ウルフマン
劇場公開日 2010年4月23日
解説
1941年製作の古典ホラーをベニチオ・デル・トロ&アンソニー・ホプキンス主演でリメイク。19世紀末のイギリス。人気俳優のローレンス(デル・トロ)は、兄の行方不明の知らせを受けて、生家のあるブラックムーア村へと帰郷する。だが到着早々、切り裂かれた兄の死体が発見され、犯人捜索に乗り出すローレンスだったが、謎の狼男に襲撃を受け、自らも満月の夜に“ウルフマン”となってしまう……。監督は「ジュラシック・パークIII」のジョー・ジョンストン。
2010年製作/102分/R15+/アメリカ
原題:The Wolfman
配給:東宝東和
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2021年8月26日
Androidアプリから投稿
名優らが共演した事もあり、物語のクオリティは抜群。居るだけで重厚な雰囲気になる位の演者は凄いの一言だ。過去幾度となく描かれている「狼男」は時代とともに若干設定等が新しくなっている事もしばしばあるが、本作は原点に帰るかの様に王道を突き進んでいる。
やはり、過去生きた怪物らには悲しい物語が待っている。自身の身に起きた出来事に愛するものを巻き込まんとする信念や、家族を失った事による怒りや悲しみ等が丁寧に描かれ、胸が熱くなる思いだ。ストーリー展開はテンポ良く進み、意外にもサクッと観れるくらいの内容だった。演者らの顔ぶれを見るとただ事ではない雰囲気であるが、決して難しい事はなく、重厚なゴシックホラーに仕上がっている。またこれも意外だったのだが、アクションや残虐描写が結構全面に押し出される形であった。終盤の一対一の対決には鳥肌がたつ思いであり、興奮する事間違いなしだ。ここまでクオリティの高い作品になってしまうと、次に狼男の作品が製作された際に、期待値が物凄く上がってしまうのではないかと危惧している。
当時劇場で観た時は音が音が大きくて大きくて・・「今のはビックリさせるためだけに撮ったのでは?!」と思う場面もあったり(笑) 信じていないみんなの前で変身するところがスカッとしました♪
2019年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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時はビクトリア時代、19世紀末、満月の夜が怖い話。
ベニチオ・デル・トロ様主演ということで、ブルーレイを購入して見ました。
想像していたよりも古典的な趣が強く、クラシカルでお洒落な映像で、なかなか楽しめました。
もともと、ホラー映画が好きで、人間が人間ではないものに変身したり、人間と魔物が半分ずつのものとか、そういうのが好みなんですが、これは自分に打って付けでした!笑
ホラー映画なんだけど、ローレンスとグエンの悲恋も多少あり哀しい結末も用意されています。
また、ローレンスが「あなたと来世で会えたら何も要らない」とグエンに語りかけるところが、ぐっときてしまいます。(二人は『ボーダーライン』でも共演していました)
もちろん、CGは使っているのですが、人間の素顔を生かしているので、CGを駆使しているという感があまりなく、だからこそ狼男が身近にいそうな感じでした。アンソニー・ホプキンスの顔もかなり怖かったです。レクター博士のイメージがあるので、凄みがありました。最後の2人の格闘シーンも見応えがありますが、椅子に縛り付けられていたローレンスが狼男に変身するところが、一番の見せ場かもしれません。二足歩行じゃなくって、四つ足で走り抜けるところも怖〜い!
ただ、ベニチオ・デル・トロがイギリス人を演じていたのがちょっと自分のイメージには合わず、しかも、名前がローレンスというのも違和感がありました。ビクトリア朝の服装も男前度はアップしているものの「借りてきた猫」のように見えてしまいました。あと、狼男なんだけどチューバッカぽかったです。うなり声も。ごめんなさい! それでも、ベニチオ・デル・トロはとってもよかったです。
ラストの遠吠えはいつまでも耳に残ります。
古典ホラーとのことですが、悲しい純愛にもとれます。
ベネチオデルトロは独特の雰囲気と色気がありますよね。
5年後にボーダーラインでエミリーブラントと共演してます。
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