チェイサー(2008)のレビュー・感想・評価
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チェイサー
友人を誘っても嫌だと言われ、一人で見に行きました。
映像はリアルで確かにグロテスクです。
実話に基づいてというのには、やはりキツイ部分がありました。
犯人と追う元刑事との追いつめていくシーンはスピード感がすごかった。
生活の手段として、子供がいてあの仕事をするしかない女性。ただ、人が一人いなくなったとしても、探す人もいない現実。
家ごとのっとられ、殺されている夫婦。誰もわからない塀の中の空間。
横に住んでいる人が変わっていても、誰かもわからないような現代社会。
ラストは本当に切ない。
予想以上のグロさ!!!
このテの韓国映画はかなりグレードが高い!!
(「殺人の追憶」もそう感じましたしね^^)
予告編で、グロいなぁ~・・・
・・・と覚悟しつつも、予想以上にグロかったです^^;
そして怖いのなんのっ!!!
これって、実話!?
そう思うと余計に恐ろしさが増しますね。
冒頭で犯人がバレてるのに
なぜ捕まらないの???
ちとイライラしてしまいましたが、
中だるみがなく一気に観れました。
ただ・・・ラストがねぇ~
私的には納得がいかないラストだったので
その分、評価を1つ下げました。
警察の内部事情もろもろ込みで
色んな意味で怖い映画でした。
5月8日109シネマズ高崎にて観賞
思わず体が仰け反ってしまう、迫力です
まず、この映画を見る前に、伝えなければならない事がある。
この映画を観るには覚悟がいる、心臓の弱い人はやめた方が良い。
私はグロいのは弱い方なので、最初のうちは体を仰け反らして観ていた。
最後の方では、慣れてしまった様で
水槽に沈んだ切り取られた顔をオブジェの様に眺めていたが。
元刑事のジュンホはいまではデリヘル嬢斡旋の経営者、
このところ斡旋した女が立て続けに行方不明なり、
今日も女の斡旋に苦労する。
何とかなったと思ったらとんでもない事に気づく。
その男へ斡旋した女達がみんな行方不明になっていたのだ。
そこからこの映画は急発進していく。
その男、ヨンミンは見た感じ、優しそうな男で
人殺しなど無縁の印象。
だが一転ノミを使って残虐な殺し方をする。
運良くジュンホは何とかこのヨンミンを捕らえ、
結果、彼を警察に引き渡すと、ヨンミンはあっけなく自白する。
「えっ!」、こんなあっけなく?という感じで、これからどうなるの?
と思っていたら、そこからどんどん意外な展開がよどみなく続き、
125分間はあっという間に過ぎていく。
重苦しいテーマの中、笑いの隠し味も施されている。
なお、ここは映画のテーマとはまるっきり関係ない。
市長が人気挽回とばかり市場視察に出るのだが、
反支持者と思しき人物から黄色い汚物を投げられ、顔に命中、
次の日病院から退院するときマスコミがきていると思い見渡すと
偶然血だらけのジュンホだけが近づいてきて、
慌てて車の中へ逃げ込んでいく。
こんなコケのされ方、どこの国でも、
政治家には失望しているようです。
私的にはかなり堪能できた、お勧めの作品です。
この映画のリメイク権をディパーディットで味をしめたデカプリオが
買い付けたそうです。
さらに、韓国国内では507万人が観たという大ヒット作品で
主人公よりも殺人者であるヨンミン役のハ・ジョンウが光る作品です。
まずは、論より証拠
サスペンス物が好きな人はぜひご覧下さいませ。
疾走
いなくなった女を探すのをきっかけに、連続殺人犯を追っていく話
といっても、犯人は早々に捕まっており、証拠不十分で釈放してしまうまでの十数時間のうちに、女と、証拠を見つけださなければならない。
元刑事の主人公は正義感ではなく、女がいなくなったことによる手付金のために、女を探すわけだが、女の子供を嫌々連れ、また、殺人犯のふてぶてしさなどから、徐々に、女を見つけ出す、ではなく、女を助けるという意思にかわっていく。
路地を疾走し、街を疾走し、走って、走って、汗をかき、でもどうにもならない焦燥感。
刑事達の、何とかしたい気持ちと、上からの命令。
胸の中にもやもやとしたものが詰まる。
けしてハッピーエンドではないけれど、興奮につつまれた凝縮した時間を過ごすことができる映画。
静なる虐待誇示。
かなりの前評判と、その衝撃性からして…どうしようかと迷い
ホラー嫌いの自分はおそらく観ないだろうと思っていた作品。
ところがそういう時に限って、チャンスは巡ってくる^^;
思いきって入った劇場の、入り口に張ってあったポスター。
この二人の表情、すごくいいなぁ。(チラシも同様↑)
申し訳ないけど^^;私は内容よりポスターに見惚れてしまった。
実際に韓国で起きた連続猟奇殺人事件がベースとなる本作は、
冒頭からイヤな雰囲気と気味の悪さが充満し、観ている側の
探究心と拒絶反応を交互に狙うかのような巧みな脚本である。
お国柄特有?の荒々しさも相変らずで、それほどの衝撃性は
私には感じられなかったが、なにしろこちらは主人公と犯人の
やりとりに一寸の脇見も出来ないため^^;けっこうな緊張感を
強いられる。主演二人の好演は(撮影キツかったらしい)見事だ。
女性には散々な話、となるため…観る人を選ぶ内容であるが、
それよりイライラしたのが、韓国警察の超的外れ怠慢捜査だ。
そもそも重要参考人として何度も他警で捕まり、その後
釈放されている奴を、なんでそう簡単に逃がしてしまうのか。
しかもあの安っぽい裏付捜査と、援護すらつかない女捜査官、
彼がどれだけの女性を殺したのか(当り前だけど)把握できない
バカ連中が右往左往している間に、核心部分へどんどん迫る
元刑事。。アンタ、なんで辞めちゃったわけ?なんて思いつつ、
(のちにその理由も判明)最後の人質に、何とか助かってほしい!
早くあの家を見つけてくれ!と息をもつかせぬ緊張感が走る。。
観客もこの結末のチェイサーと化していくわけね。巧いなぁ。
でも、そもそもの話。(これを言っちゃあ)なんだけど、、
デリヘル嬢が怖い目に逢うというのは、統計的にどうなんだろう。
まったく有り得ない話ではないし、そもそも簡単に大金を稼ごうと
(元締めも同じ)そういう精神性が悲劇を招いてるんじゃないのか?
ここでは大変清純そうな顔をしたヒロイン(子持ちの)が出てくるが、
そこで共感を得よう!ってのはあまりに単純だと思ってしまった。
(やってることはみな同じ)
しかも子供まで可愛いので、元刑事が連れ歩く始末…レオンか?
怖い目に逢いたくなければ(携帯の伝言が哀しい)自分で自分を
貶めるようなことはしないに限る。これはデリヘルに限らないけど。
ロケ地は別だったらしいが、実際の地名を使っているため、
その辺りは不気味だという噂が広がり、地価が下がったそうだ。
ヒットはすれども、女性にも町にも災難な映画だったわけね。
(しかしディカプリオ君は、ホントにこういう作品が好きだなぁ~)
映画好きを公言する人には、必ず観てもらいたい作品
実際に起きた連続殺人事件をベースに“新人”監督が撮り上げた脅威の長編デビュー作。正直、作品の格で言えば、ポン・ジュノの「殺人の追憶」に軍配が上がると思うけど、その衝撃度、完成度、作品全体にみなぎる緊張感、妥協なき姿勢、テンポ、音楽、どれをとっても一級品に仕上がっているのは間違いないと思う。
「映画はハッピーエンドじゃないと・・・」とか「暴力的な描写は苦手だ」という方には決してオススメはしないが、映画好きを公言する人には、必ず観てもらいたい作品。劇場を出る時、「映画観たなぁ」と思ってもらえるはずです。
なんだこれは!
こんなに映画で興奮したのは久しぶりだ。「殺人の追憶」以来の衝撃であり、
むしろ衝撃度で言えばそれを超えるかもしれない。とにかくやられた。
韓国のこういう映画は異様に重く、鋭い。この映画の主人公のように鈍器で頭を殴られたような痛みが残る。そしてなんだか、夜の街を歩きたくなった。坂があり、野良犬が徘徊し、重々しい雨が降る街を。
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