2012のレビュー・感想・評価
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CG映像が圧倒的
話は妻と別れた冴えない元作家が地球の危機に際して家族のために奮闘する
地球終わるぞムービー
マヤ文明の暦が終わる2012年12月に文明が終わるという予言を元にしたお話。
政府側の動きと一般家族側の動きを2つの軸でストーリーは進む
ちょい嫌味を言うカール補佐官、死にたがりの年老いたトーマス大統領、
何よりあんなに頑張ってたゴードンがかわいそうで・・・
実際40万人しか乗れないノアの方舟の避難船、お金が動いても乗れないリアル
最後の時ラマの僧侶のように鐘でもついて茶を飲んで時を過ごしたいと思いました
地球の大陸が何千キロと動くような地殻変動による大地震、大津波、噴火
なんだか船より宇宙船とか月の裏側に避難所作る方が安全じゃないかしら
目立つ変わったバス?に乗ってラジオ流してた彼が一番正しかったなんて
異端と言われる説もあながちね正解かもしれない
最初にこれを伝えた若い学者の彼も救われなかった
なのにあの補佐官は最後までいたような・・・
アメリカだわぁっていう映画
ただ・・・昨日一昨日、と日本で大きめの地震が続いてる
備えが大事ですね
諦めないのは良いけれど。
生き残ることを諦めないのは、とっても良いこと。だけど、そのせいで他の人に迷惑掛けまくり、扉が閉まらなかったら、みんな死んでいたなと思うと…。パニック映画は、自分さえ良ければよいと思っている悪役みたいな人は死ぬけど、生き残った人の方が悪な気もする。
世界の終わり
最大の敗因は主人公
こういう大味な大作映画も全然嫌いじゃない。大味でもそれなりに映画的な楽しさを与えてくれるエメリッヒの作品は割と好きな方なんだが、こういう作品の鍵となるのは主人公を中心としたメインキャストの演技に真実味があるかというところで、これを欠いてしまうとどうにも観ていて乗れなくなってしまうのである。そう、この作品の最大の敗因は主役のジョン・キューザックにあると私は思う。彼の演技はただドタバタとしているようにしか見えず、感情面の表現を全く欠いており、一番いけないのはこんな状況の中を立ち回るのに必死さが全然感じられないこと。同じ監督の「デイ・アフター・トゥモロー」が良かったのは、デニス・クエイドやジェイク・ギレンホールといった主要キャストのパフォーマンスが上々で、ちゃんと感情移入できたからに他ならない。この辺は、役者の力量にもよるのかなと思うが。
聖書の予言とマヤ暦の予言を合わせた地球文明の滅亡を描く。 マヤ暦の...
最強ディザスタームービー
ストーリーがひどいな。。
監督はローランド・エメリッヒ。
「インディペンデンス・デイ」を作った監督さんだ。その他、「デイ・アフター・トゥモロー」なども製作している。
この映画もこの2本と同じ路線。パニックムービー。
ストーリーはわかりやすい。地球の地殻がズレ、世界中が崩壊する。これだけだ。縦軸のストーリーはほんとにこれだけ。あとは横軸として「家族愛」というお決まりの属性。
災害の映像はたしかにすごい。手に汗握るし、仮に災害が起こったとしたら、こういう感じになるだろうな、と恐ろしくもなる。しかし、主人公達が毎度毎度ギリギリのところで助かるのはかなり嘘くさい演出だし、何よりストーリーが決定的につまらない。
そう、とにかくストーリーが面白くないのだ。観終わった後に「いい作品観たな〜」と満足感を全く得られなかったのは。
「インディペンデンス・デイ」もかなり単純なストーリーで、だからこそ「受けた」面があると思うのだが、この監督の作品はストーリーはあまり練らずに「映像」重視の傾向があるのかもしれないな。。
次にこの監督の作品観ようと思うときは注意しよ。。
少なくとも、ストーリー重視する自分の価値観には合わない作品だった。
ただし、パニックムービーが好きな人であれば、観て損は無いと思う。
恐怖感あふれる凄まじい映像
これも…
地殻変動に圧倒されっぱなしの3時間。
過去の文明の予言から始まる天災。それを科学的に確認、予測しながら、地球の異変に気付いていく。良くも悪くも御都合主義で進む展開だが、主要キャストは分かりやすく、死なない。なので、ここの部分は割り切って、ハラハラドキドキしながら楽しんで。
ディザスタームービーにありがちな、正常性バイアスは一切無く新鮮。要所要所に起こる細かな地震が、危機感を煽り、不安を募らせる。
貧富の差、遺伝子を含む命の選別など、危機が迫った時に考えさせられる問題提起も。
とにかく圧巻のCGは素晴らしいの一言で、10年以上昔の映画とは思えないクオリティ。【パーフェクトストーム】を超える、地上の全てを飲み込んでいく津波には、恐怖や絶望を超えた"諦め"しかない。
親から子への愛、さらにその父や母からの愛。迫りくる最期、別れを前に、愛する家族に何を伝えるか。躊躇する事で、伝えられない事もある。
家族や、愛する人と観て欲しい作品。
現代のノアの方舟物語。
国家が崩壊して金の価値がなくなる世界で、中国に金で命を預ける
総合:55点 ( ストーリー:30点|キャスト:65点|演出:50点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
大作だし金もかかっているだろうし期待したのだが、それほどのものでもなかった。
まず厳しい表現が無い演出が弱い。人が死に傷つき都市が破壊され国家が消滅するほどの大災害なのに、その怖さが伝わってこない。災害の酷さゆえに目の前で人が体を潰されて死んだりしなければならない場面で、そういうことが起きない。
むしろどんなに地割れが起きて倒壊した建物から破砕した落下物が降り注いでも、車と飛行機がすいすいと脱出してしまう。これで大災害といえどもこんなにも安全が保障された世界の話なのだとわかってしまった。
物語もご都合主義で単純で綺麗ごとで終わる。災害自体の設定とそれがもたらす社会の混乱と人々の暴走行為の描き方も緩い。とってつけたような家族愛と他人に対する愛情も綺麗ごとで底が浅い。
それに加えて国際関係の設定がご都合主義で、大災害が起きることを予見すると、対立していたはずの各国がお互いを信用し足並み揃えて共同で一致団結してしまう。混乱状態で秩序を失い死に物狂いになった人々の暴動や裏切りといったこともない。
一番駄目なのは、世界中の金持ちに金を出させて脱出用の船舶をなんと中国に作らせて乗り込もうとするところで、最も信用してはいけない国によく世界は大金を預けて製造だけでなく運営管理までをさせたものだ。
自分の命を繋ぐものは、絶対に信用できる相手にしか委ねてはならないのは常識だし、だから例えば国を守る軍隊は自国で運営するものである。これではまるで米国の軍隊の運営を金を払って中国に任せるに等しく、いつ裏切られるかわかったものではない。そして中国はその手のことでは悪評が高い。災害後の世界を支配するために中国が約束を破り中国人だけ乗せて勝手に船を出したらどうするつもりだったのだろうか。これには呆れてしまった。
おそらく作品中で中国が裏切りもせず重要な役割を担ったのは、物語上の都合ではなくて映画の売上のためだろう。最近の映画産業は世界有数の市場である中国の視聴者を惹きつけなければ利益が出しにくい。だから中国が登場して美味しい役割をする小話をどこかに挟んでおかなければならず、それが今回の中国の役割として登場したのだろう。
唯一の見せ場は派手で豪華な映像なのだが、それはそれで確かに迫力はあった。だが派手なだけで安全で怖くないし、地割れや崩壊が連続してくると、同じような映像ばかりになって飽きてくる。映像を派手にすることにだけ注力するのではなく、どれほど視聴者の心に突き刺さる映像と演出にするのかという視点で作ってほしかった。
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