点。
歩いてきたライオンが突然こっち向いたり、敵要塞が謎の宇宙水面からシンクロナイズドデスラー戦法しかけてきたり、「え、娘以外助けないんすか!?」とか、5分に一度はこっちの腹筋を攻撃してくる野心的な演出の数々。
こんな天然モノの狂ったフィルムが楽しめるのはヤマト復活篇だけ!2199みたいな「普通に美味しい養殖物」とは違う!天然モノだからこその歯ごたえ!有毒!
30年前に放流した宇宙戦艦ヤマトという鮭の稚魚が、イクラぶら下げた稚魚の姿のまま30mぐらいにサイズアップして遡上してきたようなスペクタクル。
それが宇宙戦艦ヤマト復活篇なのです。
世紀の駄目映画
世の中には名作と評価される。アニメ、映画は沢山あるが、ヤマト復活編を超える駄作は現れる事は無いと断言できます。
まぁ実写版ヤマトもヤバイ作品でしたが、復活編に比べたらまだマシな方です。
脚本、演出、作画全てが駄目。
ツッコミ所が満載。
爆風で服が溶けて半裸になる森雪
ヤマト発進シーンでのズッコケ主題歌。
人間の描写が駄目なのに出て来る動物シーンには力をいれている。
軍隊のはずなのに階級は無い上官にはタメ口、女性兵士を下名前で呼ぶ。
民主主義の軍隊なのに、政府の許可も得ずに宣戦布告する一艦長。
最初は地球の科学ではどうする事も出来ないと言っていたのに最後は六連発波動砲で解決って
どんだけご都合主義ですか。
後はエンディングロールでの第一部完って、笑う所ですか
自分はレンタルで本編とDC版を観賞(DC版はツッコミ所を減らしていたが元が駄目な映画なのでどうしよもならなかったです。)
それで2月にヤマトの新作が始まるので、もう一度観たら今度は40分も耐えられなかった。
点数が0.5までしか表記が無いですが、自分的には−50くらいの作品です。
昔の「宇宙戦艦ヤマト」とは別物です。
これは、昔の「宇宙戦艦ヤマト」じゃないな。
どっちかというと、「男たちの大和」復活編というところかな?
まんがはキャラと絵柄がほとんどなのに、それが違うということは、まったく別物だよ。
途中で眠くなるほどではないけど、かといってそんなに面白いわけでもない。
ヤマトが復活するシーンはさすがに感動したけど、面白いのはその辺だけかな?
なぜつまんないかと言うと、敵のキャラクターに魅力がない。(申し訳ございませんが、テレビのフレッシュプリキュアレベル。味方のキャラクターも魅力ないけど・・・)
あと、もうちょっとハラハラドキドキ感が味わえる戦いにして欲しいし、新しい武器も欲しい。(主な武器が波動砲だけでは苦しい。)
他の戦艦(敵味方共)もかっこよくて魅力的なのが欲しい。
まだ第一部らしいから、今回は復活だけで、本番はこれからということなのかな?
第二部ってどうしようもない駄作が多いので、頑張ってほしい。
改めて冷静に見ても・・・・?
ヤマトはTV第1作目からのファンであり一番好きなアニメである、もちろん全てのシリーズは見ており多少の辻褄の合わない処も大らかな気持ちで見たものだが(ファンの間で物議をかわしたあの「完結編」も好きである)
しかしこれは別である、こんな形で復活するのであればいっそのことずっとアクエリアスの海に沈んでいてくれた方がよかった。
まずヤマトである。CGで描かれたヤマトは綺麗であり旧作のようなデッサンの狂いもないのは非常に良かったのだがその分重量感や迫力がなくなり特に主砲がビームの様に細く発射音が例の音ではなく軽いものになっていたのにガッカリした。この発射音と閃光こそがヤマトの肝の一つ、これがなければヤマトではない!
次に音楽、ヤマトといえばやはり音楽である、宮川 泰氏の素晴しいこの音楽を聴きたくて何度見ただろう(特にイスカンダルのテーマは心洗われる名曲ですね)この宮川 泰そして羽田健太郎両氏に果敢に挑戦する人が本当にいなかったのだろうか?、途中で掛かったクラシックはどうしようもなく画面に合っていなかった。
そしてアルフィーの歌うヤマトのテーマである。イメージソングとして使うならまだしも劇中で使って欲しくなかった、おかげでアクエリアスの氷塊からの復活という一番重要な感動シーンが台無し、一気に熱気が冷めてしまった。ここがささきいさおのオリジナル又はSEを使用していれば作品のイメージも随分変わった筈。
でも主題歌は良かったです(それにしても「レンズマン」「999」とアルフィーは不幸ですね)
そして、ストーリーとキャラクター設定については他のレビューの方も書かれている通り同意見ですがもう少し加えると
1)全員の制服を何故新タイプに統一しなかったのか?そもそもちゃんとした艦長服を着ない古代からして変だ
2)古代と真田は何故佐渡先生とアナライザーをヤマトに召還しなかったのか?スタートレックのカークのように作戦の成功そして艦の指揮に不安があるならそうするべきだ!
3)森 雪いや古代 雪が何故艦長になっているのか?大体艦の艦長などイメージとして合わない、美雪と一緒に地球に暮らして居る方がよっぽど合っていたと思うのだが
4)相原、南部、太田、山崎、加藤といった旧ヤマトメンバーもなんらかの形で登場して欲しかった。彼等について何も触れなかった事にもがっかりした。
5)副長は死ぬ必要があったのか?本当に勿体無い2部、3部と続けるつもりだったならこういうキャラクターをもっと大事にするべきだ。今度こそ重要キャラが死なないヤマトを見たかったのに・・・・。
公開からまもなく一年が経とうとしているがその時の落胆と怒りはいまだに収まらない、もうすぐ公開される実写版がこんなことにならなければいいなと不安と期待が入り乱れる今日此の頃である。
そんな時に入った西崎Pの訃報、死者に対して鞭を篩う気はないがこんな作品を作ったバチ当たったとしか思えない、第2部、第3部はぜひあの世で作って欲しい
現在の尺度に照らして考えると、よくて星2つかなあ
最初のヤマトは私が小学生の時。以来、大ファンでした。シリーズが続くに連れて気持ちは離れていきましたが、一応完結編まで全部観ています。
ヤマトシリーズはこれまでにも、終わったはずなのにまた続編ができたり、死んだはずのキャラクターが蘇ったりと、事実関係のつながりがめちゃくちゃなので、いまさら復活しても、それについてとやかくいうつもりはありません。
あとは、単独の作品としてどう見えるかということになります(完全にこれまでのヤマト作品と切り離して見ることは、私にはなかなかできませんが…)。
結論としては、なんかイマイチ。CGはキレイだけど、技術デモンストレーションのようで、演技が出来ていない感じ。ストーリー展開は、かなりご都合主義的。キャラクターがかなりたくさん出てくるのですが、個々の人物の背景があまり描かれていないので、ドラマとしてあまり深く感じられません。
メカデザインは、これまでのヤマトシリーズ的ではないということはひとまず置いておいたとして、正直、私の好みではありませんでした(地球側も敵側も)。
ヤマトは本格的はSFアニメのパイオニアだと思いますが、それ以降、ガンダムやエヴァ、押井守や大友克洋、ジブリなども含めて、ストーリー、キャラデザイン、メカデザイン、世界観の構築など、アニメ作品制作は格段に進化していると思います。現在の尺度に照らして考えると、よくて星2つかなあ、やっぱり。
今の時代のユーザーはこの作品をどう感じるのだろう?
という感じ?
感想はと言いますとー
CGは凄かったけど一長一短です(後述)
ストーリーは説明不足で観る人を置いて超スピードで進んで行ってしまい誰が誰だか何が何だか解らなくなってしまい正に所々ワープしているみたいでした。
結論。西崎プロデューサーのヤマトへの思いが強すぎて、独りよがりの西崎プロデューサーの為のヤマトが出来上がってしまったという感じ。
でもね、良いところもありました。
まずCGが入ったおかげで宇宙艦隊や戦闘機、宇宙等CGで描いた箇所が素晴らしい迫力。反面、CGでモデリングして動かしている為に気流にもまれた風になるシーンでヤマトがふらふらしているシーンではちゃちいおもちゃにしか見えなくなってしまうという欠点もあります。
更に残念だったのはヤマトが海から発信するシーンでの挙動。軽すぎです。過去作ではもっと重厚に描かれていました。一番の見せ場なのですからもっと考えて欲しかったですね。ちなみにコスモパルサーの挙動も不自然なものが多かったです。
ストーリーに関してですが、良くも悪くもヤマト的なお話です。
説明不足で新クルーは誰が誰だか解りません。古代中心の物語だからしょうがないとは思うのですが、今までのヤマトは古代を中心とした青春群像劇だったのでその点も残念。
そして突っ込み所多過ぎ。
「ちょっ」「うっそ!?」「うわ」「まじで?」脳内でそんな台詞がリフレインされていきます……
あえて詳細は書きませんが、西崎プロデューサーの思いが暴走してしまった感が強いですね。
でもまあ、「さらば宇宙戦艦ヤマト」以降のアナザーストーリーのヤマトの続編としては観られる域には入っているでしょう。
でも、我々往年のファンは「さらば宇宙戦艦ヤマト」を超す物語を待っているのです。
そうでなければ「さらば」で全てを無かったことにして強引に復活させた意味がありません。毎回肩すかしを食らってる感じです。
あと2作あるらしいのですが、今回の「復活編」でコンセプトは見えたので、もう劇場に観に行くことはないでしょう。DVD/BDで十分です。客入りも悪いみたいですし(自分が観た川崎チネチッタでは500人位入れる劇場に約15人位。しかも公開から一週間も経っていないのに)最終作まで制作されるか微妙です。 業界の人間に聞く限りでは次作はもう作れないだろうとのことですが。
最後になりますが、ヤマト発進のシーンの「宇宙戦艦ヤマト」はやはりアルフィーではなくささきいさおに歌って欲しかった。これは決してアルフィーが悪い訳ではなく、ファンのヤマトへの思いという意味で。
そして放射能除去装置をイスカンダルに取りに行く「宇宙戦艦ヤマト」第1作を今のクオリティでしっかりとリメイクしてくれた方がどれだけいい作品が作れたかというように思います。
どうせ実写版は「キムタク様」のオレカッコイイでしょ的な映画にになってしまうのだから。
ヤマトの造形が統一されてました....
「原案 石原慎太郎」 が冒頭でかでかと.....。
都知事にヤマトの愛が描けるか.....予想通り戦争中の日本軍人魂を描く作品であった....そして、ヤマトがめっちゃ強くなっていた.....敵のミサイルを受けても外壁がびくともしない....。
全編CGなのでメカは完璧であるが、人物が今一....特にライオンなどの動物描写が情けない.....単なるマンガになってしまう....そして、最終シーンでは、あれ?永井豪作品????。
これまでの作品では、同じ作品内でヤマトの形(先端の輪部分や波動砲の形など)が統一されて無かったのが、統一されて良かった。
一作目は土の中から、2では海の中から、新たなるでは海上から.....はたして復活編は、どこから旅立つ???
主題歌は、「ささきいさお」に唄って欲しかった....アルフィーが加わる主題歌宇宙戦艦ヤマト2009ではヤッターマンのダメダメ主題歌のようだった...最後の歌はバッチリです!。
古代進は、冒頭シーンでは、貫録のある大人の風格をもって登場したものの、ヤマト艦長に就任すると.....みんなバラバラで古代のいうことなんか聞く耳持たない???....例えば、佐渡先生の代わりに医務員として搭乗したはずの佐々木美晴....勝手にコスモパルサーに乗り込んで戦闘へ....けが人の処置は整備員にまかして....従来は考えられないが、本作品ではヤマト装甲板は強いので怪我人も出ない....よっぽどヤマトⅢのときの古代艦長の方が立派だった。
真田さんは、地球防衛軍長官になっており、不気味ながらかっこいい!
機関長になった徳川太助...ダイエットに成功したようだが、身長も伸びていてかっこいい!
話としては、移動性ブラックホールが地球に近づき、地球滅亡まで3ヶ月しかないということで、惑星アマールに移住するという話....ヤマトⅢの時、あれほど移住先に苦労していたが、その教訓も生かされて17年後には、いざという時のために見つけてあった見たい......でも....。
ヤマトのBGMといったら宮川泰....亡くなってしまった今、これに代わる作曲家が見つからなかったのか?....先日行われたNHK交響楽団にによる演奏を中心に、その他の部分ではピアノを中心としたクラッシックを多用していた.....戦闘シーンにピアノオーケストラは合うね!
うわぁーあっという間に土星まで飲みこまれた.....地球は本当に移動性ブラックホールに飲み込まれてしまうのか????......
そして、真田さん秘策のヤマト最終兵器はあるのか????....ヤマトの運命は????
最後のテロップで「西崎義展」が多過ぎる....まるで一人で作った見たい....この方がいなかったらこの作品は無かったのは分らんでもないが....松本零士ともう一度組んで欲しいです.....。
復活編第一部ということで、まだ続く見たい....森雪は生きているのか????
まだ、終わらんよ!!
“ヤマト復活!”「完結篇」から26年の時を経て、ヤマトが帰ってきた。とは言っても、いまどきの若い人たちには『何のこっちゃ?』って感じじゃないでしょうか?
『納得できる話が、何一つ無い!』何なのだ?この脚本??≪ネタバレ!≫満開で、ツッコマせていただきますと…、
①何で、ヤマトがあの形(=元の形)で復活したのか?何ら説明がない!
②何故に雪は行方不明になる直前、ブリッジで半裸になっちゃったのか?意味不明!
③真田さんだけが、恐ろしく老けてしまった…(泣)&徳川太助、若過ぎ!
④移民受け入れ先の星から『君等がいると、迷惑…出て行ってくれ!』みたいなこと言われてましたが、ひょっとして地球人類は、先住民族の許可も得ず、勝手にやって来たのだろうか(だとしたら、スッゲ~大迷惑!)?
⑤エトス星の軍人さん!『人間、最期の死に方は…』みたいなこと言ってましたね。あなた人間?
⑥オイオイ古代!救命艇には娘(美雪)以外にも、いっぱい人が乗ってたぞ!放置プレイか(^^;?
⑦土壇場になって『あのブラックホールは、人が作った物…』って、そんなんもっと早くに気付くやろうに!地球の総力を挙げた科学力って、そんなもんかい??
etc,etc…こんなモンじゃない。他にもイッパイ(^^;!!
確かにヤマトが飛び立つシーンには、『おおお~!!』と、感動してしまいましたが、その時に流れる『さらば~♪地球よ~♪』も、何故かささきいさおさんではなく、THE ALFEEの新録Ver.。あの歌を桜井さんのハイ・トーンでやられても…(>_<)。
まあね、昔のヤマトを見ていた頃も、吾輩や友だちは『何回やる(復活する)ねんな?もうええわ!』ってツッコミまくって、よりリアル路線な「ガンダム」なんかに移って行った世代なわけでして(「完結篇」が公開された、中学3年の春休みには「完結篇」を見ずに、同時期に公開されていた「幻魔大戦」や「クラッシャージョウ」を見に行っちゃいましたから)、今回のも半分くらいは『何を今さら?』って感じを持ちつつの鑑賞ではあったわけです。そう吾輩のなかでのヤマトは、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」で、完結しちゃっているのです。公開当時、小学生だった吾輩は、映画館でそのラストシーンに震えておりました。然るにその後にテレビ「宇宙戦艦ヤマト2」以降に作られた、モチベーションが下がる一方のヤマトと、その終焉となる「完結篇」を、吾輩は当時どうしても受け入れられませんでした。そんな終わってしまった作品でも、やはり子供の頃に見ていた懐かしさから今回『復活するらしい』って聞いただけで、何かドキドキしてしまった自分が、今となっては少々恥ずかしくもあります。何せ見に行った作品が、この体たらくでは…(>_<)。
何かラスト近くには、『これは“宗教映画”か?』って思っちゃうようなノリのテイストまで感じられ、挙げ句に“第一部・完”ですから(そりゃ、あれで終わっちゃったら雪はどうなるのさ?ってのは、わかりますが)…。でも、この先どうする気??
まあこんなにグダグダでも、復活させちゃったからには、キチンと責任もって最後まで(たとえ興行成績が惨敗でも)描き切っていただきたいですね。何だかんだ言っても吾輩も、ヤマトは好きですから、乗り掛かった船には最後まで付き合おうと思います。
良くも悪くもこれが「ヤマト」
第一作目のテレビ版を除いて、「ヤマト」が駄作でなかったことは一度もない。未だに多くのファンが賞賛する「さらば宇宙戦艦ヤマト」も、当時の思い入れを抜きにして冷静に見れば、紋切り型の台詞と平板な演出ばかりが目につく駄作だった。今作で見られる欠点は全て過去の「ヤマト」と共通するものばかりで、個々の乗組員の描き方など旧作よりも丁寧に作られている部分もある。
この作品を見た多くの旧作ファンが感じたであろういらだちは、「もっと良くなるはずなのに旧作レベルに止まっている」ことにあると思う。
だが、これが「ヤマト」なのだ。
細かいことは抜きにして、とにかく出撃して波動砲をぶっ放す。考える前に行動して、後先顧みずに目の前の障害を吹き飛ばす。
その快感を描くためならご都合主義などものともしない。そもそも、ご都合主義を排除してしまったら、「ヤマト」の存在自体がご都合主義の塊だ。ヤマトの粗探しくらい無駄なことはないのである。
ただ、この大味な作品を素直に楽しむには少々僕たちは大人になりすぎてしまっているし、若い世代はこういう作品を必要としていない。
それでも僕はこの続きがあるなら見たいと思う。それは、行動しない言い訳をすることばかり上手くなってしまった自分を、わずかな時間だけでも意識しないでいたいからかも知れない。
さらば、西崎さん。
今も絶大な人気を誇る○ンダムにはまったくハマらず^^;
今作だけにはかなり入れ込んで観ていたファンだった。
多分3歳上の兄貴の影響だったんだと思う…。
なにはともあれ、復活おめでとう!!で、ある。
待ちに待ったというか、○ンダム人気に押されて、こっちは
アッサリと忘れ去られたかのような扱いだったので…まぁ
(パチンコ人気のおかげか)とりあえずファンは嬉しいのだ。
作品の出来如何よりも^^;
面白い、つまらないというより、馴染めるかどうか…(爆)
オールドファンはその一点に絞られる気がする。そもそも
設定は違うし、声は違うし、とりあえず揃えたメンバーは軽い。
センチメンタル・ジャーニーを地でいくような、
つじつまの合わない展開、ご都合主義は元々あったにせよ、
ワープや波動砲にまるで緊張感が漲ることなく簡単に終わる。
時代だな…。仕方ないよね、26年も経っちゃってるんだから。
いちいち突っ込んじゃいけないのは分かっている(爆)…が。
何でアルフィー(恨みはないけど)がテーマを歌ってんだ!とか
(ささきいさお氏、まだご健在。彼の歌声が聴きたい。)
古代雪も声が違うし、攻撃されてなんで服が脱げるんだ?とか
(質に合わない色っぽさも、まぁいいんですが)
サービス精神に則ってるのか、単に若者を獲りこみたいだけか、
共に闘ってきた仲間の「死」に対する描き方などあまりに軽い。
従来のように、クドクド描け…とはいわないが^^;
アッサリ冷たい古代進とヤマトの面々。なんつーのも見たくない。
さらに移動性ブラックホールと、人類移住を阻止する星間国家
連合なんていう二重の危機を用意したもんで、もうグチャグチャ。
押し込み駆け足演出なのでゴルイ将軍の声に浸る暇すらない。
だいたい石原慎太郎が原案にドーンと出て嫌な予感はしたが、
西崎義展は題字よりデカくドーンと出たんで吹き出してしまった。
でもって、第一部。完。…あるのか?やれるのか?第二部。
当たり前なのだが松本零士の色合いなんて、もうどこにもない。
肩幅より長く伸びるまつ毛も、ない!
…言いたいことを言ったらスッキリ(失礼しました)。
それでもやっぱりヤマトは大好き。もうかぶりつきで観ていた。
映像は本当にキレイ。頭でっかちなヤマトがシャープになった♪
重要場面で必ずかかるフルオーケストラ音楽も素晴らしい。
あぁ真田さん、歳を召して更にステキ!徳川の息子も島の弟も。
美雪には今ひとつ魅力を感じなかったが^^;折原真帆イイぞー!
今度は彼女を若手が獲り合うのかしら。昔の古代と島みたいに。
(いや、それをいうとテレサが可哀相だった)
先日深夜枠でTV版寄せ集めの映画第一作目を放映していたが
…ますます富山敬と麻上洋子の声が聞きたいと思ってしまった。
いまはただ、「さらば復活篇」とならぬことを祈りたい。
(西崎さん、アナタはもう偉いのだから、見守っていましょうよ。)
感動しました
既に3回見ましたが、良かったと思います。
1回見てストーリーが完璧に分からなかったので、再度見たのですが、もう26年も経っているし、CMを見て、映像もCG使ってテレビゲームみたいな映像だったので、ある程度は覚悟してました。
時代が完全に変わっているから過去と比べての評価はしないことにしてます。過去の作品は全作品セリフ暗記できるほど見てますが、過去の作品でも矛盾してるところはさくさんあるし、いちいちツッコミ入れてたらキリがない。
逆に今の子供たちが昔の作品見て、どれだけ感動するのかも分からないし。
自分は素直に良かったと思います。感動するところもあったし、何より3回見てるくらいですから。古代進が38歳、娘の美雪が16歳、他の若い乗組員もいかにも現代の若者らしく、正直昔のイメージがって思いましたが、今の世の中っぽくてそれはそれでいいのではと。地球環境のこととかリンクさせて、今の若者が見ても考えさせられるところはあると思います。宇宙戦艦ヤマトはいつでもそういう作品を作ってきたと思います。そういう点では今回もそういったメッセージみたいなものがあって良かったと思います。
多分、もう1回行くと思います。
言いたくないけど老害
ちりばめられた小ネタと聞き覚えのある音楽が楽しかったです。
西崎翁の科学知識は26年前で停まっているようで、マジンガーZばりに割れるバリヤーが印象的。更に宇宙空間での機動には、高度という概念が必要みたいです(笑)
2009年という時代に公開する映画としては、テーマの表現力が乏しいけれど、四半世紀前に終わった人が監督なので仕方ありません。最後の最後に、古代艦長がいきなり台詞を思い付きますが、まさかあれがテーマだったなんて…石原慎太郎といい、西崎翁といい、老害という言葉が脳裏を駆け巡りました。
話は…こんなにあっさりしていて、淡々と進むヤマトは初めてです。全銀河相手への宣戦布告を、上役に相談もせず、妄想の森雪の言葉だけで決意するなんて…私は一人で笑ってました。
ノスタルジーを愉快に楽しめる方だけオススメします。
そういえば、パンフレットを是非見てください。今回、古代艦長は38歳設定なのは、昔からのファンに共感してほしかったかららしいのですが、同時に西崎翁は、今のアラフォー世代は全く駄目だから、小学生は真似をするなと語っています(笑)
あんたに言われてもな〜(‾○‾;)
ヤマトを好きでいたいなら無かった事にした方がいい。
残念だが…クソだった。
過去の名作・人気作を何かの都合で安易に甦らせる事はもうそろそろ止めたらどうだろうか。…仮面ライダー,ウルトラマンetc…しかり。
こんなに最低なモノもおよそ珍しい。実写版「エイトマン」以下だった。
恐らく今回初めて出会った者たちは、数十年後の今だ熱く思える我々のような記憶を持ちあわせる事は出来ないだろう。
物事全ての“せ〜さく者”にはそれを続けたり、壊す権利はあるだろう。だが作品としてモノをリリースした以上、それにまつわる感情や記憶を奪ったり、コントロール出来るという傲慢な考え違いを起こすと、こういったロクでもないモノが陽の目を見るのだ。
懐かしさや絵ヅラで満足するような、ぬるくてゆるいモノは、当時も今も受け取ったつもりはない!!
映画、物語としてもサイテーな作品(←この単語すら使用したくない!)。
復活編?
だいぶ酷いと思いました。
原案石原慎太郎は置いとくとして、3年間も宇宙を放浪していた古代進ってどうなんだ?しかも輸送船。3年ぶりに会った娘に責められると言い訳してるし。古代進ってこんなキャラ?
お決まりの出航前のクルー同士の喧嘩の際の古代進のせりふ『オレがヤマト艦長、古代進だ』ってお前それ言いたかっただけだろ。そこで言う言葉か?
全体的に詰め込みすぎで、端降りすぎ。正体不明の敵の筈が移民先の恒星であっさり正体は判明するし、知ってるんだったら教えてくれたって良いじゃないの、アマールの女王!
色々不自然すぎる話の展開。
最後には敵がエネルギーの思念体みたいな感じになっちゃってるし、ご丁寧にブラックホールは人為的に僕らが作っちゃったものですみたいな事教えちゃってるし、どこまで不自然な展開なんだよ!
1000円の価値も無い…。
続編要らないです
宇宙戦艦ヤマト
超ネタバレですからご注意下さい。
見てきました。
ヤマトではないと思います。
よくも悪くヤマトらしいと他サイトでどなたかいわれていましたが、ヤマトらしさってなに?
私はおもしろくありませんでした。波動砲で解決って?又敵がスタートレックみたいに本当の宇宙人になりました。
新しいヤマトクルーの魅力をこの映画だけでは表現不可能。
医者とコスモパルサーの隊員と兼務って、ヤマトの操縦とコスモパルサーの隊員と兼務って、島、加藤がかわいそう。
真田さんが乗らないのでいろいろ説明不足。なので、敵からブラックホールの謎とき最後の最後にがあります。これがなかったら地球は終わってました。
声優が亡くなったなら、古代の息子を新声優で戦闘班長、島弟を操縦にして、デスラー長官を艦長にすればなんとなくおさまったのでは?新古代が私は初めだれだか名前を呼ぶまで分からなかった。
湖川氏もイデオン等でキャラクター打ち止め状態。オーディンから全く代わり映えしない。ヤマト制服のセンスなし。下矢印・イカリマークかないヤマト制服って。古代、コスモタイガー服はほぼ同じ。
二部に期待って、過去のオーディン、ブルーノア同様、興行的にこけたら次はありえません。西崎氏はプロデューサーに専念願いたい。
ヤマトでこけたらあとがない。
ガイナックス(もうない?)又は若いヤマトで育ったヤマト好きな監督、スタジオぬえ(ない?)もしくわ山根公利氏にメカデザインをお願いいたします。
私的には松本れいじ氏のキャラクター、ヤマトメカデザインをコンセプトで真面目に地球を宇宙をまもるのがヤマトらしさだと思うのですが!
最後の宇田川さんの作画はヤマトらしく綺麗でした。あ!ヤマトらしさありました!装甲が硬いということが同じでした。
!
色々言われていますが私は楽しめました。
無限に広がる大宇宙・・・。この台詞を26年待ってました。やはりアクエリアスの海からヤマトのテーマ曲で飛び立つ絵は感動ものです。ありがとうヤマト製作委員会の人たち。確かにキャラクターには違和感あるし(特に完結編のラストが組み込まれているので余計に)後半のストーリーは少し飛びすぎな感も歪めませんが、私は一人のアニメファン、ヤマトファンとして楽しんできました。CGはうまくできてるし、戦闘シーンは素晴らしいです。試写会の掲示板でも見ましたが原案:石原慎太郎は?????だし、エンドロールに第1部完と書いてあり、続編を期待させてくれました。2部は雪を探しに行くストーリーかな。ワンピースのせいで初日朝から2時間待ちでしたがミニカレンダーもらえてよかった。満足です。
全20件を表示