インセプションのレビュー・感想・評価
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見ていて混乱するような複雑ストーリー
おうち-211
あなたは夢を見ますか?
私はめちゃめちゃ見ます。
そして内容もよく覚えています。
たとえば、「逃走中」に会社の同僚と参加する夢を見た翌日は、キミ会議でめっちゃ発言するくせに、全然ミッション参加しんかったやん、、、とか思ってる変態です。
ではもし、その夢が他人が設計したものだったとしたら?
やですねー、だって毎回ミッションにも参加せずに逃げ回って捕まる私は何なの?
じゃなくて、、、。
しかもその夢が、夢の中の夢だとしたら?
登場人物はその人の潜在意識だとしたら?
という、『マトリックス』を観て、何度も後頭部を確認した経験のある方はホイホイです。
ただ私、こういう夢ものやタイムループものが大好きなくせに、持ち前のあほが悪さして、最後、頭モヤりましたのでネタバレブログで補強→最初から見直し(2回続けてみたら、4時間30分かかります注意)。
なんと登場人物の名前の頭文字を繋げて読むと、DREAMSになるということを知りました。
もちろん、ラストの考察についても。
これがわかったからこそ、2度見するんです。
視聴者の心に入り込み、謎めかせるノーラン監督の緻密なアーキテクチャにドハマりしてしまう。
役割分担、夢の構造、時間感覚の設定も、夢を作り出すなんて無理でしょ、なんて気軽には否定できない緻密な設計で素晴らしい。
みなさん、いい夢見ろよください!
※『ダークナイト・ライジング』のキャストが5人も!
個人的な好みにクリーンヒット
一言。「よく思い付いたなあ」。
映像がすごいらしい」という噂もあったのに、尺の長さ(約2時間半)に気後れし。
なぜかずっと見逃してました。
◎よかった点◎
・「夢の中の夢」という、下手したらややこしくなりそうな内容だけど。
登場人物が多くないのと、今何をしようとしているのかもブレていないので。
思いかけず、わかりやすい。
・噂の映像は、夢が崩れていく様を表しているのがなるほどなあ。
これ劇場で見たらもっとよかっただろうなあ。10年前でこれって、すごい。
・「映画1本分に匹敵する夢だったのに、実はほんの10分ほどの間に見た夢」。
そんな経験を誰もがしたことあるはず。
実際の時間軸と夢の中の時間の差。「あるある」とうなづけたら、この作品は気にいるはず。
・今と夢の中を行き来していく進み方も、アクセントになっている。
?!の連続が息もつかせぬスピーディー。
・終盤にかけては「!!!」と何度も驚いた。
△いまいちな点△
・まあ時間軸が定まらない話が、苦手な人はどうかなあ。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「何が本物か、確証持てる?」by主人公の妻。
☆☆☆★★ ※ 鑑賞直後のメモから クリストファー・ノーランとゆう...
☆☆☆★★
※ 鑑賞直後のメモから
クリストファー・ノーランとゆう人は、いつでも人間が思い描いている事に対して。逆の事象や地域性などを活かして、作品に盛り込んで来る特徴を持っている様に思っている。
思い出してみると、『メメント』は記憶が10分間しか持たない男の話だった。
生きているのに記憶がない!その事を、映画自体を逆再生させる…とゆうアイデアで、観客にも追体験させた。
『インソムニア』は不眠症の男の話。
眠いのに…寝たいのに、どうしても眠る事が叶わない。どうしても眠れない。
しかも白夜とゆう、夜間なのに太陽の光は明るく眩しいとゆう地域の特性ゆえ。主人公の思考能力をその光が破壊して行くとゆう話。
そして『バットマン ビギンズ』
正直なところ内容に関して言うと、『メメント』の如くに記憶があまりない(汗)
アメコミ最大の悪のヒーロー像。それまではゴッサムシティとゆう街で繰り広げられていた、オモチャ箱をひっくり返した様なシリーズ特有の世界観。それを、新たなバットマン像を通し、リアルな映像体験を観客に提供した。
良くも悪くもシリーズの転機になったのは間違いない。
ここまでは1人の男の話。
『プレステージ』は2人の手品師による対立のドラマ。
タネがあり仕掛けがあるからこそ、人間の眼と思考を欺く事が出来それをお互いに奪い合う。
そして『ダークナイト』だ!
世界的に大ヒットとなった作品だが。バットマンとゆう悪のヒーローに対して。それまでもシリーズでは人気のあった、ジョーカーとゆうキャラクターに更なる悪の悪たるポジションを与える。
映画に於ける絶対的ロジックである《善対悪》とゆう、当然と言える図式を《悪対悪》…一体どちらの悪が上なのか?と観客に訴える。
尤もこれは、バットマンのキャラクター自体。元々の立ち位置が悪役でありながら。善的な位置に居る分、どうしても分が悪いのは否めない。
でも正直に言えば、それ程内容を覚えてはいない。これもまた『メメント』状態だったりするのですが(汗)
さあ!『インセプション』た!…って、語れるのか一体(汗)
夢が夢を呼び、更なる夢を呼ぶ。もの凄く複雑な構造を生み出し。生還を果たす為には、死ぬより他にない…。生きる為には〝死〟を選ぶ必要性に迫られる。
人間の夢を同時体験によってアイデアを奪う。そんな作品本来のアイデアの元ネタは、ひょっとしたら『ブレインストーム』なのではなかろうか?
ナタリー・ウッドが撮影中に死亡してしまった事で、完全なる完成は叶わず。未完成のままに公開されてしまった悲運の作品だが。全員が同じ体験をするアイデアは、おそらくそうなのだろう…と思われる。
作品の後半にこんな台詞があった。
「真似になるな!」
父親の◯◯が聞きたい息子に対して、父親が語る。
〝真似になるな〟とは?
クリストファー・ノーランが、何故この台詞を作品の中で込めたのか?
それを思い過ごしを承知で考えてみる。
ファーストシーンで、この作品の重要人物が登場する。しかも作品中の姿とは真逆でかなりの老人だ!
対するディカプリオは、それ程には年齢は重ねてはいない。
この場面は、映画の中で再度登場する。
これは時間の経過による事象と言って良いのだろうか?
本音を言えば。この場面をファーストシーンで観た時から、瞬間的に〝あの〟SF映画として金字塔を打ち立てた超有名作品を思い出してしまった。
その考えこそが、実は1番危険な思考に他ならないのですが…。
〝真似になってはいけない〟
クリストファー・ノーランは、過去の偉大な作品をリスペクトしつつ。最後の崩壊場面等は『バットマン ビギンズ』で描いた(チベットだったかな?)場面を。再度大エンターテイメントとして、再構築させて観客に提供した…とも思える。
どうにかして、自分なりの〝色〟を出そうと。映像作家としての現在の自分と、過去の自分との狭間で格闘している様に感じたのだ。
2010年7月24日 TOHOシネマズ錦糸町/スクリーン1
むずーーーーい!!!けど面白い!
C・ノーランにしか考えつかないし、映像化出来ない!!
没入する圧倒的世界観に感服
綿密に練り込まれた世界観がスゴい!
ノーラン監督の監督としてのスゴさが存分に感じられた作品でした。エクストラクション、インセプションの細かなルールや設定の作り込み具合のクオリティが半端じゃない。原作無しでここまでの世界観を創り上げるなんて、本当にスゴい監督です!
・夢を階層化させて「夢の中の夢」「夢の中の夢の中の夢」というように掘り下げていく。
・階層ごとで時間の速度が違う。
・一階層上の衝撃が下の階層に影響する。
・「キック」で一階層戻す
こういったオリジナルのルール設定が、作品の面白さにつながっている。
キャストもヤバいぐらいに豪華!レオナルド・ディカプリオから、ジョセフ・ゴードン=レビット、トム・ハーディに、渡辺謙。もはや、キャストだけでも見る価値あるのレベルですね。
キャラ的には、アクの強い人たちが多い(笑) コブは、黙って人を危険に晒したり、独善的だったり
、なかなか性格がサイコパス(笑) モルも、夢の世界に閉じこもると決断した陰湿な引きこもり(笑)だから、キャラへの感情移入がなかなかできなかった。。でも、それなくして、ここまで作品に没頭できるのは、ノーラン監督が創り上げた世界観のなせる技ですね。
終わり方もまた秀逸。これが現実なのか夢なのか分からない形で終幕。いわば、見る側への挑戦ですね、これは。
ただ、見ていていくつかの疑問展開が。。
①レナードを生き返らせるために4階層目に下りた理由は?単純に電気ショックだけじゃだめだったのか?「キック」には電気ショック的な意味合いがあるのか?
②第4階層でモルに別れを告げた後、サイトーの元に行ったのはどういうプロセス?4階層に下りるとき、サイトーは繫がってなかったはず。
③コブとサイトーが上の階層に戻る「キック」はなんだったの?
④第1階層から現実世界に戻る「キック」は何だったのか?
まあ、③と④が描かれてないから、最後のシーンが現実か、夢か分からなくなっているという側面もありますが。。
いずれにせよ、素晴らしい作品でした!!
まるで精密機械!
公開当時、劇場で鑑賞し、TVでも鑑賞し、そしてアマゾンビデオでも見てしまった。
だが何度見ても飽きない。知っていてもハラハラする。そして見るほどに、物語と、「共有された夢の階層」を下りゆく中でのサスペンス要素や、構成、ギミックの絡みの鮮やかさに驚く。
そう、まさに精密機械か。
誰もが知らぬうちに今を信じ、次を決断している。
そんな「知らぬうち」の時間を夢の中(深層心理)ととらえるのか、それもまた現実の一部ととらえるのか。
「目覚めている時」があってこそ切り分けられるのだとして、だがしかし明確な境界線はだれにも引けず。
なら果たして今、私が見ている世界はどちらなのか。
観終わったあと妙な不安と希望に覆われる本作は、現実と私の関係についても否応なく考えさせられる名作と推したい。
キックが必要な世の中
各々が役割をこなして、危機を乗り越え、仲間を助けながらミッションをこなしていく。だけどそこには深い友情も愛情もなくて。あくまで“仕事”の関係。
夢の夢の夢の中までいくとさすがにもうわけがわからなくなるけど、冷静に見ていくとなんとなくわかる気もして、クリストファーノーラン監督の天才的頭脳を感じれました。
凡人だったらもうグッチャグチャな構造の映画になったに違いない・・・
「夢」という誰しもが見る空想をここまで大きくミステリアスに仕立て上げるのは天才としか言いようがない…。
構造は複雑だったし、理解するのも難しくはあったし、壮大なハリウッド演出もたくさんあったけど、監督の言いたいことが「自分がしたいこと見たいことは何か」というシンプルなメッセージというところにクリストファーノーランらしさを感じたり、、、
夢と現実を混在させてしまうのはとても怖い。自分の居場所に囚われずに目的を失わないで生き続けられたらいいなぁと。思いました。
ネット社会が進む現代で、ネットの中の方が居心地がいい人は増えてきて。
たしかに自分の言いたいことが言えて、好きな人とだけ絡めばよくて、嫌な奴はブロックすることもできて。そんな居心地のいい世界に浸っていると抜け出せなくなってしまうから。キックが必要な世の中ですね。
「インセプション」したい
タイトルなし
最後のシーンコマが回り続けている、夢の中か否か分からないまま映画が終わる。
印象的な終わり方だが、コブに注目するともはやコマをみていない。彼にとって最後はどちらでも良かったのかもしれない。
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