インセプションのレビュー・感想・評価
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この場は現実なのか夢なのか
ノーラン作品で今のところ一番好きかも。 夢の中の夢の世界を誰しも(?)想像はするけれど、それを映画として巧みに表現できるのはノーランにしかできないのかもしれない。あ、今敏や鈴木清順がいましたわ。 「親子の別れ」がトラウマになっているのは、『インターステラー』と同じだし共通の主題系があるのは面白い。後はホテル/の部屋やエレベーター、車内、病室、ミニチュアハウス、金庫など囲われた存在物や空間が頻出するからそれもノーランの好きなものかと推測する。 夢や無意識、トラウマなどを扱っているから精神分析から学術的に考察する余地はあるし、現に誰かがやっているとは思う。けれどそれらの主題系が映像表現のギミックとなり、エンタメ化に傾倒し過ぎな気もするから、学術的に正面からアプローチされることはないんだろうな…それは少し悲しいが、娯楽作品として十分に面白いから満足です。 ノーランにとって「ホーム(≒故郷)に帰れない」とはどういうことかもう少し考えたい。だがこの思考している場は現実なのか夢なのか?私もトーテムをつくる必要がありそうです。
Dream like Reality
Over the years I've had unsure attitudes to Inception. Ten years later, it stands well in the test of time. The business conglomerate heist is not very interesting at its core, but I had been overlooking Cobb's personal motivations for taking on the job, intricately woven throughout the entire plot. I hope a Waking Life-style animated version of this film can perfect the dreamlike qualities.
IMAXの没入感で、夢→夢→夢の3層構造のドリームアクションを堪能
劇場公開時に見て以来、IMAXで再見。10年前の映画とは思えないぐらい、フレッシュな感覚で見ることができました。「ダークナイト」「ダンケルク」のようなフルサイズ(画面比率1.43:1)にはなりませんが、IMAXの音響効果が絶大で、約2時間半の上映時間が気にならないぐらいの没入感がありました。 3層構造の夢を舞台にしたアクションドラマを、エンタメとして可能なかぎり分かりやすくビジュアル化しているのが素晴らしく、派手なCGに頼らないオーソドックスな手法でそれを表現しているのが凄いとあらためて思いました。カフェで夢の世界が正体をあらわすシーンや、回転するホテル内でのアクション、印象的なラストシーンなど、10年ぶりに見ても鮮烈に覚えている場面がいくつもありました。
超常空間でのアクションが目玉
最近観たTENETと何か似ているなと思ったら、同じ監督さんの作品なんですね。 超常空間での激しく、そして巧妙なアクションシーンが見せ所である点が共通していると思いました。 この作品の超常空間とは、 現実→夢→夢の中の夢→夢の中の夢の中の夢、と 多層構造になっている空間に主人公達チームが乗り込んでいき、 それぞれの層で同時に攻略がなされていくという点です。 順番にではなく、パラレルワールドのように場面が随時切り替わっていきます。 夢の空間の中には敵となる武装勢力がいて、銃撃戦や、時には重力の法則が歪んだ場での格闘戦があります。 ストーリーは細部までは練られていないSFのようなものだったので、 物語や、全ての設定に繋がりや意味や根拠を求めていると破綻してしまいますが、 見どころは飽くまでアクションシーンであると割り切れば気軽に楽しめるのではないかと思いました。 今日、徐々に広まってきたバーチャル空間やメタバース等の仮想現実で生活を続けることで、 どちらがリアルなのか区別がつかなくなってしまう事への警鐘も鳴らしています。 少し前の映画ですが、今になって観ることも大いに意味があると思います。
金かけすぎ
誰もが一度は考える、そんな物語を本気で映画化! そりゃあ面白い。が、莫大な予算の使い道に困っているのか?細部にまで金をかけすぎて見せたい場所の取捨選択が出来ていない。ずっと画面がクライマックスで疲れる。二郎系
夢だけでこんなに壮大なSFになるとは
壮大で練られたSFだったが刺さるほどではなかった というのも一回しか観ておらず理解してないせいだと思いますが 「夢の中だから何でもできる」言うほどなんでもできない 「夢の中で夢をみさせる」装置は再現できても薬の再現とか、いやそもそもそんな装置を再現できるならもっといろいろ再現できたような気が。 夢の中で夢ってのも設定だからと割り切ればいいんですけど、それは上下移動じゃなくて横移動なのではとも思いました。 サトウさんそこまで覚悟とパワーがあればそんな姑息なことしなくても潰せたんじゃないのではとチラチラ思ってしまいました。
ノーラン監督作品の中でも分かりやすい
夢の世界に入れたらなと誰もが想像したことがあると思う。このバカらしい想像を見事な科学的な構成と圧倒的な映像美で表現されている。魅せ方も、序盤から出てきているトーテムを上手く生かしていて見事だった。ストーリーはあるあるだが根底にある‘夢に入る’という発想とSF設定の程よい難しさで最後までエンゲージメントを維持できる。ノーラン監督の作品は頭の良い理系のためという感じがあったが、インセプションはかなり分かりやすい。ぜひ見て欲しい。
夢の中だったら
夢の中だったら死んでも殺しても生き返ることができますが、夢だと思いこんで死んでしまったら元も子もないです。マインドコントロールされた人や統合失調症はこれに似た世界を生きているのでしょうか?と作品と関係ないことを考えてしまいました。撮影は凄いですが長かったです。
夢は3秒くらいがちょうどいいです
確か「リアリズムの宿」のテーマで、くるりの曲に『3秒間だけの旅も、、、』とあったと思い出しました。 今さら有名作を観させてもらいましたが、長い! もう途中でストーリーとか理屈とかを考えるのを止めました。こんなの観た方はちゃんと理解して、ヒットしたんでしょうか。夢はもっとシンプルに描いて欲しいです。 レオ様もまだ若いし痩せている。逆にマイケル・ケインとかまだ現役だったのかと驚きました。 わたしは、洋画はアカデミーとか話題作とかヒット作とかを全く追いかけてません。それで、コロナの時「コンテイジョン」という作品をまあ時節に合わせて観て、なんか観たことある女優がいるなと調べたのがマリオン・コティヤールでした。そうだよ「Taxi」だよと、で、その後アカデミー女優にまでなったと知ってめちゃくちゃ驚いたのを覚えてます。あの役からどうやったらアカデミー女優にまで出世できるんだと。才能と努力でしょうか。
超高度なクロスワードパズルというかテトリスというか・・
再視聴となるが、前回よりはもしかしたら理解は深まったのかもしれないが、それでも完全には合点できなかったといわざるを得ない。 これはもうノーラン作品全体に対する負け惜しみとなるけれど、何れの作品も「完璧な予定調和」すぎて、それを解する人間には知的好奇心が満たされるのだろうけれど、何となくの曖昧な理解のまま見進めた人間には何ら得られるものはなく、高度なギミック以外の「人間ドラマ」に関しては総じて希薄でインパクトが弱いものだから、エモーションの満足さえ得られないまま「くすぶり」しか残してくれない作品群という位置づけになってしまう。悲しいことに・・・ まっ理解できず、合わない映画はどうしようもないので、ノーラン作品の再視聴はもうやめにしたい。新作が出たら見るけどね笑。
脳のダメージが大きい
同じ夢を共有し夢の中で闘う その目的は…ターゲット脳の中の 情報を取り出すということ スゴい手が混んでる 現実の世界と夢の世界 夢の世界と現実を 見失うと現実に戻れなくなる たくさんのルールがある ルールを聞いてるだけ で眠気が襲ってくる わたしの脳も拒否反応を起こしてる まあ何とか観終わりましたが 脳の中の出来事 一歩間違うと夢から覚めず 夢の世界で生きていくことに …また コブの妻のように現実を夢の世界 と思って自殺してしまう結果にも… とても大きなリスクを負う 妻をこの夢の世界に 巻き込んでしまった罪悪感と闘う姿が 悲痛で心の叫びが切ない 建物が崩れて 道路が直角に折れたり 無重力の世界が見られたり まあ。色々なオモシロイ映像を 見せてもらえたことは刺激があって ノーラン監督ならではの 発想が効いてます
終わらせ方が上手いんじゃ!
オチで あと2秒みせろよって思わせる作品は中々無いです! あと脚本というかノーランの頭の中というか普通の人では絶対に作る事の出来ない内容で夢が三つに分かれていて全ての夢の時間の進行が違っていて全部の夢が同時進行するとか笑ってしまうくらいややこしい内容だし最初の50分くらいは延々とその説明してるだけだしアメリカで前半のシーンで退出する人が結構居たとかってのも本当なんでしょうね(テネットとかに比べたらめちゃくちゃ簡単で分かりやすいですけどね) あと奥さんが死んだ原因とか結構シリアスな話になるし とにかくあのラストがマジで最高でノーランはオチの天才で余韻の作り方が上手くてダークナイトやインターステラーとかオッペンハイマーとか本当に凄いんだよなあ!
こんな映画見たことなかった!
この映画は最初から最後まで気が抜けません。 まずは映画のストーリー設定を理解すること。次にレオナルド・ディカプリオ演じる主人公ドム・コブと愛する妻との関係。 またラストシーンが考えさせられて非常によかったです。 この類の映画は他にない!というぐらい面白かったです。
パクリ映画だと知ったので、評価を下げる
Youtubeで比較されていたので、見返すと実際同じだった。 映像イメージを アニメから 丸パクリしたにもかかわらず、 クレジットに載せてないのだから、かなりモラルが低い。 本作の映像イメージに高評価していたが、 『パプリカ』(2006年)監督 今敏、原作 筒井康隆 の劣化コピーだったとは幻滅。
面白かった
観ていても現実と夢の境目がわからなくなり混乱する自分が心地よく、不思議な体験が出来る映画だった。 今更ですがオッペンハイマーを観た後本作を観て一気にクリストファーノーラン監督のファンになりました。デカプリオさんをはじめ、出演者全て違和感を感じさせない演技でとても良かった。 渡辺謙さんの母国語ではない感じの英語も聞き取りやすかった。映画館で観ればよかったと後悔しています。
2回観ましたー!
最近?最後のコマの真実が明かされたということで忘れているところも多いだろうし見に行きました。 やっぱり夢の中を想像するシーンは圧巻だし、ミッションの規模がデカい。夢と現実が分からなくなったり確かにそうだよな〜と思いながら鑑賞しました。 無駄なシーンがなく流石クリストファー・ノーラン監督、という感じでした。
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