今度は愛妻家

次は恐妻家。
人間関係とか家族とかってそんな簡単な事ではない。

人の不幸で自分を癒やすんじゃない。
この一年後、それどころでない事を東日本を襲う。犠牲になった方々の冥福を心より祈りたい。

最後は日本男児の常套文句「ごめん」
女性は「ありがとう」
相変わらずだよ。

追記
ケーキは
「ブッシュ・ド・ノエル」だよね。
音楽は「くるみ割り人形」だよ。クリスマスはね。
日本ではクリスマスに雪は振らねえだろ。温暖化と言ってもね。

現実は、奥さんに愛想を尽かされて離婚を切り出された途端、婚姻費用だ財産分与だと、実は夫にとって離婚は決してロマンチックなものじゃない。ご都合よく映画では奥さんを他界させたからお涙頂戴ストーリーになっているが、完全に“ご都合主義”。現実はむしろ、“せめて奥さんが召されてくれれば...”と思わずにいられない離婚され夫が多いのではないか。オカマの義父さんも設定に無理あり。泣いてほしいのは分かるけど泣けません。

スーパー銭湯のリラックスエリアで、何気なく見始めたが見入りました。
シンプルに恋愛ものかと思って観進めていたら、実は悲しい過去のその後の話であると知り、彼の気持ちの整理がつくまでは逝けない彼女と、その過去を無かった事にしたい？彼のやり取りに非常に切ない気持ちになった。自分が同じ状況であれば、死ぬまでその状態が続いて欲しい。
自分自身に重ね合わせ、自戒と改心が促され、精神的な成長を得た。
恋愛が始まった頃がずっと続いたような薬師丸ひろ子の役柄が可愛い。同時進行で進むサブキャラのストーリーも充実している。
何度も幾つものシーンを振り返り、強烈な余韻に浸る。

この映画のことは、最近まで知らなかったです。

とても面白かった。
妻役の薬師丸ひろ子さんは、何てことない演技をしているけれど、中盤以後に、その意味が分かってきます。それが心に残ります。

９割が主人公達の自宅の１階リビングを舞台としているお話しなのだけれど、その舞台自体に多くの伏線が張られていることに、途中から気がつきました。

豊川悦司さんは、珍しく正統的な夫役さん。
薬師丸さんの父役でオカマを演じた石橋蓮司さんも善き。
後戻り出来ない人生を、自分で振り返ってしまう物語です。