ウォンテッドのレビュー・感想・評価
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初めのところは疑問だったけど、そのままで大丈夫、後で納得した。
初めのをところ見ていると、これだけものすごい超人的な射撃ができるなら、なぜ最初から?(見てない人はわからないと思うけど・・)という疑問がわいてきます。
私はその疑問を、まあこういう映画だし、そんなこと言い出したら見ていられないと思い、そこには目をつぶって、アクションとかCGなどの視覚効果を楽しもうと思って見ていましたが、結局そこがポイントでした。
映画の後の方で、納得できました。
この映画の見所は、見たことない常識を超えたガンアクションとカーアクション、それとやっぱりアンジェリーナ・ジョリーかな?
主演ではないけれども、ものすごく異様な存在感がありました。
私は、アンジェリーナ・ジョリーの映画を見ていると、もう父娘ともかなりのいい歳なので、こんなこと言う人いないかもしれないけど、お父さんのジョン・ヴォイトの顔思い出して「お父さんは許しませんよ!」って言いたくなるんだけど、今頃そんなこと思っているのは私だけなのかな?
アクションがスッゲー
弾道が曲がるほど気合入ったアクション映画
バカな上司にいびられ、恋人は親友に寝取られ、ストレス満開の毎日を送りながら、その生活から逃げ出すことのできない主人公ウェスリー。
現代社会に生きる身として、同じような苦痛の毎日に生きている人は少なくないと思う。
そんな「オレたち」からすると、この作品はとっても共感に満ちたスタート。
ところがアンジェリーナ・ジョリー演じる謎の女フォックスが登場するあたりから、話は急展開。正体不明の連中に拉致され、預金残高が跳ね上がり、自分に関係すると知らされた事件がニュースに出ている等、退屈でストレスに満ちた人生から、生まれ変わったかのような気分を味わう。
しかし、これくらいでいい気になってもらったら困る。そんな「オレたち」の声が届いたのか、文字通り痛い思いをしていく。
なるほど、退屈な人生から卒業するのも楽じゃない。
そもそもウェスリーが学ぶ教師たちは、銃の弾道をカーブさせ、おったまげなカースタントをやらかす技術の持ち主。選ばれし者というだけでマネできるくらいなら、「"オレ"だって世の中変えてやるぜ」ということになってしまう。
昨今では教育現場の体罰はタブーになっているけど、ここの"学校"はそんなの通用しない。「根性叩き直してやるぜ」を文字通り実践する人、「弾丸詰まりも弾丸切れもない」とナイフの有用性を体験させる太っちょの屠殺人。などなど。
こんな教師に叩き込まれると、とっても見事な技術を体得できるようだ。
頭を抱えてうずくまった男をどう回収するか、パトカーで封鎖された道路をどう突破するか、対弾仕様の高級車に守られた標的をどう射撃するのか、あるいは走行中の列車にどう乗り移るのか。
その回答は本作の中にある。
カーアクションが大好きな人にとって、こんなにブッ飛んだシーンが満載された作品はそんなにないんじゃなかろうか。
また『ウォンテッド』の目玉の一つはカーブする弾道だが、文字にすると途端にダサくなる。レビュアー泣かせ。こればっかりは観てもらうしかない。
一つ言えるのは、物理法則を無視しているようで、本作世界における説得力は十分に持ち合わせているということ。
たとえるなら映画『リベリオン』におけるガン=カタに近い。レビュアーとしては、これで察してくださいと拝むしかない。
こういうマンガかアニメでやらかすアクションを多用するからだろうか、人間も程よくワープする。
あっちを見ていたら、こっちで美女が見つめている。
階下に侵入したアイツが屋上のコイツの背後に立っている。
アクション演出が派手である以上、リアリティを追求しようという努力は放棄してスタイリッシュに仕上げようというのがよく分かる。その上での演出だから、ちょっと奇妙だけど受け入れがたいレベルには至っていない。
スタイリッシュなのは映像だけではない。
本作に込められたメッセージは、誰しも直面する人生の課題。
それが運命づけられたとき、そしてそれが自分に降りかかってきたとき、どういう決断をするのか。
ウェスリーは、フォックスは?
見た目がイケてる映画だと鑑賞後が軽かったりするが、本作はそこまで軽くもない。
最悪でもアンジーのケツが拝めるので、ブーブー言わなくていいと思う。
では評価。
キャスティング:9(アンジェリーナ・ジョリーにモーガン・フリーマンと、脇の構えが豪華)
ストーリー:8(サクサク進むストーリー展開。ダサ男だったウェスリーの変化が見物)
映像・演出:10(弾道が曲がるというトンデモが、とっても美しい。カーアクションも派手かつスタイリッシュ)
リフレッシュ:8(ストレス満載の現代社会から解放される映像とストーリー)
ガン&カー:9(リアリティよりシネマティック。観てて爽快のアクション)
というわけで総合評価は50点満点中44点。
アクション好きな人にはとにかくオススメ。
現代社会のストレスに押しつぶされそうな人は、コレ観たら憂さ晴らしになること請け合い。
かっこいいいいい!!!!
無駄にスタイリッシュ
期待していただけに残念でした。
映画を見終わった後にこういったなんとも言えない複雑な気持ちになったのは久しぶりです。
平凡な人生を送っていた一人の青年があることをきっかけに暗殺者集団の仲間入りを果たします。
注目はド派手なカーチェイスと銃撃戦の数々。
こういった類のものが大好きという方にはオススメできますが、私としてはストーリー面で物足りなさを感じました。結末もひねりを効かせようとして失敗したように思えます。
特にスローモーションの使い方にはイライラしました。はっきり言って使いすぎのように思います。“ボーン”シリーズのようにもっと自然な形でアクションシーンを観ることができればいいのにと言うのが正直な気持ちです。
演技面でいうとアンジェリーナ ジョリーはともかく、ジェイムズ マカヴォイとモーガン フリーマンの起用はミスキャストのように思います。もしも私が監督だったらきっとヘイデン クリステンセンとサミュエル L ジャクソンを起用したことでしょう。なぜ演技派である二人がこのような作品に出ようと思ったのかは私としては不思議です。しかし、まさかあのモーガン フリーマンが“Mother F○○○er!!と叫ぶとは思いませんでした。
この作品をオススメできるのはアンジェリーナ ジョリーのファンとCGの力を借りてすごいことを遣り遂げる人間が観たいという人達だけです。
まあ、DVDでも十分なような気がします。
何度見てもアンジーはかっこいい!
WANTED
アンジェリーナ様様。
アンジーの存在感が全てをねじ伏せる
あり得ないことの連続に説得力を与えているのはやっぱりアンジェリーナ・ジョリーの存在感だと思う。情けないほど平凡な男が、自らの潜在能力に目覚めて変化を遂げいくさまをジェームズ・マカボイが魅力的に演じていた。
心に残る弾道
久々の。。
『ダークナイト』とは対極の痛快アクション映画
自ブログより抜粋で。
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久々に骨のあるアクション映画に巡り会えた。
思わず身を乗り出す冒頭のカーチェイスから切れのいいラストまで、息つく間もなく一気に見せてくれる。
(中略)
予告の「1を倒して、1000を救う」とのセリフから、悪人を暗殺していくハリウッド版『必殺仕事人』みたいな映画かと思いきや、かなり印象の違う内容だった。
スローモーションを交えたバレットタイムによる映像からも連想されるが、筋立て的にも『マトリックス』を彷彿とさせるウェスリーの特訓シーンで占められる前半。
中盤以降は意外な方向に話は進み、最後はカタルシス満開のスカッとする幕切れ。
このストーリーがアクション映画としてはよくできている。
まずは最初のウェスリーのさえなさ加減がある種の共感を呼び、その成長ぶりに惚れ惚れとする。
古くから続く暗殺組織が紡績工場を隠れ蓑にしている理由付けまで用意されていて、荒唐無稽な話には変わりないのだが、さもありなんと思わせる嘘のつき方が巧い。
その一方で、「1を倒して、1000を救う」と言いながら、いったい何人関係ない人を巻き添えにしてんだよとツッコミたくなるのだが、そんなド派手なアクションも申し分なし。
暗殺される側の背景をまったく描かない脚本的な割り切りもいい。
そこから話の矛先の行方は予想できてしまったのだが、クライマックスの“究極の選択”から幕切れまでの畳み掛けは、下手に続編に色目を使って半端な終わり方をするヌルイ映画とは一線を画す、思い切りのいい大団円。
それでいて、すでに製作が決定しているらしい続編への伏線もちゃっかり残してあるのが憎い。
筋立てのことばかり書いて触れなかったが、暗殺者でありながら人間味溢れる主役ウェスリーを演じたジェームズ・マカヴォイの熱演も素晴らしい。
また、どこか影のある女暗殺者フォックスを演じたアンジェリーナ・ジョリー、どこまでもクールなリーダー・スローンのモーガン・フリーマンもいつもながらにいい味出してます。
とにかくね、気になっている人はネタバレが流布する前に早めにご覧になることを薦める。ただR-15指定だから、その辺は覚悟して。
今年を代表するアクション映画としては苦悩するヒーローを描いた『ダークナイト』がまだ公開中だが、それとは対極に位置する、娯楽に徹した痛快バイオレンス・アクション映画として見応えのある一本、この手のド派手映画好きにはオススメの快作です。
アクションがスゴい!!
アンジェリーナ
ヴァカカッコイイ
久々に観た気がします、この手のヴァカカッコイイ映画。やってることは「んなアホな!!」と突っ込みを入れたくなるようなことばかり。でも映画の中の人達はみんなマジでやってるんだよね。そんなところがヴァカカッコイイ!!
だってさ、想像してみてくださいよ(男性諸君)。
貴方は今、車を運転しています。
貴方を殺そうとする追っ手から逃げているところです。
追っ手はターミネーターのようなタフ男。トラックに乗って銃撃してきます。
助手席にはアンジョリーナ・ジョリー。
アンジー、何を思ったかフロントガラスをぶち割り身を乗り出しました。
ボンネットに寝そべる形になったアンジー、大股開いて体を固定、腹筋起こして後ろの追っ手を銃撃しだしました。
貴方の目の前に広がる光景、それははアンジーの広がる大股。
あぁこれなんてGO to HEAVEN!
そもそも走っているのは反対車線です。
視界なんてゼロ、突っ込んでくる車も見えやしない、だって目の前広がる大股。
あぁこれなんてGO to HEAVEN!
撃たれて死ぬか、事故って死ぬか、桃源郷みて昇天すっか、HEAVEN!HEAVEN!HEAVEN!あぁこれなんてGO to HEAVENS!!
そんなヴァカカッコイ映画でした。
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