ゼロの焦点のレビュー・感想・評価

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ゼロの焦点

劇場公開日 2009年11月14日
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室田夫妻 ネタバレ

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原作を最近読み、映画化されていることを知ってDVDで観た。
話の焦点がやや室田夫妻に向いていると感じたが、それがいいアレンジになっていた。
原作と違ったクライマックス。
過去を消し去ろうと罪を犯し、精神がやられ、それでも演説する夫人
妻を救うために罪を背負い、「愛だけを残して」拳銃自殺する社長
この夫婦の一連のシーンが印象に残った。
鵜原憲一もまた、田沼久子を裏切り、自分の本心の片割れである曽根益三郎を殺したが、それも罪深いことだったんだと思う。

はだしのゲソ
はだしのゲソさん / 2019年3月7日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  悲しい 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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見入ってしまう

さらっと観ようと思ったら引き込まれて真剣に観ていた。CGチープだなーと思ったがわざとなんですね。なるほど。
あまり関係ないのに殺されてしまう野間口さんの亡くなり方がなかなか悲惨…。

さな
さなさん / 2019年3月1日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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売春婦多い時代には理解不能だよ。

中谷美紀が悪い奴やとゆうのはわかる。売春は今でも罪だし、みんな隠すし。
清張の時代だと売春女が多いから少ないへの過渡期で、そうゆう思いの展開なのはわかる。
しかし、今は、その反対で少ないから多いへの過渡期、とゆうか、最高の更新してるのである。
大学生どころか高校生の売りはかなりの数らしい、主婦も多いし、兼業売り。
とゆうことで、名作だが、今の時代には合わない、殺しとはミスマッチ、これが全てである!

アサシン
アサシンさん / 2018年12月18日 / PCから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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酷評多いけれど、、

原作未読です。

広末涼子さんも綺麗だと思ってたけど、

中谷美紀さんが本当に
綺麗過ぎました。

☆ペニクリNH★
☆ペニクリNH★さん / 2018年9月19日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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情念狂気ものは評価は下げるけれど ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

『ゼロの焦点』(2009)

松本清張は名前や代表作の名前くらいしかわからないくらいだったので、この頃日本の恋愛ものばかり観てきたところ、有名なミステリーを観てみようと選択。テレビで何度も、映画で2度目の作品らしい。その2作目の主役は広末涼子。失踪した夫(西島秀俊)を探して金沢まで行く。時代は、1957年(昭和32年)頃である。恋愛ものと言えば、妻が夫を探しに行く恋愛ものとはいえるかも
知れない。松本清張生誕100年記念制作だったらしい。ときおり流れる背景の音楽がミステリーぽい。なんかしゃべりのイントネーションが、語尾の上がるところが、石川県なのだろうが、たしか岐阜県か、『ちはやふる』のめがね君にも似ていた感じがする。電話がダイヤルで昭和32年だなという感じだ。警察の机の上にパソコンが一台もない。ある程度早い段階で犯人がわかったようなわからないような、どっちかだと思うが、どうなのか。だが片方だとするとあまりに簡単すぎだ。夫を探す妻との対比か、昭和23年頃の昔、行方不明の夫は警察官をしていて、アメリカ兵相手の娼婦、「パンパン」の取り締まりをしていたが、そんな女が事件の背景にあるのか。松本清張、戦争の影を書くか。夫を探す妻が探偵役のようになっているのだった。しかし、現在でもそうだが、援助交際や風俗勤めなど、それが小遣い欲しさであるような貞操ない女と、貞操をひもじさゆえに超えてしまう女とが混在しているように思えるところから、複雑なことになる。それは事情があろうと、行為上、超えたことには同じであるとするほうがよくわかると思うのだが。パンパンとか二股とか女の境遇とか、男女関係のこじれが映し出されているが、犯人の動機は保身だったか。男に翻弄される女や、女の情念が描かれているのと同時に、女の市長選立候補という社会背景まで絡ませてある。戦争で生きていかねばならない状況が性を武器として、女を武器として、退廃を社会に浸透させていってしまったか。そうした心理的な面で松本清張は犯人の事情も考慮しようとしたかも知れないが、戦争が狂気の原因だとするならば、戦争から遠く離れた日本の現在の援助交際や不倫は一体なんだろう。『戦争は子供を早く大人にしてしまったんだ』というようなセリフがある。そしてクライマックスが、社会構造と個人的狂気のアンバランスを誘い出す様は、その心理劇は凄まじい。選挙の勝利という換気の裏には狂気があるのではないかとさえ思わせる。しかも当選したのは女性候補という設定である。昭和32年。1957年。60年も経過するというのに、ますます悪化しただけではないのか。政治背景とそして、警察官とパンパン。本当に時代がしでかしたのか。それとも男女の性がしでかしたのか。翻弄されてしまっても気を取り直して生きていけるための主人公設定だったのだろうか。ただ、松本清張はこの作品ではまだ、罪悪人は滅んでしまう運命にする気があった。だがその前に悪の近くに接触してしまった他者が罪悪人にやられてしまっていった。この重さは作品賞を含め、日本アカデミー賞の11部門で優秀賞だったとある。

Takehiro
Takehiroさん / 2018年9月9日 / PCから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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良い。

映像全体の雰囲気が落ち着いているのに反して、ときどき衝撃的なシーンがあるというギャップが面白かったです。
最初の方は退屈してしまいそうと思ったのですが、気づくとどんどん引き込まれていました。
戦後の日本の性差別のこれがリアルなのかな、と思わされました。

画も綺麗で好きな映画です。

プリマベーラ
プリマベーラさん / 2017年10月23日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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昭和のミステリー大作家、松本清張原作。私は推理小説大好きだったので...

昭和のミステリー大作家、松本清張原作。私は推理小説大好きだったのですが、何故か清張作品ははまらなかった。

本作、ゼロの焦点も正直読んだかどうだか記憶にない。記憶にない分、楽しめるかも、と思ったがやはりはまらなかった。

登場人物それぞれの行動にどうにも納得いかず。殺す方、殺される方、解決する人、ネタバレなので書けないがなんか変じゃね。少しだけ言うと鹿賀丈史、変。と思ったら原作からキャラ変更されてるみたい。中谷美紀の弟、お前、いらんやろ!と思ったら原作にはいないみたい。どうやら原作読んだ方がよさそうですね。

私は松本清張はミステリー作家というより、歴史作家として素晴らしいと思っています。昭和の実録的作品は最高です。小説帝銀事件、怖いですよ。

はむひろみ
はむひろみさん / 2017年3月9日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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中谷美紀がすごかった。

中谷美紀がすごかった。

tomo
tomoさん / 2017年2月27日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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充分に面白かった。わかりやすいのが全くマイナスにはならずむしろ物語...

充分に面白かった。わかりやすいのが全くマイナスにはならずむしろ物語にのめり込む後押しとなった。敢えて言わせてもらうとあの役は広末涼子じゃなかった方が良かった。西島秀俊もあれはあれでいいんだけど演技下手な烙印が私の中で押されました。

自由の座
自由の座さん / 2017年2月22日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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金沢寒そう

前半のなかなかはまらないピースが後半から一気に繋がるのは面白かった。

中谷美紀は言うまでもなくはまっていたので特にノーコメント。

木村多江、やっぱり幸せになれない役が似合うなあ。。。
でも切ないよ、切なすぎるよ。

広末涼子の役は若いんだし、いくらでもこれからの人生やり直しがきくでしょ、て思ってしまい残念ながら共感できず。

本まぐろトロ子
本まぐろトロ子さん / 2017年2月21日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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松本清張に初めて触れた

最後まで飽きることなく見られました。
でも主人公が広末だったのは…まぁこれはこれでアリかと何となく納得するが木村多江さんと中谷美紀は良かったですね。
原作を読んでいないことも功を奏したような笑
松本清張とても気に入りました♪
これから原作にもチャレンジしてみようかと本作をきっかけに思いました!

みきねこ
みきねこさん / 2015年9月15日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  興奮
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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効果ゼロの焦点。

今はほとんどマンガしか読まないけど、昔は本も読んでいて、特に松本清張さんはほぼ完全に読破しています。

「ゼロの焦点」は読んだけど、あまり面白かったという印象はなく、ぼんやりとしか覚えていません。

内容そのものは松本清張さんというか、日本映画の黄金パターンなんだけど、かなり商業主義にはしっていて、有名女優で客を呼ぼうとしているため、結果的につまらなくなっている。

女優さんの見せ場を作りすぎて、誰が主役かわからない。

普通は広末さんだけど、実際には中谷さんに完全に食われて、焦点が中谷さんになっている。

それで面白ければいいんだけど、かなりピンぼけな感じがする。

出張りすぎで、蒲田行進曲じゃないけど、「主役より目立つなよ!」と言いたくなる。

どうせやるなら視点を変えて、木村さんの演じていた田沼久子に焦点を当ててほしかった。

原作にあったかどうかは忘れたけど、木村さんの最後のセリフはよかった。

基本的に生きるって、他の生命を奪っていくことだから、つらいのが当たり前だと思う。

特に戦中、戦後を生きてきた人は、人には言えない悲しい思い出を、いっぱい抱えて苦しんできたのだということが、伝わってきました。

他の人の出番を削って、木村さんが演じていた田沼久子の過去とか恋愛を、丁寧に掘り下げていけばもっと面白くなったと思うし、「効果ゼロの焦点」にはならなかったと思う。

Push6700
Push6700さん / 2013年3月16日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:映画館
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「日本の戦後」という時代に特化した演出が光る秀作

まず、CGや衣装を昭和三十年代にピタリとあわせてきたスタッフの正確で緻密な仕事ぶりに敬意を表したい。特に当時の北陸・金沢の街並みをスクリーン上に再生させるのは、大変な労力が必要だったはずだ。そしてこの作品、そのスタッフの労力に報いる秀作に仕上がっている。

 「ゼロの焦点」と聞くと、昔の野村芳太郎監督作品を映画好きは真っ先に思い出す。はたしてあの名作を超えられるのか、というのが第一の興味だったのだが、私個人の好みもあるが、前作を超えたものができた、という手応えを感じられた。

 野村芳太郎のものは、同じ三十年代に製作されたこともあって、主人公の新妻の視点から夫の過去を追っていき、人間の欲望や業に重点をおいた清張原作によったものだった。ところが今回の犬童監督は、夫の過去や行動、殺人事件にそれほど重きをおかず、新妻を物語の語り部にして、日本の戦後を懸命に生きてきた庶民たちの生き様を画面にとらえることに重きを置いている。つまり、混沌としていた戦後の時代というものが、この作品の大きな核となっているのだ。

 この作品の登場人物たちは、どこかで「新しい時代」「今までとは違う自分」という言葉を口にしている。それは、戦火を命からがらにくぐり抜け、戦後を容赦なく突っ走った者が、発展しつつある日本の社会にもう一度体を合わせようとしていた、あの当時の大人たちの心からの思いを表しているものなのだ。その気持は、現代の大人たちが必ずもっている、今の自分から変革したいとの思いに似たものだ。だからこそ、この作品は古風な雰囲気をもちながらも、今を確実にとらえる普遍性を持ち合わせている。そんな現代人が共感する部分に焦点を合わせた作品に仕上げられたのは、犬童監督の演出の見事さとスタッフの労力につきると思う。

 学生時代、夜行列車で上野から金沢へ、そして能登へと旅したときのこと。夜行列車に乗った途端、自分が「ゼロの焦点」と同じルートを旅していることに少なからず興奮をおぼえたのだが、いざ能登の海(「ゼロの焦点」とは違う場所だったが)を見たときは、清張の世界なぞ吹き飛んでしまい、日本人の心の原風景を眺めているような懐かしさを感じた。
 日本人の祖先は大陸の民族で、日本海の荒海をわたってやってきた、と言われている。だから、能登の断崖や海には、遠い日本人の祖先たちが自分たちの地を求めてきた魂が宿っているように見えたのだ。

 この作品のラストシーンは、一連の殺人を犯した犯人が遺体となって小さいボートに横たわり、日本海に浮んでいるというものなのだが、荒波に木の葉のように揺れるボートを見ていて、私は学生時代に能登に旅したときに感じたことを思い出さずにおられなかった。おそらく、松本清張も能登の海に日本人の原風景を見出していたのだと思う。でないと、そう何度も能登を舞台に小説を書いてはいないだろう。その意味でこの作品のラストは、清張と日本人そのものをしっかりととらえているように感じる。

こもねこ
こもねこさん / 2013年3月12日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  泣ける 楽しい 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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中谷美紀がものすごい

ストーリー的には、終戦直後のどさくさから高度成長期にいたる過程で生じた社会の亀裂を描いており、この手のストーリーはこれまで、何度も見てきたような気がするが、この作品がその原点的な作品のひとつなのであろうか。『飢餓海峡』とも似ている。北陸の寂しげな風景はこういったストーリーに向いているのであろう。

映像的には時代のディティールが壊れないように、気を使っており、風景描写を楽しむこともできる作品になっている。しかし時代の移り代わりとともに、この時代(昭和30-40年代)を描くのも、簡単ではなくなってきていると感じた。

主役は広末涼子だが、中谷美紀の演技がものすごく、主役を奪う勢いがある。彼女は幽霊ものとかやらせたら、とんでもなく怖い雰囲気を出せる役者さんのような気がするが、そういう作品があれば、是非見てみたいと感じた。恐ろしい眼力の持ち主で、能のような、非常に日本の伝統的な幽玄美を表現できる女優さんなのではないだろうか。

全体的によくまとまった仕上がりの作品。

k.mori
k.moriさん / 2010年8月9日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  泣ける 悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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映画「ゼロの焦点」おおいに語る ネタバレ

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ああ、ご紹介が遅れました。
私ナビゲーターの大爆恕シチューです。
怒じゃないんでそこんとこヨロシク!

そして、今回のゲストは映画評論家の聖遼印龍酔さん。
新本格の推理小説家(神)の人とは関係ないし、
大塚英志が流水の名義で作品を作っただけなのに
あえて自分が清涼院流水だ、などとなぜ嘯くのか。
それはここでは論議の対象としませんが、
ぜひどこかで問い詰めていただきたい問題ですね・・・

さあ、龍酔さん、その今回の映画「ゼロの焦点」ですがいかがでしたか?

龍酔「はい、今回兎にも角にも、広末さんにGOODですね」

- つまり広末さんがよかったと、文字通りですが・・・

龍酔「はい、広末さんのあの舌足らずな物言いは、いまでもぼくらのアイドルです」

- 確かに広末さんの存在感は、今回の映画の重要な要素ですね。
室田佐知子役の中谷美紀や田沼久子役の木村多江が汚れ役となり、
彼女らに対峙する形で配役されているわけですが、
少々広末さんには難易度が高いのでは、とも思いましたが…

龍酔「確かにその向きもあります。
どちらかというと、小説の禎子の方が雰囲気が近い気がしますが、
それでも映画の禎子もなかなかですよ。」

- 映画は小説とはキャラクター設定がかなり変わってるようですね。

龍酔「今回のテーマの中に、女性の権利の復興というものがあります。
そのため、女性がとても力強く描かれる必要があったようです。
 和服が似合う清楚な室田夫人は、日本初の女性市長誕生を影から支える
女性指導者として、派手目な役作りをしています。
 だからなのか、小説では仲睦ましかった室田夫妻が映画ではそうでも
ありません。また、憲一に対する態度も家族ぐるみというような感じで
はなく、陰鬱な影を内包しているように見えます。
 さらには、室田婦人である佐知子がパンパンをしなくてはいけなかった
理由づけに、ご丁寧に弟を新キャラとして設定しています。これは余計で
したけどね。
 そうやって、ダークな実力者としての女性像がすでに設定されています。
この室田佐知子に対抗するために、やはり昔ながらの高貴な純愛女性で
ある禎子も強くならざるをえません。」

- もともと小説も謎解きミステリーという感じではなかったですが、
映画はさらに別の様相をしているとも言えますか?

龍酔「そうですね。戦後の日本女性、ここではパンパンという売春婦が抱え
ていた傷跡が結果的に殺人にまで発展するわけで、そういう「砂の器」にも
通ずるテーマ性を犬童一心がどこまで描ききれるのか、微妙でしたが…」

- それで?

龍酔「やはり微妙でしょうね。後半はなんだか火曜サスペンス劇場化して
いましたからねえ(笑)。まあもともとこの作品自体がサスペンスの走り
だとすれば、原点回帰なのかもしれませんが…」

- やっちゃった感はありますねえ。

龍酔「そうですね。VFXもがんばって、昔の日本を描いてはいますが、
映画的な迫力には欠ける気がします。」

- ただまったくダメってことはないでしょう?

龍酔「それはその通りです。ひとりで観に来られていた何人かの女性は、
感極まってエンドロールが終わってホールが明るくなっても席を立てないで
いました。まさか寝てたわけではないと思います(笑)
 ぼくなんかは、“純愛”というテーマではなかなか見ごたえがあった気が
しています。純愛を貫こうとしたことが結果、事件の全容解明につながって
いくという大筋のストーリーはきちんと描かれています。
 ただ、佐知子の描かれ方があまりにもチープになってしまい、そことの
バランスが崩れてしまっています。
 さらには、第3のキーマンとなるはずだった田沼久子は、捨て駒にもなって
いないぐらい、かわいそうな扱われ方ですね。
 そのバランスの悪さが、2時間ドラマの様を呈していくんですね。」

- 小説と違うところと言えば、室田社長のラストはいかがでしたか?

龍酔「ぼくはあのシーンは比較的評価しています。
 先ほども言いましたが、映画では室田夫妻の仲はあまりよくは描かれて
いませんでした。しかし、最後になって室田社長は佐知子に対しての愛を
表現できたのではないでしょうか。」

- 確かにそういう見方もありますね。
それでは最後に龍酔さんの今回の点数をお願いします。

龍酔「はい、☆3つです」

- ありがとうございました。

Kadwaky悠
Kadwaky悠さん / 2010年8月3日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい 単純 萌える
  • 鑑賞方法:映画館
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about:blank ネタバレ

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時代は昭和32年。

戦争が終わり、高度成長期が始まろうとしている時代。

鵜原憲一とお見合いで結婚した禎子。夫は自分のことをあまり話さない人だった。その夫は、前任地・金沢での仕事の引継ぎに行って来ると言ったまま、新婚一週間で失踪。禎子は夫を探しに金沢へと向かい、憲一の後任である本多の協力を得て、憲一の行方を追う。

しかし、憲一が住んでいたはずの住まいは1年半前に引き払っており、彼が金沢でどこに住んでいたのか、本多達も知らなかった。そこで憲一の得意先であった室田耐火煉瓦株式会社を訪れ、そこで社長夫人の佐知子と、受付嬢の田沼久子に出会う。さらに金沢で憲一に関わる人々が次々と殺されていく。

松本清張の原作は読んだことがなく、犯人もわからないまま鑑賞したのですが、観る前にこの人が犯人なんじゃないの?と思っていた人が犯人でした。ただその殺人に至る動機などについては全くわかっていなかったので、普通にサスペンスとして面白く鑑賞しました。まぁ2時間ドラマでも十分だったのでは?という気がしないでもなかったですが。

相手のことをほとんど知らないまま結婚する、というのは今を生きる私たちにとってはちょっと理解しがたいものがありますが、この当時はよくあることだったようで、結婚してから相手のことを知っていく、という感じだったみたいです。

これからこの人と生きていくと決めたのに、その夫が一週間で失踪。そして探しはじめて、初めて夫のことを何も知らなったことに気付く禎子。

夫はなぜ失踪したのか?連続殺人事件の犯人は?

すべては禎子が知らなかった憲一の過去にさかのぼります。戦後、日本が米国の占領下にあった頃の立川。お嬢様育ちで何不自由なく暮らしてきた禎子とは違って、当時生きるために必死だった人たちの姿。その時代に翻弄された人々。そして夫の知られざる金沢での生活。

そして、これから新しい時代が切り開かれようとしている、日本は変わろうとしている。そんな時代の変わり目に、開かれた未来への夢を抱いたことが、悲劇を招いてしまったのかもしれません。

何も殺さなくてもいいのに、と思ってしまいましたが、自分を守ることで必死だったのかもしれません。その犯人の壊れ方がまた見事でした。

全体的にわかりやすい展開で、中谷美紀と木村多江の演技も良かったのですが、面白かったかと聞かれると正直ちょっと微妙。悪くはないけど期待していたほどの面白さはなかったのも事実で、なんとも評価が難しい感じです。

masako
masakoさん / 2010年2月16日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  怖い
  • 鑑賞方法:試写会
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この時代....大変ですね!

これまで、2度の映画化、5度のテレビドラマ化されたというが、いづれの作品も観てません....新鮮な気持ちで本作品を観ました。

 広末涼子....いい演技してますね!

 結婚式から7日後、仕事の引き継ぎのため金沢に向かった夫(西島秀俊)は帰ってこなかった.....なぜ???....妻(広末涼子)はその謎を追って金沢へ......。

 戦後間もない頃を描いており、蒸気機関車や町並み、レトロな車がいい感じ....この時代の労働者は大変だったんだなと実感した.....。

51です
51ですさん / 2010年1月19日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  泣ける 悲しい
  • 鑑賞方法:映画館
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登場人物が少ない

登場人物が少ないので、犯人の推理はすぐつきます。ストーリーよりも出演者たちの演技が見所だと思います。特に中谷美紀さんは圧巻です。震えました。広末さんは主演ですが、イマイチ演技に魅力を感じませんでした・・、すみません・・・。

sonngoguu
sonngoguuさん / 2010年1月4日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  知的
  • 鑑賞方法:映画館
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圧巻。

広末涼子が可哀そうになるくらい、脇役が好演していました。
(決して広末涼子が下手なわけではなく、周りが上手すぎる!)
お正月に観る映画としては少し暗いですが、切なくて何度か泣きました。
衣裳もとてもかわいくて、ビジュアル的にも楽しめました。
最後に流れる中島みゆきのテーマソングが深いです。

corocoro
corocoroさん / 2010年1月4日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  泣ける 怖い 興奮
  • 鑑賞方法:映画館
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ブライアン・デ・パルマ風の推理劇

松本清張の原作はかつて読んだ記憶があります。映画の方はケレンミ味たっぷりの演出で、まるで往年のブライアン・デ・パルマのような華麗な映像に酔いしれました。キャストは豪華で、特に中谷美紀の風格ある演技には驚きました。

腰痛持ち
腰痛持ちさん / 2009年12月29日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  悲しい 興奮 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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