インセプションのレビュー・感想・評価
全134件中、81~100件目を表示
刺激的な作品
映像や作品に引き込まれる。
最後の終わり方も秀逸で、気になる!
音楽も好きで、2、3回観返した作品。
役者勢も好きやし、
ハンツジマーの曲もしびれる
オープンエンドのような
あの終わり方も脳裏に残る
タイトルなし(ネタバレ)
おもしろかったー!!何度でもみたい!
新幹線に乗っていると暴動の夢を見たり、トイレが行きたいと、雨が降っている夢を見たり、現実とリンクしている夢の中の世界観が好きです。
ただ、階層だとか、時間軸だとかよくよく頭を働かせないと理解できない内
容なのでゆったり観る映画ではないです。
そして最後のどちらにも解釈できる終わり方。コマは止まるのか、回り続けるのか。
私は夢の世界から戻れていない説派です。
タイトルなし(ネタバレ)
「最も強い寄生生物は、アイディアだ」
映画の冒頭で主人公コブが述べるように、そのアイディアが自身のオリジナルではなかったとしても、一度植え付けられたアイディアを振り払うことは容易ではない。
これは人が夢を夢と自覚することの不可能さも表している。
中盤からラストシーンまで、4から5つの夢(世界)が同時進行で物語を形成している。
そのために、物語の全体像を理解することは非常に難しくなっているが、それ故に引き込まれる世界構造を構築している。
ラストシーンが示唆することは、こういった設定の物語ではありがちではあるが、主人公の意図的な行動である可能性もあるため、とても哲学的なシーンとしてとらえることができると思われる。
我思う故に我あり、である。コブはあの世界を選択したのではないだろうか。
ただのSF映画ではない!
この映画を見終わった時久々の新鮮味を感じた。何度でも観たくなる。夢の中の世界と言うと一見ありきたりに思えてしまうかもしれない。しかしそこはあのダークナイトを作り上げた監督。先ず設定から抜かりがない。綿密に考えられており、夢の中の夢更にはその中における時間の流れ方の違い、そして現実との境界線の曖昧さ、冒頭から一気に引き込まれてしまった。アクションシーンも研ぎ澄まされており、特にカフェテリアでのあらゆる物が破裂していくシーンは忘れられない。劇中で流れる音楽もとても映画にマッチしており、そのお陰か躍動感溢れる作品に仕上がっているように思われる。所でこの映画はアクションを売りにしているがそれだけではこの映画をここまでの作品にすることは出来なかっただろう。ではこの作品を支えた影の立役者は何か?それは脚本の中のドラマであると思われる。主人公が抱えている葛藤や苦悩と言ったものを他のSFものよりもより丁寧に描いたからこそ観るものは共感し、更にはそれがアクションシーンのスパイスにもなっていたように思われる。実にクリストファー・ノーラン監督らしいと感じた。アクションとドラマの両立が非常に上手いのである。最後のシーンを見れば分かるのだが、ダークナイトでもそうであったようにノーラン監督は映画の最後を派手なアクションで飾るのではなくドラマの帰結によって終わらせている。ダークナイトの場合バットマンはジョーカーとの戦いを遂に終わらせる。しかしジョーカーが変えてしまったアーロン・エッカート扮するハービー が彼の前に立ち塞がる。まるで白から黒に塗り替えられたような人物に為ってしまったハービー。悲しみのあまり悪人に堕ちてしまった彼をバットマンは倒すのだが、そこにはアクション的な要素はあまり無い。寧ろそこにはドラマ的な感情のアクションが描かれている。果たして彼は本当にジョーカーに勝てたのだろうか?いや、実際のところジョーカーに負けてしまったのだ。だからこそ彼はハービーの罪を背負うことにしたのだ。そう決めたバットマンが走り去って行くシーンで映画は幕を閉じる。インセプションでも派手なシーンで終わらせるのではなく、やはりドラマに重点を置いている。主人公のコブが抱える葛藤が解消される事によって本当の意味で彼は現実の世界に戻る。そして念願だった子供達との再会を果たす。しかしその前に彼は自分のトーテムを回し、トーテムが止まるか止まらないかと言うところで映画は終わる。これによって結末はとても曖昧なものになり、ハッピーエンドにも見えれば、悲しみを含んだ結末にも見える。だがその曖昧さが良いのだ。ノーラン監督らしい終わらせ方である。設定が綿密が故に多少理解するのが難しいしかもしれないが、色々な人に見て欲しい。決して見て損はない。これはSF映画ではあるが、ただのSFものではない。ドラマ映画でもあるのだ。それをこの映画を見て是非実感して欲しいと私は思う。
2回目にしてやっと理解!
初めて観たのは映画館。2回目は自宅にて。
もともと理解力が高い方じゃないというか低いからこういう複雑な内容の映画が苦手で、1回目は案の定ギブアップ。
でも途中退席するのも癪だから一応最後まで観て、「トーテムは止まったはず!じゃなきゃやってらんない!」と激しく思ったことだけ覚えている。
というわけで2回目はめちゃくちゃ集中して観た結果思ったこと。「え、なんでわかんなかったの?私の脳3年でどんだけ成長した?」
たいして複雑でもなかった(笑)しかも、ちゃんと理解できたら今まで観た映画の中でかなり上位に入るくらい面白かった(笑)なんだこれ。
そして最後のシーンはネットでもいろいろ分析されてるけど、やっぱり止まったと信じたいと思います。ハッピーエンドが好きです。
アクションが好きな人におすすめ
インセプションのためにターゲットの夢に入り、計画的な作戦を遂行する。
その途中、予想外の邪魔が入り、計画は一時を争う危機的状況になる。
切羽詰まった状況で繰り広げられるアクション。
現実では有り得ない状況が目新しくて面白かった。
久々に面白い「映画」(シーン)を見たなぁ。
全ては主人公の都合のいい「夢」なのか。ラスト、コマはグラッと揺れて倒れたのか。折れ曲がる街並みは客寄せにすぎず…ってそんなことは見た人それぞれが何かしら感じてくれればいいから、とにかくスローモーション!こんなに意味を持ったスローモーションシーンはないと思う。ここだけでも見る価値あり、いや必見です。話なんか分からなくてもOK!(って怒られるかな、そんなこと言ったら)
● 難解作 ●
数回見て、ようやく内容を理解できました…
トム・ハーディが出て無かったら、絶対1回見ただけで終わってましたよ(笑)
斬新なストーリーですね。
夢の中の夢…
味方が強すぎるのは、彼等が作った夢だからっていう設定で良いのかしらね?
最後もはっきりと見せない所が良い。
内容が分かるまで、是非とも数回チャレンジして欲しい作品です。
トーテムは持ったか?
さすがはクリストファー・ノーランである。
まったく新しいSF映画になっている。『ダークナイト・ライジング』と同じで究極の映画に仕上がっている。
何から何まで素晴らしい。
オススメは、バスを列車に仕上げて街中を走らせているシーンと、横に回転する巨大なセットを使ったアクションシーンだ。とにかく驚くであろう。
内容はとても難しいので、最初は吹き替えで観た方がいいと思う。
本作は観れば観るほど違った楽しみ方ができる映画になっている。
さて、ここからは映画のラストについてだ。
最後の最後、インセプションを成功させた(?)コブはとうとう家に帰り、子供たちと再会をはたす。その時コブはトーテムを回すが、現実か夢かわからないまま物語が終了する。
結局この物語は現実か?それとも夢だったのか?見終わった時はそればかり考えてしまうが、着眼点はそこじゃない。
最後のシーン、トーテムを回して現実か夢かわからないまま終了。そして、ここでタイトルである“INCEPTION”の文字が出てくるのだ。
最後に「INCEPTION」とタイトルが出されるのは
たった今、観客に
「コブがいるのは現実じゃなくて夢じゃないのか?」
ってアイデアをノーラン監督が“INCEPTION(植え付けた)”した事になるのだ。
だが、現実なのか夢なのか、やはり気になってしまう。
すると、あの聞きなれた音楽が流れてくる。
そう、夢からもどるとき、「キック」で使う音楽だ。
あの音楽のタイトルは「水に流して」だ。
これの意味がとても興味深い。意味は「私は決して後悔しない」である。
席に残っている観客全員にこの音楽は聞こえている。我々はみんな、この映画館という装置に繋がれて、同じようなかっこで座って、この同じ映画の世界を共有していた。でも、もうすぐ僕らはキックによって映画という虚構の世界からそれぞれの現実に戻る。
音楽が終わると、もう一度「INCEPTION」とタイトルが出て劇場に明かりがつく。
我々は現実に戻ってきたのだ。
でも何人かの人は思うはずだ「これって本当に現実?」
これが最後に出てくるタイトルの意味だ。
たった今、観客に
「ここはほんとうは夢なんじゃないのか?」
ってアイデアをノーラン監督が“INCEPTION”したのだ……。
果たして、ここは夢なのか現実なのか………
…………さて、みんなトーテムは持ったか?
シャッフル、リバース、タイムラグ
初めて劇場で観たノーランフィルム。
衝撃だった。
クリストファー・ノーランの緻密な脚本と計算されつくした映像に控えめな演出、ハンス・ジマーの重厚な音楽、豪華俳優陣の名演。全てが完璧に絡みあっていた。
ストーリーは確かに難解だが、メメント、フォロウィングに比べればわかりやすい。
終わりに限りなく近いシーンを冒頭に持ってくるノーラン特有の編集から前情報なしで始まる「抜き取り」
でまずこれがただの娯楽作品じゃないことがわかる、始まってわすが5分で主要キャラの半分が登場し、意味不明な会話を交わし、少し奇妙な世界で銃撃戦が始まるのだ。ほとんどの観客はここで置いてきぼりをくらう。
エレン・ペイジの登場によってやや話の流れは優しくなるが、インセプションの説明などで気が抜けない。
「植え付け」が始まっても話についていけてなかったら、続きを観たところで、意味がない。
フォロウィングでは時系列シャッフル、メメントでは逆再生を駆使してきた、ノーランがこの作品では時間差を使ってきた。
第一層と第二層の時間差を使って繰り広げられるアクションは斬新としか言いようがない。
どじだけど格好いい(・∀・)
一言で言うなら、これはノーラン監督常連キャストのオールスター勢ぞろい映画( ・∀・)アヒャ
ディカプリオを除いて、渡辺謙、トム・ハーディ、ジョセフ・ゴードン・レヴィット、マリオン・コティヤール、キリアン・マーフィー、そしてマイケル・ケインと・・・
過去そしてこれ以後のノーラン映画の主要キャストを演じる役者が勢ぞろいアヒャヘ(゚∀゚*)人(*゚∀゚)ノアヒャ
後に『スーパー!』でボルティーを演じるエレン・ペイジの役どころなんて非常に(・∀・)イイ!!
トム・ハーディの顔つきと落ち着き払った仕草はさすがとしか言いようがない( ・∀・)アヒャ
主役のコブを演じたディカプリオも、妻を死なせてしまったという罪悪感にさいなまれていつも夢の中に行っては妻の面影を追い求めるという難しい役どころを演じきっててさすが!!!(゚д゚)イーヨイイヨー
宇多丸さんはシネマハスラーでこの映画を「夢泥棒野郎Bチーム」と評してたけど、まさにその通りとしか言いようがない(=´∀`ノノ゙☆パチパチパチ
みんな気取ってシリアスに振舞っているが、実際は夢に入ってからは第一階層で車を攻撃されながらやっとの思いで運転してるし
第二階層では斉藤が撃たれて瀕死の重傷を負ってるし
さらに第三階層ではあと一息のところで簡単にかわされてるし
・・・みんな綿密な計画を立てた割にどじ過ぎですよアヒャヘ(゚∀゚*)人(*゚∀゚)ノアヒャ
そして虚無の世界リンボーで砂浜で亡き妻と会ってなんだかぶつくさぶつくさやってるし(;^ω^)
確かにAチームじゃなくBチームだわな(・∀・)
ただ銃撃戦とかカーチェイスのシーンなんて、関係者以外誰も外野キャラがいない中で孤独にやってるあたりが夢の世界であるということが際立ってていいと思う。
この映画の設定もかなり上手いな~(・∀・)ウン!!
夢から記憶を盗み出して、実経済戦争に勝利しようという持って回った方法なんてなかなか考え付かないんじゃないかと。
そして敵役と言うか、夢を盗まれるロバートにも、インセプションされた後の救いもちゃんと残してるところも好感持てますよ(@^▽^@)
そしてラスト。
コブが自分の息子と娘に会いに行くシーンで、自分がいる世界が夢か現実かを判断する道具であるトーテムの駒を回すが、それが回っていて止まるか止まらないかというところでばしっと切るのも、多少意地悪な感じもあって感慨深い終わらせ方だな~と感心します(∩´∀`)∩
これまだ続くんじゃないか?
とにかく大の大人が大真面目にシリアスに任務を遂行しながらも、どじ過ぎてぐだぐだになりながらも必死にやってるシーンは笑えながらも好感持てますΣd(゚∀゚d)イカス!
屋敷や町並みがグイ~~~ンって歪むシーンは必見だし、見てる観客も頭がくらくらしてくる(´・ω・)y-~
ただ1つ気になるのが、渡辺謙の老けメイクがちょっと漫画チックと言うかコントみたいになってるのが少し残念かなと。
とにかくフィリップ・K・ディックの世界観みたいなくらくら感と軽いドラッギー感が味わえ、さらにアクションも楽しめるし、お勧めの一本です゚*。゚(O゚・∀・)ワクワクテカテカ゚。*゚
スッキリした
最初は難しくて、全然分かんないかなぁと思ったんだけど見ていく内にすごく引き込まれた。最終的にはどちらとも、とれる終わりかただったけど僕はハッピーエンドの方にとった。
壮大な夢オチ作品
昨日の地上波初放送で3回目の観賞。
これは壮大な夢オチ作品だ。
コブは一流の産業スパイでもなんでもない、
妻に死なれて子どもに会えなかった、ただの哀れな男に過ぎない。
ラストシーンのコマに惑わされるが、
コマはモルのトーテムであって、コブのものではない。
指輪がコブのトーテムだという説もあるが、
この作品において「どこまでが現実で、どこからが夢か」という議論はあまり意味がない。
実は、「夢のスペシャリスト」という設定がコブの夢だったのである。
真相は「妻と心中して自分だけ助かった男が、罪悪感から現実逃避し夢の中でスパイごっこをしていた」、これである。
目が覚めて、己の罪を認めて、「(現実に)おかえりなさい」と迎えられ、我が子に会えた。
この後、刑務所に入れられようが病院に入れられようが、ハッピーエンドである。
まんまとミスリードされたわけで、
『シックス・センス』や『ユージュアル・サスペクツ』と同質の作品だ。
より巧妙な『シャッター アイランド』だと言ってもいい。
こちらは、騙されたことに気づかないまま映画館を出る観客が大半なのだから。
構想10年だそうだが、『シックス・センス』が公開されたのが11年前である。
クリストファー・ノーラン監督は、この作品で
「映画を作ることって、夢をみるのと似たようなもんだ」
というメディア論まで提示しているのだ。
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