アマルフィ 女神の報酬のレビュー・感想・評価
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ぼんやり意味不明。アマルフィの特番でよかったんでは
脚本クレジットを真保裕一も監督の西谷弘も拒否したというのが実情をよく物語っているのでは。
当時絶好調だったフジテレビが、織田裕二の「踊る」の次を探るべく、何かの観光予算も絡めて作ったプロジェクトなんでしょう。海外ロケ大変なのによくこれだけ大規模にやったなというのはありますが。
結構いい線まで作り込まれているのだけれど、3割くらいで良さがストップ。
あとはぼんやり意味不明です。
それでもそれなりに見れるのはスタッフや俳優の力量で、映像的には綺麗なのでなんとなく見ている分には悪くないです。
何これ?と考えると。
織田裕二をどう売るかの迷い(踊るの青島と差別化しすぎ)
アマルフィの美しさで勝負する観光映画だから内容を薄くした
続編に向けてのネタ隠し
意外と撮影時間がなかった
観光映画として売る上でいくつか撮影したいカットが決まっていて内容を無理やり合わせた
中身のあることをやると客が離れると思っている
あたりでしょうか。
結論としては。
テレビじゃないんだから、内容がある方が良い。
観光的な絵は絵として使いながら、もっと真面目にやればその後もヒットしたのに。
という所です。
黒田の掘り下げ、煮詰めが全く足りません。設定もそうですしキャラもです。
始終かっこつけすぎで抑揚がないのであれじゃ愛されるキャラになりません。
せめて格闘や銃撃に自信がある裏付けくらいしないとアクションにも迫力と共感が出ません。
天海祐希演じる矢上もキャラ設定が崩壊していて一貫性がありません。こういうシーンを撮りたいのパッチワークにしたためです。
全く共感できませんし、立場上最初に織田裕二が付いていた理由もありません。
なんでGPSついてたんですか?マリアナ海溝より深く意味不明です。
この時点で、最後まで見てくれる人、減っちゃうんじゃないかなぁ。
佐藤浩市演じる藤井と矢上の関係性も、やはり裏付けが弱くて全然説得力がありません。
なので、藤井と矢上のシーンにも、そこに黒田が絡むシーンにもオーディエンスは感情移入できず、迫力も意味も生まれないのです。
こうしてメインキャストの設定で滑ると、脇役も全然入ってきません。輝いてきません。
ので、滑り倒しています。
さらに決定的なのは。
タイトルの女神の報酬。
なんだったの????
回収されてませんよ....
結論の結論。
この映画の出来に関しては(推測)亀山千広が悪いというか亀山千広の失敗。
この時の失敗は、織田裕二本人の意向もあったんだろうけど、織田裕二という俳優のその後を決めてしまった気がします。青島と違う路線を作ろうとして、逆に青島に縛られてしまったように思います。
脚本が無い映画の様だ。ほほアドリブ何だろうね。凄いよ。
舞台をお台場にして、ソフィア・ローレンさん呼ぶとかにすりゃ良かった。来てくれないだろうけどね。
「アンドレア・ボチェッリ」が盲目なので「サラ・ブライトマン」とのデュエットから発想した観光映画。
犯人は外交的な事を考えても「あいつ」だ。直ぐに分かるね。キャストからもね。
さて、まだ1時間25分もある。
「みんなで
イタリアへ行って、楽しもう」って、正に観光映画ダネ。
√5テレビらしい映画。
あと一時間。疲れた。
あと30分。疲れた。
内容は2009年で良かったねって事だ。
2011年、被害にあわれた方々の冥福を祈る。
【72.2】アマルフィ 女神の報酬 映画レビュー
映画『アマルフィ 女神の報酬』(2009)総合批評
2009年に公開された映画『アマルフィ 女神の報酬』は、フジテレビ開局50周年記念作品として製作されたサスペンス・ミステリー。織田裕二演じる外交官・黒田康作を主人公に、イタリアでの誘拐事件の真相を追う物語。
作品の完成度
本作の完成度は、映画としての独立性よりも、テレビドラマシリーズの導入としての役割が色濃く、作品単体では評価が分かれる。物語は豪華な海外ロケーションを背景に展開するが、誘拐事件の真相や犯人の動機は掘り下げが不十分。物語の核心に迫るにつれて、スケールが急激に縮小し、個人的な復讐劇に矮小化される点が致命的。多くの伏線や登場人物の背景が未消化のまま放置され、単一の映画としての物語の完結性が極めて低い。テレビドラマの劇場版にありがちな、説明的なセリフや過剰なナレーションも散見。壮大な映像美は称賛に値するが、それが物語に深く結びついているとは言えず、単なる観光映像の域を出ない。商業的な成功を目的とした企画性が先行し、芸術性や映画としての完成度は二の次となった印象。
監督・演出・編集
監督はテレビドラマ『白い巨塔』『ガリレオ』などを手掛けてきた西谷弘。その演出は、テレビドラマ的な手法から脱却できず、物語の重要な局面で感情を煽るようなBGMが多用される。編集も場面転換が急で、物語のテンポを損なう原因に。特に、複数の登場人物の行動を交互に描く手法は、繋がりが不自然で、映画的な緩急やリズム感が欠如。ロケ地の風光明媚な景色は素晴らしいが、物語に深く関わる必然性が見出せない点は、演出力の不足を示す。撮影技術は高いが、それを映画の文脈に昇華させる手腕に課題。
キャスティング・役者の演技
主演、助演陣は豪華だが、その実力が十分に発揮されたとは言いがたい。
織田裕二(黒田康作 役):外務省勤務の外交官。冷静沈着で優秀な仕事ぶりを発揮する一方で、過去のトラウマを抱える。織田裕二は、彼の得意とする熱血漢とは異なるクールな役柄に挑戦したが、台詞回しや仕草に時折、過去の役柄の面影が滲み出てしまい、キャラクター造形に一貫性を欠く。感情を抑制した演技は評価できるが、その機微が観客に伝わりにくい難点も。テレビドラマの劇場版として、観客が期待する「織田裕二らしさ」と、作品が求める「外交官・黒田康作」のバランスが不安定。
天海祐希(矢上紗江子 役):誘拐された娘・まどかの母親。感情的でヒステリックな言動が目立つ。天海祐希は、感情の起伏が激しい母親役を熱演。しかし、その演技が過剰なほどに感情的であり、現実味が薄い。娘を誘拐された母親としての絶望や恐怖が、悲鳴や怒声によって単純化され、繊細な内面描写にまで至っていない。キャラクターの背景が浅く、なぜそこまで感情的になるのかという動機が見えにくい脚本の影響も大きい。天海祐希の演技力をもってしても、ステレオタイプな「悲劇の母親」の枠から抜け出せなかった印象。
戸田恵梨香(安達香苗 役):日本大使館の外交官補。黒田の同僚として、彼をサポートする。戸田恵梨香は、物語の狂言回し的な役割を担うが、その存在感が希薄。台詞も説明的なものが多く、キャラクターとしての個性や深みが感じられない。黒田との関係性も表面的なもので、物語にどう絡んでいくのかという期待感を抱かせない。彼女の演技は安定しているものの、脚本が彼女のキャラクターを十分に活かせていない。
佐藤浩市(藤井昌樹 役):外務省の外交官。黒田の同僚で、彼のことを警戒している。佐藤浩市は、短い登場シーンながらも、その存在感を発揮。黒田との間に漂う緊張感や、彼の思惑を秘めた表情が巧み。物語の裏側で暗躍する人物としてのミステリアスな雰囲気を醸し出すことに成功。豪華キャストの中では、最も映画的な演技を見せた俳優の一人。
脚本・ストーリー
真保裕一によるオリジナル脚本。イタリアでの誘拐事件を軸に、外交官の活躍を描くという骨子は興味深い。しかし、物語の展開はご都合主義的な部分が多く、論理的な整合性を欠く。特に、誘拐事件の真相が明らかになるにつれて、物語のスケールが急激に縮小し、個人の復讐劇に矮小化される点が致命的。多くの伏線が回収されないまま放置され、観客を困惑させる。黒田康作というキャラクターの背景も、断片的にしか描かれず、彼の行動原理や外交官としての信念が伝わってこない。ドラマシリーズ化を前提としたような未消化な要素が多く、単一の映画としての物語の完結性が低い。
映像・美術衣装
イタリア・ローマ、アマルフィでの大規模な海外ロケは、本作の最大の魅力。壮大な遺跡や美しい海岸線、歴史的な街並みは、視覚的に観客を楽しませる。しかし、それらのロケーションが物語に深く結びついているとは言い難い。単なる「美しい背景」としての役割に留まり、映画全体の奥行きを深めるには至っていない。美術や衣装は、登場人物の職業や社会的立場を忠実に反映。外交官の黒田の洗練されたスーツ姿や、天海演じる紗江子の喪服など、キャラクターを象徴するスタイリングは適切。
音楽
菅野祐悟による劇伴は、物語の緊張感を煽る上で効果的に機能。特に、サスペンス的なシーンや追跡シーンでは、音楽が映像を盛り上げる。
主題歌はサラ・ブライトマンの「Time to Say Goodbye」。世界的オペラ歌手の起用は話題を集めたが、劇中での使用方法はやや唐突。物語の結末を象徴するような楽曲ではあるが、作品全体との一体感は薄い。
受賞歴
本作は、主要な映画賞での受賞やノミネートの事実はない。
作品
監督
西谷弘 101×0.715 72.2
編集
主演 織田裕二B8×3
助演 天海祐希 B8
脚本・ストーリー 原作 真保裕一 B6×7
撮影・映像 山本英夫 A9
美術・衣装 A9
音楽 菅野祐悟 主題歌サラ・ブライトマン
A9
キャストはすごいが・・
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イタリアに来た母子。やがて子が誘拐される。
主人公の外交官・織田裕二が捜査に乗り出す。
結局、かつて海外で起こった事故で妻を失った男が、
その事実を隠蔽した日本政府に憤慨して起こした事件だった。
子供はやがて母のもとに返され、
この男はイタリアを訪れていた大臣を捕らえる。
銃で脅され、大臣はカメラの前で洗いざらい口を割る。
大臣を殺し死のうとする犯人達を織田が説得、
何か強引な展開で成功し、ハッピーエンド。
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政府が隠蔽工作をするところ、
それを白日のもとに晒すべく身内が犯罪を犯すところ、
犯人が悪人でないところ、その犯人の心を主人公が解かすところ、
先月見た、相棒劇場版と同じだった。
また主人公が外交官というのは珍しいけど、
別に外交官の特権で金を湯水のように使う以外はあまり関係ない。
といったことで目新しいことも何もない、普通の映画。
また、やたらめったらイタリア語になって字幕が出るのも面倒。
映画を片手間で見ることが好きな人間として、
ベッタリ画面に張り付いてないと意味がわからない映画に
高い評価を上げることはできまへんなあ。
続編でやるというTVドラマも見るかどうか微妙。
織田裕二主演、そういや最近見ませんなあ。 何のためにしたのか、さっ...
親切な外交官黒田康作
G8外相会議が開催されようとする時に織田裕二扮する外交官黒田康作は、ローマに赴任した。クリスマスに爆破予告があった。一方、天海祐希扮する看護師矢上紗江子の娘が迷子になったので黒田が担当した。監視カメラを見ると娘は美術館のトイレから消えてしまった。誘拐犯から電話があって黒田は思わず父親を名乗ったところ身代金10万ユーロ要求された。黒田は、矢上と同室で夫婦を装ったが果たして娘は戻るのか? ローマの観光地を振り回される感じでローマの宣伝をたっぷり行ってたようだね。それに外交官がず~と誘拐事件に付き合っていたらまずいよね。黒田は人間性が悪い設定だけど、親切な外交官だったな。以前にも観ていた映画だが、内容はすっかり忘れていたよ。
誘拐で引っ張りすぎ・・
フジテレビの亀山プロデユーサーと織田裕二さんの名タッグシリーズ、織田さんは刑事ではなくセキュリティ担当の特命外交官。フジの50周年記念ということで破格の予算が付いたのでしょう、全編イタリアロケ。主題歌の「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」はアンドレア・ボチェッリとサラブライトマンのデュエットで大ヒットしましたが劇中でもサラの美声が聴けますのでお楽しみ。
一応、ミステリーなので詳細プロットは省きますがちっとも進展しない誘拐事件で引っ張りすぎでしょう、原作とも話が変っています、それでも伏線の張り方や役者で大体の予想は当たってしまいました。不可思議なのは脚本家のクレジットが無いことですが、何があったのかそっちの方がミステリー。(原作者と監督が共同執筆)
確かに映画では人物関係や行動に省略や不自然さが多いので原作者も不本意だったのかも知れませんね。
それに加えて不可解なのはタイトル、アマルフィーはちょっと出てくるだけだし、女神ってまさか天海祐希さん?、としても報酬って何?
まあ、記念映画にふさわしくローマの観光名所はきっちりおさえていましたね、イタリアまで行ってもやっぱり日本人ばかりの身内のドラマになってしまうのはフジテレビの力量不足と言ったら失礼ですかね・・。もっともBSフジでの鑑賞なので文句は言えません。
イタリア語を話せないのに何故?
イタリア語を話せない母子なのに何故、犯人は、その日本人の子供を誘拐したのか?黒田を巻き込む陰謀か?とか、思わせて、違った。犯人側の動機も、個人的(な理解力の問題かもしれないが)には分かりづらかった。邦人1名亡くなったことを揉み消したことの他の所、もうちょっと分かりやすくしてくれたら。イマイチ、話の繋がりが甘い気がしました。天海祐希の泣き崩れるところ、もらい泣きしちゃいました。
緊張感をうまくキープ
結構楽しめました
今週から「絶対に毎週1本は映画観に行くぞ!!」プロジェクトを勝手に開始(笑)その第1弾として選んだのが、この織田裕二さん主演のこの映画。
監督は西谷弘さん。「県庁の星」の映画監督。
織田さん主演は2作目ってことね。
ヒロイン役は天海祐希さん。
誘拐された娘さんを想う母親役、しかもちょっと神経質な役ところを上手く演じられてた。
そして、佐藤浩市さん。
やっぱいい役者さんだわ、この人。
この3人以外、正直あまり印象に残った役者はいなかった。佐野史郎さんもかなり地味な役だったし。。
原作は真保裕一さん。
同じく織田裕二主演で映画化された、「ホワイトアウト」の原作者でもある。ただ、どうやらこの「アマルフィ」は、映画化の企画がまず先にありきで、それから書かれた小説とのこと。最近多いのかな?こういう制作方法は。邦画も最近たくさんの映画が作られてるし。質が伴っているかどうかは置いておいて。。
この映画も、脚本はちょっと納得いかないとこもあった。いきなり主人公「黒田」が父親を名乗ったりするとことか。かなり強引。これが主人公が事件に関わる直接の原因になるわけだけど、別に「父親」である必然性がない。「知りあい」でも「友達」でもいいわけだし。。
ただし、観終わった後は清々しい気分になれた。
結局悪人は大臣だけって結末。「悪いのは政治家」って結末は、「責任は他人、自分には無い」と言ってるみたいで大嫌いな考え方なんだけど、時代劇見た後のような気持ちになるんだよね(笑)そういう意味では、勧善懲悪ものなのかな、この作品。ってことは、ストーリーが薄っぺらいのかもしれないが。。
ヒロイン矢上と黒田が付き合いそうで付き合わないという結末は納得。これで付き合って終わりとかだと、リアリティが無くなってしまう。
1つ残念だったのが、タイトルの「アマルフィ」。
ギリシャ神話の逸話から名付けられた地名の街。大変美しい街で、行ってみたいなーとは思ったのだが、作品の中で存在感が全く無かった。映画のタイトルになってる街でもあるのに。。ナンパのシーンくらいしか見せ場が無いってどうなのよ(笑)もったいない。。
しかし、全体的に面白かった。
普通にお金払って満足するくらいのクオリティはあったと思う。
掲げた大看板に反して。。
「フジテレビ開局50周年記念作品!」とか、「全編イタリアロケで撮影!」とか、掲げられた大看板の割に、ストーリー展開がそこまで深いものではなく、シンプルで、意外な展開に驚かされたり、登場人物の心情が心打たれたりなどはなく、全体的にあまり印象に残らない作品でした。
確かに、イタリアの風景は美しい。それは間違いないんですが、あまりにもそれが前面に出過ぎてて、ちょっと安っぽくみえてしまいました。。なんか、2時間サスペンスドラマで、随所に地方の観光地の風景が映されるのと似たような感じです。
サラ・ブライトマンの歌声もとても美しい!文句なく。ただ、なにも、犯人に迫るあの一番緊迫感のあるシーンで使わなくてもよかったんじゃないでしょうか?歌声に魅了される感情と、犯人に迫るという緊迫の感情という相反する感情をないまぜにされて、なんとも言えない変な気分になりました。最高の素材を、ヘタに使ってしまったという印象です。
あと、人物像がそこまで深く描かれていないので、登場人物のだれにも感情移入できなかった。矢上紗江子は情緒不安定ですぐにパニックになり、気分を落ち着かせるためにすぐにタバコに頼る人という印象で、子供を大事にしてる感がイマイチ伝わってこない。(やっぱりタバコっていい印象を与えないですね。)藤井昌樹も、なぜそこまでしないといけないかがイマイチ伝わらない。奥さん含めた仲間たちが犠牲になってしまうまさにその現場のシーンとかをあれば、もっとの気持ちが理解できたかもしれないけど、流石に記念写真だけではなんとも。黒田さんは、最初こそクールな印象でしたが、矢上に肩入れし始めてからは、まんま青島さんでしたね(笑)
あと、副題の女神の報酬の意味は何なんでしょうか?ストーリー上では、それを匂わせる要素すらありませんでしたが。。原作読んでるとわかるのかな?
やはり、後世に残る作品って、いくらお金かけたかとか、映像がキレイだとかじゃなく、脚本が大事なんだと感じました。
リピーターです。ウキウキで覗いたところ、
酷評が多くてびっくりしました。私は新作DVDで見てから今回、2回目の視聴です。前回の記憶では「面白かったー!よく分からないけど!」織田裕二・誘拐・素敵な雰囲気♫ しか記憶にないのですが、何故か大好きである、という不思議な映画。2回目ともなればちょっとは理解できると思いきや、、、やはり感想は同じ。。。「面白かったー!!!内容わっかんねーけどw」頭が悪い人は、皆さんが言う筋とかディティールとか気にせず(気づかず)楽しめるんだと思います!(謝罪) 私は2回目も犯人の正体に「え!!!」ってなったり、織田裕二の演技に引き込まれました。ただ、私だって初見では天海祐希にイラッとしましたよ! しかし自身に子供が生まれてから見方が変わりました。ヒステリックがウザいと言われてますが、たぶん、私だったらもっと発狂しているなぁと。「やりすぎだよ!」というより、むしろ物足りなさを感じている。。。同じ子供を持つ親として、気持ち、分かります。そういう意味では時が経ち、前回よも楽しめて満足です。大部分の人にはきっと、参考にならないレビューですが、参考までに。
アマルフィの景色にうっとり♪
外交官・黒田康作シリーズ第1作。
通常スクリーンで鑑賞。
原作は未読です。
高校1年生の時、今は無き近鉄奈良駅の近くのシネマデプト友楽へ、祖父と一緒に行きました。懐かしい想い出です。
「踊る大捜査線」が好きなので、織田裕二主演と云うだけで個人的に観逃せなかった本作。青島俊作とは違ったクールで知性的な役柄を演じていて、さすが俳優さんだな、と…
全編イタリア・ロケはかなり贅沢で、お金が掛けられていることが如実に分かるし、それに比例するように物語のスケールもめちゃくちゃ大きくてスクリーンに釘づけでした。
観光映画としての側面が良かったです。海外旅行をしたことが無いので、スクリーンに映し出されるイタリアの名所やアマルフィの景色に見惚れました。崖が切れてアマルフィの全貌が現れるカットが好き。未知の経験をさせてくれるのが映画の醍醐味のひとつなのだと感じさせられました。
[余談]
当時はまだファンではありませんでしたが、ましゃ(福山雅治)がちょい役ながら出演しているんです。カッコいい!
※修正(2023/08/25)
45点
タイトルなし(ネタバレ)
オールイタリアロケということで評判になった作品。単純な誘拐事件を扱ったかのように思わせておいて、実は・・・という展開。戸田恵梨香ちゃんが覚えたてのイタリア語を使って、関係施設のセキュリティシステムがすべて同じ会社であることを発見する。そして矢上(天海)も連れて警備会社に捜査に入った警察と黒田たち。そこでビデオが偽造されていたことを知るが、矢上が拳銃で警備会社を脅す・・・
藤井(佐藤浩市)が怪しかったのに、何もできなかった黒田。そしてローマの大部分を管理するセキュリティシステムがハッキングされ、交通渋滞を巻き起こす。大臣・川越(平田満)が7年前にヨーロッパの小国に資金援助した際、軍部政権に資金が流れたことで49人の死者が出た。邦人が含まれてなかったと公表されたが、実は藤井の妻が含まれていたのだ。そして犯行グループはすべて大切な人を殺された仲間。川越一人だけを狙ったという点では、動機の面で弱いと思うが、なぜか犯人側に同情してしまう。
観光映画という目的だったが、かなり良質のサスペンスになっていることは確か。ただイタリアの警察がちょっと弱い。さらに大渋滞の映像がなぜだか凄いと感じたぞ。俳優では佐藤浩市がちょっと不向き。デラの方が似合ってるよ。はじけた演技の戸田恵梨香はgood
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