ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢

劇場公開日:

ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢

解説

トニー賞9部門受賞の大ヒットミュージカル「コーラスライン」のオーディションの舞台裏に迫ったドキュメンタリー。監督は、ミュージカル「ヘアスプレー」でトニー賞を受賞したジェームズ・D・スターン。2006年秋、16年ぶりに伝説のミュージカル「コーラスライン」の再演が決まり、応募者ダンサーは3000人を超えた。わずか19名のポストをかけ、熾烈な戦いを繰り広げるダンサーたちをカメラが追う。

2008年製作/93分/アメリカ
原題:Every Little Step: The Journey of a Phenomenon
配給:松竹、ショウゲート

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3

(C) Vienna Waits Productions, LLC.

映画レビュー

5.0とってもいい。

2022年10月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

演技ではない生の人間ドラマ。
こういうの大好きです。

オーディション物や、コンクールのドキュメント。いつも身を乗り出して観てしまう僕です。
「ローザンヌ国際バレエコンクール」やピアノの「ショパン・コンクール」も釘付けです。
パイプオルガンのコンクールは、予選〜本選と3日間、朝から夕方まで会場のホールに詰めたことあります。
何がいいと言って、彼らが命がけで目差してきた芸術の道を、審査員と観客の前で、その一瞬に賭けようという、正念場の美しさに打たれるからです。

・・・・・・・・・・・

先日、東京へ行くついでに下北沢の小劇場へ寄った。
「人間が見たい」、「人間を見たい」。
・・望みはそれだけだった。

少しく人間関係に疲れていたこともあって、何か、確かなものが見たかった。
バーチャルでなく、スマホやモニターやスクリーンの画面からでもなく、肉体の躍動と肉声、ほとばしる汗と足音の振動、そして何よりもひたむきな生の有様を客席からかぶり付きで見たかったのだ。
行って良かった。

「人間を見たい」と言っても
毎日毎日、職場で人に揉まれて生きてはいるのだが、そういう業務上の相手ではなく、何か高みを目指して、芸術に夢中になって輝いている人間。すべてをそこに注いでいる人たちの姿、それを見たかった。あれはいい。本当にいい。
疲弊していた自分の内にも、彼らと同じ肉体と精神が宿っていることが嬉しくて、沸々と息を吹き返して帰ってきた。

・・・・・・・・・・・・

この映画は、
「コーラスラインという『オーディションをテーマとした演目』を上演するためにオーディションをする」という、舞台裏のドキュメンタリー。

涙あり、笑いあり。
8ヶ月もかけての失意と歓喜を分け隔てる合格者発表があって・・
演目ごとに厳しいオーディションが行われるミュージカルの本場=ブロードウェイの本物志向には感服だ。

またもう一度ニューヨークで生の舞台を観たいと思った。

この3年間、舞台芸術は大きな試練の時を味わった。
コロナウイルスの禍から復活していくアーティストたちに、そして我ら人間の存在に、幸多かれと祈る。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
きりん

4.5熱い!感動!

2016年7月2日
Androidアプリから投稿

コーラスラインを見てないが、この映画を見てみた

これは、ブロードウェイのコーラスラインのオーディションのドキュメンタリーだった

コーラスラインが出来た経緯を知れた

そしてオーディション

一人一人が本気でぶつかってきて、見ている側も熱くなる

オーディションのワンシーンなのに感動して涙も出てしまった

当たり前だが、歌もダンスも演技も圧倒される
世界中からこの舞台を目指している人達が集まり戦っている姿に感動した

是非舞台のコーラスラインを見たいと思った

コメントする (0件)
共感した! 0件)
おむらいす

2.5よくできた告知かと、、、。

2009年3月19日
鑑賞方法:映画館

寝られる

なんか面白くなかったです。

ステージを見てるひとには楽しいのかもしれませんが、
たまたま見た身としては、なんでこれでお金をとられるんだろう、、、と切ない気分です。

きっと、ステージを見ていて、作品全体が好きな人が、
もっといろいろ知りたいと思うのでしょうね.

興味の無い人は見るべきでない、ということがよくわかりました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
makoto

4.0ONE♪

2009年1月25日

泣ける

興奮

難しい

'85年に製作された「コーラスライン」の映画版は何度も観た。
とても好きな作品の一つだ。
でも残念なことに肝心の舞台は一度も観たことがない^^;
今回のこの作品は、2006年の再演に向けて行われた8ヵ月間に
わたるオーディションの模様を描いたドキュメンタリーフィルムで、
応募者3000人の中からわずか19名へと絞り込まれていく様子を
丁寧に描いていると共に、コーラスライン誕生秘話を振り返る。

もともとこの話は舞台を夢見るダンサー達のオーディション風景が
描かれた話なので、今作で観る「それ」は実際の「それ」と通じる
ところがある。みんな真剣である。誰が選ばれてもおかしくはない。
一流のダンサーたちがこの舞台に立つため過酷なオーディションに
トライするのである。いや~すごく見応えがあった。

観ていてこちらもまるで審査員になった気分になるのだが、
なんというか…ここまでのレベルになるともう、これは運だな。と
しか思えなくなる。第一次審査の時に「素晴らしい」演技を
披露した者が、第二次審査では「どうしようもない」演技を見せる。
明らかにメンタルな部分が影響しているのが分かるが、
それに左右されるようでは、一流の舞台には上がれないのだろう。
どんな最高実力を兼ね備えたものでも、それを発揮できなければ
自分の見せ場を作りだすことは出来ない。過酷な世界だ…(T_T)
こういう舞台裏を知ると、どれだけの人間が「それ」に関わったか
分かるので、例えばトニー賞などで「○○賞」を授与されることが
どれだけ名誉なことなのかが分かったりして、勉強にもなる。

でも選出は大概において演出家の「好み」や「相性」も影響する。
唯一日本人ダンサーのユカがコニー役に選ばれるのかどうか!?
が最後まで気にかかるところだったのだが…果たして?
(初代コニー役の審査員B・リーの評価が芳しくなかったので^^;)
審査員を唸らせ、泣かせ、一発OKで役を勝ち取る者。
絶対彼女だと推されていたのに、あっけなく敗れてしまう者。
いくら適材適所とはいえ、すべてを兼ね備えたロボットではない
生身の人間達が、苦しみ抜いて手にしたチケットだからこそ、
観ているこちらを感動させることができるのだ。と改めて感じる。
涙は心の汗だ。たっぷり流そう。^^;

(ラストのONE♪いつ聴いても本当に素晴らしい。TDSでも泣いた)

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ハチコ
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」以外にこんな作品をCheck-inしています。