イレイザーヘッド

劇場公開日:

解説・あらすじ

鬼才デビッド・リンチが1977年に発表した長編監督デビュー作。フィラデルフィアの工業地帯を舞台に、主人公の周囲にうごめく悪夢のような日常を、奇怪なモノクロ映像で描きだす。

フィラデルフィアで印刷工として働く、もじゃもじゃ頭の男ヘンリー・スペンサー。ある日彼は、ガールフレンドのメアリーが奇妙な赤ん坊を出産したことを知らされ、彼女と結婚することに。しかしメアリーは赤ん坊の異様な泣き声に耐えられなくなり、家を出て行ってしまう。ひとりで赤ん坊の世話をしながら、これまでと同じ生活を続けようとするヘンリーだったが、彼の精神は次第に破綻していき……。リンチ監督が製作・脚本・美術・編集も手がけ、5年の歳月をかけて完成させた。主人公のヘンリーを演じたのは、後にリンチ映画の常連となるジャック・ナンス(本作での名義は本名のジョン・ナンス)。

日本では「エレファント・マン」の大ヒットを受けて1981年に劇場初公開。その後93年に完全版、2009年にデジタルリマスター版がそれぞれ劇場公開されている。

1977年製作/89分/アメリカ
原題または英題:Eraserhead
配給:KADOKAWA
劇場公開日:2025年2月14日

その他の公開日:1981年9月(日本初公開)、1993年11月6日、2009年2月28日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.0理解出来ない!

2025年6月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

やっぱり、理解できない!!!

大人になってみたら理解できたとか言う人いましたが、やっぱり大人になってみても分からないものは分かりません!
デヴィッド・リンチの頭の中ってどないやの!?

一説によると、当時お金もないのに子供ができてしまった、その不安定な心情を描いたようですが、それにしても意味不明ですね。あ、いちおこの映画をまじめに考えたらいけないことは分かってます!

恐ろしく不条理でおぞましい数々のシーン。さらにノイズのような効果音も相乗して、観る者を不安のどん底に陥れる。

なのに、この映画はファンからは絶大な人気を誇る。一度観たら病み付きになる麻薬中毒のような映画なのでした。奇才と呼ばれるにふさわしい、デヴィッド・リンチの長編処女作はぶっとびです。

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いちごだいふくもち

3.5コメディ

2025年3月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ってことでいいんだよね??ちょっと楳図かずお的でもある。ちょびっとだけ屋外シーンがあるのが逆に奇妙な感じを生む。/そりゃこの人に『DUNE』撮らせたらああなりますって。

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ouosou

5.0欲望と代償。

2025年3月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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風のビリー

5.0とても面白かった

2025年2月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

30年振り位の再見だが、当時はびっくりしただけで、あまり腑に落ちていなかった。今回は主人公にずっとリアリティを感じられて、面白さの中身がようやく分かってきたようだ。
独特だが独りよがりではなく、キャリア初期にも関わらず未熟な感じが全くなく、後年の諸作品と同じ様に、丁寧な仕事が成された上でぶっ飛んでいる、そんな映画だということも改めて分かった。

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どんぐり