かけひきは、恋のはじまりのレビュー・感想・評価
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20年代のディキシー風ジャズ・サウンドが心地よい。
大学を休学し、一試合につき1万ドルという報酬。試合の入場料が75セントだ。入っていきなりの大活躍。プロのアメフトも一気に景気回復。
トリビューン紙の女性記者レクシー・リトルトン(ゼルウィガー)はスポーツ記者としては異例の女性。彼女はカーターのスポーツマンとしての記事よりも、もてはやされていた戦争での英雄の真実を暴きたかったのだ。
アメフトも当時は人気が野球に押されていて、盛り上がりに欠けていたという史実も面白いし、なんといってもゼルウィガーの魅力満開。24歳の若者と38歳の中年アメフト・プレイヤー。微妙な三角関係も英雄伝説の暴露によってドッジに軍配が上がる。
カーターの突然のシカゴ移籍という展開はあるもののストーリーとしては盛り上がりに欠けるが、ランディ・ニューマンの音楽がいい。
古きよきハリウッドの匂い
“ヨーク軍曹作戦”最高!
思わずゲーリー・クーパーもびっくりした事だろう(笑)
楽しかったなこれ。
どんなに有名なスポーツでもその黎明期は在るもので、今にも伝わっているそれらの逸話が映画を盛り上げる。
日本のプロ野球でも、いつの間にかボールが林檎とすり替わっていた…なんて事もあったらしいですから(笑)
やっぱりジョージ・クルーニーはいいセンスしてるなぁ。
古き良きハリウッドの香りがしてくる作りが個人的に好みですね、
特に『有頂天時代』でのアステア&ロジャースの有名なギャグも、この2人ならば嫌み無く見ていられる。
そんなレニー・ゼルヴィガーはどことなく『或る夜の出来事』のクラーク・ゲーブルを捻った様な役。
音楽監督をランディ・ニューマンが担当しているので、使用される曲の数々にアレンジがまた良い。
アル・ジョルスンにカルマー&ルビー。それに、ファッツ・ウォーラーに、ガーシュインやジョージ・M・コーハン…と。当時の時代色が出ていて楽しいですね。
それにしてもC・Cのおっさんは実に逞しい(笑)
(2008年11月14日新・みゆき座)
なんだか、中途半端
ジョージ・クルーニーとレネー・ゼルヴィガーと、男前とキュートな女優さんのコンビなので、ラブ・ストーリー物でも、面白いかなと思ったけれど。。。
ストーリーは大したことないし、笑いも中途半端。
ジョージ・クルーニーの年齢を弄ぶ、お約束は良かった。
もっと、ドタバタするとか、ハジケルとか、して欲しかった。
変な所に、関心を持った。
アメフトのユニフォームの帽子って、皮革だったのね。
邦題が、何だかねぇ^^;
何たってジョージ・クルーニーに私の大好きなレニーちゃん^^
そして、この邦題に魅せられて・・・
観たかったこの作品が、ようやく我が町にやってきた^^
・・・っと喜んで観たのが悪かったのか?
いやいやっ、私がアメフトのことに無知だった結果、この評価に至ったわけで・・・^^;
レニーちゃんのファッションは良かった\(^o^)/それとキュートな小悪魔ぶりも微笑ましい感じです。
監督&主演のジョージ・クルーニーの演技もコメディタッチで面白かったかな^^
ただ、ストーリーが単調な気がして・・・^^;
以前にも彼が監督した作品を観たことがあるけど
どぉ~やら私には、眠気を誘うジンクスがあるようです(笑)
1月19日イオンシネマ高崎にて観賞
今は1925年よ、考え方が古いわ
今は1925年よ、考え方が古いわ
映画「かけひきは恋のはじまり」(ジョージ・クルーニー監督)から。
アメフトのプロリーグが出来て間もない1925年が今回の時代背景。
昔の色として、セピア色が多用されるが、
今回の、物語全編にわたり包み込むような色合いが私は好きだった。
(文章力がなく、文字にするとうまく伝わらないが・・(汗))
その中で選んだ台詞は「今は1925年よ、考え方が古いわ」
主人公の女性、レクシーは、最先端のファッションに身を包んだ
上昇志向むき出しの新聞記者という設定。
美人で仕事ができ、プライドも並大抵ではないから、
この台詞が生きてくる。
いつの世も、その時その時が最先端で、保守的な考えを打ち破るとき、
「考え方が古い」という台詞が使われる。
しかし、今と比較しても、1925年の時の方が、活力に満ちていた。
誰にも、アメリカンドリームのチャンスがあったし、
人々の顔がイキイキと描かれていた。
「恋の駆け引き」の話なのかもしれないが、私は違った視点で観終えた。
恋の会話としてメモを選ぶとすると、
「君みたいな女性は、どこで見つけられる?」
「美しい女性は、活力の源」
「せっかく美しい君と話してる。寝る前に一杯どう?」かな。
アメフトのゲームのスポンサー紹介に懐かしいフレーズが登場。
「スポンサーは、すかっとさわやかコカコーラ」
さすが、最先端の1925年。
このかけひきに恋はジャマ。
J・クルーニーっていう人は、過去のどの作品を観ても、
とっても確信犯的な作り方をしているなぁ…と感じる。
さすがTV界の申し子!?だからなのかどうか^^;
裏を知り尽くした男が描くと、こうなりますよ?みたいな。
だからすごく上手い。どこをとっても絶妙な切り返しを
そこかしこに入れ連ねては、どうだ?いいだろ?という
ギョーカイ相手に、笑って挑戦状を投げ入れるような…
そんな軽妙さと賢さがある。
だから、悪くはないんだけど…ものすごく面白くもない^^;
どう見ても古き良き時代の(向けの)オトナのコメディだ。
あと、この邦題には大いに疑問が残る…(汗)
そもそもこれって、フットボール界に英雄ありき?の
真偽をけっこう骨太に(いつもですけど^^;)描いた話で、
あまり恋愛観のようなものが感じられない。
ああいえば、こう言う…っていう、頭の良い者同士の
丁々発止のやりとりはとっても楽しいけれど、、う~ん。
ラブコメみたいのを期待すると、案外そうでもないなぁ^^;
やはり、確信犯的に社会風刺に徹した方がいいかな。
そしてキャスト陣も、自分も含めてかな~り確信犯的^^;
昔付き合っていた噂もあった?R・ゼルウィガーの他は、
え?だれ?このヒト?みたいな名前ばかりがズラリ…!!
すぐに分かるのは、J・プライスくらいで(爆)あとは。。
もう一人の主役、J・クラシンスキーはなかなかの色男で、
よ~く観ると音楽のR・ニューマンがピアニストで出てる。
それにしてもみんな上手いので、関係なく楽しい。
文句のつけどころがない秀才タイプに期待したいのは、
もっと観客が好みそうなネタと演出で、たまには王道を
描いてみせてもいいんじゃないかな、ということ。
誰かを想わせる(ゲーブルとかさぁ^^;)演出もいいけど、
思いきって本人(故人でなければ)を使っちゃうとか。。
玄人から素人好みに少し緩めるだけで、グッと観易く
ファンも増えそうな気がするけど…あ、大きなお世話か^^;
(私には永遠のダグ!なのだ。なんたって小山力也^m^)
古き良き時代のアメリカ映画の香りがします・・・
26日一ツ橋ホールにて、最近では珍しい日曜の試写会にて。Gクルーニーは最近、連日のようにオデッセイのCMにてテレビでみかけますが、たしかに、そこにいるだけで存在感を醸し出すいい俳優です。『オーシャンズ11』ではじめて見た時も、「なんなんだ?このブラピを凌ぐ存在感は???」と、彼の登場に驚いた次第ですが、今では日米でぶっちぎりの人気を持つセレブとなりました。
この映画にはCGも派手なアクションもありません。ニューシネマの時代の香りがする秀作です。レニーは「絶世の美女」役ということでいささか配役ミスかな、と気もします。金がかかった大作ではないゆえ、「誰でも満足する作品」とまでは言えませんが、丁寧に作られた秀作ゆえ、確実に好きな方はいるかと思います。ある意味、単館上映向きな映画といえます・・・。
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