マーターズ(2007)
劇場公開日 2009年8月29日
解説
1970年初頭のフランス、行方不明となっていた少女リュシーが路上を彷徨っているところを発見される。何者かに廃墟に監禁され、長期に渡って拷問と虐待を受けていたリュシーは事件の詳細を語らないため、捜査は難航を極めていた。養護施設に収容されたリュシーは、少女アンナの献身的な介護で平穏な生活を取り戻してゆくが……。監督はフランス・ホラー界の新鋭パスカル・ロジエ。
2007年製作/100分/フランス・カナダ合作
原題:Martyrs
配給:キングレコード、iae
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2022年1月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
痛みで目を背けるほど残忍でグロテスクで、人の所業とは思えないほど狂気に満ちているのに心が温まってしまうという物凄い作品。前半のスピード感と中盤での転換、静謐ともいえる終盤に至るストーリーの緩急が素晴らしい。後半は時計の針のような規則正しい冗長さの演出に管理者の日常風景まで垣間見せて、そこで繰り広げられている残虐の極みを不意に忘れてしまいそうになるのがあまりにも罪深い。観ている人の感性を破壊し何を感じても罪悪感に叩き落とされるような真の問題作だと思う。
2021年10月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
親はともかく子供は悪くないのでは。エッ、男の子の方はグザヴィエ・ドランなんかーい。ボーナスポイントをあげよう。
色々とイヤーな気分になる話。これも「怖い」よりは「痛い」が先行する。フレンチホラーは笑えないのが余計にキツく感じる。
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なんでこんなことするの?の答えが最後にようやくわかるのだが、ちょっと動機が弱くてがっかり。
死後の世界にめちゃくちゃ興味がある人達みたいだけど、人づてに体験聞いたところでね、、、。手の混んだことするわりには得るものが小さいと言うか、、、。
残酷で、衝撃的なシーンを撮りたくて、設定や動機は後からつけたような映画だと思った。
2021年8月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
アジア人の感覚では、死後の世界を確認するのに拷問が必要な理由が理解出来ない。
西欧人の感覚では恐らく監禁側の気持ちが理解出来てしまう故に、天国を信じる努力をしてるけど信じきれないが故に、この映画が刺さるのだと思う。
つまり我々には刺さらないので、ただただ痛い胸くそ悪い映画になってしまっている。
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