2012のレビュー・感想・評価
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諦めないのは良いけれど。
生き残ることを諦めないのは、とっても良いこと。だけど、そのせいで他の人に迷惑掛けまくり、扉が閉まらなかったら、みんな死んでいたなと思うと…。パニック映画は、自分さえ良ければよいと思っている悪役みたいな人は死ぬけど、生き残った人の方が悪な気もする。
世界の終わり
系の映画。
どんどん世界が終わってく様を見ていく感じ。
こうやって世界の終わりを迎えるんだなぁって。
映像がリアル過ぎて楽しいです。
少し自分に置き換えて考えてしまう作品。世界が終わる最後諦めなければ、生きていけるんだと思った。
最大の敗因は主人公
こういう大味な大作映画も全然嫌いじゃない。大味でもそれなりに映画的な楽しさを与えてくれるエメリッヒの作品は割と好きな方なんだが、こういう作品の鍵となるのは主人公を中心としたメインキャストの演技に真実味があるかというところで、これを欠いてしまうとどうにも観ていて乗れなくなってしまうのである。そう、この作品の最大の敗因は主役のジョン・キューザックにあると私は思う。彼の演技はただドタバタとしているようにしか見えず、感情面の表現を全く欠いており、一番いけないのはこんな状況の中を立ち回るのに必死さが全然感じられないこと。同じ監督の「デイ・アフター・トゥモロー」が良かったのは、デニス・クエイドやジェイク・ギレンホールといった主要キャストのパフォーマンスが上々で、ちゃんと感情移入できたからに他ならない。この辺は、役者の力量にもよるのかなと思うが。
聖書の予言とマヤ暦の予言を合わせた地球文明の滅亡を描く。 マヤ暦の...
聖書の予言とマヤ暦の予言を合わせた地球文明の滅亡を描く。
マヤ暦の解釈は間違えていて、それはマヤ暦は当たらないという方向へ持っていくためのプロパガンダの役割を果たす。
また聖書の予言や日月神示で言われているような天変地異を表現しているが、実際には助かる人々はここで描かれたように金でチケットを購入した者ではないだろう。
エンタメとしては十分楽しめるし
実際の天変地異の恐ろしさを映像で味わうことはできるが
安易な感動ストーリーにしていて興醒め。
滅びゆく者と助かる者の違いが描かれていないため
浅い。深さがない。
所詮はハリウッドが描くことの限界だろう。
最強ディザスタームービー
ハリウッドの破壊王、ローランド・エメリッヒ監督は、『インデペンデンスデイ』『デイ・アフター・トゥモロー』などで、何度も世界を破壊してきたけど、この作品は、その中でもめちゃくちゃ破壊してて見応え十分(^^)b
ただ、地面が沈んで行く中を飛行場に向かうという、とんでもない見せ場のシーンが前半にあったので、後半のしりすぼみ感が印象づけられてしまったのが残念…
そのシーンのアトラクションがあったら、乗ってみたいぐらいですわ(^_^;)
他の強烈シーンも前半だったし…
まぁとにかく、大画面で見るべき作品です。
ストーリーがひどいな。。
監督はローランド・エメリッヒ。
「インディペンデンス・デイ」を作った監督さんだ。その他、「デイ・アフター・トゥモロー」なども製作している。
この映画もこの2本と同じ路線。パニックムービー。
ストーリーはわかりやすい。地球の地殻がズレ、世界中が崩壊する。これだけだ。縦軸のストーリーはほんとにこれだけ。あとは横軸として「家族愛」というお決まりの属性。
災害の映像はたしかにすごい。手に汗握るし、仮に災害が起こったとしたら、こういう感じになるだろうな、と恐ろしくもなる。しかし、主人公達が毎度毎度ギリギリのところで助かるのはかなり嘘くさい演出だし、何よりストーリーが決定的につまらない。
そう、とにかくストーリーが面白くないのだ。観終わった後に「いい作品観たな〜」と満足感を全く得られなかったのは。
「インディペンデンス・デイ」もかなり単純なストーリーで、だからこそ「受けた」面があると思うのだが、この監督の作品はストーリーはあまり練らずに「映像」重視の傾向があるのかもしれないな。。
次にこの監督の作品観ようと思うときは注意しよ。。
少なくとも、ストーリー重視する自分の価値観には合わない作品だった。
ただし、パニックムービーが好きな人であれば、観て損は無いと思う。
恐怖感あふれる凄まじい映像
最大級の太陽の爆発でニュートリノが最大に増えて変化した。国際会議では、大統領がまもなく世界が滅びると言った。ジョンキューザック扮するジャクソンカーティスは、子供たちを連れてイエローストーン国立公園へ出かけた。国立公園では池の水が枯れ、陸軍が押し寄せて来て一家は地質研究所に連れられ説明を受けた。予定より速く地殻が不安定になっていた。地割れが街を襲った。高速道路やビルが倒壊した。もうこの世の終わりなのか? なかなか恐怖感溢れる凄まじいシーンだったね。
これも…
こっちも、スペクタクルシーンに迫力ある映画。そしてこっちは、ノアの方舟だ。
2009年秋は、「ノウイング」と本作という、"期待していたのだけれど、オチはキリスト教的な価値観。なんだよ、それ" という作品の連発。正直言うと、けっこうきつかった。
観た当時は、上記のように感じていた。
今、みんなのレビューを読むと、少なくとも本作「2012」は、そんな力入れて観てはいけなかったんだな、とわかりました。
そうか、「インディペンス・デイ」の監督であり、「デイアフタートゥモーロー」の監督なのか。迫力あるシーンを描けたら満足なんでしょうね。
地殻変動に圧倒されっぱなしの3時間。
過去の文明の予言から始まる天災。それを科学的に確認、予測しながら、地球の異変に気付いていく。良くも悪くも御都合主義で進む展開だが、主要キャストは分かりやすく、死なない。なので、ここの部分は割り切って、ハラハラドキドキしながら楽しんで。
ディザスタームービーにありがちな、正常性バイアスは一切無く新鮮。要所要所に起こる細かな地震が、危機感を煽り、不安を募らせる。
貧富の差、遺伝子を含む命の選別など、危機が迫った時に考えさせられる問題提起も。
とにかく圧巻のCGは素晴らしいの一言で、10年以上昔の映画とは思えないクオリティ。【パーフェクトストーム】を超える、地上の全てを飲み込んでいく津波には、恐怖や絶望を超えた"諦め"しかない。
親から子への愛、さらにその父や母からの愛。迫りくる最期、別れを前に、愛する家族に何を伝えるか。躊躇する事で、伝えられない事もある。
家族や、愛する人と観て欲しい作品。
現代のノアの方舟物語。
2012年12月21日が人類滅亡日と予告されている。
近づくにつれ各地で大地震、噴火の大災害が起こる。
地震もマグニチュード11クラス。
原因は、地球の地殻変動が起こり大陸が移動してしまうというもの。
世界中の要人達はこの地球の大変動を随分前から予知していて
秘密裏に作戦を進めている。
もちろん地球上全員が生き残れるはずもない。
用意しているのは、4隻の大型の船。
乗船出来るのは、僅か40万人のみ。
乗船の権利は、各国の要人と大金を払った大金持ちのみ。
果たして作戦は上手くいくのか?
国家が崩壊して金の価値がなくなる世界で、中国に金で命を預ける
総合:55点 ( ストーリー:30点|キャスト:65点|演出:50点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
大作だし金もかかっているだろうし期待したのだが、それほどのものでもなかった。
まず厳しい表現が無い演出が弱い。人が死に傷つき都市が破壊され国家が消滅するほどの大災害なのに、その怖さが伝わってこない。災害の酷さゆえに目の前で人が体を潰されて死んだりしなければならない場面で、そういうことが起きない。
むしろどんなに地割れが起きて倒壊した建物から破砕した落下物が降り注いでも、車と飛行機がすいすいと脱出してしまう。これで大災害といえどもこんなにも安全が保障された世界の話なのだとわかってしまった。
物語もご都合主義で単純で綺麗ごとで終わる。災害自体の設定とそれがもたらす社会の混乱と人々の暴走行為の描き方も緩い。とってつけたような家族愛と他人に対する愛情も綺麗ごとで底が浅い。
それに加えて国際関係の設定がご都合主義で、大災害が起きることを予見すると、対立していたはずの各国がお互いを信用し足並み揃えて共同で一致団結してしまう。混乱状態で秩序を失い死に物狂いになった人々の暴動や裏切りといったこともない。
一番駄目なのは、世界中の金持ちに金を出させて脱出用の船舶をなんと中国に作らせて乗り込もうとするところで、最も信用してはいけない国によく世界は大金を預けて製造だけでなく運営管理までをさせたものだ。
自分の命を繋ぐものは、絶対に信用できる相手にしか委ねてはならないのは常識だし、だから例えば国を守る軍隊は自国で運営するものである。これではまるで米国の軍隊の運営を金を払って中国に任せるに等しく、いつ裏切られるかわかったものではない。そして中国はその手のことでは悪評が高い。災害後の世界を支配するために中国が約束を破り中国人だけ乗せて勝手に船を出したらどうするつもりだったのだろうか。これには呆れてしまった。
おそらく作品中で中国が裏切りもせず重要な役割を担ったのは、物語上の都合ではなくて映画の売上のためだろう。最近の映画産業は世界有数の市場である中国の視聴者を惹きつけなければ利益が出しにくい。だから中国が登場して美味しい役割をする小話をどこかに挟んでおかなければならず、それが今回の中国の役割として登場したのだろう。
唯一の見せ場は派手で豪華な映像なのだが、それはそれで確かに迫力はあった。だが派手なだけで安全で怖くないし、地割れや崩壊が連続してくると、同じような映像ばかりになって飽きてくる。映像を派手にすることにだけ注力するのではなく、どれほど視聴者の心に突き刺さる映像と演出にするのかという視点で作ってほしかった。
逃げ出した後に残された人々・・・
マヤ終末期に着想を得たパニック物。次々と起こる壊滅的な災害を避け、主人公家族は現代版ノアの箱舟がある中国を目指す・・・と言うストーリー。
VFXは流石の迫力で、次から次へと訪れるピンチは息もつかせません。2時間を大きく超える大作ですが、時間は短く感じました。
ただ、映画として見た場合は評価は低くならざるを得ない、そんな映画でもありました。
主な理由は3つ。
まず、人の死が直接的に映されていません。十数億の人々が死ぬわけですから、酷い描写を薄める為にあえて直接的な描写を避けたのだと推察するのですが、流石にやり過ぎです。人の死にリアリティを感じなければ、逃げ回る家族のピンチに感じる緊迫感も薄れてしまいます。
二つ目は同じようなシーンが連続することです。飛行機での離陸、車での脱出。流石に食傷気味になります。
最後に、主人公に共感し難いと感じます。家族を救うために必死なのはわかりますが、主人公が脱出した街には多くの市民や、その市民を守るための警官や消防士がいます。彼等を当たり前のように残しての脱出は、カタルシスよりは違和感の方を感じます。映画の主人公として見なければ当たり前ではあるのですが、どうなんでしょうか?
個人的には、地上に残った人々が生き残るストーリーを見たかったです。
破壊王エメリッヒ
最初に映画館で観たときは破壊のスケールがこれまでのディザスター映画とは比較にならない凄さに終始圧倒された。そのせいか人間ドラマの方は次のパニックまでのつなぎ程度にしか観ていなかった。見直してみて無駄に長いセリフ、相変わらず演説好き、大勢の命がかかっているんだから気持たせせずにすぐに行動!と叫びたくなった。元・今の父親同士はもっとこじれるかと思ったが役割分担するのはいいアイデアだ。これだけの天変地異だから致し方ないが登場人物がやたら死ぬ、死ぬ直前の当人の見た光景までつぶさに見せるのは怖さは増すがやりすぎだろう、没にはなったが特典映像では博士の父親の船は津波に襲われたが座礁して沈没を免れていたというアナザーストーリーが収録されていた。映画を観たのが2009年、マヤ伝説に感化されたのか2012年が怖かった。過ぎてみれば3.11のことだったのかもしれない、地震、津波、火山に台風と忘れる間もなく到来する災害に身がすくむ、備蓄や家具の固定、ブロック塀注意程度の防災対策がまやかしに思える怖い映画でした。
ディザスタームービーの中でNo.1
この数日、ディザスタームービーを何本か見ていますが、突出していいと思います。
自家用車のエンジンがかからないというレベルの一般生活から物語は始まり、地震に襲われてからはすごいスピードで一般生活から離れて行きます。
例えば、地震が始まってすぐに自宅から救い出すシーンでは、奥さんの再婚相手のポルシェを谷底に落としてしまい謝るとことか。
恐ろしい量のCGですが、リアルに見えるのは巨大な物の表面や中身を丁寧に描いているからでしょう。
最後の脱出機だけはイマイチなデザインだった。
出血量や暴力描写は控え目。世界の終わりがテーマなんで誰が観ても楽しめると思います。
潔い破壊っぷり
この手の映画が繰り返し制作され、
この映画もそれなりの評価をつけている人がいるって、
どれだけ、我々は、心の中に、破壊願望・他人を傷つけたい・苦しむのを見たい願望を抱いているのだろうか。
そんな現実化し難い願望を映画で昇華(消火・消化)する。
映画ってなんて素晴らしいんだ。
死と再生。
映画の中で、そんな経験を味わえる作品もある。
でも、この作品が表現しているのはそこじゃない。
冒険活劇としては面白い。
科学的根拠に関しては、語れるだけの知識を持たない。
単に、目の前に迫りくる危機と、その乗り越え方が、バーチャルゲームの映像を見ているようで興奮する。ギャグっぽい要素も散りばめられている。
冒頭の船のおもちゃ。1度見た後で見直すと、映画の総てを暗示していて唸ってしまった。
役者たちも、好みの人が次々出てきて、目を放せなくなる。
とはいうものの、『ポセイドンアドベンチャー』『未知との遭遇』やトムクルーズ氏の『宇宙戦争』を思い出してしまう。
それらに比べると、人間描写や、哲学的なものは底が浅い。
ヒューマニズム的な場面もあるが、えっ?この時点で?えっ?何それ?というかんじだし、
えっ?あの人は?と捨て駒のようなエピソードも。努力が報われるわけではない。
世は無常。
役者は好きなんだけれど、その”友愛””博愛””家族愛”が、シニカルすぎて、偽善ぽくて、イライラしてきてしまう。
監督は、悪意をもってお茶喰っているんじゃないかと勘繰ってしまうほど。
そして、ラスト。素直に感動できない私がいた。
ただ、多くのレビュアーが絶賛するように、”画”はきれいで、迫力がある。
PS.天災・人工災害映像てんこ盛り。トラウマをお持ちの方はご注意ください。
妻子が他の男になびいてしまったようなご経験がある方は、とりえずご覧になって、ご自身のご感想をお知らせください。
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