釣りバカ日誌20 ファイナルのレビュー・感想・評価
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通算22作目にして完結編 この安定感はなかなか味わえない
1988年にスタートした「釣りバカ日誌」シリーズの通算22作目(特別版2作を含む)にして完結編。
撮影現場などにもお邪魔したことがあるが、この作品の世界観に触れると、他の作品でアクの強い役を演じる役者たちも、一様に地方で暮らす市井の人々になってしまうのが不思議でならない。
今作の監督は、14作目からメガホンをとり続けてきた朝原雄三。
ゲスト出演の松坂慶子、吹石一恵、塚本高史が、スーさん(三國連太郎)、ハマちゃん(西田敏行)とどう絡むのか、本編でご堪能ください。
今回は北海道へ渓流釣りへ向かいますが、釣りの成果は………イトウだったと記憶しております。
いつもの感じ
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不況で鈴木建設が厳しくなり、会長のスーさんは
役員報酬なしで働くことにする。
スーさんが娘と孫娘のように可愛がっている親子が、ケンカした。
娘が北海道で就職し、母親に内緒で男と同棲していたため。
こういうことは得意の浜崎が間に入って丸く治めた。
浜崎が北海道の幻の魚イトウを釣り上げる。
が、現地のルールに従ってリリースする。
そうこうしているうちにスーさんが病気で死にかける。
三途の川に行ったところで浜崎みたいな婆が出てきて、
一緒に川に落ちたことで現世に戻って来てハッピーエンド。
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まあいつもの暢気な掛け合いが楽しめるから、
特に映画の内容を辛口に評価する必要もないけれど、
余りにも焦点がボケているように感じた。
そもそも親子のケンカの内容が余りにもナンセンスだし、時代錯誤。
どうやって説得したかとかの内容は明かされず、いきなり解決。
前半の親子の話と後半のスーさん死にかけの話が関連なさすぎ。
浜崎がイトウを釣り上げるのも全然他の話と関連なし。
これらはシリーズ後半の作品全般によく見られる傾向だけどね。
ファイナルらしくスーさんが男気を見せる。しかしやっぱりいつもと同じ...
ファイナルらしくスーさんが男気を見せる。しかしやっぱりいつもと同じ。究極のマンネリズム。大好きな人もいるのでしょうが、私は正直ちょっと飽きてきました。
寅さんとの違いは何だろう。それとも寅さんもずっと見てると飽きるのかな。
テレ東がまたまた一挙放送してくれるようなので確かめてみよう。
エンディングの大団円は良かった。ここしか出ない谷啓が見どころ(笑)
とにもかくにも「釣りバカ日誌」の皆様、お疲れ様でした。
初めて映画館で見ました。
釣りバカは子どもの頃、お正月になんとなく流れていた映画で、おばあちゃん達が楽しそうに見ていたのを覚えています。
気づけば自分も大人になり、映画館に一人でも行けるような年齢になりました。
ファイナルのみ映画館で観ましたが一つでも映画館で観れて本当によかったです。
最後のスーさんの挨拶に涙し、オールキャストのカーテンコールにも涙しました。
エンドロールでは、舞台裏の役者の皆さんの顔も撮っていてくれていつも怒っている秋山さんら役員の笑顔も観れてよかったです。
はっちゃんが再婚できなかったのが心残りですが・・(笑)
何度でも観たい映画ですね。
複雑ですが、そこそこ楽しめたかな?三国さんのご冥福をお祈りしたいです。
あまり見てなかったシリーズでしたが、終わるということで、思わず見てしまいました。
見たのは初期の頃の作品だけで、なんか玉手箱を開けてしまった浦島太郎的感覚でした。
ずっと見続けていた方の評価はわかりませんが、初期の頃の作品と比べるとだいぶ変わったような気がしました。
よかったところは、いつものパターンのところで、会社では会長と平社員、実は釣り友達というところからもっていくギャグ、時事ネタ、釣り友達から仕事をとってくるところ。
あと、北海道の雄大な自然と、そこでの釣りのシーンがよかった。
松坂慶子さんと吹石一恵さんもきれいでよかった。みとれてしまいました。
残念だったのは、初期の頃は、スーさんの恋愛みたいなものがメインだったのに、それが変な方向にいっているところかな?
吹石さんの恋愛話では突然すぎて物足りないし、松坂さんとでは年齢が合わないし、変な設定になってる。
あとスーさん主演の、最後の方のコントは、笑えないです。
でも、最終回には合ってるかも?
複雑でした。
関係ないけど、平田満さんも出ていたので、「蒲田行進曲」思い出してしょうがなかった。
松竹だけに「蒲田行進曲」を匂わせながら終わりたかったのかもしれないけど、平田さんには「蒲田行進曲」みたいに、「銀ちゃんの子供なんて知るかよ!」ぐらいのゴネる演技して欲しかったと思うのは私だけなのかな?
終わってしまうなんて、悲しいですね!
三國連太郎のスーさんと西田敏行の浜ちゃんのゴールデンコンビがこれで見れなくなります。まさか、この二人...実は釣りが嫌いだったとは....。
今回の舞台は北海道!....せっかくの大自然での釣りシーンはどんよりした曇り空でちょっぴり残念!....川の水も、もう少し奇麗なところを選んで欲しかったかな?
松坂慶子も色っぽくて良かったですね!
ある意味、メインなんだろうけど、三途の川(賽の河原)のシーンは長すぎるかな?
奪衣婆ってなに?と思ったら、三途川の渡し賃である六文銭を持たずにやってきた亡者の衣服を剥ぎ取る老婆さんということで、有名なのですね!
この映画は、終始笑わせてもらえて楽しい映画です。
でも、最後のスーさんの辞任挨拶は、やっぱりホロっときましたね!....その後のグランドフィナーレ.....終わって欲しくなーい!寅さんを超えて51回やってくれーと思いました。
お疲れ様でした。
劇場内は高齢の方多数。。
でもって…私が見る場所には当然のように映画の上映中におしゃべりする
婆様お二人が。。。
こういうお婆さん友だちって家で誰ともおしゃべりしてないのか?
淋しさをこの場所でハッサンするかのようにしゃべるしゃべる……
淋しいのでしょうか?でもマナーって言葉忘れないで欲しい。
しかも、今回は左隣の婆さん二人と右隣のオッサン二人が強烈で…
座りなおす度に「痛い」を連発。でもって携帯鳴らしてるし…
オマケにジャラジャラ音立てて何か食べてるし…
こういう映画って映画館に来てるって忘れて家で友だちとTV見てる気分なの?
婆さんたちは本当にずっとしゃべっててウルサカッタのか前の席の爺さんから
注意されてた(@_@;)
映画は…ファイナルなので許してあげましょうって感じ。
話も読めるし、有り得ない大物を釣り上げるし…(^_^;)
ただ…出演者の方々が皆様お年を召されてて…
かなり時代を感じるというか…安心して見ていられるんだけど…
もう本当にここいらで終わりで良かったわ。
三途の川のシーン…ああいうのって何か笑って軽く流す意味があるのかな?
ちょっと見ていて怖い気がしました。
劇場で初めて『釣りバカ』を見る!!
ファイナルという事で期待して観にいったのが不味かった…。
なんかシリーズの中で一番中途半端な内容で煮え切れなかったね~。
敢えて言えば笹野高史氏演じる前原運転手のその後が見所かな!?
松坂慶子氏も出ていたのに少し残念です。
キャスト、スタッフの皆さん、お疲れさまでした
“寅さん”シリーズを引き継ぐ形で登場したこのシリーズも今作で終了。
実は、このシリーズ、映画館で観たことがない。最後ぐらい大きなスクリーンでと思い、観に行ってきた。
鈴木建設のなかでゴタゴタがあって、若いカップルをくっつけてと、やることは毎回同じなのだけれど、繰り返しの強みというか分かり易くていいわな。
上映30分前に映画館に着いたときは、まだホールには人がまばらだったのだけど、前の回が終了間際になったらにわかにお客の数が増えてきた。それも、ほとんどが高齢者。意外にも女性(お婆さん)が多い。これもマンネリ路線の強みか。
このシリーズ、毎回千円の特別料金だが、こうして客層をみてみると、普段でも千円で観られる人たちが大半で、興行的に実害はほとんど無いとみた。(笑)
20作の内、間の数作を除いてシネスコ・サイズというのもすごい。邦画の場合、99%はビスタ・サイズだから、ある意味、大作待遇だ。
釣りバカというぐらいだが、意外に釣りのシーンが少なく、そんなのオープニングだけってな作品もあったような気がする。今回は逆にまったく釣りに関係ないオープニングで、それがかえって後半に期待を持たせる。
時代を反映して、不況で喘ぐ鈴木建設が描かれるが、全社員を前にスーさんが話す内容がいい。
企業はね、存続することが使命。雇用した人の生活も守らなきゃいけない。思いつきで起業したり潰したらいかんのよ。そんなんだったら家族だけでやればいい。人を雇う資格なんてない。これは私見だけど、スーさん、同じようなことを言ってた。この作品、世に出した以上、松竹さん、めったなことできないぞ。
そうそう、何でもかでもマニュアルってのも悪いよねー。これは映画に関係ないからブログの方で書こう。
なんにしても、最後まで笑わせて泣かせてくれました。キャスト、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。そして、ありがとう。
約20年間、そして20作、本当にお疲れ様でした(笑顔)
これまでは
テレビで放送されているものを
いくつか観ていたのですが、今回、
これがファイナル、最後と、聞き、
公開初日に、映画館へ足を運びました。
劇場は8割ほど、
やはり御高齢のかたが目立ちました。
☆彡 ☆彡
作品単体でみるとクエスチョンマークだけど、
20回続けてきたんですもんね。拍手拍手です(笑顔)
ラスト、
まるで、
舞台のカーテンコールのように
終幕を迎えるのですが、おもわず目が潤んでしまいました。
20回続けてきたんですよね。
それだけファンに愛されていた証ですよね。
本当にお疲れ様でした、その一言に尽きます。
ただ、
一応触れておきますが、
作品単体で観ると・・・。
エンドロール流れ始めて
速攻で席を立ち上がった人が、チラホラいましたからね。
ぶち切れるか切れないか
ギリギリの線を行っている場面も
ありましたので、その人たちにとっては、
怒りの境界線を越えてしまったのでしょう。
最後だからって、
シリーズを一作品も観ずに
今作を観てしまうと面食らうかもしれません。
まぁ、そんな人、ほとんどいないと思いますが(苦笑)
☆彡 ☆彡
釣り、魚つながりでいくと、
今後、松竹のシリーズものは
『築地魚河岸三代目』に引き継がれるのでしょうか。
今年は興行上の都合で製作せず、2010年に順延されていますが。
それ以前に、大沢たかおさんの、スケジュールは大丈夫なのかな?
『JIN―仁―』で、すっかり、時の人になってしまいましたからね(苦笑)
本日の舞台挨拶では
三國さん、西田さんとも、
目に涙を薄っすらと浮かべ感極まっていたようです。
それだけ思いのこもった作品。
約20年間で20作、本当にお疲れ様でした。
そして、ハマちゃん、スーさん、たくさんの笑顔と感動をありがとうございました(笑顔×2)
初の釣りバカ日誌体験
非常に面白かったのに、
映画のストーリーとは違う雰囲気の部分がイマイチ納得できなくてA-。
初めて劇場で釣りバカ日誌を体験。
期待していたのは「ベタな面白さとストーリー」。
正に期待通りで、楽しく観た。
故郷の北海道の景色も美しくてよかった。
以前、テレビで見た時は浜ちゃんの子供もまだ赤ちゃんだったのに、
中学生位か?相当成長していて長いシリーズだと痛感。
それにしても、三國連太郎もお歳を召しましたなあ。
ファイナルとなるのも頷けます。
余談ですが・・
映画の中のワンシーンで浜ちゃんが同僚とランチをするシーンがあった。
行った事のあるお店だと直ぐに判ってしまったので、
無性に食べたくなり、映画終了後に食べに行った。
聞いてみたら、GW辺りに撮影していたとの事。やっぱり!
お店の人も喜んでくれて、入れ替わり立ち代りやってきて
どんな感じで映っていたか聞きに来た。
あんなに美味しいお店、撮影で使うとは・・・。
別な意味でセンスが良い!
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