劇場公開日 2010年2月5日

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「南アフリカの歴史とか社会を知っていれば、この映画はもっとおもしろかっただろうと思いました。ネルソン・マンデラ氏のご冥福をお祈りしたいです。」インビクタス 負けざる者たち Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5南アフリカの歴史とか社会を知っていれば、この映画はもっとおもしろかっただろうと思いました。ネルソン・マンデラ氏のご冥福をお祈りしたいです。

2014年1月2日
PCから投稿

興奮

知的

幸せ

いい映画だった。勉強になるし、面白い。内容は通常のイーストウッド作品と違い、明るくて希望に満ちていて、スクールウォーズの国家版といったところです。

特にモーガン・フリーマンの演技がよかった。実際のマンデラ氏はどうだったのか知らないけど、どう見ても迫力満点の大人物で、もしオバマとモーガン・フリーマンどっちを大統領にしたいか?と聞かれたら、モーガン・フリーマンに一票入れたくなりました。

でも、マンデラ氏が不屈の精神で人種差別と闘ってきたところが抜けていて、大統領になるところから始まっているのが難かな?

普通の日本人はネルソン・マンデラ氏という名前しか知らないし、南アフリカのことも知らない。

ラグビーが強いのも知らないし、アパルトヘイトや人種差別がどういうものかも知らない。

知らないから、いきなり大統領になるところから始めて、ワールドカップといかれると、負けざるものではなくて、勝ちまくっている者にしか見えない。

イーストウッド監督の見事な演出で、昔のひどい時代の雰囲気は伝わってくるんだけど、やはり苦しい。

アメリカ人は同じようなことやってきたから、わかるのかもしれないけど、日本人には説明不足です。

南アフリカの歴史とか社会を事前に知っていれば、この映画はもっと面白かっただろうと思いました。

日本にもネルソン・マンデラ氏みたいな指導者がほしいです。

関係ないけど、オールブラックスの強さを強調するために、日本代表が17対145で負けた(事実)と言っていたけど、これが気になった。

ラグビーはよく知らないけど、スクールウォーズでは0対108で負けた時、先生が泣きながら生徒を殴っていたような気がするんだけど、それくらいの情けないスコアということかな・・・?

日本人としては、日本にもいろんな意味で頑張ってほしいです。

Push6700