ヒックとドラゴン(2010)のレビュー・感想・評価
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最強のファミリー映画
拙ブログより抜粋で。
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お話は少年ヒックと、トゥースと名付けられたドラゴンのほのぼのとした交流を軸に、親子の葛藤、ほのかな恋模様を描きつつ、最後には怪獣映画と言って差し支えのない壮絶なスペクタクルで大興奮の大団円。
日本じゃ「子どもから大人まで楽しめる」なんて売り文句は、大概ユルユルなだけの子ども騙し映画が幅を利かせているが、これは本物。
いきなりドラゴンの大群襲来でまくしたて、作品の世界観を一気に紹介。この導入部だけですでに圧倒される。
ヒックが憧れるヒロイン・アスティの登場なんてかっこよすぎ。多くは語らんけど、このアスティが見事なツンデレでねぇ、頼もしいやら可愛いやらで。
一方ヒックは言ってみればできそこないのバイキングなんだけど、ユーモアのある性格のお陰で悲壮感はなく、むしろそのだめっぷりも愉しい。
ヒックとトゥースがうち解けていく過程も実に微笑ましい。
外見は真っ黒いトカゲだかサンショウウオだかみたいなトゥースだが、これが可愛いのよ。
ドラゴンはもちろん架空の生き物だけど、動物映画の要素もふんだんに採り入れられていて、たぶん猫とか飼ってるような人はたまらんと思う。
(中略)
そしてこの映画が子ども騙しでないことを印象付ける、まさかのラスト。
お話は王道の展開なれど、この結末はまったく読めなかったわ。
けど、これしかないだろうという納得の落としどころ。お見事。
これは子どもから大人まで楽しめる最強のファミリー映画ですぞ。
今、この映画の全部を指して言ってる。
もっとみんなに見て欲しくって、わざわざここのIDとりました!!!
見る前は子供向けだろう、と思っていたのですが、子供だけでなく大人まで、様々な視点で楽しめる傑作です。
物語は非常にシンプル。
テーマは最近よくある「他者や異文化を理解することの大切さ」で、
(まあアバターもそうでしたね)
予告編をみれば大抵の人はラストの流れまで予想できるはず。
でも、それでもですよ。
この映画は、人の心を大きく揺さぶる力があります。
正直最近見た映画の中で一番泣かされ、ハラハラ、ドキドキさせられました。
おそらく少年とドラゴンが理解し合うまでのプロセスが、無駄のない脚本で徹底的に表現されているからだと思います。
物語のはじめのほうに、とても印象に残った場面があります。
おそるおそる差し出された少年の手に、ドラゴンが顔を押しつけるシーン。
二人がお互いを理解し始めるきっかけとなる、繊細で、美しいシーンです。
そして切ない。
どうか、この二人が幸せになって欲しいと祈らずにはいられない。
ここでぐっと引き込まれ、あとは物語の波に乗って笑ったり泣いたり、です。
ストーリーがシンプルだからこそ、それに身をゆだねる心地よさがこの映画にはあります。
ストーリーだけでなく、映像も魅力的です。
とにかくドラゴンのトゥースレスが可愛いこと可愛いこと。
猫の愛くるしさにサンショウウオのテクスチャ、犬の忠誠さとドラゴンの力強さ。
表情もしぐさも、いろんな動物を研究して構成しているんだろうなと思います。
このトゥースレスに乗った飛行シーンも秀逸!
スピード感に加えて、バイクのような操作感。
バイクや飛行機が好きな人は、ドラゴンの飛行シーンを見るためだけにこの映画を見に行ってもよのでは?と思うくらい。
これだけ書くと本当に楽しくて爽快な映画ですが、最後の最後は、ただのハッピーエンドではないラストが待っています。
少年がしたことを、私たちが自分の立場で考えられるように。
他者痛みを、きちんと理解できるように。
良い映画です。
とにかく、どうぞ、皆さん劇場で観てください。
お勧め!是非3Dで!
愛おしさと切なさと。
お子様向けのストーリーなんでしょ、と思っていたけど、少し違う。
確かに、どこかでみたことのあるような内容ではあるけれど、少し違う。
大人でも、充分に味わえる作品だと思う。
原題は、How to Train Your Dragon.
ドラゴンのしつけ方。
ヒックはヒッカップ(ヒカップ=しゃっくり)、トゥースはトゥースレス(歯無し)とのこと。
この名前も見ているうちに、≪はは~ん。そうだよね~≫と思える。
怪我をしたドラゴン、トゥースが、一生懸命に飛ぼうとする姿。
傷ついているからといって、もう飛べないと諦めない。
野生の本能か。
そんな、決して諦めない姿に、早くも、涙。。。涙。。。
心優しくて、ドラゴンを殺せないバイキングの息子ヒック。
いつしか大切な友達になっていくヒックとトゥース。
トゥースの目は、トトロのネコバスになったり、頭が黒猫ジジになったり。
でも、仕草や可愛さは、犬系。
我が家の愛犬を思い出し、思わずクスリ。
ドラゴンの飛行シーンは、とっても爽快!
自分のために、秘密にしていた大切な友達のトゥースが囲まれてしまって、「やっつけないでーーーーっ!!」と叫ぶヒック。
動物と仲良くできるも、できないも、人の気持ち次第か。
それって、人対人でも同じ。
(その優しさに付け込む人もいるけど)
ラストの衝撃にはびっくり。
本当にびっくり。
そうだったのか。
切なさや愛おしさ、相手に対する尊敬、哀しさ、友情、たくさんのものが絡み合った複雑な気持ち。
ヒックとトゥースの後ろ姿に、また涙。。。涙。。。
教官の片手がフック船長と同じなのだけど、登場する度に変化していて、楽しい。
また、それが、ラストに繋がり、ホッと明るい気持ちにもなれた。
迫力と感動☆
ヒックとドラゴンの友情、
ヒックとお父さんの家族愛…。
想像以上に良かったです。
終盤、まさかお父さんがドラゴンを助けに行くと思わなかったので、その場面で思わず涙してしまいました…。
そして、ドラゴンの翼の中にヒックが助けられた場面にも涙。涙。
迫力ある映像とストーリーに最後までドキドキハラハラしました!
あのドラゴンも表情が可愛らしくスティッチを思い出しました。
最近、自宅で旧作ドラえもんの長編映画ばかり観ていたのもあり(笑)、ヒックと、劇場版ののび太が重なる感じもありました。
思い遣りや優しさ、勇気ある行動等…(←勿論、ヒックにはドラえもん的な存在は居りません)
しかし、主人は、ヒックの動きや喋り方、軽い感じが『バックトゥーザフューチャー』のマイケルJフォックス(←マーフィー)に似てた、と。
あ、確かに似てるかも!と思いました。
小さなお子様連れの隣に座っていらしたお母さんが、身を乗り出して、『おぉ〜』とか『わぁ〜』『あぁ〜』と興奮されていたので、(私も同じ場面で同じ様な興奮を心の中でしていました)
大人でも充分に楽しめる作品だと思います。
もしかすると、私が子供の時に、この作品を観たら迫力有りすぎてちょっぴり怖いかもしれません…。
しかし大人も子供もファミリーで楽しめる作品だと思います☆
ビックリな面白さ
久々に見なければ良かったと思う映画 超駄作です
展開が早いのが長所で短所
上から目線さえなければ…
悠々と『アバター』超え
絶対、ビジュアルで損してる。
一見しただけではトゥースがあまり可愛くないし、ヒックにも華が無い。
でも映画を観るとトゥースはとってもキュートです。
ほらね、観賞後あらためてチラシを見るとアラ不思議!
・・・やっぱ若干キモチワルイな、質感が。
動いていると大丈夫なので(←精一杯のフォロー)、
食わず嫌いをせずに是非観てほしい。
トイストやアリエッティの陰に隠れたカタチになって、
とってもとっても残念でならない。
ドラゴンで空を飛ぶシーンの躍動感と感動は、
かの『アバター』なんて目じゃない。
3Dにあまり必要性を感じないので2D字幕で観たのだが、
これに関しては3D吹替も観てみようかという気になった。
教訓がどうのと規模がデカい話にすり替えるわけではないが、
やはり社会の、いえ、地球の基本は、
できることならば”対立”より”共存”だと思う。
共存バンザイ!
観終わったらそんな風に快哉を叫びたくなる爽快さ。
ただ満点をつけなかったのは、、、
”ペット”じゃないでしょペットじゃ!
飼育じゃなくてあくまでも共存でしょ、ってとこが。
愛も魚も半分こ。
あちらでは軒並み1位の大ヒット作だったので、
どんなんだろう~と楽しみにしていた。
ストーリー的には特に変わった話ではないな、と
思ったら児童文学が元になっているらしい。
ひ弱な少年とドラゴンの育む友情をベースに、
愛は生物を救う…という壮大な物語に仕上げた。
その島ではバイキングとドラゴンの合戦が長く続き、
バイキングの種族として生まれた子供たちは、
幼い頃から闘いについての訓練を強いられていた。
族頭の息子でありながらひ弱で闘いの才能に欠ける
主人公のヒックは、それでも父親に認められたいと
日夜ドラゴンを撃墜する道具を拵え、実践していた。
やっとのことでその罠にドラゴンがかかったのだが、
彼には止めを刺すことが出来ない。それはなぜか…。
冒頭からヒックの語りで延々と語られる歴史と現在。
あ~この子は今でいう「草食男子か?」と思われる^^;
頭脳は明晰、研究意欲も発明の才能もある、ただ、
彼にいちばん備わって欲しい(戦闘的な)能力がない。
そもそも観ている私たちも、なぜこんなに長い間、
ドラゴンと人間たちが争っているのかが分からない。
遣られたら遣り返す。のごとく、意味のない闘いを
繰り広げているにすぎないことをヒックは感じている。
では彼は、臆病ものなのか?というとそうではない。
ドラゴンに止めをさせなかった理由を彼は自問する。
たったひとりでドラゴンの傷を癒し、餌を与え、他の
バイキングには悟られないように彼らの習性を学ぶ。
そして実践。冷静で的確な行動力には頭が下がる。
もはや自分にとっての敵ではない。と考えるヒックを、
トゥースと名付けられたドラゴンは察知し懐いていく。
ここまでの丁寧な描写が本当に素晴らしい。
言葉で理解し合えない人間と動物が互いを許容する
までのプロセスを相互行動でリアルに表現してくる。
ちなみに虫の言葉を理解する女の子は登場しない(爆)
分かり合えない同士なら、闘うしか方法はないのか?
いやいや、手懐けるという方法があるぞ^^;という本作。
勝ち負けにこだわらない生き方をするバイキングなど
存在しないだろうが、相手を封じ込める力が腕力だけ
ではないことを証明してみせたのが新しい試みと思う。
また、喧嘩両成敗ではないが、ヒックが迎える闘後の
運命には、従来の子供アニメを超えたほろ苦さが残る。
キャラも声優陣も申し分ないが、映像面もスゴイらしい。
私は2Dで観たので3Dの効力は分からないが^^;
ドラゴンにまたがり飛躍するスリルとスピード感溢れる
映像は、ゲーム世代の子供たちの目にも楽しく映りそう。
第二のアバターかぁ。なるほどねぇ^^;
(まんまる目のトゥースは可愛すぎてドラゴンに見えず^^;)
この吹き替えの声優さんたちがすごい。
ヒックとドラゴン、原題はHow to train your dragon.
まじで、最高でした。個人的には2010年のマイランキング、インセプションに続き、第2位を差し上げます。
本当に長かった。米国では今年の3月に公開。原作が人気の小説ということもあり、素晴らしい興行成績と完成度の高さ(IMDb 8.3)を収めたにも関わらず、世界最遅の日本公開。
しかも、吹き替えのみ。2か月後には米国Blu rayリリースなんで、そっちにしようかとも思いましたが、子供の頼みで家族で行ってきました。
トイ・ストーリー3の吹き替えにがっかりしていたので、正直期待していなかったのですが、この吹き替えはすごかったです。(というか北海道では本格的に海外アニメは字幕では見れなくなりそうです。悲しいことに。教育レベルが上がらないとこれからも字幕映画はやらないのでしょうか。)
本当にうまい声優さんがやると、こんなに吹き替え映画もおもしろくなるんだ、と初めて感動しました。特にヒックを演じていた田井さん(?エンドロールの最後の最後に一瞬しか名前出なかったので、定かではないのです。間違っていたらごめんなさい。)父親の「何百人も仲間が殺された」に「僕らも何千のドラゴンを殺したじゃないか!」というヒックのセリフはまじで、心にズドンと来ました。
セリフとキャラの動きと口の動きがシンクロしていて、日本の声優さんはすごいのだ、と再認識しました。悪いのはタレント吹き替えなんですね。(トイストーリーの所ジョージもひどかったけど、シュレック3の予告編見て、げんなりしたファンも多いはず。絶対、これは映画館で見ません。Blu ray出るの待ちます。やっぱマイク・マイヤーズとキャメロン・ディアスじゃなきゃね。)それにしても、映画会社の人は、声優さんにもっとリスペクトすべきです。この吹き替え映画の成功は声優さんのおかげなのに、どこにも名前がない。ネットで探しても名前がない。声優さんを馬鹿にしてるんですか?宣伝価値のないタレント性のない本職の声優さんはどうでもいいってこと?
さて、脱線すみませぬ。映画は肉食系にあこがれる草食系男子の主人公ヒックが肉食系集落(バイキング)の中で、負傷した伝説のドラゴンと出会い、友情を育み・・・という、ストレートなストーリーです。しかし、CGアニメのキャラクターが本当に表情豊かで、それに先ほどにも上げた声優さんが(オリジナル見てないんでわかんないけど)オリジナルを超えているのではというくらい、すばらしい演技をするのです。普通の日本人がやるといやらしくなる、アメリカ人独特のノリ突込みも、本当にさりげなく演じていて、何度も言いますけど、声優さんがすごい。
この映画は本当におすすめです。2010年、面白い映画が見たかったら、先入観を捨てて、是非見てください。10000円はらってもいいくらいの価値はあります。半分は素晴らしい声優さんたちにあげたいです。
こんなに素晴らしい映画がなぜに日本で興行的に苦戦しているのか?映画会社は声優にタレントを使わなかったからだとか言い訳するでしょうが、プロモーションの失敗です。素晴らしい映画であることを視聴者に伝えられなかった宣伝部の力のなさです。声優さんのせいにしないでください。あと、映画の旬というのがあるのです。世界に半年も立ち遅れて上映していたら、これだけ、グローバル化が進んでいる映画産業で勝ち残れるわけないじゃないですか。
「父さん、一度ぐらい僕の話を聞いてよ!」
ドラゴンに村が襲われるプロローグだけで、主要人物とその性格、そして力関係まで判る。しかもよく見るとドラゴンの種類や攻撃パターンまで盛り込まれている。スピーディーなアクション・シーンに、これだけの情報を積み込んで見せられれば、この先も生半可な作りではないと期待が膨らむ。
案の定、おっかなびっくりドラゴンに近づくヒックと、威嚇する手負いのドラゴン・トゥースがしだいに警戒を解いて心を通わせていくシーンは、時間をたっぷりかけ段階を踏んで表現される。とくに、ヒックのはにかんだ笑い顔を真似しようとするトゥースのカットが愉快だ。アニメならではである。
さらにヒックがトゥースの消失した尾ひれを作ってやり、自ら操作することで一体となって空中を飛び回るシーンは、「アバター」よりスリリングで爽快だ。
ここまできたら、もうあとはまったく心配がいらない。ガリガリの草食男子系ヒックと、オオサンショウウオに翼をつけたようなトゥースの活躍に安心して身を任せられる。肉食系少女アスティの絡みも楽しい。
父の息子に対する期待と失望、父の期待に応えようという気持ちと自分らしく生きたいと思う気持ちに揺らぐ少年、両者の心もうまくアレンジされている。「父さん、一度ぐらい僕の話を聞いてよ!」ヒックの叫びは、子供はいつまでも子供ではないことを訴える。
ストーリーもテーマも単純、それでも、よく作り込まれた作品は面白い。最初から最後まで隙がない。音楽も旋律がわかりやすく、ダイナミックで夢がある。
お互いハンデを背負ったヒックとトゥースが並んで外に出たとき、そこにはその代償にふさわしいだけの光景が待っていた。そして明るい未来があった。
p.s. 字幕版は全国でも2館しかない(公式サイト劇場情報参照)。3D版では皆無だ。それなのに、本作の公式サイトには吹き替え版のキャストが載っていない。おかしな話だ。
ヒック・・・田中隼、ストイック・・・田中正彦、アスティ・・・寿美菜子、ゲップ・・・岩崎ひろし、スノット・・・淺井孝行、フィッシュ・・・宮里駿、タフ・・・南部雅一、ラフ・・・村田詩織
ピクサーに負けてませんw
ピクサーの「トイ・ストーリー3」に負けず劣らず、
感動しました〜☆
そして、3Dで観なかったこと大後悔。。。
あの一見、サンショウウオなドラゴン“トゥース”。
全ての猫好き、犬好きにはたまらん仕草で心わしづかみですw
何より今回、動物が人間の言葉しゃべらないトコがいい。
犬や猫をてなづけるように、徐々に仲良くなっていく様が
丁寧に描かれているので、とても感情移入しやすかった。
(魚をあげるとゴロニャ〜ンと喜ぶ姿がカワイイ♪)
主人公のヒックもバイキングに不向きなやせっぽっちな
特別でもなんでもない普通の少年というトコもいいです。
飛べないトゥースの為に尾翼をつけてあげるのですが、
最初から上手くいくのではなく、これも徐々に
バイクのギアペダルのような改良や操作で、
二人一緒じゃないと上手く飛べないあたりなんかも◎。
(飛来シーンはアラジン並みにかなり気持ちいい♪)
人間の敵だと当然のように思われていたドラゴンだけに
ヒックとトゥースの関係を引き裂かれそうになる場面は
まるでナウシカが王蟲の幼虫をとりあげられた場面を
彷彿させられる感じでw
そこで、バイキングの父との確執なんかもあるので、
お約束で後半の和解のシーンはもちろんウルウルとw
ご都合主義のハッピーエンドが多い中、
ラストの負傷したヒックのハートの強さに感心したりもw
とにかく、トゥースが献身的に助けに来てくれるから◎
あんな空飛ぶつぉいペット欲しいぃ〜!
って思います(きっとw)
いろいろドラゴンが出てくる映画(実写やアニメ)観たけど、
もしかしたら一番好きな作品かも♪
加えて言うとドリームワークス作品の中でも一番かも〜♪
期待を裏切るおもしろさ
トイストーリーの王道とどちらを見るか悩んで、賭けで見たのですが、まさかこんなにおもしろいとは思いませんでした。
リロ&スティッチのような、かわいらしいだけのアニメだろうと高をくくっていましたが、とんでもない。
ストーリーや世界観もしっかり作りこまれているし(原作があるから?)テンポが良くて飽きさせない。
子供よりも大人のほうが楽しめるんじゃないかと思うくらい、しっかりした出来でした。
アニメとしてではなく、ひとつの映像作品として見るに値する映画だと思います。
妻が一言、「ドラゴンに乗りたい」と。。。(汗)
久しぶりに期待を良い意味で期待を裏切られました。
お話の進み方は、とにかく軽快。
空飛ぶシーンや、戦いのシーンは、かなり爽快。
登場キャラクターは、なんとなく愉快。
ドラゴンを殺せー!なんてセリフでは言ってますが、残忍な描写はほぼなし。
子供達の訓練シーンなんかは、むしろユーモアがあってコントみたいです。
中盤にでてくるヒックとドラゴンが一緒に空を飛び回るシーンは、かなりの爽快感!
実際に乗れたなら、かなり気分がいいだろうな。。。
テンポの良い展開に、ヒックとドラゴンの心の交流をのせて進む手堅い物語も、
ラストに向かっては、え、、、そんなんおっきいの登場されますの・・・的なサプライズもあり、
冒険的な興奮もかなり味わえますw
確たる期待はなかったのに、観終わったあとは静かーに興奮してた自分にびっくり。
一緒に観ていたカミさんも予想以上に楽しめた模様。
この歳になって、アニメでこんなに楽しめるとはちょっと驚きでした。
ジャンルはちょっと違うけど、子供の頃にみたグーニーズって映画の興奮を思い出したのは僕だけだろうか。。。
子供と一緒に観に行くも良しですが、大人も絶対楽しめる作品だと思います。
ヒックのキャラクターも親しみがわくし、他の脇役のキャラ設定もしっかりしてる。
バイキングやドラゴンの描写も、なかなか細かいところまで魅せてくれます。
最近良く見かける、あいまいなストーリテリングの歯切れの悪ーい物語なんかより、
これくらい王道をいく、判りやすいファンタジーはとても清々しい。
続編はすでに決まったみたいなので、今から楽しみです。
主要メンバーの冒険譚はもちろん、サブキャラクターのスピンオフ作品も観てみたいかもw
あまり国内では話題になってない感じですが、
アニメ作品に抵抗の無い方、コレはお薦めですよー。
思わぬところにダークホース(ドラゴンだけど)
いやいや…これ、ちょっと参りましたね。
参ったというか、大誤算というか…
実を言うと…それ程の大きな期待もせず、何ならDISってやろうぐらいのつもりで劇場向かったんですよ。
ピクサー至上主義的な所がある自分ですから「どれどれ?ドリームワークスのも一応チェックしとくか」的な?いやあ…
本当、申し訳なかったです!!直角90度で腰を折って謝ります!!
めちゃくちゃ面白かった!!!!
一つか二つ欠点をあげつらってやろうという気も起きない!!!!
スゲエスゲエ!!超オモシレエ!!(アホの意見w)
まさか、実写さながらに、ここまでCGアニメにのめり込めるとは…いやはや。
キャラクターの動作、所作、表情が情感たっぷりだからなんでしょうね。途中からアニメという感覚は無くなってましたし。
それと兎に角、展開がスピーディー。ポンポンとテンポよく話が進む。それなのに物語を疎かにしてない。登場人物の感情の動きもしっかり描かれてる。
でも、正直、一番感動したのはバトルシーン!!!どのアクション映画にも引けを取らない迫力!!ダイナミック!!疾走感溢れる!!燃える!!
で、気が付くと終わっているという…w
お腹いっぱい。2時間30分ぐらいの内容量は感じたのに、実質98分て…100分行ってないw
凄いですね!!ドリームワークス。これは『シュレック』と双璧を為す大傑作じゃないですか?
いやあ、堪能致しました。
リロ&スティッチのような人気キャラになるのは間違いない。
期待どおり前評判通りの作品です。
黒いドラゴンは、夜の闇に紛れて、高速で飛翔し、ドラゴンと戦いつづけてきたバイキングたちにも、正体不明で恐れられる存在。
でも、実際は…ウナギイヌに蝙蝠の翼を生やしたような感じで(ヒックとの交流で重要な部分なのだが、シッポもウナギイヌとそっくり)、敏捷な動きから黒猫にも見える。
丸い大きな目玉に左右に裂けた口と、子供がすぐに描けそうなシンプルな顔なのだが、舌を出して愛嬌のある顔をしてみたり、怒ったときは瞳が猫のように変わって凶暴さを表すなど、喜怒哀楽の表情が豊かでかわいい。
人間の気持ちを察して行動するなど、知性も持ってる。
リロ&スティッチのような人気キャラになるのは間違いない。監督も同じですから。
気弱で周りからは少し小バカにされてる少年ヒックだが、傷ついたドラゴンとの密かな交流の副産物で注目される存在になっていくものの、それはヒックが望むことではなかった。
ヒックとドラゴンが少しづつ分かり合う様子がちゃんと描かれるし、アバターではわりとあっさりドラゴンを乗りこなしていたのに対し、空で自由に操れるようになるまでの過程を丁寧に追っているのもいい。
少年とドラゴンの友情物語の他に、偉大な父親を持ってしまったことでの息子と父の葛藤の話も加わる。
映画では、ドラゴンとバイキングたちの関係について原作とはちがう設定にしていたのが、最後は原作に沿う形に戻してる。
原作は全8巻あるということで、もちろんシリーズ化を考えてのことだと思う。
(ここからネタバレ)
ラストをああしたのも、もちろん続編を考えてのことと思います。体の一部をなくしたもの同士、互いに補い合っていく。
トゥースも人口の尾羽根は、自由に動かせず、ヒックを乗せて操作を任せたときの方が本来の力を発揮できる。
それに、ヒックは器用ですから、自分のアレも鋼の錬金術師のようなモノを作ってしまうのではないかな。
それと、もともとトゥースがああなったのは、ヒックのせいでしたから、ヒックのあれはその贖罪の意味もあるのかもしれない。
どちらにしろ、あれには深い意味が込められていたと思います。ただ、子供にはわかりづらいかな。
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