那須少年記

劇場公開日:

那須少年記

解説

1954年の夏、14歳のオサムは、離婚した母とともに栃木県黒磯村(現・那須塩原市)へと転校してきた。新しい学校で友達もできたオサムだったが、生徒思いの担任教師・大月を悩ませる秀才問題児・アキラと対立してしまう。複雑な家庭環境で育ったアキラは、ある日不良グループと決闘することになり……。主演に「バッテリー」「ひゃくはち」の太賀。

2008年製作/日本
配給:シネマとうほく
劇場公開日:2008年10月4日

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映画レビュー

4.0先生~

2021年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 昭和29年という時代は戦争の爪痕も垣間見ることができる時代。佐藤次朗が演ずる“おっちゃん”は空襲の後遺症で飛行機の爆音を聞くと発作を起こす。そんなおっちゃんと川釣りを楽しむ3人組。日本原風景となる清々しい田園地帯と渓谷が心地よく映る。

 原作者のノスタルジーがメインであるためストーリーの本筋は主人公オサム(太賀)の学園物語。仲良くなった3人とアキラ、そして大月先生の物語なのだ。多分、現実には秀才で喧嘩っぱやい奴なんて多くはないだろうし、正義感ある言動なんて中学生にはなかなかできるものではない。それでも映画を盛り立てたのはちょっと一線を置く萩原聖人、すぐ生徒を殴る杉本哲太などの先生役の俳優。このおかげで上手くまとまっていた。

 生徒たちの暴力問題が頻発したため引責辞任のような形で転任する大月先生。やっぱり先生が辞めていくドラマは泣けてくるなぁ・・・

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kossy