エグザイル 絆

劇場公開日:2024年1月26日

エグザイル 絆

解説・あらすじ

「エレクション」シリーズや「PTU」「ザ・ミッション 非情の掟」で知られる香港ノワールの名匠ジョニー・トーが、裏社会に生きる男たちの熱い絆を描いたハードボイルドアクション。

1999年、中国への返還間近のマカオ。マフィアのボスであるフェイの暗殺に失敗したウーは追われる身となり、妻と生まれたばかりの子どもとともに身を隠すように静かに暮らしていた。そこに現れたのは、ウーを抹殺するために来たブレイズとファット、ウーを守るためにやって来たタイとキャットだった。組織を裏切った男と、男を殺すよう命じられた者、そして男を守ろうとする者。かつて仲間だった5人はそれぞれに違う立場に身を置きながらも食卓を囲み、昔に思いをはせるが……。

「ザ・ミッション 非情の掟」でも共演したアンソニー・ウォンとフランシス・ンに加え、「エレクション」のニック・チョン、ラム・シュー、ロイ・チョンら香港映画界の実力派が集結。

2006年製作/109分/香港
原題または英題:放・逐 Exiled
配給:AMGエンタテインメント
劇場公開日:2024年1月26日

その他の公開日:2008年12月6日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

4.0 ジョニー・トー監督のアクションへの情熱が、観客にも強く伝わってくる一作

2025年8月24日
PCから投稿

香港映画界を代表する人物の一人であるジョニー・トー監督。あくまで香港映画として独自のアクションを追求し続けてきた彼の姿勢が、率直に現れているのが本作です。

物語は明らかに、セルジオ・レオーネやサム・ペキンパーといった西部劇を意識させる造りになっています。特にブレイズ(アンソニー・ウォン)らが横並びになって歩く姿は、「『ワイルド・バンチ』(1969)!?」と空見するほど。

本作の見どころは何といっても派手なガンアクションですが、特に敵味方が上下の位置関係に分かれた銃撃戦がたびたび登場する点が印象に残ります。本作においてトー監督は、銃の乱射だけでなく、まるで剣豪同士の対決のように一回の射撃に重みがある戦いを描きたかった、ということですが、その意図は緊迫感とともに観客に十分伝わってきます。

アクション場面だけでなく作品全体に、見上げる、あるいは見下ろす、といった構図をちりばめることで、観客にもそれとなく垂直構造を意識させる、という繊細な作劇も印象的です。

カンヌ映画祭の出品作品でもある、『エレクション 黒社会』(2005)の次の監督作なのに、映像の色調が不自然だったり、フォーカスが甘かったり、主人公たちが彷徨する場面が唐突だったりと、予算やスケジュールの都合なのか少々作り込みの甘いところがないこともないけど、それでも映画としての面白さは十二分に保っている一作です。

本作に込めたトー監督のアクションに対する意欲と創意工夫については、ドキュメンタリー映画『映画監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』(2013)という作品で詳しく描いているので、本作に興味を持った人はこちらも、ぜひ!

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yui

4.0 「男の子」なら好きになる映画の面影が随所に見られる。

2025年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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mac-in

4.0 【”荒野の5人の絆”香港ノワール調の前半からの後半は西部劇風の展開が面白く、スタイリッシュなガンアクションが炸裂する作品。】

2025年1月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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NOBU

4.0 めちゃくちゃカッコいい悪党ども

2024年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

悪ガキがそのまま大きくなったような悪党どもだが、可愛げもあってめちゃくちゃカッコいい。最期も良かった。

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wcitbn?