ベンジャミン・バトン 数奇な人生のレビュー・感想・評価
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一生に何度観ても良い映画
デビッドフィンチャーが好きで『セブン』 『ゲーム』 『パニックルーム』 『ゾディアック』そして最近『ゴーン・ガール』を見ましたが『ベンジャミン・バトン』も名作でした。
人生とは何なのか、人との出会い、別れ、時間の大切さを教えてくれたデビッド・フィンチャーはやっぱり凄かった。
この映画は人生の節目節目で何度も観るべき映画だ。
考えさせられる
とにかく素晴らしい、この一言の映画。予告編だけ見ていたら少し重苦しい映画なのかな、と思っていたんですが、いざ実際見てみたら色々と考えさせられる映画だった。人生とは、老いとは、友とは、別れとは何なのかというのがはっきり表現された素晴らしい映画だと思う。
人とのつながりはやはり大事だと思わされた。
一度離れたベンジャミンが、もう一度青年になって現れるシーンを見たとき、ジョーブラックの時のブラッドピットが頭をよぎった。なんだか不思議な気持ちになった。笑
同じ人がCGも使わないで演じているのに、かなり昔の映画の主人公が出てくるのだから変な感じだった。でも悪い意味で変な感じと言ってるのではなくもちろんいい意味で、です。
本当に男前でした。
心洗われ、考えさせられる映画なのでオススメの映画です。
再認識
公開当時から気になってはいたのですが…
なかなか観れないまま時ばかり過ぎてしまってました。
機会があったので鑑賞。
本来ならあり得ないような現象なのでしょうが
物語を通して、改めて"時"と言うものを再認識させられた…と思います。
良かったぁ〜色んな意味で
個人的見解では あるが「これは映画だ!これは違う!」と言いたくなるモノがある。
その中で ベンジャミン・バトンは大納得のいい映画。
ハリウッド ヒット作は 眉唾モノで いつも見るが 納得どころか、チョーいい映画。良かったわ〜この映画!
あんまり いつも 映画にたいしての具体性を 言ってないけど
良かったわ〜この映画!
素晴らしい!
この映画は有名なのには理由がありますよね。なんといっても時間の使い方がうまい!ブラピは少しずつ若返って行くし、デイジー役はどんどん老けて行く。見ているだけで楽しいし、ストーリーも素晴らしい。
時の流れがこれほどまでに切なく
名作を再視聴。改めて、
ケイト・ブランシェットが素敵すぎる。
今年のアカデミー賞主演女優賞にも
ノミネートされている彼女。
新作『ブルージャスミン』の公開が楽しみ。
ストーリーはというと、
実際にはありえないファンタジー。
なのに、現実よりもっとリアルで、
人生の移ろいや愛、老いについて
二人の姿と重ね合わせながら
それらを深く考えさせられる。
自分だけが歳をとってってしまうことに、
焦りと不安、惨めさを隠せないデイジー。
一方で数奇な運命に身を任せながらも
愛を貫いたベンジャミンの
心のうちはあまり描かれていない。
でも男として、愛する女性や子供を
守ることができない悲しみや孤独が
いかばかりかというのが痛いほど伝わってくる。
本当に切ないラブストーリー。
素晴らしき哉、人生!
老人のような赤ん坊として産まれ、歳を重ねる事に若返っていく男の数奇な人生を描いた、監督デヴィッド・フィンチャー&主演ブラッド・ピットの3度目のコンビ作。
ファンタスティックではあるが、これは普遍的な人生ドラマ。
初めて仕事をし、初めて性を経験し、出会いと別れ、恋をし、素朴で一途…成長の仕方が違うだけで、普通の人と何ら変わる事はない。
だからこそ、何度見ても、彼の人生に共感し、魅了される。
最愛の女性デイジー。が、共に老いる事は出来ない。
デイジーが子供の時、自分は老人の姿。デイジーが老人の時、自分は子供の姿。
二人の年齢が合う時もあった。しかしそれも、ほんの一時。
その一時、愛し合う二人の姿は美しく、切ない。
サスペンスが多かったデヴィッド・フィンチャーが初めて人間ドラマに挑戦し、監督としての技量を広げた。デイジーが事故に遭うまでの件は、フィンチャーならではの巧みな手腕が光る。
これまでのダークさから一転したソフトな映像美、音楽、技術…どれもが一級品。
特殊メイクや最新技術を駆使し、一人の男の人生を演じきったブラッド・ピットが素晴らしい。クセのある役柄もいいが、やはり等身大の役を演じる時が一番魅力的。
相手役のケイト・ブランシェットも、自由奔放だった若い時から落ち着いた大人の女性、寝たきりの晩年まで、ブラピに負けず劣らず、さすがの巧さを見せ付ける。往年の女優を彷彿させる美しさに見とれてしまう。
ベンジャミンを引き取り、我が子として育てたクイニー役のタラジ・P・ヘンソンは母性愛溢れる好助演。
ティルダ・スウィントンも役柄は小さいが、彼女のサイドストーリーは物語に深みを与える。
“若返る”は確かに聞こえはいいかもしれない。が、先にも述べたように、共に老いていく事は出来ない。
若返る事で時を逆行しているようにも感じるが、彼とて、過ぎ去った時は戻らない。
老いていく人生だろうと若返っていく人生だろうと、限られた人生。
精一杯生き、最後は愛する人に抱かれて幕を閉じる。
ベンジャミンの一生は、我々に人生の大切さを教えてくれる、“素晴らしき哉、人生”だ!
豊かな人生
老人で生まれてきて、年を重ねるごとに若返る。つまり、0歳で死ぬことが約束されている人生と言える。
そしてもちろん幼少期から“普通”の生活を送ることはできない。
この現実を受けとめ、「数奇な人生」を「豊かな人生」にした彼の行動力や精神力の素晴らしさが伝わってきた。
フィンチャー監督だとかなりハードルが上がってしまうのが損してるなと思う…
老いた姿でこんにちわ、生まれた姿でさようなら
非常に斬新でした。生まれてまず直面するのが死ってどうなんでしょう。ほとんどの人がそんなこと想像したことないよね。
The Curious Case of Benjamin Button
決してあり得ない話なのに見入ってしまう。老人として産まれてからどんどん若返って行くブラピ!!叶わない恋だからこそより熱く燃えるもの。深いい映画でした♪
年が離れた人と付き合った人にしか解らないかも・・・
私には60代の彼氏がいた
私は30代
最初は良かった。幸せだった。
でもだんだんと彼は腰や足が痛くなり、病気にもなり老いていった
私の年齢や将来の事を思い、一緒に居るのがだんだんと辛くなったようだ。私は彼が亡くなるまで傍に居たいと思っていたが、彼はもっと若い同世代の人を探しなさいと。
老いてく自分を見られたくなかったのでは・・・と映画を見て思った。
お互い嫌いになった訳ではないが、一緒に居ると悲しく辛くなり離れました。
この映画は年を取るということ、幸せな日々は続かないということ、年の差は越えられないということを痛感させられました。
彼が生きている間にもう一度会いたいと思いました
若い人が見ても、つまらない映画かもしれない
でもわかる人には解る映画。
年をとるほど若くなる男
一人の男の人生を描いた作品にはフォレスト・ガンプが有名だが
それとは違って陰鬱な感じの物語である。
ベンジャミン・バトンという生まれた時にヨボヨボの爺さんだった男が
育てば育つほどに若返っていくという不思議な作品
アイディアとして面白いものをブラピをつかって丁寧に作っている。
が、映像にこだわりすぎてストーリーが若干弱いかな?
生涯愛し続けた女性とのラブストーリーとして描いたのかもれないが
交友関係を描いたほうが良かったように感じる
若返っていくという異常な病気を持っているにもかかわらず
医者の診断を受けている描写も無いし、その点は不満
なぜか不思議なことが起きて若返っている、という説明では納得いかない
それに通常の人間とは異なる生き方を緻密に描いたものとも言いがたい
映像としてはこだわりが感じられるが、設定の作りこみが甘いと思う
人とすれ違い続けることを定められた孤独
総合:80点
ストーリー: 75
キャスト: 80
演出: 85
ビジュアル: 75
音楽: 70
年齢を重ねるごとに若返る。なんとも変な運命を背負わされたものである。じゃあ死ぬときはいったいどうなるのだろうか、まさかだんだんと縮んでまた子供になっていくのだろうか、そのときの記憶とか能力はどうなるのだろうかと、見る前は疑問に思っていた。だがそれもなんとかうまくまとめていた。
しかしなんとも物悲しいことだ、自分と一緒に時間を歩んでくれるものが存在しないということは。自分は若返り続け、それ以外の者は年老いていく。一瞬、人生の折り返し地点ですれ違うことが出来るだけ。彼は自分の愛する者と自分を愛した者と、同一軸上を歩むことが出来ない。だから彼は常に孤独であり、それはようやく手に入れた最愛の妻と娘と一緒にいるときですら、不安と孤独に苛まれ続けるのである。自分はいつまでもここにいることは出来ないのだと。
彼が背負う宿命の悲しみがある。それでも彼を愛した妻とのほんの一時だが最高に幸せな時間があるから、その対比によってその哀しみがより一層うまく描き出されていた。また自らの運命を呪いながらも、それでも彼を愛してくれる母親や、施設の限定された世界で暮らしていた彼を外の世界に出るきっかけを与えてくれた船長などの出会いが、この物語に光を与えてくれた。
セットや映像もなかなかに良く出来ていた。唯一つ、潜水艦との銃撃戦の場面の銃弾の映像効果はかなり質が低かった。だが登場人物の演技や演出など全体に質が高く、作品の雰囲気をうまく作り出していた。
フィンチャーの新たな挑戦
「セブン」「ファイト クラブ」「ゲーム」「パニックルーム」「ゾディアック」等数多くのサスペンス映画を撮り続けてきたあのデビッド フィンチャー監督がまさか「ベンジャミン バトン~」のような作品を作る日が来るなんて夢にも思いませんでした。ロバート ゼメキス監督ならともかく、フィンチャー監督作とは未だに信じられません。
80歳の体から徐々に若返っていく主人公のベンジャミン。彼と本編のヒロイン、デイジーとの何十年にも渡る壮絶な恋愛模様を中心に彼の不思議な人生を描いています。
注目はブラッド ピットの最高に近い演技、フィンチャー監督が描く美しい世界観そして、後半に進めば進むほどよくなっていくストーリー展開です。
特にブラッド ピットの演技は最高でCGで合成されていながらも説得力のある演技で思わず彼が本当に老人になってしまったような不思議な錯覚に取り付かれました。若返ってからはカッコ良さ重視だったものの素晴らしい演技を披露していました。救急車を呼んだだけなのになぜあんなにカッコいいのか、まったくわかりません。思わず嫉妬してしまいました。
それから、ビジュアル面は完璧でした。この作品を「フォレスト ガンプ~」の世界観と比較する人もいると思いますが、私はまったく別物だと思います。セットの一つ一つに監督の美しさへのこだわりのようなものを感じ、2時間47分の上映時間ながらも飽きることなく観続ける事が出来ました。
それから、ストーリー展開も良かったです。ただ単にベンジャミンの物語を淡々と語っていくのではなく、年老いたデイジーと彼女の娘の視点からも描くことで物語に深みが増したように思えました。また、「レボリューショナリー ロード~」のように重くなりすぎなかったのも良かったです。
しかし、一つだけ大きな問題があるのも事実です。物語の中盤でベンジャミンの父親が現れ、実の母親がどうなったのかを本人に伝えるシーンがあるのですが、なぜベンジャミンはそれまで実の母親がどうなったのか不思議に思わなかったのでしょうか?しかも、育ての母が黒人だったら尚更です。
しかし、私はブラッド ピットとデビッド フィンチャー監督の新たな一面を発見できたことを凄く嬉しく思っています。本当に観てよかったです。
愛ですね~
不思議な映画でしたね~年齢が矛盾している主人公と破天荒な女性の恋愛映画です。こういう恋愛がしたいとかいう甘い映画とは違う映画でした。面白かったより切ない映画ですね~結婚20年とかベテラン夫婦向けかもしれません。まだこの映画を見るには早すぎたかもしれませんね。もう何十年してから見ると良くなるかも・・・家族よりも夫婦で見ると尚良い映画です。
時間は誰に対しても一方通行
時間は誰に対しても一方通行。ベンジャミンの運命故に、ベンジャミンとデイジーにとって<今>の瞬間の大切さがより重く感じられました。
映像は美しくて、20世紀の時の流れの中にこんな不思議もあるんじゃないかと思わせる雰囲気でした。
彼が「ただのベンジャミン」のままじゃなくて良かった。結ばれた縁は時を越えてまた姿を現すこともあります。
英語はあまり解らないんですが、ベンジャミンの声と話し方が素朴で誠実な感じが伝わりました。ブラッド・ピット、キレのいい役しか観たことなかったけど、凄く良かったです。
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