サマーウォーズのレビュー・感想・評価
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実は18歳以上禁止
残念ながら、細田監督最新作を見に行く予定は全くないのだが、「時をかける少女」といい、この「サマーウォーズ」といい、見てて恥ずかしくなる部分が多すぎて、おっさんのオレには無理。
まあ、そうは言っても初アニメレビューということでもう少しがんばる。
本作あまりに記号が揃いすぎて、有り得ない設定なのに、無理やり家族の絆とか、誰も否定できないような着地点に落とすから、恥ずかしいし、いやらしい。
田舎がどうとか、大家族がどうとか、40代、50代の人らには、はい、はい、懐かしいねえと思うかもしれないが、アニメを見る世代がどんなに上がろうが、その人らを鑑賞対象にはしていまい。
となると、30代もしくはそれ以下の大人が対象、ということかもしれないが、主人公の少年やその先輩の少女を見てると、こっぱ恥ずかしくてしょうがない、と思うのがその世代ではないのか?ちがうのか?
どこぞの誰かが言っていたが、細田監督の作品は大人向け、ということらしいが、いやいや、架空のノスタルジーに添加物を盛り込んだだけで中身は、大人向けとは真逆のもの。
映像とかすっごい綺麗だね。そこはすごいと思う。
だけどやはり変身シーンは無理。ちゅーの演出も無理。
とてもよく出来た映画、ただ細田守監督作としては、まだ発展途上の物足りなさも感じた
細田守原作・監督、奥寺佐渡子脚本による2009年製作(114分)の日本映画。
配給:スタジオ地図LLP、ユナイテッド・シネマ、劇場公開日:2020年1月17日
「果てしなきスカーレット」に感心し感銘も受けたので、遡って本映画を視聴。
なるほどよく出来た映画とは思った。祖母が一族郎党を束ねる田舎の大家族とアバタが活躍するネット空間を舞台としたセッティングは、なかなかに斬新と感じた。
一方、主人公が数学オリンピックを目指していたオタク高校生(神木隆之介)で、憧れの先輩(桜庭ななみ)に故郷で婚約者を装うことを依頼されるという展開は、世間でいっぱい溢れていた様な月並みな設定。そして、アバタが溢れるネット空間で、AIが大暴走して、現実世界が大きな危機に陥るという物語は、今でこそ普通だが、16年前ということを考慮すると随分と先見性がある様に感じた。
このゴチャゴチャした物語をほろ苦さ込みの定型とも言える様なハッピーエンドに持ち込んだ奥寺脚本の力量はなかなか。ただ、あまりに綺麗な予定調和すぎて、後の「果てしなきスカーレット」の突き抜け感を知ってしまってる人間としては、物足りなさも感じた。
ただ声優神木隆之介は、すでに2009年の時点で凄く上手かったことを知った。後のアニメ声優としての大活躍も当然ということか。
監督細田守、原作細田守、脚本奥寺佐渡子、企画丸山正雄、エグゼクティブプロデューサー
奥田誠治、プロデューサー高橋望 伊藤卓哉 渡邊隆史 齋藤優一郎、キャラクターデザイン
貞本義行、アバターデザイン岡崎能士 岡崎みな 浜田勝、OZデザイン上條安里、作画監督
青山浩行 藤田しげる 濱田邦彦 尾崎和孝、アクション作画監督西田達三、美術監督武重洋二、音楽松本晃彦、主題歌山下達郎、アニメーション制作マッドハウス。
小磯健二神木隆之介、篠原夏希桜庭ななみ、陣内栄富司純子、池沢佳主馬谷村美月、陣内侘助斎藤歩、佐久間敬横川貴大、陣内万理子信澤三恵子、篠原雪子谷川清美、陣内理一桐本琢也、篠原和雄佐々木睦、陣内理香玉川紗己子、陣内万助永井一郎、三輪直美山像かおり、陣内太助小林隆、池沢聖美田村たがめ、陣内翔太清水優、陣内万作中村正、陣内頼彦田中要次、陣内典子金沢映子、陣内邦彦中村橋弥、陣内奈々高久ちぐさ、陣内克彦板倉光隆、陣内由美仲里依紗、陣内了平安達直人、陣内真緒諸星すみれ、陣内真悟今井裕貴、陣内祐平太田力斗、陣内加奈皆川陽菜乃。
その他の公開日:2009年8月1日(日本初公開)
なるほど・・・
「時かけ」と比べると…
職場の若手に勧められた「時をかける少女」がとても良かったので、その流れで本作も鑑賞。
本作の方が映像や構成等々「時かけ」を上回る良いデキに感じたが、トータル的にどちらが良かったかというと、個人的には迷わず「時かけ」に軍配。
本作の巧みに練り込まれたストーリー展開は観ごたえあるのだが、何から何まで詰め込み過ぎのごちゃごちゃした感じが観ていてちょっと疲れてしまう。
また「仮想空間」やら何やらとあまり馴染みのない世界がメインゆえうまくついて行けなかったこともある。
しかしやはりヒロイン「夏希」と「真琴」のキャラの差によるものも両作の評価を大きく変える要素のように思う。
いずれにしても、本作もじゅうぶん面白い。今さらながら細田守監督ワールドにハマってしまった。次は「おおかみこどもの雨と雪」を観よう。
惜しい。。
やはりこの映画の長所は何かというと、面白いストーリーの展開とも言えるでしょう。最初から驚かせてくれて、主人公からスムーズに他の二人に焦点が移って、シンプルで退屈はしない。それ以外特に気に入ったのは、大家族の徹底的な描写だ。大人数でもそれぞれの個性や話し方がはっきり見えて、対話的にそういうシーンを作るのって結構難しいながらも上手くできたと思う。
しかしたとえストーリーが面白くても、AIと個人情報の話はもっと深く考えさせたらな。。。かなり大きな話題で色んなことが言えるから少しでも、それのあり方についてとか、観客とどう関わるかとか、鑑賞の後も何かの考える材料を残して欲しかった。しかも作画の方も、今まで見たことがないことでもないし、主人公の恥ずかしさなどを示す表情はちょっと子供っぽい。子供向けのアニメ映画とはいえ、この作品にはふさわしくない気がして、素人の味を与えてしまった。
それでもストーリーの入り込みやすさのおかげで2時間楽しく過ごさせてくれる映画だ。
二つ折り携帯電話
お願いしまーす❤❤
初見は
上田高校出身のかつての友人の推薦。封切りで見たよ。まだまだ、人生が楽しかった頃。直後に僕自身は一旦は奈落に落ちる。今となっては。
閑話休題
我が子に乳を含ませる「由美」そこから左に上田の夏が流れる。台詞はない。アサガオと夏の入道雲。
一番左の端に夏希と健二。
真剣に考えていれば、2011年の災害ももう少し被害を抑えられていたかもしれない。
勿論「まだ負けてはいない」と言う健二言葉を信じよう❤
被害に合われた方の冥福を祈る。
SFではない。希望を持って、このディストピアを生き抜け!
他人がやってる花札を見ている印象
最終決戦、仮想空間でのバトルのルールがよく分かんないから何に緊迫しているのか何に喜んでいるのかよく分からなかった。そしてこのよく分かんなさをずっと感じた作品だった。ルールが分からないから札の手や勝負の肝、勝敗が分からないで人がやってる花札を見ている感じ。
一見、笑いあり涙ありハラハラドキドキ、最後は感動の大団円の娯楽映画!というイメージを伝えたいんだろうな、という作り手の思いは分かった。が、どうも違和感を随所に感じた。
果てしなきスカーレットが色々な意味で話題の細田監督。
細田作品は全く見てなかったのでスカーレットの波に乗るために、まずはサマーウォーズから鑑賞した。
この作品を見て細田守監督がどういう監督かなんとなく分かった。
彼は自分が描きたい情景がまずあって、そこから物語を創作するタイプの監督だと思った。逆に言うと自分が描きたい絵を優先するので、そこに物語を当てはめるから話の筋が通らなくなってしまっている印象。
・仮想空間OZ
・田舎で過ごす夏
・数学に狂気じみた主人公
・夏休みの一家団欒で起こる家族喧嘩
・世間の混乱におばあちゃんが昔からの人の絆で立ち向かう様子
・公開手配されて家族中から白い目で見られる主人公
・家族がそれぞれの能力を結集しあう様子
・世界の危機と並行して描かれる甲子園
・家族の仇撃ちと世界の危機がリンクし、その戦場が仮想空間
これらの場面はまずこういう情景を描きたくてストーリーを作っている印象を受けた。
ここからはより詳しく話しを見ていく。
◾️ストーリーの流れ
一族の家長たるおばあちゃんを中心に個性的な家族の中に放り込まれた主人公
↓
そんな中、放蕩息子が帰ってきたことで家族喧嘩が勃発。
↓
おばあちゃんと主人公が理解し合う。
しかし突然、おばあちゃんが亡くなってしまう。
↓
おばあちゃんの死因は放蕩息子が遠因だった。
おばあちゃんの仇撃ちを一族総出で果たそうと立ち上がる
↓
家族がそれぞれの力を結集する。
↓
合戦。家族の仇撃ちと世界の危機がリンクしつつ、おばあちゃんの仇を打つ
↓
大団円
という流れ。
ここに描きたい情景を捩じ込んだ為、おかしな点も見られる。
◾️疑問点
観ていて疑問が生まれた点を挙げていく。
・陣内家=真田家=大阪夏の陣=サマーウォーズ
なのだと思った。ただし、真田幸村が大活躍した大阪の陣は冬の方(真田丸で戦った)。夏の陣だと真田幸村は討ち死にしてると思ったけど、田舎の夏休みを描きたいからそこはタイトルをサマーウォーズにしたのかなと思った。
もしくは上田合戦(第一次と第二次があり、第二次は関ヶ原の戦いに併せて勃発)として考えると第一次は3月、第二次は7〜9月だから第二次はサマーウォーズに該当する。
・OZという仮想空間が分からなかった。ここのアカウントを持っていれば医療情報、資産管理、通信などの生活インフラが全部一括管理できるようだ。しかし仮想空間になっておりアバターも動かせる。ゲームもできるようだ。OZは何が出来て何をする場所なのか分からなかった。
・OZの中でラブマシーンという人工知能によるハッキングが行われる。この犯人が主人公だとテレビ報道までされ大騒ぎになるのだが、特に何の説明も無く終わる。そもそも主人公はラブマシーンから送られた暗号も間違えてるし疑われないのではないか。
主人公が大事件の犯人でわちゃわちゃするイメージをやりたかったのか?
・OZの混乱によって社会が混乱する中、おばあちゃんが関係各所へ電話する。
世間の混乱におばあちゃんが昔からの人の絆で立ち向かうさまをやりたかったと思うが、電話を掛けて何をしたかったのな分からない。なので、ただただ迷惑になっている。
これもおばあちゃんが昔気質の人であるからこそ未曾有の混乱に対処出来たイメージを伝えたかったのか。
・おばあちゃんとおじさんの喧嘩
おじさんはおばあちゃんに立派になったよ、と伝えたかった。だけど昔のわだかまりがあって喧嘩になる、としたかったのかもしれない。
これはおばあちゃんとおじさんの間に実の血縁関係があれば成立したかもしれない。
ただ、おじさんは死んだおじいちゃんの妾の子。
血の繋がっていない自分を愛を持って、母となって受けてくれたおばあちゃんにあんな態度を取るおじさんとして描いてしまうと魅力的では無くなってしまう。
おじさんは
死んだおじいちゃんの妾の子で、
どうしようもない放蕩息子で、
だけどアメリカのAI開発の天才エンジニアで、
ヒロインの初恋の相手
設定を詰め込みすぎてる。
そもそも主人公に数学オリンピック日本代表候補という設定もちょっとご都合すぎるかな、と感じた。
・世界の危機とリンクする甲子園の熱戦
甲子園やってる場合じゃないよね。
原発に人工衛星落ちてくるかもしれないんだよね?
世界の危機だったんだよね?
これも家族のわちゃわちゃした感じとテレビ越しの甲子園の熱戦がリンクする情景をやりたかったのだろうと思う。
・最終対決が花札なので結局、運の勝負になっている。
おばあちゃんが好きだった花札とリンクさせての最終決戦を描きたかったのかもしれないけど、結局運で勝ってるよね?って思った。
なんで勝てたのかロジックが無い。
世界中からアカウントが集まる場面もドラゴンボールの元気玉みたいにヒロインに全世界の希望が集まる場面を描きたかったんだと思う。
だけど結局、勝つか負けるか分からない勝負に世界の人々が希望を託した理由が分からなかった。
そもそも、ヒロインのバイトに付き合わされる主人公も片想いの気持ちがあったとはいえ、じゃんけんで勝って同行できているので、ここも運によるものだ。ここは主人公が友達を出し抜くくだりを入れてやるべきだったと思う。
・最終決戦、世界中から掛け金としてアカウントが集まるとなんでヒロインのアバターの容姿が変わるの?
そういう場面を描きたかったんだと思う。
◾️よかった点
おばあちゃん。
特に幼少期のおじさんと若き日のおばあちゃんが手を繋いだ静止画。あそこは泣きそうになった。
おばあちゃんの遺言もよかったな。おばあちゃんは、しっかり人を描こうとしていてそこは凄い感動した。(このくだり、絶対、奥寺佐渡子さんの持ってる資質で描けてると思う)
◾️細田監督の傾向
細田監督は美代の油絵専攻からアニメーターになり、アニメ演出、アニメ監督というキャリアの持ち主。なのでやはり情景、絵を優先し理屈よりイメージを伝えるタイプ。
だから映像は新鮮さや美しさ、壮大さを感じて感動する。おかしい演出も上手いと思う。
ただ、ストーリーテリングの土台は無いように思える。
細田守監督はストーリーを犠牲にしても画を優先してしまう傾向があるので、出来上がった作品に違和感を感じる人は居るだろうなと思った。
と、ここまで考えてみたので、まだ見てない果てしなきスカーレットの予想。
おそらく描きたい情景を優先しすぎた為にストーリーが伝わらないと予想。
いや、もしかしたら描きたい情景の羅列でストーリーは破綻しているのかもしれない。
答え合わせをしなきゃ。
「由緒正しき家」を垣間見て、楽しめた🎞️
所謂「由緒正しき家」の生まれに憧れているので、その点は「鬼太郎誕生」や「ミステリと言う勿れ」(共に2023)より描写が細かくて、楽しく感じました。祖母の存在が良く、デール・カーネギー「人を動かす」の「重要感を持たせる」を実践するシーンが好みでした。終盤の展開はまあ普通で、祖母が途中退場して残念です。アカウトを飲み込み続けるAIの存在は、2009年の映画ですが先進的に感じました。細田作品は、脚本は他の方が書いた方が良いと思います。
田舎の集まり苦手
夏に戦う、誰を相手に、全力で。
夏に見たい映画
家族の絆とネットワーク社会が交差する青春群像劇
作品の雰囲気はとても好きなのですが
以前から気になっていたアニメ映画でした。劇場公開から16年たってからようやく見ました。(映画館で、ではないのは残念ですが)
作品の雰囲気や陣内一族の人間関係などはとても良かったです。とはいえ、謎の人工知能との対決が花札でというのが、あまりにも唐突で共感を持てませんでした。栄おばあちゃんとの思い出のあったゲームというのはわかるのですが、それ以外の必然性がほぼなかったと思います。物語のキーとなる要素にしてはあまりにも取って付けた感が否めず、物語に引き込まれつつ見ていたところ、一気に覚めてしまいました。
そう感じてしまうと、暗号解読する場面も冷めた目で見ざるを得なくなります。健二が捕まってしまう原因となった最初の1回目については、本作品のストーリーとして大変効果的だったと思いますが、その後何度も何度も使われるのはいただけません。いくらフィクション作品といえども、さすがに手計算で2度も3度も都合良く解読に成功するというのは無理がありすぎます。作品中では何億もの人が利用し、社会インフラにもなっているOZというシステムに、こんな脆弱なセキュリティしかないのではそもそも普及前に破綻していそうなものです。
もちろん、16年前にリアルタイムで見ていたら、また違う印象を受けた可能性はあるでしょうが...名作扱いされていることに共感はできなかったです。
仮想空間からの反乱!
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